満月が盗まれるのを阻止せんとフルムーンたちを追うデデデは、月見団子が供えられてある部屋へと入っていったフルムーンたちを取っ捕まえようと部屋に突入するが、時既に遅くフルムーンたちは城の外へと逃げ去った後だった。
ところが窓から映る満月は何の問題もなく空に浮かんでおり、代わりに供えられていた月見団子が一つ残らず無くなっていた。
困惑するデデデを前にフルムーンたちは満月をバックにデデデ城を去っていった。
「まんじゅうはいただいたのだ!」
「オ・ヴォワール!」
フルムーンたちが去った後も未だに状況が飲み込めないデデデの許にテレビで写し出された予告状を見て何かを察してデデデ城へ赴いたバウファイターがやってきて予告状を見せてほしいと頼むバウにその予告状を見せ、フルムーンの目的にいち早く気付いたかのような素振りでデデデにフルムーンの目的を明かす。
それは…
まんげつを
いただくのだ
↓
まんじゅうを
いただくのだ
実はフルムーンが盗もうとしたのは満月ではなく、供えられている月見団子=饅頭だったのだ!
フルムーンはタックと一緒にデデデ城から盗み出した月見団子を美味しそうに頬張りながらデデデ城を後にし、まんまとフルムーンに一本喰らわされ、いつか捕縛することを誓うデデデを尻目に読者のみんなに「字はきちんとキレイに書こうね」と忠告するバウの1コマでストーリーのオチを締めくくった。
そして、
怪盗フルムーンの正体がカービィであることなんざ、
誰一人知る由もなかった…。
あと予告状の字が汚かったのはカービィが単純に字を書くのが下手だったのか、
はたまたデデデたちの注意を逸らすために敢えて汚く書いたのかも分からず仕舞いに終わった