森のクマさん(FFT)

登録日:2025/10/07(tue) 01:51:36
更新日:2025/10/07 Tue 03:46:56NEW!
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へっへっへー、俺を昨日までの俺と思うなよォ
しかたねぇんだ、本能なんだからよォ、
のこのこ会いに来たおめェが悪いのよォ
俺は昨日の俺とも違う上に普通のクマとも違うんでェ、ひひひ、
人間とも●っちゃうんだよォ、
もう見境なんてアウトオブ眼中(死語)なんだァ
日本語おかしいのはクマだからさァ

――クマさんの妄想日記より抜粋




森のクマさんは、日本のゲームFINAL FANTASY TACTICS』の登場人物。




概要

名前の通り、人間ではなくクマのキャラクター。
普段は心優しい性格だが、所詮はクマなのかキレると闘争本能をむき出しにして辺りにいる人間を皆殺しにしてしまう危険な一面を持つ。
また、教会でお祈りをするという信心深さを持つ。

ゲーム開発当初は『FFT』の主人公になるはずだったキャラであり、彼を主役にしたファミリーアドベンチャーになる予定だったという。
つまり製品版におけるラムザ・ベオルブのプロトタイプとも言える(ラムザの妹アルマのプロトタイプともされる)。


予定されていたストーリー


冬眠から目覚めたクマさんが教会で祈りを捧げるシーンからゲームはスタート。
目覚めたてのクマさんは食欲も旺盛であり、襲撃してきた敵を持ち前の野生力で迎え撃つ。恐らくは敵を捕食したと思われる。

ある日、人間の彼女と共にお城の舞踏会へ参加しようとするがイジワルな警備隊長に見つかり石を投げられなじられてしまう。
それに怒り闘争本能に火がついたクマさんは辺りの人間をバッタバッタとなぎ倒していくが、気がついた時には人間の彼女をも殺していた。
クマさんは泣きながら血のワルツを踊った。

その後、新たな彼女を迎えて毛皮骨肉店までデートをしに来たクマさん。
しかし、そこで彼女の悲鳴を聞きつける。
そこには生き別れた弟クマの毛皮があった。それを見てしまった事で復讐本能に火が付いてしまい、恐らくは…。

そして本来の野生に目覚めたクマさんは周りの人間を襲い始める。
クマさんが通った後には草も生えない不毛の地。
様々な謎と絶望を残して第一部は終了するが第二部以降の内容は2025年現在も未だに明かされていない。




追記・修正はクマさんの怒りを鎮めてからお願いします。























































   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y    Y  *









真実




…という体でサウンドテストモードの作曲者コメントで語られている謎のキャラクターである。
当然、FFTの初期主人公はクマさんではない

しかし、一周回ってみると


…と、『FFT』本編に妙に一致している場面もなくはない。気のせいだって?そうかも――

また、BGMのタイトルにそれなりに使われていたりと小話以外でも妙に印象に残るキャラクターでもある。


余談


  • 『FFT』の作曲者の1人である崎元仁氏によると本来はもう少し真面目なコメントにするつもりが同じく作曲者である三井ゆき子氏のコメントが呼び水になり収拾が付かなくなったとの事。本当か?
  • 何故か本家Wikipediaにおいても劇中劇の人物扱いとして記述が書かれている。何考えてるんだ追記した人たち
  • サウンドテストモードでは何故か各曲のタイトルがかなりぶっ飛んだセンスをしているのが特徴。1曲目からして「大名行列斬捨御免」である。
  • また、サウンドテスト機能はオウガバトルサーガの伝統の隠しモードでもあり、ぶっ壊れたコメントや曲名などもそちらからの由来である。
    残念ながら(?)『オウガバトル64』からは松野泰己氏及び崎元仁氏が当時旧スクウェアに在籍していた影響なのか、モード自体は搭載されながらもコメントは無くなってしまっている。ついでに各曲名も無難なものになっている。任天堂に怒られたのかは不明。
  • リマスター版であるイヴァリースクロニクルズにはサウンドテスト自体は収録されているがコメントは軒並み削除されている。三井ゆき子氏が目黒駅でAV女優にスカウトされたという裏話が引っかかったのだろうか


追記・修正はサウンドテストを聴きながらでも構いません。

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最終更新:2025年10月07日 03:46