登録日:2013/05/28 Tue 09:34:15
更新日:2025/03/04 Tue 14:52:48
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内子線とは、
愛媛県の新谷駅から内子駅を結ぶ、
JR四国の鉄道路線(地方交通線←ここ重要)である。
路線カラー・路線記号ともに、前後の予讃線と同じ
■オレンジと
U 。
内子線が運転区間に含まれる、特急「宇和海」
※撮影地は内子線内でない
●目次
概要
1920年(大正9年)に愛媛鉄道により建設され、1933年(昭和8年)に「愛媛線」として国有化。
当初は
予讃線(当時は予讃本線)の五郎駅から新谷駅を経て、内子駅を結ぶ盲腸線(支線)の役割として運行していた。
そのせいか、乗降人員も少なく国鉄末期の財政再建の為に赤字路線を整理・廃線にする第1次特定地方交通線の基準(輸送密度が4000人/日未満)を大きく下回る
500人/日以下だったせいで、廃線はもはや時間の問題であったはずだった……
しかし、台風上陸などによる運転見合わせ解消や時間短縮を目的として作られた予讃線の新線区間(当時の名称は『内山線』)が内子線と直結しており、また輸送密度が13倍以上の6700人/日まで跳ね上がることが見込まれて奇跡的に廃線回避を果たす。
これにより、正式に予讃線に組み込まれる予定だった……
が、地方交通線であるが故に幹線の予讃線に編入することができず、そのまま内子線としてしぶとく生き残る羽目になってしまった。
2025年現在、内子線区間だけを走る列車は一切無く、実質的には予讃線の新線区間と一体化している。
使用車両
全駅一覧
予讃線との境界駅だが、全列車が宇和島方面に直通。
旧線は隣の伊予大洲駅で乗り換え。
分岐点は伊予若宮信号場にある。
国道56号や民家があるので、それなりに乗る人はいる。
市の中心街から離れているせいで、利用客は少ない。
因みに旧五十崎駅は現行より東に1.6km離れた、現在の松山自動車道と国道56号の交差箇所付近に位置していた。
予讃線との境界駅で、こちらも全列車が松山・高松方面に直通。
内子線内唯一の特急停車駅&直営駅で、内子町の中心駅。しかも高架。
大正時代に建設された、現役の芝居小屋である内子座の最寄駅。
因みに旧内子駅は現行より北に500m程離れた、内子自治センターの場所に位置していた。
かつて存在した駅
正式には予讃線旧線の駅で、かつてはここから内子線が分岐していた。
路線切り替えにより分岐駅でなくなったが、旧内子線ホーム跡は今でも残っている。
かつて
兵庫県に存在した国鉄高砂線および
別府鉄道の野口駅から、この駅までの切符を買う野口五郎ファンもいたとか。
なお、五十崎・内子の両駅とも、旧線と現在のものでは割と離れている場所にあった。
追記・修正は旧内子線を知る人にお願いします。
最終更新:2025年03月04日 14:52