ソリティア(トランプ)

登録日:2011/10/29 Sat 03:17:10
更新日:2025/03/11 Tue 18:49:48
所要時間:約 4 分で読めます





カードゲームやボードゲームを使った遊び方(ルール)の一つで、1人でプレイするものの総称。
ここではトランプカードで行う物を説明する。
TCGでの一人遊びはこちらの記事で。

大抵のWindowsには
  • ソリティア
  • フリーセル
  • スパイダソリティア
がプリインストールされてある。初搭載されたのはWindows3.0。なんでも当時珍しかったマウス操作のお試しソフトを兼ねていたんだとか。
Windows8で一旦廃止され、その後Windowsストアで「Microsoft Solitaire Collection」をダウンロードする形となった。Windows10にて「Microsoft Solitaire Collection」が再びプリインストールされるように。
携帯アプリでも無料、あるいは低価格で配信してることが多い。


●クロンダイク
俗に言うソリティアのこと。Windowsの影響からこっちの呼ばれ方の方が有名かも。

右側の4つのセル(ホームセル)に色柄ごとにA→Kの順に片付けるのが目的。

山札の捲る枚数は1枚と3枚があり、1枚の方は簡単だか、3枚の方は引く順序を考えなければ引けなくなる事態が発生する為そこそこの難易度。

おまけに、そもそもクリア不可能な並べ方がいくつかあり、運ゲー要素がかなり強い。


●フリーセル
Windowsにプリインストールされているものはキングのアイコンでお馴染み。
目的はクロンダイクと同じだが、相違点は

  • ホームセルの他に左に4つのセルがあり、自由にカードを移動できる
  • 山札は無く、あらかじめ場札に全てのカードが表向きに並べられている
  • カードの移動は一枚ずつ。コンピューターのフリーセルでは複数枚まとめての移動が実装されていることが多いが、これは動かしたい山を一旦崩し空き枠に並べる→移動先に再びまとめるという操作をショートカットしたものである。そのため移動できる枚数はセル・場の空きによって変動する。

こっちも初期配置自体は運ゲー要素があるが、全ての絵柄と番号が分かるぶんクロンダイクの3枚捲りよりもこっちの方が成功率は高め。またwindows基準で登録番号が4桁以下(マイナスを除く)は全て解ける。5桁以降の中にはコンピュータにより不可能と検証された問題が数題存在。

Windows 95-XPまではイースターエッグが仕込んであり、このコマンドを実行するとどんな番号のゲームでも無理矢理勝つ或いは負けることが可能であった。


●スパイダソリティア
1.トランプを2組用意する
ジョーカーは使用しない為、全104枚


2.枠を10ヶ所用意する
□□□□□□□□□□

3.各列にカードを指定枚数裏向きにセットする。
4枠は6枚、6枠は5枚
6666555555

4.残りの50枚は10枚ずつに分けて5つの束にし、やはり裏向きに置いておく
6666555555

10×5


5.10枠のそれぞれの束の一番上のカードを表にする
5555444444
h9hKsAc7h6s4s4dQc8h7

10×5


h…ハート
d…ダイヤ
s…スペード
c…クラブ
これで準備は完了。


ルール

それぞれの数字のカードは、そのカードより一つ大きい数字のカードの上に重ねる事が出来る
例の場合ならばh6をc7やh7の上に置いたり、c7やh7をc8の上に重ねたり出来る

カードを移動した際に一番上のカードが伏せられていた場合はそのカードを表にする

5555344444
h9hKsAc7c2s4s4dQc8h7
    ┗━━━→h6
10×5

また、同じスートの連続するカードは一度に移動する事が出来る。例ならh6とh7をc8に移動する事が出来る。
ただし、h6をc7の上に重ねた場合はスートが違うので移動出来ない。
c7をc8に重ねたいならh6を置く前に移動するか、c7の上におかれたh6をh7の上へ移動し直す必要がある。

このようにカードを移動していき、同じスートがAからKまで13枚揃ったなら組札としてゲームから取り除かれる。
2セットのトランプを使用しているので、8セット揃えればクリア。

ただ、カードを移動していると、そのうちカードが動かせなくなる。
その場合は右下の10の束から各列にカードを1枚ずつ重ねる事が出来る。

また、その列のカードが全て取り除かれた枠にはどのカードも置ける。キングはここにしか移動出来ない。
どこかの枠が空いている時は10の束からカードをセット出来ない。

……といったのが概要。
使うスートの数を減らして難易度を下げたりする事も可能。初級は1スート、中級は2スート、上級は4スート。
ただし、このゲームはトランプの配置がランダム、所謂運ゲーの面もある。
配置上絶対にクリア出来ない事も多いので諦めが肝心。


●ピラミッド
その名の通り山の形に並べたカードを取り除いていくゲーム。上の三つとは少し毛色が異なる。Windowsでは先述のMicrosoft Solitaire Collectionから追加された。
使うのはトランプ1セット。場の最奥には「頂上」となる1枚が、その手前に2枚、そのまた手前に3枚……と7段目の7枚まで並べる。残りは手札。手札を順番にめくっていき、開示されている手札2枚と場の手前に何も重なっていないカードの中で和が13となるペア(J=11,Q=12,K=13。Kのみ単独で除去する)を取り除いていき、頂上のカードの除去を目指す。
Windows版では手札を3周するまでに頂上まで到達しないといけない。場のカードは全て開示されている(除去できない状態のカードは裏返すルールもあるが、Windowsでは未実装)ので、場の掃除に必要な数字を考え、場合によっては手札のカード同士で除去し必要なカードだけを残しながら進めよう。特に4枚とも場に出ている(=手札にはない)数字には相方の数字共々注意すべし。
なお、性質上クリア不可の盤面を作りやすい。Microsoft Solitaire Collectionでは回数制限付きで詰んだ場合にその問題を飛ばすことができる(トライピークスでも同様の機能あり)オプションがある他、スタークラブなどのお題(特定の数字を規定枚数除去、規定スコア達成など)をこなすモードではこの機能を前提とし、クリア不可の盤面で詰みまでに如何に目標達成に近づくかを迫る趣向の問題も用意されている。


●トライピークス
山を崩していくピラミッドと構図が似たゲーム。こちらもWindowsでは先述のMicrosoft Solitaire Collectionから追加された。4段の山3つが一番手前の端1枚が重なった状態で横に並んでいる(言葉での説明が難しいのでWindowsで閲覧しているそこのキミは自分でソリティアを立ち上げて確認してみよう)。残りが手札なのはピラミッドと同様。こちらは除去の条件が緩く、現在の手札1枚の数字±1のカードを除去できる(KとAは隣接しているものとし、手札がKならQとAを、手札がAならKと2を除去できる)。カードを除去するとその除去したカードが新たな手札となり、そのカードの数字±1のカードを更に除去できる。除去できるカードが続かなくなったら次の手札をめくってまた同じことを繰り返し、手札が無くなるまでに場のカードを全て取り除くことを目指す。
こちらはピラミッドと違い除去できる状態ではない場のカードは伏せられている。Windows版ではスコアが存在し、1枚除去するごとに増えていくが、手札をめくらずに場から回収したカードだけで除去を連続させると1枚当たりのスコアが2倍4倍とどんどん増えていく。巻き戻し機能もあるので、下のカードを適宜確認しながら出来る限り除去の連鎖をつなごう。


追記・修正はスパイダソリティアの上級をクリアしたことがある方のみお願いします。

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最終更新:2025年03月11日 18:49