Traveling Wilburys(バンド)

登録日:2011/04/10 Sun 11:52:25
更新日:2025/08/28 Thu 20:47:28
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The Traveling Wilburys(トラベリング・ウィルベリーズ)

活動期間
1988~1990

音楽一族として知られるWilbury家の末裔により1988年にデビューしたバンド。
素性は謎に包まれており、全員がサングラスをかけているため素顔もはっきりしていない。

メンバー
Nelson Wilbury (Guitar, Vocal)
Otis Wilbury (Guitar, Bass, Keyboard, Vocal)
Charlie T. Jr. (Guitar, Bass, Vocal)
Lefty Wilbury (Guitar, Harmonica, Vocal)
Lucky Wilbury (Guitar, Vocal)

また、サポートとして親戚でドラマーのBuster Sideburyが参加している。

シングルHandle with CareとアルバムVol. 1をリリースしたあと、長兄のLuckyが急死、そのままバンド活動も休止することになる。

その後1990年になり突如Traveling Wilburysが始動する。しかし何故かこの時のメンバークレジットは下記の通りになっている。

Spike Wilbury (Guitar, Sitar, Vocal)
Craiton Wilbury (Guitar, Bass, Keyboard, Vocal)
Muddy Wilbury (Guitar, Bass, Vocal)
Boo Wilbury (Guitar, Harmonica, Vocal)

このメンバーではアルバムVol.3をリリースしている。

なお、NelsonとSpike Wilburyはジョージ・ハリスンのライヴアルバムのプロデュースも手掛けている。

追記・修正はテッド・アッシェンベッカー博士に依頼してください。


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汝、ウィルべらんことを



The Traveling Wilburys(トラベリング・ウィルベリーズ)

活動期間
1988~1990

メンバーは元ビートルズのジョージ・ハリスン、ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)のジェフ・リン、ボブ・ディラン、トム・ペティ、ロイ・オービソンの五人(そしてサポートメンバーで、ドラムはジム・ケルトナー)

もともとはジョージ・ハリスンのシングルB面曲を作る為にこの五人を集めたがあまりにも曲が良かったので、レコード会社から「もったいない」とストップがかかり、このメンバーでアルバムが作ろうと結成したバンドである。(この時に出来た曲がバンドからのシングル第一弾であるHandle With Care)

しかし、メンバーが所属してるレコード会社が違う為、偽名を使う事になる(ウィルベリー姓の兄弟というなんとも無理矢理な設定)
しかし、本人達はその設定を守るという事はしなかった。(笑)
そして88年10月にファーストアルバム「トラベリング・ウィルベリーズ Vol,1」が発売される。

アルバムは大ヒットし

グラミー最優秀ロックデュオ/グループ賞を受賞

このまま波に乗るかと思われた。


しかし…


アルバム発売2ヶ月後にロイ・オービソンが心筋梗塞で亡くなる。(そのため、セカンドシングルEnd Of The LineのPVではオービソンの席だけギターが置かれている)

その後は四人だけの活動となり、90年には(何故か全員偽名を変更して)アルバム「トラベリング・ウィルベリーズVol,3」を発表。

そして、バンドは自然消滅する。2001年にはジョージも亡くなり、ジョージの追悼コンサートでHandle with Careを(リンと共に)歌ったトム・ペティも2017年に死去。Wilburysの再始動の可能性は消滅した。

アルバム、シングルは廃盤になり、手に入れるのが困難になっていたが、2007年にはアルバムと未発表音源を収録したCD、さらにPVを収録したDVDが付いたBOXがリリースされている。また、この時未発表曲にはジョージの息子、ダニー・ハリスンがリンと共にオーバーダビング作業を行なっているが、ここではダニーは「Ayrton Wilbury」名義でクレジットされている(勿論F1ファンだったジョージに因んで、アイルトン・セナから取った名前)

このバンドのプロモーションにはギターメーカーのグレッチ(ジョージハリスンがビートルズ時代愛用していたギターメーカー)が協力し、グレッチのギターを持ったプロモ写真などが撮られたり、さらにはグレッチによりウィルベリーズ・モデルのギターが制作され、数量限定発売された。(柄も数種類ある。)

代表曲

Handle With Care
バンドの1stシングル。メンバー全員が持ち回りで歌う。
End Of The Line
アルバムのラスト曲で、2ndシングル。
Not Alone Anymore
オービソンがソロで歌うオールディーズ調の曲
Nobody Child
Vol.1と3の間に、ルーマニアン・エンジェル・アピールのチャリティアルバム用に録音されたカヴァー曲。
She's My Baby
Vol.3からのシングル。珍しくハードなロックンロールで、ゲイリー・ムーアがギターで参加。
Wilbury Twist
Vol.3のラストを飾るオールドスタイルの曲。ジャケにはこの曲のステップが記載されている。





追記・修正はタイニー・ハンプトン教授に依頼してください。

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最終更新:2025年08月28日 20:47