THE 地球防衛軍シリーズ

登録日:2010/07/24 Sat 10:45:41
更新日:2021/10/14 Thu 07:21:28
所要時間:約 12 分で読めます





EDFとは


Earth Defence Force


即ち、地球防衛軍の総称である




【概要】


サンドロット開発・D3パブリッシャー販売のアクションTPS。


地球を侵略に来た宇宙からの異星生物・異星メカの大軍を銃火器で撃退するゲーム。


数十のステージがあり、マップ内の敵を全て撃破したらステージクリア(一部例外蟻)
マップ内は自由に移動可能で、オブジェクトはほとんどが破壊可能


  • ひたすら巨大な昆虫やUFOを撃破していくという単純明快さ
  • 敵の大軍に囲まれた時のスリル、というか絶望
  • 大火力兵器で巨大なビルをバンバン壊せる爽快感(被害総額? 気にするな
  • B級映画や昭和の特撮のような雰囲気
  • コストパフォーマンスの高さ


等、アクションゲームの名作として評価が高い。


当初は低価格路線の闇鍋ことPS2のSIMPLE2000シリーズの一作品に過ぎなかった。
だがその完成度の高さから口コミで評判を得て、SIMPLEの中でも別格の人気を誇るようになった。
それと同時に、SIMPLEシリーズの方向性もB級映画方面に固まってしまった気もするが、何、気にすることはない。


なお当初の低価格は「ギガンティックドライブ」などの過去の製品から色々と使い回した結果実現した、いわば努力の成果である。
このため、ほぼすべてを新規に作成した3からはフルプライスになっている。


【シリーズ作品】


  • THE 地球防衛軍
機種:PS2
SIMPLE2000シリーズVol.31

シリーズ最初の作品。
2017年5月7日、パトロール中の主人公がインベーダーの襲撃に遭遇するところから物語は始まる。
設定的にはかなりハードな状況からのスタートであり、
  • アメリカ空軍、十二の主要基地壊滅
  • EDF極東本部、EDF欧州本部壊滅
  • たった数時間で人類は戦力の大半を喪失
という最悪の状況をたった1人ないし2人でひっくり返すこととなる。

ボリュームもあり間違いなく良作だが続編のせいで空気気味。


  • THE 地球防衛軍2
機種:PS2
SIMPLE2000シリーズVol.81

1の続編。2019年に再度インベーダーが攻めて来たというストーリー。
新たな操作キャラとしてペイルウィングが追加

さらに武器と敵の種類が増え、兵種、ステージ数は倍になった。つまり総ボリュームはただでさえ圧倒的だった前作の約4倍。どう考えても2100円のボリュームではない。7000円でも安いくらい。
しかしだいたい蜘蛛のせいで難易度も倍に。しかし、難易度は5段階あり、ライトユーザーにも配慮されている。
敵を倒したりミッションをクリアした時は超爽快。

未だにSIMPLE最高傑作として名高い神ゲー。


  • 地球防衛軍2portable
機種:PSP

地球防衛軍2をPSPへ移植しアドホックモードでの最大4人での協力プレイが可能
新武器も新種の巨大生物も追加され、そしてシリーズ最凶のミッションと名高い「魔軍」が追加された。


  • 地球防衛軍2portable V2
機種:PSVita

地球防衛軍2portableをPSVitaに移植したもの。遂に公式なオンラインマルチプレイが実現した。
エアレイダーとよく似た新兵科「エアレイド」が追加されている。


  • 地球防衛軍2 for Nintendo Switch
機種:Nintendo Switch

デジボク地球防衛軍を皮切りにスタートした、Switch版地球防衛軍シリーズ第2弾。
内容的にはほぼ2PV2のベタ移植だが、難易度勲章がEDF5方式になったりロードが爆速になったりと改善が図られている。
今作に限らずfor Nintendo Switchの公式略はFNSなので今作の略称はEDF2FNSである。
PVは2PV2版のPVをゆっくり音声でSwitch版に直したものになっている。フォーニンテンドースイッチー


  • THE地球防衛軍タクティクス
機種:PS2

まさかのシミュレーションゲームとなった作品。しかし……

端的に言うなら黒歴史。よほど訓練されたEDF隊員でもなければ存在すら知らない。


  • 地球防衛軍3
機種:Xbox360

ここからSIMPLE2000シリーズではなくなり、タイトルから「THE」がなくなった。
1のリメイクのような作品。それに伴い時代も2017年に戻った。
本作より世界観を一新、フォーリナーと呼ばれる侵略者との戦いを描く。
1や2と違って本部が壊滅しなかったおかげでNPCの隊員が登場し、一人ではなくチームで戦う。EDF! EDF!!


  • 地球防衛軍3portable
機種:PSVita

携帯機への移植作。一定の条件を満たせば「2」のペイルウィングを使用可能。
ステージや武器も追加され、3完全版と呼べる出来となった。


  • 地球防衛軍3 for Nintendo Switch
機種:Nintendo Switch

Switch版地球防衛軍シリーズ第3弾。2021年10月14日発売。
地球防衛軍2 for Nintendo Switchの内容から、こちらも3Pのベタ移植になるものと思われる。

前述の地球防衛軍2FNSのPVに対して ユーザーから多数の叱咤激励があったらしく
3FNSのPVについては岡島Pが直々に
「我々も大反省しまして気合を入れて作りました」
「もう文句の付けようがないんじゃないでしょうか。非の打ち所がないものを作りました」
と高らかに宣言してユーザーの意見を取り入れる姿勢を見せたのだった。
その入魂の3FNSのPVだが、3P時代のPVにゆっくり音声を被せた上で
For Nintendo Switchの部分 だけ
アニメを知らない一般人でも声を聞けば分かる超有名声優を集めて読ませた という力作である。
「やりました。我々は 言われた通り やりました」
その声優のギャラを開発費に回せ

  • EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON
機種:Xbox360、PS3、Steam

略称はEDF:IA。『4』ではなく、サンドロットの監修のもと、海外のスタジオが開発を行った。そのためか今までのEDFと毛色が結構違う。
舞台は日本ではなくアメリカとなり、自キャラや敵のデザインも日本の特撮というよりB級ハリウッド映画風である。
オンライン協力プレイ対応、4種類のアーマー、サバイバルモード、敵がある程度ランダムになるリミックスモード、ダッシュ移動など、意欲的な仕様が盛り込まれている。パッケージはどう見てもあの映画のオマージュである。
PC版も販売されている。
後述の「デジボク地球防衛軍」では主人公が本作と同じ声優で出演など破格の待遇を受けている。


  • 斬撃のレギンレイヴ
機種:Wii

販売元が任天堂になった番外編。
世界観が北欧神話をアレンジしたものとなっており、武器は光を飛ばしてぶった斬る剣や魔法を放つ杖などになっている。
EDF隊員がニヤリとするようなネタも多数存在。後半の絶望感もよく似ている。


  • 地球防衛軍4
機種:Xbox360、PS3

「3」から実に7年ぶりのリリースとなる。
舞台は3のエンディングから7年後、2025年の地球。再び襲来したフォーリナーと戦う。
兵科が4種類に増えたほか、オンライン協力プレイにも対応。オンライン専用ミッションも存在する。
協力プレイができる関係からか、主人公の呼称が「ストーム1」ではなく「ストームチーム」と部隊まるごと呼ばれるようになった。


  • 地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR
機種:PS4,Steam

地球防衛軍4をPS4に移植し調整を加えた作品。地球防衛軍4と比べると、
ミッションの大半はリニューアル、一部NPC味方兵科の装備の増加、味方NPCが操るビークルの登場、
一部兵科に特殊行動の追加、武器の調整、新しい敵の追加、映像、処理落ちの激減など大小様々な仕様変更・改善がなされており
4と同じミッションでもまったく内容が違うものがあったりする。
極め付けは巨大ロボvs巨大怪獣。小説版も出ている。

  • 地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR for Nintendo Switch
機種:Switch

3FNSに次いで発表された4.1のSwitch版。2022年発売予定。

  • 地球防衛軍4.1 WINGDIVER THE SHOOTER
機種:PS4

4.1の外伝作品。ジャンルは3Dシューティング。ウイングダイバーを操作して敵を撃ちまくる。


機種:PS4、Steam

再度世界観を一新し、異星文明イミグラントプライマーと戦う作品。
ようやく歩兵にダッシュ移動が実装され(EDF:IAから実に5年越しの逆輸入)、戦車・バイク・ヘリの3種のビークルもレンジャー用に戻った。
エルギヌスなど一部の敵は続投が確認されたが、最大の目玉は5作目にして遂に明確な敵としてコロニストやコスモノーツといった宇宙人が登場したことであろう。

ゲーム業界の移り変わりに伴い当初simpleシリーズの廉価作の一つとしてしか見られていなかった本シリーズはいつの間にか「コンシューマゲームの大作シリーズ」
の1つに数えられるようになっており、発売前の週刊ファミ通では5作目にして遂に表紙イラストを飾った。*1


  • EARTH DEFENCE FORCE IRON RAIN
機種:PS4、Steam

サンドロット制作ではない外伝作品。略称はEDF:IR。
INSECT ARMAGEDDON以来の海外展開を強く意識した内容だが制作は国内のメーカー(ユークス)によるもの。
レジスタンスという設定で人間側の敵が登場したり、一定時間パワーアップするオーバードライブが実装されたりとナンバリング作品とは一風違った試みがされている。
新兵科プロールライダーはワイヤーを使ってフィールドを立体的に機動することができ、オーバードライブ時には敵巨大生物を生物戦車として召喚できる。


  • まぁ~るい地球が四角くなった!?デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE:WORLD BROTHERS
機種:PS4、Switch

ユークス製の外伝作品第2弾。略称はEDF:WB。
マインクラフトを彷彿とさせるデジボク世界で、THE地球防衛軍~EDF:IRまでに登場した兵科と個性的なブラザーが集結して新たなる敵、ダークレジオンに立ち向かう。
勢ぞろいなのは味方だけでなく、ダークレジオンはインベーダー・フォーリナー・プライマー・ラヴェジャー・アグレッサーを率いているというすさまじい戦力の持ち主で、歴代主人公VS歴代侵略者の夢の対決というお祭り作品である。
ダークレジオンの圧倒的な戦力を前に守るべき地球が既にバラバラにされてしまっているという状況だけ聞くと既存シリーズ並みかそれ以上に絶望感を覚えそうだが、明るく前向きで逞しいブラザーによって、歴代EDFシリーズや特撮・アニメのパロディやオマージュをふんだんに交えたコミカルなノリで進行する。

歴代主人公兵科が使えると言いつつ、本当に過去作主人公と同一なのかどうなのか(恐らく意図的な仕様で)少しわかりかねる描写があるのだが、EDF:IAの主人公「ライトニング・アルファ」だけは本人設定・当時と同じ声優・数ミッションでメインキャラ扱いとなっており、実質的な後日談となっている。作中では終始イジられ倒してたが。
Switch対応となったことで任天堂ハードで初めて発売された地球防衛軍となり、その後のSwitch移植作の足がかりとなった作品。


  • 地球防衛軍6
機種:PS4、PS5(予定)

ナンバリング最新作にして5の続編。
5のラストで全世界の人口が1割に減り、文明と秩序が崩壊してから3年後。「絶望の未来に生きる」EDFを描く。
今まで出た情報では、破損したアーマーや銃をジャンクパーツで修理して使用しているコロニスト、一般人が銃を手に巨大生物に立ち向かう姿、修理できない下半身をトラックにされ半分自走砲と化したコンバットフレーム「ニクス」、新たな敵「アンドロイド」などが公開されている。
2021年末発売予定だったが残り3ヶ月の9月30日に2022年内予定に延期した。
「4」、「4.1」、「5」に続き通算4回目の延期となる。


【キャラクター】




  • エアレイド(2PV2、2FNSにて登場)

  • ストーム1(3、5にて登場)

  • ライトニング・アルファ(IA、WBにて登場)

  • レンジャー(4にて登場。陸戦兵に相当)

  • ウィングダイバー(4にて登場。ペイルウィングに相当)

  • エアレイダー(4にて登場)

  • フェンサー(4にて登場)

  • クローサー(IRにて登場)

  • ご当地EDF隊員「ブラザー」(WBにて登場)


プレイヤーは上記のキャラクターを操作して敵と戦う。


我ら地球防衛軍の本部。指令はここから出される。無能っぷりがやたらと目立つどころか、全国のEDF隊員の間では黒幕説も……


詳しくは当該項目を参照。全国のEDF隊員からはカルト的な人気を誇る。


  • 空軍
出たと思ったらやられる方々。3まではマップに登場せず、無線でその存在が知らされる。
2では連合空軍がマザーシップ撃墜に失敗、反撃に遭い壊滅。3ではEDF空軍が序盤にフルボッコと、散々な扱いである……
が、4ではどうにか制空権を維持し、特定のミッションやエアレイダーの要請に応じて空爆するなど存在感を増したが後半で壊滅。5は無敵の装甲を破るフーリガン砲の開発などで活躍が増えたが、やはり終盤に壊滅したようだ。


  • 姫川クスリテル、本田海人
D3パブリッシャーの地球防衛軍宣伝動画に登場する二人。
毎回新規隊員募集という体の販促を行うがその実態は清々しいまでの大本営発表であり、動画の最後では地球防衛軍の凄惨な戦況がバレてしまうのがお約束。
その実最初から最後までスターシップ・トゥルーパーズの作中ニュースのオマージュである。
地球防衛軍5で同映画シリーズとコラボもした。
地球防衛軍6のトレイラーによると5の戦闘で二人とも死亡してしまったようだ(本田の死因は自爆)。


【ビークル】


1作目からの登場。詳細は項目参照。戦車と呼ばれるがほとんど自走砲である。
4からはレールガンと機銃を装備したイプシロンや、男のロマンな重戦車タイタンも登場。5ではブラッカーという名前に。


  • ヘリ(バゼラート)
1作目からの登場。極悪な操作性とガラスの耐久力によって空爆時を除いてほぼネタ扱いされていたが、4で大幅な強化を受けた。5でエウロスと名前が変わり、耐久が更に上がった。
4からは対地ヘリのネレイド、チーム運用を前提としたブルートといった種類が増加。


  • バイク(SDL2)
1から登場しているエアーバイク。耐久力は紙だが圧倒的な速度が魅力で、逃げ撃ちに最適な乗り物。
2017年、しかも侵略者が来る前からこんな先進的なマシンを配備しているEDFとは……ぶっちゃけシリーズ最大のオーバーテクノロジーである。
1や2では乗ればクリアできるステージも多かったからか3では水中走行不可、4では普通のサイドカー式バイクに退化&操作性悪化し歴代最悪の性能に。
しかし5でサイドカーを撤去、操作性と耐久性が大きく向上し3までの使い勝手に戻った。


3から登場したバトルマシン。詳細は項目参照。
3で登場したBM01はパワーローダー的なフォルムだったが4ではほぼ完全な人型ロボットのBM03ベガルタへと進化した。
亜種として20mに大型化したバトルマシン、BMX01プロテウスがあるが4人で搭乗しないとその性能を発揮できない。
5では同じ役割の人型マシン、コンバットフレーム・ニクスが登場する。


  • 装甲車両
4.1から登場した、さまざまな用途に特化した戦闘車両。
兵員輸送車のグレイブ、救急車両のキャリバン、自走ロケット砲という名のミサイル車両のネグリングがある。


  • デプスクロウラー
4.1で登場した多脚マシン。蜘蛛型巨大生物を参考に開発されたようで強力な跳躍力と壁面への貼りつきを見せる。地下でも運用可能。


  • バラム
4.1で登場した全長50mの巨大ロボット。移動要塞X4を小型化した歩行要塞と呼ばれる。
巨大怪獣の再生能力を叩き潰すため、膨大な質量をぶつける…要は殴り合いに使用された。
5では巨大クレーン、ギガンティックアンローダー・バルガがその役割を担う。新たに攻撃手段として回転パンチが追加された。


  • EMC
5で登場した原子光線砲を搭載する巨大車両。外見はメーサータンク
元ネタ通り巨大怪獣への攻撃に使用された。接近戦は弱いが、遠距離なら極太ビームで大群もなぎ払える。あまり速くは無いものの4脚無限軌道のため走破性は最高クラス。


【敵キャラクター】


  • インベーダー(詳細はインベーダー参照)
  • フォーリナー(3、4に登場。詳細はインベーダー参照)
  • ラヴェジャー(EDF:IAに登場)
  • プライマー(5に登場)
  • アグレッサー(IRに登場)
  • ダークレジオン(WBに登場)


なお、3のラストミッションはMADネタによく使われる。スカウト4……




なお、2の攻略本はあるにはあるが、かなり薄く、ほとんどの内容は『凄まじい体力(陸戦兵で5万、ペイルウィングで3万)と強力な武器によるゴリ押し』といったところで、残念ながらあまり当てにはならない。

しかしながら非公式のキャラクター紹介ページは、僅か1ページでありながら異様な存在感を持つので、もし興味があるならそれを読むためだけに買ってもいいかもしれない。




追記・修正ウォォォォお願いします

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最終更新:2021年10月14日 07:21

*1 1作目がクロスレビューで低評価を受けていたことを思うと感慨深いものがある