デストロイヤードム

登録日:2025/10/06 Mon 20:54:59
更新日:2025/10/06 Mon 23:07:00NEW!
所要時間約 5 分で読めるドム




デストロイヤードムとは、アニメ『SDガンダムフォース』に登場するキャラクター。
CV:松本大(ザコソルジャーや野歩士(ノブッシ)、ザコブッシなど多数のモブの声も兼任)

概要

数多の次元を侵略する組織・ダークアクシズに所属するネオトピア侵攻部隊司令・コマンダーサザビー配下の三人の部隊長の一人で、作戦の失敗続きのザッパーザクグラップラーグフの増援として登場した第3の刺客。
部隊長を示す角(ブレードアンテナ)に入っているマーカーの数は3本。

モチーフ機体は言わずもがな、『機動戦士ガンダム』のドム
ちなみに何気に原典では珍しい角付きのドムである。

人物像


「コ…コマンダー…、アイツはちょっと待たれた方が…」
「確かに…火力は3人の中でも最高なんですが、アイツとは…」

「お久し~!」

グラップラーグフ曰く「火力は3人の中でも最高」とのことだが、一言で表すのなら、超絶アホの子!

基本的に無口で「ターゲット、○○!」「武器、武器!」「○○すべし!」などほとんど形容詞を付けない片言なセリフや簡単な単語しか喋らないが、下記の武器が絡むと若干会話が流暢になり、口調も少々オネェになる。早い話が好みのジャンルには饒舌になるタイプ。
また、喋る時はザコソルジャーのように語尾に「~ドム」を付けて話す。

また、三人の中では知能が最も低く、単純な理由に任せて突撃したり味方がいるにもかかわらず無差別攻撃を行うなど計画性はほとんど皆無に等しく、ザッパーザクからは「アイツに作戦指揮を任せんのが間違いなんだよな~…」と問題視されて全く当てにされておらず、漫画版では一桁の計算もろくにできず*1、スフィンクスロボが出題したなぞなぞ*2に大雑把な解答(ザコソルジャーたちを爆撃してそれを答えにする)を出すなど彼のバカっぷりが掘り下げられている。

普段は愚鈍な暢気者だが、意外と粗暴な側面も持ち合わせており、一度ブチキレると武器を手に見境無く爆撃の嵐を展開して暴走しまくる。こうなったら理性がほとんど利かなくなって手がつけられない。

こんなんなのでザッパーとグフからは激しく敬遠されており、初登場回で彼と共に出撃するようコマンダーから指示を出された際は「アイツはちょっと待たれた方が…」「アイツとは以前(ラクロア侵攻作戦時)、作戦中に問題を起こした経緯がある!」と懇願・直訴するほどに彼と関わることを猛烈に嫌がっていた。だが、これまた困ったことに当の本人はそんなことに自覚どころか全く理解してないってんだから余計に質が悪い。

戦闘能力

このように悪い意味でめんどくさい気性の持ち主である彼だが、ウェポンマスターという通り名で呼ばれるほど武器の扱いに長けた武器マニアで、後ろに山ほどの武器を積んだ武装ホバークラフト・ギャロップタンクを牽引している。
バズーカやギャロップ内の武器以外にもゼロのヴァトラスソードを奪って使用したことも。
3人の部隊長の中では戦闘能力がトップクラスで、特にバズーカなどの重火器による高火力に物を言わせた銃撃はグフからお墨付きを貰うほど。

その反面、手元に武器がないと強烈な手持ち無沙汰に苛まれてパニックに陥り、「武器いいぃぃぃっっ!!俺様の…武器いいいいぃぃぃぃぃぃっっっ!!!!」と叫びながら暴れまわる重症レベルの武器依存症
こういった面もザッパーたちから敬遠される点の一つとして数えられている他、ザコたちがギャロップの中の武器をドムの許可無く全部処分した際はブチキレて空の彼方へと殴り飛ばした上で武器の収集を命じている。

コマンダーがキャプテンに倒され、ザッパーたちと共にS.D.G.に身柄を拿捕された後はギャロップ諸々の武器を没収され、手元が寂しい日々を送る羽目に遇うが、これが却っていい薬になったのか武器無しでも暴れまわることがなくなるなどある程度依存症を克服しているが、それでも手に何かしらの物を持ってははしゃぐなど手持ち無沙汰だけはどうしても治らない模様。

武器・装備

  • DTバズーカ
「撃つべし!」

デストロイヤードムが最も愛用するロケットランチャー。一部資料や書籍によってはドムバズーカとも表記される。
キャプテンのライトシールドを右腕ごと粉砕するほどの威力を誇るが、キャプテン曰く「標準が外れている」とのことで、実際弾丸が標的とは全く違う方向に飛んでいっており、ドム本人も「えっ、ウソッ!?」と驚いていた。
モチーフはジャイアントバズ。頭のDTはドム・トローペンの英語読みの頭文字「DOM TROPEN」から来ている。

  • ツインメガキャノン
「ちょっとだけよ~ん♡」

胸部に内蔵されている2門のメガ粒子砲。

  • ダッシュローラー
脚部に装備されている、踵全体がローラーと一体となった熱核ジェットエンジン。
普段は横向きになっており、原典同様にホバー走行を可能としている他、縦向きに展開することで更なる高速走行が可能。

  • 飛行ユニット/水中ユニット
コマンダーがダークアクシズ要塞から取り寄せたオプションユニット。
詳細はザッパーザクの項目を参照。

  • オペレーション・ジェノサイド

「めんどくさい…💢、こうなったら…」

「ギャロップで───い!!」

「わーっ!待て待て待て待てっっっ!!!💦」

ギャロップタンク上部の機銃とメガ粒子砲を起動させ、周囲を敵味方関係無く掃射する。

  • ファイナル・オペレーション
ギャロップタンクに収納されている無数の重火器を一斉に発射する。

  • オペレーション・アタック
ドリルタンクモードに変形したギャロップタンクで突進を仕掛ける。

  • オペレーション・ファイヤー

「ターゲット、ロックオン!」
「へ…?ターゲットって……」

両腕に抱えた4丁のミサイルランチャーを一斉に発射する。

  • ダークストリーム・ファイナルヘルカタストロフ
上記のツインメガキャノンに加え、ザッパーザクのファイナルメガキャノンとグラップラーグフのGHミサイルを一斉に放つ三位一体技。

余談

上記で記述したようにモチーフ機体はドムだが、顔のダクトや胸部、脚部の形状から『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するドム・トローペンをモチーフにしており、また声を演じた松本は『機動戦士ガンダム 特別版』でドムのパイロットであるオルテガの声もやっていた。そして、そんなドムも初登場回でオルテガの相棒であるガイアと同じく踏み台にされた。

立体物

立体物ではSDフレクションが発売。
DTバズーカをはじめ、シュツルム・ファウストやグレネード、チェインソード、ヒートホーク、ビームカノン、グラッパーなどの多数の武器が一通り付属し体に備えられてあるマウントラッチに接続が可能で、さらに海外発売版は通常版に加え、武器にビームサーベルとギャロップタンクも追加したセット版がプロフェッサーガーベラやジェネラルジオングを差し置いてフレクションシリーズのトリとして発売された。

一方で、ザッパーとグフと違って残念ながら低価格プラモは発売されることはなかった。


「追記・修正!」
フリーズ
「失敗…」

「追記・修正!」
フリーズ
「失敗…」

「追記・修正!」
フリーズ
「……もう怒った!💢」
「オペレーション・荒らし、ファイヤアァァッ!!」

「「バカスカ荒らしたらアク禁されるだろうが───ッ!!」」

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最終更新:2025年10月06日 23:07

*1 例:1+1=3、3+2=9。すでに間違ってるザコ

*2 朝は四本足、昼は二本足、夜は二本足。答えは人間。ロボットの我々には分かんないザコ…byザコソルジャー