新宿の狼(ゲーム)

登録日:2012/04/11(水) 02:15:11
更新日:2018/06/15 Fri 10:10:24
所要時間:約 5 分で読めます




「俺が法律だ!!」


新宿の狼とはスパイクが2009年2月12日に発売したプレイステーション2用アドベンチャーゲーム。

元々はカプコンが開発しており2006年11月にタイトルが発表され、画面写真やイメージイラストなどもかなりの数が公開されていたが、2007年6月8日に開発が中止。
その後に、スパイクがリニューアルして発売した。
カプコンでの開発中止の理由は「皆様のご期待に沿えるクオリティに達する見込みが立たなかった為」らしい。


実在の街である新宿を舞台に「新宿の狼」の異名を持つ一匹狼の刑事・三上英二が様々な事件を解決する。



内容としては、喧嘩番長2フルスロットルをベースに、龍が如く、GTA等のゲームがごっちゃになったような感じ。

ストーリーは真面目な刑事ドラマのようにハードボイルドで濃密な内容であるため、意外に引き込まれる。


しかし、このゲームは、
2009年に発売されたにも関わらず、PS1並の荒いグラフィック
お世辞にも、良いとはいえない操作性。
ロード99%詐欺。
キャラクターのモーションがおかしい等、色々とプレイヤーの首を傾げる要素がちらほら見かける。


と、色々と残念だった新宿の狼。
某大丈夫じゃないゲーム雑誌の点数も散々だった。


だが、クソゲー判定をするのは少し待ってほしい。

上記の点に目をつむって、このゲームについて触れてみよう。

え、嫌? 拒否権は無いぜ。なぜなら…



俺が法律だ!



☆システム

ミョ〜に親切。
ムービーにポーズ、台詞送り、ムービースキップ搭載(しかも、ムービー中に対応ボタンが表示されていたりとこれまた親切)。
親切すぎてイラッ☆とくるチュートリアル(内容は主人公の後輩を実験台に攻撃、射撃、逮捕等をするもの)。
難易度設定でゲームが苦手な人への配慮。
タクシーの乗車によりマップ移動も楽々…等、プレイヤーに親切な要素がそこかしこに見受けられる。


☆やり込み

これまたミョ〜に豊富。
いくつかの格闘スタイルを選択、育成が可能で、自分好みの戦術が選べたりできる。(肝心の戦闘はそれなりの出来だけれども)

刑事伝説、バッティングセンターやクライムイベント等。

ヤクザ壊滅や治安を正したり、刑事としてのプレイスタイルもしっかり搭載されている。


☆ストーリー

甘く見てると引き込まれる
かなり真面目な刑事ドラマ。
普段興味が無かったサスペンスドラマを観ていたら、つい最後まで観てしまった…そんな感覚を味あわせてくれる。

後半のシリアス+鬱展開は見物。しかもマルチエンディング。

☆バカ要素
スパイク、新宿の狼の真髄。
例をあげるとキリが無い。


  • 市民を言い掛かりをつけて逮捕。

  • 爆発等で巻き添えを受け、ダウンした関係の無い市民を逮捕。

  • 素手で破壊可能な車。

  • 新宿でバカボンのお巡りさんの如く銃乱射可能。

  • 銃を撃つ主人公が完全に悪役。「(゚∀゚)ワッハッハッハッハッ」

  • 挙げ句の果てに新宿でバズーカ発射。

  • 車強奪可能。

  • 当然のように横領、殺人等の前科を持ってフラフラしている一般市民(勿論軽い罪の人もいるが)。

  • 俺法システムの存在。ダウンした市民を逮捕する代わりに発動できる。

留置所に送る豚箱、罰金(という名の賄賂)を命ずる罰金、罪を許してアイテムを頂戴する無罪がある。

  • 説明書に↑の罰金が主な収入源と書かれている。

  • 留置所で犯人を自白させるミニゲームがあるのだが、単なる不正解にとどまらない、全く関係無いワードがあったり、新宿の狼を褒めるワードがあったりする。

  • ↑しかも、その関係無いワードを完成させたほうが報酬が高い。


  • アイテムが変。雑貨店に普通に最高峰防弾チョッキが販売されてたり、無敵アイテムがヤバそうな注射だったり、アイテム説明が脱力ものだったりと様々。


…とはいえ、なんでも自由な訳では無く、一般市民に迷惑をかけると、始末書が増えていく。
当然ながら、その迷惑度合いが強い程、始末書は一気に増える。
始末書の蓄積量によりペナルティがつく(逆にいえば、ペナルティを受けるまでは、市民を誤認逮捕しようが、俺法で裁こうが、射殺しようが、車で跳ね飛ばそうが、バズーカで狙撃しようが大丈夫。)。

50枚でタクシーが利用出来なくなり、100枚目で自分が容疑者となり、警察から逃げ回る逃走モードに移行する。

逃走モードもはちゃめちゃ。
警官が無限に沸いたり、銃やバズーカが新宿で火を吹いたり、捕まえに来た警官を自分が逆に逮捕できたりと、色々カオス。

逃げ切ると特別エンディングになり、報酬として格闘スタイル開禁。


一般受けしにくいものの、バカゲー好きのプレイヤーからはそれなりに評価されており、「グラフィックは駄目だけど、中身が詰まった」作品となっている。


バカゲー好きなら、チェックしてみてはいかがだろうか。



☆小ネタ

2週目プレイのストーリーの途中、「ラーメン、つけ麺、僕イケメ〜ン!!」で有名なあいつが登場する。しかもタイマンバトル。

実在の有名人と戦えるゲームというのは珍しい部類に入るだろう。

「追記・修正をしろ? ……ハッ、何故あなたに指図されなきゃいけないんです。」
「黙って追記・修正をしな。なぜなら…」



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