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ルクレツィア・クレシェント

登録日：2010/02/05 Fri 21:05:23
更新日：2024/04/14 Sun 23:42:09
所要時間：約 4 分で読めます



FINAL FANTASY Ⅶの登場人物。

年齢：不明
職業：神羅カンパニー科学部門・A級研究員
身長：163cm
体重：不明
生年：7/22
血液：B型
出身：不明
声優：夏樹リオ



星の命の循環を研究していた、美しい女科学者。
後にジェノバ・プロジェクトにも関わる。




【以下ネタバレ注意】




実はセフィロスの実母。

元はヴィンセントの父グリモア博士の助手。
「星の命の循環」をテーマに、当時は眉唾物の存在だったカオスやオメガ、エンシェントマテリアについて既に研究を始めていた。

快活で聡明な女性だが「学会の連中を見返す」と研究を急ぎすぎるきらいがあり、それが原因でグリモアを死なせてしまう。
グリモアに対して恋慕の情を抱いていた彼女は、それを期に一時研究をストップ。
ちょうどその時期にジェノバ・プロジェクトが始動した事もあり、以降はそちらに従事する事になる。

そんな中、護衛として派遣されてきたヴィンセントに出会い、親しくなる。
が、彼の父グリモアを死なせてしまった罪悪感から次第に距離を取り始め、ヴィンセントからのプロポーズも断っている。

そして逃げるように宝条からの求婚を受け、結婚。
後に自分自身と、宝条との間に身ごもった息子セフィロスを「古代種再生」の名目の下に捧げた。

実験そのものは胎児のセフィロスに純度の高いジェノバ細胞を注入するというものだったが、胎児に埋め込まれたジェノバ細胞は母体であるルクレツィアにも作用し、次第に心身に変調をきたし始める。

そんな彼女を見たヴィンセントは宝条に詰め寄り、逆上した宝条に撃たれた挙句モンスター化実験の被験者として扱われてしまう。
この時、宝条にかなり食ってかかった事から夫婦とはいえ宝条との仲は決して良好ではない事がうかがえる。

モンスター化実験を受けたヴィンセントは、無理な実験がたたって崩壊寸前の仮死状態となってしまう。
そんな彼を救う為、ルクレツィアは再びカオスの研究に着手。
「命を纏める」というカオスの特性を利用し、ヴィンセントの命を繋ぎ止める事に成功する。
だが、ジェノバ細胞に冒された上に、生後間もない息子セフィロスを宝条に奪われた彼女の心身は限界だった。
カオス制御の鍵であるエンシェントマテリアをヴィンセントの体内に埋め込んだ後、彼女は失踪してしまう。

以降は不老の身体を抱えて山中の祠にこもり、水晶に己の身を封印した状態でいる。その精神は既に壊れてしまっており、その中でもヴィンセントやセフィロスの身を案じ続けている。



ぶっちゃけFF7における元凶の一角。
恋多き女性ゆえ、FF三大（場合によっては四大）悪女のひとりに数えられる事も多々ある。

……もっとも、ガスト博士が勘違いしちゃってる以上、彼女が被験者にならずとも別の人間がセフィロスを生み出したかもしれないが。
少なくとも、ヴィンセントの運命を変えた事は間違いない。


DCFF7で語られる通り、自らの意識がジェノバに食われる寸前までヴィンセントの身を案じていた。
が、宝条の発言も中々的を射ており、ヴィンセントを使って自らの理論を実証する欲求があった事も確かである。

ヴィンセントがそれを知るのはかなり後の事になるが、それでも彼は「私はまだ生きている」と彼女に礼を告げている。
ヴィンセントの一途さが良く表れたエピソードである。


事あるごとに「ま、どうでもいいんですけど」と呟くクセがある。
この口癖はSNDにてルクレツィアの記憶と感情を引き継いだシェルクにも伝染った。


宝条にセフィロスが全く似ていない事から、恐らくセフィロスはルクレツィア似と思われる。
ホント、母さん美人で良かったな……
セフィロスには母親と思われてないけど。


とりあえず、いかに逃避とは言え宝条なんぞと結婚した事から男を見る目がない事は確実。
いや、ヴィンセントはいい漢ですけどね？


余談

FF7発売当時は宝条に一途でヴィンセントをフっただけで、愛した男である宝条の狂気に翻弄された悲劇のキャラと思われていたのだが……

DCでヴィンセントの親父であるグリモア・バレンタインに惚れていた事が発覚
↓
実はヴィンセントに惚れていたが、グリモアを死なせた罪悪感から彼の想いを拒否
↓
逃げる様に宝条とくっつく
↓
その後もセフィロス関連でやらかした挙げ句、ヴィンセントへの想いを捨てきれずにカオス関連でも色々とやらかす
↓
ユーザーからも「あれ？ こいつがFF7の色んな悲劇の全ての元凶じゃね？」と思われる
↓
ヴィンセントとの精神世界での会話で「ごめんねー」と妙に明るい調子で言ってユーザーの顰蹙を買う。
（当人の精神は崩壊した状態でも尚ヴィンセントに罪悪感を抱いており、それでも冗談めかして気丈に振る舞おうとして声が上ずっているのだが、
逆にそれがおちょくってるように聞こえる、という層が割と居た）

上記のコンボで見事にスクウェア三大悪女の新メンバー入りを果たしてしまった


  • エアガイツではヴィンセントの技の中に「ルクレツィアリグレット」なんてものがあったりする。


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