近江連合

登録日:2018/12/02(日) 01:08:30
更新日:2025/03/23 Sun 23:56:02
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概要

近江連合は龍が如くシリーズに登場する暴力団組織。
関西一円を中心として活動する組織であり、主人公達が所属している(た)東城会と双璧をなす存在である。

構成員数3万5千人を誇る巨大組織でもあり、主人公が大阪に出向く「0」 「2」 「5」では重要な役割を担っている。

各シリーズごとの動向

龍が如く(初代)

東城会の消えた100億騒動に本部長の寺田が風間のおやっさんに協力する形で暗躍。錦山に100億の情報を流したり、嶋野と接触するなど行動を起こしている。
また、五代目会長が(続編では実は裏で龍司が五代目会長の名を騙ったと改変した)総理大臣候補と目された神宮のバックにつき、今後も協力関係を維持すべく100億入手に手を貸すが、色々あって計画は失敗となる。
騒動が終結した後、寺田が見る目のない誰かさんの後押しで東城会の五代目会長となるが、これが西と東の二大勢力に遺恨を残すこととなる。

龍が如く2

東城会五代目となった寺田が近江の系列に射殺され、両者の関係に亀裂が生じる。抗争を阻止するため桐生が本部を訪れるが、龍司率いる郷龍会のクーデターによって五代目会長が誘拐され、他の直参達も跡目を狙って動きだし組織はバラバラになってしまう。
最終的にこの一連の騒動で終結でトップと「近江四天王」と呼ばれた直参組長達を失う痛手を負った。

龍が如くOF THE END

番外編でありパラレルワールド扱い。
郷龍会三代目の二階堂が「2」の騒動で酔心していた龍司を破門に追い込み、(二階堂曰く)腑抜けにした桐生と東城会への個人的な恨みから武器商人のDDと組み神室町へゾンビテロを決行。
当初は隣町で龍司と二階堂が接触していた様子が目撃されていた事もあって「ゾンビテロは郷田龍司及び近江連合による犯行である」という見方が東城会内部で囁かれており有力視されていたが、
賽の河原で行われたテレビ会談で「龍司は『2』の東西抗争後に破門としている」「二階堂が関東にいることは把握していないし、近江連合としても行けと命じていない」「そもそもゾンビテロとかなんやねん」と証言した事で潔白が証明された。
『2』の騒動のダメージから弱体化しており、東城会と関わることを避けていたため完全な二階堂の独断であり近江連合の意志ではない。
しかし、直参である二階堂がアンブレラ社並みの事をしておいて「近江連合は関係ありません」で済まされたとは思えず弱体化した組織に対する更なる追い打ちになったと思われる。

クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編

『クロヒョウ1』での動きは特になかったが、『2』では表舞台に顔こそ出さないが地下格闘技団体「阿修羅」と対立状態にある。
しかし、阿修羅の下っ端構成員は近江連合の名前を聞いただけで逃走する一方で、阿修羅のトップが関西財政界及び財界人との太いパイプを持ち関西の警察組織の人間と癒着し援助を受けているというアンバランスな状態もあってか新参組織の全容を掴めておらず、
規模で言えば近江連合が本気を出して抗争に持ち込めば阿修羅に勝ち目はないものの、相互不干渉の立場を取っていた。
また、表舞台からの引退後に所属していた地下格闘場「タイガーズゲート」を阿修羅に潰され、格闘家生活から完全に引退した嶋鉄司が近江連合系組織で運転手を務めている。

龍が如く5

会長は既に七代目となっており、東城会との五分盃や渡瀬や勝矢などからなる「近江三幹部」を中心に盤石の体制を築いていたが、会長の黒澤の危篤により東城会との均衡が破られる。
更には黒澤が自分の息子に跡を継がせたいがために全国のヤクザ組織を巻き込んだ一大騒動を巻き起こすが、桐生をはじめとした主人公達や全国のヤクザ組織の結集によって騒動は幕引きとなる。

龍が如く0

神室町進出のため直参組長の佐川とその兄弟分である東城会の嶋野を使い、「カラの一坪」を巡る騒動に割って入ろうとするが、それと同時に堂島組の渋澤に雇われていた西谷が騒動に加わってしまう。
結果的にカラの一坪は手に入らなかったうえ、本部長と直参組長2人を失う痛手を負った。

龍が如く6

直接的な登場はなかったが、「桐生に厚い信頼を寄せている人物」が代替わりで八代目になったことが語られる。

龍が如くONLINE

警察とグルになって東城会を追い出した。

龍が如く7・7外伝

ONLINEで描かれた東城会追放・神室町乗っ取りの詳細、そして裏にある真相が描かれる。
悪徳政治家による暴対法の濫用を前に極道の落日を見た渡瀬は、大吾とともに全国を震撼させるある決断をする。


歴代会長

初代~四代目

名前すら出てこない方々。今後分かる日が来るのだろうか?

五代目 郷田仁

「2」に登場。
誰に対しても柔らかい物腰で話し、また血が繋がっていない一人息子である龍司の事を誰よりも大切に思っている。また、高齢及び歴年に渡る戦いのために車椅子に乗っている。
近江四天王の千石等も、彼のことは一目置いており、全盛期の彼の偉大さは、常に比較される龍司にとって重荷になっている。
そんな彼が「1」の龍司の独断専行に気付けない、というのは考え難いが、続編を作るにあたって、会長の指示とされたものは龍司の騙りとされた。
当人は平和を重視して東城会との五分盃に応じようとしたが、当時の東城会は近江連合の1/4程度の規模にまで縮小しており、息子の龍司らはそんな弱体化した組織との五部盃に猛反発していた。
そうして龍司がクーデターを起こして拉致されそうになるが、その場で桐生に助けられる。しかし、大吾が神室町に連れていこうとした矢先に真拳派に大吾共々拉致される。物語終盤では桐生と龍司の死闘を見届けることになり、そこで龍司の苦しみを知ったことで一緒に自首することを狭山に話すが、最後は真の黒幕である高島に射殺された。
「0」では直接は登場しないが、佐川や西谷の肩書きに「五代目近江連合直参」と書かれていることから既に会長の座に就いており20年以上の長期政権を築いていたことが分かる。また、サブストーリーに登場した龍司が真島を「うちのオトンと同じくらい強い」と評しており、相当な喧嘩師だったことをうかがわせる。

六代目

OF THE ENDで登場したがOF THE ENDは本編とは別の世界線なので、本編もこの人物が会長なのかは不明。
花屋の中継でテレビ会談を行った大吾に龍司を破門にしたことと、ゾンビ騒動が近江連合が関わっていないことを証言した。

七代目 黒澤翼

「5」に登場。
弱小団体から茨の道を歩んだ経歴故か、陰に潜みつつ着実に情報網と支配圏を確立する周到さでもって、この地位にたどり着いた。
喧嘩の腕にしても、子分の渡瀬が心酔し、大吾が(噂で聞いた限りだろうが)桐生や冴島を相手取っても互角に渡り合えると推測する程。
本編開始の半年前に末期の肺癌を宣告されたことで焦りを感じ「芹沢和彦」という偽名を使って大阪府警の刑事を装い主人公達に接触。
桐生や冴島、渡瀬や勝矢といった東城会と近江連合を象徴する4人のカリスマを一同に集めて殺害し、その二つの組を手中に収めて息子の相沢に全てを継がせるという計画を立てるが主人公達の活躍で阻止される。
全盛期の風間や嶋野に引けをとらない腕っ節やシノギの上手さを持ち合わせながら、当人がカリスマ性に欠ける所為もあって苦労したことからか、腕っ節はあろうと金も稼げず人間的魅力だけでのし上がる人間には嫉妬を抱き、そんな人間に無能が惹かれて極道になる状況を危惧していた。
しかし、近江の中でカリスマ性を発揮しつつのし上がった渡瀬のことを語る時には、自慢の息子や憧れの友人に対する惚気のようでもあり、複雑な心境を窺わせる。

八代目

名前は出てきてないが、少なくとも「6」の時点で「桐生に厚い信頼を寄せている人物」が就任していることが確定している。
「online」では警察とグルになって東城会を追い出した……と言われている。

「7」では渡瀬の口から病床にあることが明かされている。
病状はかなり深刻なのか復帰の目処すら立たない状況であり、若頭である渡瀬が実質的に近江連合の舵を切っている状態にある。

主要な人物*1

郷龍会二代目会長 郷田龍司


本部長 寺田行雄


舎弟頭補佐 林弘


千石組組長 千石虎之助


鬼仁会会長 西谷誉


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最終更新:2025年03月23日 23:56

*1 アニヲタwikiにある人物のみ抜粋