アットウィキロゴ

神田強(龍が如く)

登録日:2012/02/19 Sun 18:17:29
更新日:2026/08/20 Thu 12:52:02
所要時間:約 5 分で読めます






そんなに桐生に跡目渡したいっちゅうんやったら…いっそのこと俺が桐生の首取ったるわ!







神田 強(かんだ つよし)とは、『龍が如く』の登場人物。
声は当時のお笑い芸人、宮迫博之が担当。『ONLINE』では諸事情(後述)により声優の武虎が担当。



【人物】

東城会若頭補佐であり直系団体、錦山組三代目組長。

『2』における東城会と近江連合の抗争の終結後、二代目組長新藤浩二を失った錦山組を継ぐ。
ちなみに強姦罪で刑務所に服役していたため桐生とは面識はない。

(つよし)」という名前と大柄な体格にスキンヘッドという、見るからに威圧的な風貌に違わず、典型的な脳筋・体育会系で、部下は疎か目上の人物にもケンカを吹っかけようとするなど、性格は極めて短気で粗暴。
直系組長の中でも徹底した武闘派路線を貫き、弱体化した神室町全体のシマを飲み込もうとしている。
性欲もとにかく強いことからソープにも頻繁に通っているが、前述の経歴や後述するが『3極』での八つ当たりの結果などから女性に対するリスペクトも全く持っていない。
こんな性格なので峯を除いた錦山組の部下達からも慕われていないらしく、程度の差はあれど内心から神田を慕っているような部下は見当たらない*1

また、直系団体白峯会の会長、峯義孝を極道の世界に引き入れたのも神田であり、峯の兄貴分とも言える。
しかし神田はそれを良いことに、財力豊富な峯から度々金をたかっており、峯には疎まれている。
もっとも、峯からすれば極道の世界に入るために口利き出来る人物であればぶっちゃけ誰でも良かったので、恩もクソもないのだが。
一応神田としては、本編以前の頃にはソープの無料券を渡したり(神田の性格を考えると最大限のプレゼントである)、峯に感謝や絶賛の言葉を送る時もあるなど、一定の情は持っていたようである。
当初は峯も時折見える神田の不器用な気遣いに道具以上の感情を見出し始めたこともあったが、一度彼を裏切ったことから結局は峯との関係は拗れて素直な義兄弟と呼べる関係ではなくなってしまった。

救いようがないほど性根が粗暴で腐っていると言っても過言ではない一方、本編以前の『3外伝』では多少の良心や策略を練る頭脳は持っていたような描写も見られる。
峯と出会っても間もない頃はそれなりに峯のアドバイスや忠告をちゃんと聞き入れたり、東城会の組との関係性を気にする配慮や自身の性格を客観視したような発言など、神田なりに知恵を使っていたと思われる一面を見せていた。
ところが峯との出会いによる不相応な成功で本来持っていた金欲や権力欲が増大したことで更に人格を歪めたらしく、更に峯にも内心で見限られて独立を許したことによってアドバイザー役を失ったからなのか、本編時点では外伝で時折見られた僅かな良心や人情は殆ど見られない。
そういう意味では、峯の道具として神田も不相応な権力や金を持つように誘導させられたという部分では、ある意味峯の被害者ではあるのかもしれない。

丸々と太った体躯とスキンヘッドが特徴。
いつも裸の上半身にそのまま背広を着ており、背中から胸にかけておたふくと天女の刺青が彫られている。

錦山組には錦山が組長だった時代から所属している古株だが、その頃は鉄砲玉にもならないと言われるほど取るに足らない存在だった。しかし、知り合いであった峯を極道の世界へ引き入れ、多大な利益に貢献したことから現在の地位を得た。





【活躍】

『龍が如く3』で新幹部として登場。
初登場シーンは、事務所の奥の部屋でなにやらギシアンしていたり、組員達に一人ずつビンタをかまして活を入れたり、東城会の跡目を狙って戦争起こす気満々だったりと、いかにもこれから何かやらかしそうなキャラクターとして現れる。

初代組長の錦山、二代目の新藤が桐生に倒されている事で錦山組のメンツが潰されたと思い込んでおり、桐生を錦山組の敵として憎んでいる。(実際のところ、錦山は自身が起こした過ちのケジメをつけるために自ら命を落とし、新藤は私利私欲で組を滅茶苦茶にしたことに激昂した大吾に倒されている。)
その事から幹部会では、何者かに銃撃され意識不明の重体、更に入院先はトップシークレットとされる大吾の埋め合わせとして東城会に桐生を呼び戻す事に猛反対。
議題の内容を組の立て直しから跡目の話に無理矢理替えて、自分が桐生の首をとって東城会のトップに立つと宣言する。

この時ばかりは、東城会若頭の柏木さんも「何言ってんだこいつ…」と思っただろう。



そして神田は戦争の準備として錦山組若頭の長谷部に、神室町のホストクラブ『スターダスト』を拠点として買収するよう命じる。

しかし丁度その時、桐生が神室町に戻ってくる。
そしてスターダストの騒ぎを聞きつけた桐生によって長谷部は叩きのめされたのだった。

そのすぐ後に、ミレニアムタワー襲撃事件によって柏木さんが犠牲になる。
この事件の犯人を探す桐生はホテル『赤レンガ』に居た神田に接触する。

しかしいきなり現れた桐生に焦った神田は部下を呼び出して逃走。
スイートルームに追い詰められた神田はプールに身を隠し、桐生に不意打ちをかけて直接対決を挑む。
この時の神田は通称海坊主と呼ばれている。






ちなみにバトルが始まってみると、ムービーと異なり、このプールの深さが足首位までしかない事が判明。
神田は一体どうやって体全身を沈めて身を隠したのか…?

桐生に挑みかかった神田だったが、その実力差は歴然。
神田は桐生に敗北した。


『極3』では更にエピソードが追加されている。
桐生に敗北した事で頭に血が上っていた神田は、いつもより気合を入れてギシアンをしていたが
それが行き過ぎてしまった結果、何と相手の女性を殺害してしまった。
そして全組員に対して桐生を殺すように命令し、自らも公衆電話をぶん投げて桐生の首を取ろうとする。

…が、やはり相手になるはずもなく桐生に敗北し
頭からゴミ箱に放り込まれた挙句『てめぇが錦山組の組長ってのがそもそもの間違いだ』『あいつの代紋にこれ以上泥塗るんじゃねえ、馬鹿野郎が!』と吐き捨てられた。


その後、神田は峯の事務所に居座っていた。

桐生に負けた屈辱でかなり苛立っており、その腹いせとして数十億ものする峯のコレクションの数々を次々と破壊し出す。
挙げ句、桐生に報復したいからと、峯に構成員と金を寄越せと強要するが……

高価な品々を平然と破壊する彼への怒りや、そもそも既に愛想尽かしていたことで、峯は拒否。

神田は逆上して峯に殴りかかるが、峯の圧倒的な強さに逆にボコボコにされる。
峯『私、こう見えても結構、強いんですよ。』*2
そして最期は、峯の部下達によって殺害された。





神田の死体はケジメとして、切断した頭部をアタッシュケースに入れられ、峯によって桐生の元へ運ばれたのだった*3。(通称神田.zip orゆっくり神田)

こうして、錦山から3代に渡って続いた錦山組は消滅した……。


劇中における神田は三代目若頭の長谷部を除けば登場人物全員から嫌われており、最大限に良くて「どうしようもない馬鹿だが利用価値はある」程度の評価しか貰えていない。

実は錦山組関係者と神田の関係性はよく分かっていない点が多い。
錦山:『ONLINE』設定では錦山への忠誠心が厚く慕っている。でも根本的に人間不信だから神田のことは嫌いだと思う
新藤:幹部会の時に「初代も先代も桐生にやられたゆうこと、ウチら錦山組は忘れてへん」と発言しているため、神田は新藤のことをそんなに嫌ってなさそう。でも新藤のほうは内心馬鹿にしてたとかは有りそう
荒瀬:一応面識はあるはずだが、関係性が一切描かれていない。でも何か荒瀬のほうは嫌ってそう

こう考えると、なんか哀れな男である神田…。自分の言動のせいだから自業自得だけど。


【戦闘】

大振りな喧嘩技で戦う。
カウンター等を駆使するが、さほど強くはない。
しかし神田の戦闘スタイルの最大の特長は、ステージ内に豊富に設置されているオブジェクト武器を使用する事にある。

オブジェクト武器を手にしている時の神田はヒート状態となり、桐生の攻撃にも全くひるまずに武器を振り回すため、非常に厄介。
バトル開始時にオブジェクトを速やかに破壊しておくといい。

ヒートアクションも所有し、壁にはめ込まれた巨大な円盤を引っこ抜いて殴りかかる『ぶっこ抜きオブジェアタック』を使用。
発動後も円盤を武器として使用する。
ちなみにこの戦闘では『回転ベッドの極み』という限定ヒートアクションが存在する。
これは、カウンターにしがみつく神田を無理矢理ひっぺがして回転ベッドの上に放り投げ、その上で神田にロメロスペシャルを決めるというヒートアクション。

…なのだが、ひっぺがす時の絵面が明らかに……


\ アッー /



ご丁寧にも画面がピンクがかっている。
何考えてんだスタッフ…



『IF7』にも『欲望の巨人』として登場。
最初は小人サイズの神田が現れ倒される度に一回り大きくなって出現し、最終的に2mを越す巨体となって現れるという、これまたネタに満ち溢れた戦闘となっている。


『極3』では多数の組員を引き連れて桐生と再戦。
この時、味方であるはずの組員を武器にして投げ飛ばしたりなど実に神田らしい戦い方を行ってくる。



そして神田の驚愕の事実が判明する。
劇中に登場する錦山組構成員から、実は神田が大柄な女性にマッサージするのが好きな指圧フェチである事が明かされる。もっとも、構成員からは理解し難い趣味としか見られておらず、その趣味に付き合わせる事に関して内心不満を抱かれているが。

つまりは初登場シーンのギシアンもただ女性にマッサージしていただけで、強姦罪で捕まっていたのももしかしたらマッサージしようとしただけなのかもしれない…。


……ただし、先述のバトルスタイルからも分かるように、神田は膂力だけなら桐生以上のものがある。
こんな奴に似非整体をやられた仕舞には体に変な後遺症が残る可能性もある。*4
が、実は神室町で明らかに神田の素人マッサージを受けた被害者と思わしき人物が「身体の凝りが取れた」と話しているシーンを聞き出せる為、割と素人施術としては腕があった疑惑すらあったり。



龍が如くはまったく惜しい人を亡くしたものである。

これだけインパクト(ネタ的な意味で)ある人物にもかかわらず「維新」への登場はできなかった………と思いきや、バトルダンジョンの隊士としてこっそり登場を果たした。

そして『3』から月日が経って、今度は宮迫氏が声優とモデルを務める「南雲剛」が『6』にて発表された際は、シリーズファンが爆笑に包まれたのであった。
しかも何の因果なのか、弟分のキャラの声優とモデルは神田.zipの中身を見てえずき、同じく『3』で屈指の人気キャラである島袋力也を演じた藤原竜也氏。
この配役は狙ったわけではなく、双方の声優としての実力から再度オファーを掛けたらしい。
…キャラの「つよし(強と剛)」繋がりは狙ったのかもしれないが。
ちなみに神田は終始敵キャラだったが、南雲も当初は桐生をライバル視していたが、関わっていくうちに彼を「兄貴」と慕っていく味方キャラとなっている。

ニコニコ生放送での発表においては、視聴者が余りにも神田の名前を連呼するため名越氏が紹介ムービー終了後に「神田じゃありません」と苦笑する一幕もあった。

ちなみに年齢設定的には神田と南雲が同じ空の下で生きていた時期もあるわけだが、この2人が顔を合わせたことは無い。
神田のほうが14歳ほど年上だし、仮にも東城会若頭補佐である神田に対して地方の零細極道である南雲は平身低頭しなければならない立場ではある。
南雲が訛ってなかったら、どっちが喋ってるのか分かんなくなりそう


【龍が如くONLINE】

2019年7月末開催のイベント「峯義孝という男」でイベント報酬として実装。
ただし前声優の宮迫博之が先月前の不祥事により降板。声優は武虎へ引き継ぐ形に*5。『ONLINE』の声優交代はかなり異例。

同イベントでは出所直後からが峯の人となりに並行して描かれる事となり、彼なりに峯を兄弟分兼右腕として可愛がっていた様子が描かれた。
そのイベントシナリオによれば、錦山存命時は下っ端ヤクザで「馬鹿すぎて鉄砲玉にもならない」と貶されるなど周囲からは見下されており、出所直後で金欠に喘いでいるところで峯と出会い、金欠でソープにいけず道に迷っていた女性を襲おうとするなど本当に強姦罪で御用となった事が示唆されている。

一方で車で包囲網に突っ込んで峯の窮地を救っており、極道の世界に足を突っ込んで日の浅い彼には仁義を教え、他の組の買収には親への仁義という点から失敗するのではと危惧する等、『3』本編中のように頭に血が上った状態でなければ極道の常識を弁えた性格であるとバックグラウンドが補強された*6
実際、買収行為そのものは東西抗争直後で東城会全体が弱体化していた事も加わって半ば黙認はされていたが、買収絡みの揉め事が増えていくにつれ大吾に直接警告される事態にまで発展、中断せざるを得なくなったのでこの危惧はあながち間違ってはいなかった。

東西抗争後、代行こそいるが事実上の空席状態が続いていた錦山組三代目組長の椅子を巡り、代行と神田及び峯の間で水面下の内部抗争が勃発。
最終的に神田が自身の持つ武器密輸ルートを代償に代行を嵌め、三代目の椅子に座ることになったが、上納金輸送中に代行勢力に峯と共に襲撃され窮地に陥いる。

その時、神田はある行動に出る。
嘗て峯を救出した際に自分が口にした「兄弟分の危機には命がけで助けるのが仁義である」という趣旨の言葉をもう一度口にし、あろうことか峯を敵の真っ只中へ突き飛ばし、自身は上納金を抱えて逃走し幹部会に出席するという行為に出る。
この結果、峯は長時間暴行を受ける羽目になり、神田自身は神田の様子を不審に思った大吾に問い詰められた挙げ句経緯を白状。
大吾は上納金を峯の身代金として代行へ差し出すが頭に血が上っていた代行が峯に発砲、大吾が咄嗟に峯を庇って負傷し1日入院する羽目になる。
退院直前、流石に不義理を感じたか後ろめたかったのか、それともゴマすりが目的だったのかは不明だが、神田は大吾の見舞いに訪れたが峯が先客として訪れていた事に動揺しつつ峯を言葉で持ち上げる……
が、この一連の騒動で一時は神田に着いていく事を思案していた峯は神田を完全に見限り、大吾への信頼が狂信めいたものへと暴走する事となった。

「峯義孝という男」以外では錦山存命時代の下っ端の若衆だった頃が描かれたり、
紆余曲折あってサンタクロースのフリをする羽目になったり、沖縄の海に遊びに行ったら海パンを流されて必死に前を隠す羽目になったりしている。
ギャグだと輝く男

【龍が如く維新極】

中村半次郎として登場。声優は『ONLINE』と同じく武虎氏。田中新兵衛役の新藤とは同じ道場で兄弟分らしい。
設定の関係上、忠誠を誓っているのは西郷隆盛である郷田龍司なのだが相変わらずの濃い言動であった。
相変わらず粗暴だが、今回は別に死ななかった。


【3外伝 Dark Ties】

峯が主人公の外伝『3外伝 Dark Ties』にも登場。なお声優は宮迫博之に戻っている。
相変わらず馬鹿力は健在であり、自動販売機をぶん投げるわ鉄骨を持ち上げるわと大暴れしている。
本作では『ONLINE』で語られた内容が全てゲーム内で描写されており、峯を救うべく車で突っ込んだり兄貴分として峯に極道のイロハを教えたりとカッコいい神田を見ることができる。
そして峯を見捨てるカッコ悪い神田も見ることができる

外伝のメインキャラに昇格したためか、専用の戦闘BGMが付いた。

そして本作品では高みを目指す神田の評判を上げる『神田カリスマプロジェクト』という遊び要素が登場。
峯のおかげで神田の評判が上がる事で絆ドラマが進行し、どんな女が好みかと峯に聞いた結果『神田の兄貴のような女』と言われて困惑する神田や、泥酔して電信柱を峯と間違える神田など様々な神田を見ることができる。
『神田カリスマプロジェクト』のランクを上げると、初期の「クズ人間」や「かなりクズ」から「神」「すごく良い神」「神様仏様神田様」と凄いことになり、
極道なのにロスジャで九十九も読んでいた「いじめの起きない学校文化」をデスクで眼鏡をかけて読む神田、坐禅中に後光が差す神田、何故か茶道や生け花をやる神田とレアな光景を見ることが出来るのだが、『Dark Ties』および『極3』本編の結末は変わらない。



おぅ峯!お前んとこのWiki篭もりこっちにまわして追記、修正させろや!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月20日 12:52

*1 一応、若衆の西野と宮内は散々な扱いをされながらも基本的に従っていたので比較的神田に忠実な部下の存在とは言える。一方でこの2人も神田がいない場面ではやる気のない様子だったり、神田の行動に呆れているような態度も描かれているため、結局のところは所謂「仕事の上司」程度の存在でポジティブな感情は持っていなかったと思われる

*2 ちなみに『3』と『極3』でこの直前に言った台詞が異なり、『3』では「あなたに1つ言ってなかった事があります」になっていたが、『極3』では過去に神田と対決・共闘した出来事が描かれたので、神田が知らないという事実は無理があると判断されたのか『あなたはどうせ覚えちゃいないんでしょうけど』に変更されている

*3 これには真島吾朗でさえも戦慄している

*4 一応本人は指圧が出来ればいいのでガタイのいい頑丈な女性を好む傾向にはあったようだが。

*5 芸能人でキャストしたキャラクターは基本、ゲーム内に使われた音声のままで実装するが神田のみスタッフが緊急で武虎に依頼したと見られる。

*6 3本編でも、事の最中でも電話のことは耳に入っていたり、部下たちへの指示も(ビンタはしていたが)簡潔で分かりやすかったりと、冷静な状態ならそれなりに頭が切れる面も見せていた