タケノコメバル(魚類)

登録日:2010/03/29 Mon 14:43:53
更新日:2025/01/07 Tue 17:37:18
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カサゴ目 フサカサゴ科 メバル属

和名タケノコメバル(筍眼張・ベッコウゾイ)

学名Sebastes oblongus Gunther

タケノコメバルは名前の通りメバルの仲間で、日本各地の沿岸の浅い岩礁域に生息地し、漁獲対象よりは釣りの対象としてしられている魚。

見た目は文字通りメバルのような見た目で、カサゴ等の根魚のようにヒレがトゲトゲしている。しかし毒は一切持ってないので安心していい。
カサゴやソイと見分けが付きにくいが、
タケノコメバルは全身に黒い斑点が沢山あり、額に小さなトゲが無い(カサゴにはある)、目の後ろに黒い線がある、上記の魚より細長くスマート
という辺りで見分けは可能。体の色は黄色がかっていることが多いが、生息地によって若干の変化はある為、色だけで判断すると間違える可能性もあるので注意。それでもある程度の判別材料にはなるが。

成魚の平均全長は20~30cm程度だが、40cm以上の大型にまで成長する個体も珍しくないと言われる。(と言っても棲息している環境に左右はされるが)

食性は魚類、甲殻類、多毛類と割と何でも食べる肉食性の魚で、エサ釣りだけでなくルアーでもヒットしやすい為釣り易い。

初夏から秋にかけてよく釣れる。
また冬から春にかけては産卵時期に入る為、エサをよく食べるので大型化しやすい。
ちなみにタケノコメバルもメバルと同じで、体内で受精して卵を孵化させ、小魚の状態まで育てて産み落とす「卵胎生」である。
その為、釣り上げた個体のお腹に子供がいた場合は極力リリースしてあげたほうが無難であり、ある意味マナーでもある。

いわゆる普通のメバルより大型で防波堤等から手軽に釣れ、50cmクラスの個体も狙える可能性もあることからライトロックフィッシュのターゲットとして釣り人の間で人気の魚でもある。
ちなみに、ライトロックフィッシュとはカサゴやメバル等の根魚をブラックバス釣り用の釣り竿でルアーを使って釣る手法のこと。用意するものも少なく安価で、さらに漁港や防波堤で行えることから初心者にも始めやすいとされている。
メバリングブームで名が知られたが、東北地方では割と一般的な魚らしい、

ただ、全国では見分けがちょっと難しいことからそれ程メジャーでは無い。単純に釣れてたとしてもカサゴや普通のメバルと間違えている可能性もあるが。

名前の由来はおそらく体の模様がの皮の模様に似ているからと考えられる。
見た目はメバルに似ていて、味もメバルと似て透明感のある白身で刺身や煮付けで食べると美味。


筆者の地元ではバカみたいに大きなメバルで、バカメバルとも呼ばれる


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最終更新:2025年01月07日 17:37
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