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偽名

登録日:2021/02/08 Mon 10:38:27
更新日:2026/06/28 Sun 11:18:08
所要時間:約 43 分で読めます







偽名とは、読んで字の如く「偽の名前」。本名を名乗れない場合に登場する名前である。
なお、「芸名(裏名も同様)」「ペンネーム」「あだ名」「二つ名」「コードネーム」はこの項では扱わない事とする。
「桃からうまれた 桃太郎」
俺はショッカーの敵、そして人類の味方。お見せしよう、仮面ライダー!
愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーン!
なども、それらの類だろう……。どれとは決めにくいが、とりあえず埒外にしてほしい。

逆に「本名不明なので新しい名前をつける」「手続きに基づいて戸籍の名前が変わる」事は扱う。
「当人が昔の名前を封印して or されて名乗っている名前」が「偽名」だとも定義できるが、これまた歴史・文化上の変名を含めると様々なケースがある。

たとえば、日吉丸→(木下藤吉郎?→)木下秀吉→羽柴秀吉→豊臣秀吉は日本人にとっては超有名な「正式に名前を大きく変えた人物」であり、秀吉の前後数百年以上に渡り近しい変名パターンは膨大に存在する時代だが、彼らを指して偽名という表現は当てはまらないだろう。
だが同時代でも、前名を隠す or 別天地で心機一転を目的に変名した様子の人物達もいることはいる。やはり「偽名」と言う分類自体がマイナスイメージを付きまとわせてこそと言わざるを得ない。


リンク先にネタバレが多数あるので注意。



【現実世界における偽名】

人間とは良くも悪くも名前に縛られる存在である。
よって何らかの活動をしたり、秘密裏に調査をしたい場合でも「名前」が必要になる事がある。
しかし有名人だったり、家族や知り合いに迷惑をかけたくなかったり、名前が知れ渡りたくなかったりする場合、本名を名乗るリスクは非常に大きい。
そこで登場するのが「偽名」である。

かつて病気に対する社会的認知が不十分であり、病気に対する偏見が強かった時代は、そういった病気の療養所に入所する際は偽名を名乗る者が多かった。
そもそも偽名を使う事自体、他人には言えないデリケートな事情を抱えている場合がほとんどなので、相手が自分から名乗らない限りはバレバレでもあえて指摘しないのがマナーだろう。
令和の現代においては、凶悪犯の身内やDV被害者等が周囲の目から逃れる為に名乗る事もある。

また、「偽名が本名」になる事もある。
生命の危機で他国へ避難・亡命した場合などに多いが、そんな種ののっぴきならない事情は少なそうな我が国日本にも「改名」の制度がある。
親のエゴや知識不足でキラキラネームになったり、親や配偶者との関係が悪くなって戸籍上の名字を使うのが嫌になったりする事態に陥る事もある。
そんな時に、戸籍上の名前を嫌って新しい偽名で暮らしていっても……いつかは身分証明で壁に突き当たる。
だが、自分の偽名が周りに浸透していたり、他にも色々な条件を満たした場合、晴れて「偽名」が「本名」になるのだ。
……けど元の名前もやっぱり「旧名」として残る為、もしこれを読んでいる人が子供に名前をつける際は真剣に考えていただきたい。
ちなみに指標の一つとして、「〇〇ちゃんのお母さん/お父さん」と呼ばれて恥ずかしく感じるかどうかで考えるといいらしい。

ただし、偽名はあくまでも「偽」である。
本名を名乗るべきところで偽名を名乗る事でその素性をごまかし、責任逃れや詐欺に使う事だってできてしまう。
なので、基本的に偽名の使用は推奨されないものだと思わなければいけない。
場合によっては私文書偽造罪や私印偽造罪になったり、その偽名でお金を稼ぐなどすると詐欺罪になったりする事もある。
旅館に泊まる時に偽名を書くと、それだけで旅館業法違反である。
偽名を使うのは、どうしてもやむを得ない時にだけ、他人に迷惑をかけたり法律に違反しない限度に留めておく事。

一方、冒頭の芸名をそのまま公的な場で堂々と用いるケースも現代日本には多少ある。
代表的なところでは選挙関係で、タレントやスポーツ選手として知名度を稼いだ人物が、芸名のまま(戸籍上の本名とかけ離れた別名で)活動できる制度になっている。当然、概ねは集票に大きなプラスが見込める場合に芸名が選ばれる。
例えばプロレスラー初の国会議員になったアントニオ猪木の登録名は、参議院1期目は本名の「猪木寛至」、2期目からは「アントニオ猪木」である。
もっと多い例だと、本名の漢字が単純に難しいので、間違われにくいひらがなで登録・立候補する人々も増えている。「投票時の漢字の書き間違い・書き損じは無効」というルールへの対応策でもある。
勿論、衆目に本名だと思い込めてしまうような芸名でも、ちゃんと戸籍に基づいた申請は必須である。
どちらも偽名という定義からは埒外だが、本名では無い名を公の場で用いることが即ち悪用、とも言い難い代表例ではあるだろう。

他にも別の国でのみ変名を使う場合がある。
これはその国の言葉だとコミュニケーションが難しかったり、スラングや悪口、下ネタに繋がりかねない場合に多く見られる。
日本では特にプロ野球選手の逸話が有名で、例えば阪神タイガースで活躍した「ランディ・バース」の本名は「ランディ・ウィリアム・バス」。
しかしそのままだとスポーツ新聞で「阪神のバス大爆発」とか書かれてしまう可能性があり、それはタイガースの親会社でバスも経営している阪神電気鉄道にとっては耳が痛い話。なので彼はバースという登録名となったのだ。
また様々なチームで活躍し、その温厚な人柄が愛されたブライアン・シコースキーも「シコルスキー」という下ネタに繋がりかねない本名である。*1
大毎オリオンズに1年だけ在籍したフランク・エドワード・マンコビッチも登録名は「マニー」となった。
もちろんこれは海外から日本に来た人間だけで無く逆パターンも存在し、かの菊池雄星は英語圏では名字が発音しにくく、かといって名前の方も「you sey!(貴方が言う)」となってしまう。
その為に息子の名前を名乗ってダニエルという名前を使うことが多いとか。

以上、あくまで現実世界での話。
漫画やアニメ、ドラマ、映画、小説などでの創作世界において偽名シチュエーションはかなり豊富である。
何なら主人公の名前すら偽名である場合もある。
というわけで、以降は創作活動における偽名のアレコレをば。


【創作世界における偽名】

創作とは現実世界に比べてドラマ性とインパクトが求められる事があり、登場人物がしょっちゅうピンチに陥る。
そのピンチの打開の為に偽名を使う事が多い。

ちなみに本人が死亡、記憶喪失などの状態で名乗れない場合に勝手に名前をつけられるのは「仮名」となるだろう。
偽名はあくまでも本人が名乗ってこそ成立するのである。……多分。

他にも「裏社会に生きる上で多数の戸籍を持つ」「地域や星、異世界でのそれぞれの名前を持っている」など、名前を多数持っている人間が現れる事もある。
なのでキャラクターによって呼び名が違うキャラクターもいる。「シャーク!」「凌牙!」「ナッシュ!」


【使用理由】

潜入活動

偽名を使うシチュエーションとして多いのは、やはり潜入・スパイ行動をする時だろう。
敵の大物が主人公達の強さの正体を名乗る為に、偽名と変装を使い、日常世界にやってくるというのは古くから使われる黄金パターン。
その際は横文字のカタカナ名前を日本人っぽい偽名に変えて行動する。
結果的に正体が露見しても、主人公側はその時名乗っていた名前で呼び続ける事もある。

逆に王族キャラのように、主人公側が身分を隠す為にも偽名を使う事がある。
……なのだが、自分からバラしたり、仲間が癖で本名を呼んでしまったり、最初からバレていたりといまいち上手くいったためしがない。
明らかに日本人顔なのに横文字の名前を名乗って怪しまれる事すらある。
ちなみにダニエルくんは「大門太郎」という日本人名の偽名も持っているが、この名前で潜入捜査をした事もある為、新しい名前が必要だったと推測される。「ダニエル」という名前がどこから来たかは不明。

逆に異星人や異世界人が日本で暮らす為に日本人名を名乗る事もあるが、そちらの場合は意外と怪しまれない。逆パターンもしかり。
「異世界と実世界でそれぞれ名前と戸籍を持っている」なんて事も……まあ言ってしまえば異世界どころか現実の地球上・歴史でも、戸籍系の制度がルーズな時代・地域は別に珍しくないので設定や拘らせ方次第なのだが。
さらにスパイ活動以外では意外と本名がバレない。
理由としては元名無しだったり、偽名を名乗っているうちに(本人も視聴者も)そっちに愛着を持ってしまったりして、上記の「偽名が本名」になってしまうパターンが多いからだ。

王族や高貴な存在が、市井や人間に紛れて行動する際に名乗る名前もある意味では潜入目的の偽名になるだろうか。
「め組に居候している貧乏旗本の三男坊“徳田新之助”」さんとか。

まぁシリーズにまたがって登場するのに、毎回同じ名前を使うせいでプレイヤーには正体がバレバレな奴もいるが……


身元の隠匿

戦国時代のような乱世では滅亡した大名の一族が賞金首として追われる事もあったので、偽名を名乗って潜伏していた例もあった。
有名な実例は土佐の国主・長曾我部家の公子である長曾我部康豊があり、大坂夏の陣の豊臣家滅亡時に兄の盛親によって逃され、母方の名字にちなんで「足立七左衛門」として暮らしていたが、領主であった酒井忠利が鷹狩中に狂人に切り殺されそうになった際に、狂人を叩きのめして身分が発覚した。
大坂夏の陣から時間も過ぎて残党狩りも緩んでいた時期であり、なおかつ忠利が命の恩人である康豊を庇ったので、子孫は小浜酒井家の重臣として代々仕えた。
他にも追手からの追跡を逃れる為*2や、犯罪者や反社会的勢力の人間が使用する場合もある。


記憶喪失

似たような状況でも、記憶喪失で自分から仮の名前を名乗るというのは立派な偽名。
この場合、元の名前が本人にせよ家名の方にせよ、何か重要な人物、一族である場合が多い。

本名を知った後に敢えて偽名の方を名乗る事で、過去との決別を示すというパターンも。


真名隠し

ゲド戦記』『バーティミアス』などファンタジー作品の場合、「本当の名前が力を持つ」「名前を知られれば支配される」為に、日常的に通名や偽名を用いる場合もある。
地獄先生ぬ~べ~』では真名を隠した物理的な封印さえ身近に存在しながら、本人も真名を持つ自覚がないまま現代社会で過ごしている危険性がオカルト性の演出になっている。
言霊が信じられていた時代は、現実でも似たような理由で(あざな)というものが使われていた。

Fateシリーズのサーヴァントは、本名を敵に知られると弱点とかやばい状況とか黒歴史が全部わかってしまう為、基本的に自称も他称も「クラス名」である。
ただし、サーヴァント同士で争わないなど隠す必要が無い場合に、本名で呼ばれる事もある。

特撮テレビドラマ『仮面ライダーキバ』の敵怪人・ファンガイアも普段は役職名や人間社会での通名で呼ばれるが、実は全員長い真名が設定されている。
天地開闢。産声と怒号を聞きながら」など。他の裏設定の例に漏れず、本編では活かされたり触れられたりする事はなかったが。


面白がって

愉快犯じみた動機で偽名を名乗るパターンもある。
基本的に混乱しか呼ばない……どころかむしろ混乱させる事が狙いの為、大抵やるのは敵側である。
しかし主人公側がやらないわけではなく、「自分は女性だが、男性名を名乗っていたら後世が勘違いしそう」という理由でやったキャラも存在する。
彼女の目論見通り後世では男として伝わったが、結局本名は最後まで不明であった。

現実でもレストランの予約に「神」「フリーザ」と書いて、店員に「神様」「フリーザ様」と呼ばせるのもある意味面白がって使う偽名だろうか。
ちなみにフリーザはともかく、神(かみ、じん)さんはそれなりの人数がいるので、即悪ふざけ扱いはやめてあげよう。


混乱を防ぐ為

上記とは真逆で「その名前があまりにも有名過ぎる」「かつての極悪人、犯罪者などと同じ」という理由で別の名前を名乗る場合も多い。
かつて世界を恐怖に貶めた大魔王同じ名前を持つ生まれ変わりが、全世界に放映される格闘大会に出撃する際に偽名を名乗ったのは有名な話だろう。


なりすまし

名前どころかその人間になりすます場合は、必然的に当該人物の名前を名乗る事となる。
大抵は悪意をもって行うのだが、稀に善業や影武者として名乗る、その人物の許可を得た上でする場合もある。
とはいえ、ここまで行くともはや自分というものが怪しくなってくるので、偽「名」ではなく偽「者」と言ったほうが正しいだろうか。


誰かに近寄る為

当該人物への接触の為に、その人間に気付かれないように名前を偽る例もある。
「潜入」「身元の隠匿」と若干被るが、スパイ活動ではなく当該人物への接触が主目的。
その際にその人物にバレない程度の名前である事が多い。
例えば当該人物に被害を被った者、もしくは親族である事を隠す為に名字だけを変えるとか。
大抵は「復讐」であるが、普通のお付き合いや恋愛をしたいという事で名家という事を隠し、別の名前を名乗るケースもある。


【偽名のパターン】

普遍的な名前を名乗る



山田太郎とか鈴木一郎とか。田中、山本辺りもよく聞かれる。
しかし視聴者、読者から見た場合はあまりにも普遍的過ぎて逆に怪しく思えてしまう。
特に刑事ドラマなんかで非常に多い苗字に「太郎」「一郎」を名乗っている奴がいたら半分は偽名である。
だが、その認識を逆手に取って普通に本名の事もあるが。
海外にもこの手の偽名パターンがあり、ジョン・スミス(ジョージ・スミス)アラン・スミシーモハメド・アヴドゥル辺りがそれに該当する。

さすがにこの手の名前を名乗ると逆に怪しまれる為か、近年は「多くも少なくもなく、奇抜でもない偽名」を名乗るケースも増えている。
現実世界の偽名もこんな感じのものが多い。


他人の名前を名乗る


の名前はナッシュ、ただの旅行者だ

なまじ実在している名前の為、上の名前と違って怪しまれる事は少ない。
このパターンの場合、既に死んでいる人間の名前が使われる事が多い。
「死人に口無し」なのと既にこの世にいないとはいえ、戸籍や存在したという事実・痕跡はある為、相手がそれを調べている間は目をごまかせるからだ。
故人の名前を謳う事は「自分たちの中では生きている、忘れない」という思いを込めて使用する事もあり、そこには少なくない物語が存在している。
……まぁ普通に生きている人の名前を勝手に拝借した奴もいるが*3
詐欺グループに潜入する為に詐欺に騙された人の名前をそのまま使ったパターンや、女装 or 男装した際に意中の相手の名前を名乗っちゃうエピソードも存在する。

偽名とは少し違うが「死んだ家族や友達、恋人の名前名乗る」というシチュエーションも比較的多い。
芸能人や著名作家などの有名人の名前を名乗る、もしくは拝借する事もある。体が縮んだ名探偵もそのパターン。
この手のパターンは「名前を使われた人間」を知っている人には逆効果であり、特に最後の有名人も(あやかったなどの理由を用意していない限り)リスクは非常に大きい。

僕のパパがコナン・ドイルのファンで…

他にも普通に有名アーティストの名前を名乗ったが、火星では知られていても地球では知られていないので問題なかった事もある。
知られている有名アーティストの名前をいけしゃあしゃあと名乗ってみせた奴もいる。

中には「有名人の名をいただいた偽名なのだが、自分が名前の由来だった」という変則もある。
例えば何らかの理由があって過去に行ってしまった人物がいて、「過去の著名人などの名前を名乗る→その後自分が活躍→名乗った偽名が広まって伝わり……」とかいった感じのケース。
少々違うが、『火の鳥』の異形編*4など。

双子やよく似た兄弟姉妹が入れ替わった際に、互いの名前を名乗り合うケースもある。
大抵の場合はその場限りのイタズラだが、イタズラ中に入れ違ってしまうとか、その兄弟の立場を乗っ取ろうとしてそのまま……というケースもよく見られる。


別人を乗っ取る/別の戸籍を手に入れる



「他人の名前を名乗る」パターンと少し被るが、名前だけでなく心身身分を乗っ取った場合、元の人間の身分を使わざるを得ないため、疑似的に他人の名を名乗る事となる。
そもそも(蘇生目的以外では)その人物の身分を欲するからこそ乗っ取りに走る事が多い以上、「今日からこの人物の身分を捨てて別名を名乗ります」では意味がない。
逆に元の身体の持ち主心を通じ合わせた場合でも、後から入ってきた方はやはり身体の持ち主の名前を名乗る*5
戸籍を買い取ったり死者の戸籍を譲り受けたり奪ったりした場合も同様。それにしても後者、4つ目の戸籍に4を意味する名前だなんてよく見つけたな……
とある方向音痴は現実世界と異世界両方の戸籍を持っており、向こうでの本名ももらっている。
とはいえ、本人はその名前で呼ばれる事を嫌っている為、「異世界側では偽名を名乗っている扱い」というちょっとややこしい事態となっている。

なお、当たり前だが戸籍の複数取得は犯罪である。
だからといって体を乗っ取るのも現実に可能か不可能かはともかくやはり罰せられる可能性が高い。
しかし、中には死んだ双子の兄弟のフリをするとか、人を殺めてしまった人の罪の意識を和らげるためなど、やむにやまれず……という悲劇的な事例もある。


元の名前を残したり、もじったりする



親族と確執がある為、苗字だけ変えるとか、逆に親族とは仲は良好なのに親の経営している孤児院の一員というアピールの為だとか、本名を言いかけたので咄嗟に思いついたからとか。
日本語を英語に変えただけだったり、逆読みだったりアナグラムだったりする。
「そんな事してバレないか?」と思われるかもしれないが、あくまでそれは「神の目線」である読者・視聴者から見た場合の事であり、元の名前を知らない場合はアナグラムなどもかなり有効である。
……もっとも、あまりにもアナグラムを使いすぎて正体が露見した例もあるが。

不思議なことに女装した際はこのパターンの偽名が多い。
また、とある作品では本名に「ン」だけ加えたという偽名使いも存在するが、これは「女性名に文字を1つつけるだけで男性名になる」海外の名前の面白さの証明と言えるだろうか。


他人に名付けてもらう



名前というものに意味や愛着を持っていない者もいるが、呼び方がないと不便、もしくはこれから行う所業をするには優し過ぎる名前故という時に周りの人間が勝手に名付けるパターン。
キャラクターとして格好良く or 可愛く、かつ不自然な名前にならないようにするためか、名付け親がどれだけ不勉強でもここだけ知的になるのも特徴だろうか。たまに仲間同士で珍名合戦になったりする事もあるが。
または遭遇時の持ち物や周囲の品、それらに書かれた文字の切れ端などからあやかった名前をつけられる事もある。こちらは放浪者・漂着者等(特に幼子)に多いケース。
本名を名乗れず「えーっと…」と困っていたらそれが名前だと思われたり空腹で倒れていたので「おなかぺこぺこのペコリーヌさま」なんて呼ばれたり本人が喋れないせいで適当に名付けられたりする例もあるけど……
偽名が必要になったが自分で思いつかないので、パートナーに名付けてもらったりもする*7
名前すら思いだせない記憶喪失キャラは、ほとんどこのパターンであろう。

特殊な例として、「歴史上実在してはいたが名前が伝わっていない人物」の扱いがある。
特に女性に関しては家系図にも「女子」とだけ書くのが一般的だった時代もある為、現代までに名前が伝わらないケースがほとんど。
だがそれだと色々と困る為、物語や小説、後の資料から名付けられる事が多い。
有名なところでは武田信玄の側室「禰津御寮人」。小説家の新田次郎氏によって「里美」と名付けられ、以降、創作物などではこの名前で呼ばれている事もある。
他には平安時代の清少納言の本名「清原諾子」も挙げられる。
実はこれは江戸時代の資料が元であり、実際にそうだったかはかなり怪しいが、現在では確定でなくとも取りあえずの名前という定義で偽名の本名(?)という難儀な事となっている。
ライバルの香子さん(紫式部)もほぼ同じ状態であり、創作などで2人をモチーフにしたキャラが便宜上名乗る事もある。


役職、職業、異名等、固有名詞以外の単語を名乗る


貴方がマスターである限り、セイバーとして仕えましょう。
え、アサシン? なんのことですか?

人名ではなく職業・役職・称号・クラス名等で代用するケース。偽「名」とは少し違うかもしれないが、呼び「名」ではある。
このパターンで呼ばれる人物は「後ろめたい事があって名前が名乗れない」「強烈過ぎて本名より異名が浸透してしまった」「誰かの親族である事に意義がある」と、大体が重要なキャラクターである小尾が多い。
海馬瀬人*8といった具合で、有名人や相手が知っている人間の家族関係をとりあえずの呼び名代わりにする場合もある。

他に有名なのは『HELLSING』の少佐や、『巨神ゴーグ』の「船長」、『機動武闘伝Gガンダム』の東方不敗マスター・アジアもこれに当たるだろうか。
単に名乗り損ねただけでちゃんとした名前が設定されてる事もある。


襲名する


そう、今日からは、お前こそが……! ヘレン!!

また「他人の名前を名乗る」のパターンと少し被るが、キャラクターが部族や忍者などだった場合、代々受け継がれてきた名を名乗る事もある。
本名ではない名前を使用する為、ある意味ではこれも偽名であろう。
現実で有名な例として「服部半蔵」や「雑賀孫市」が存在する。
ただそのままでは不便な為か、「●代目」という枕詞をつけたり、後世では本名で扱ったり併記したりなどで区別される。
珍しい例では「●●のハサン」という風にその当代の特徴で呼び分けるケースもある。
元の名前は捨てたり忘れたり、別名として使ったり誰かにあげちゃったりと様々。作中で本名が判明しないケースも多々ある。
襲名した名前「タロウカジャ」が男っぽい事もあり、プライベートでは本名「ワビスケ」で呼んで欲しいなどの理由で、プライベートと仕事で名前を使い続けるキャラもいる。
ちなみに『ファイアーエムブレムif』の「グレイ」は生まれつき「サイゾウ」という名前を父から襲名しており、そちらが本名だが、半端者という事から「灰色」という意味を持つ名前を自分で名乗っていたという珍しいパターンである。
メタ的には同名のキャラがいると選択画面等で面倒な事と、前作のキャラクター「ガイア」のそっくりさんなのでそのアナグラムだが。


旧名を名乗る


ここで死ねばただの徳次郎

配偶者の存在を隠す為だったり、結婚して苗字は変わったが、旧姓の方が有名だったりする場合に使われる。
二世タレントの場合は有名な方の親(大抵は母親か「離婚して別に暮らすようになった方の親」)の旧姓や「親の芸名の名字」を名乗るのもこのパターンか。
現実の例として挙げるなら、声優の井上ほの花
彼女の母親もまた声優の井上喜久子だが、彼女の本名は「井之上喜久子」→結婚後は「熊谷喜久子」であり、娘もそれに従うと(ほの花が本名と仮定するなら)「井之上ほの花」もしくは「熊谷ほの花」となるはずだが、それでも戸籍とは関係なく母の芸名である「井上」を名乗っている。
また、この場合の旧姓は何も自分のものではなく、親の旧姓を名乗るケースもある。

一部の国では元服する……大人になった際に改めて名前を付けられるという習わしがあり、それまで使っていた仮の「幼名」は普通ならもう使わないのだが、本名を名乗れない状況で再び使用する事も多い。
また、幼少期から付き合いのある人物同士は敢えて昔の名前で呼びあう事で絆の深さを確かめる事もあり、特に日本での中世以前の物語ではよく使われる。


読み方を変える


成実(なるみ)先生は麻生圭二の息子、麻生成実(せいじ)だったんですよ!!

文字は変えずに読み方を変えるパターン。
名前によっては性別まで偽る事が可能であり、戸籍謄本など読み仮名を書かない資料は多いので案外バレにくい。
身近なものだと免許証も読み仮名が書かれていない為、偽造の手間が省ける。
上記の例は医師免許にはふりがながない事を活かしたものだが、現在では医師免許にローマ字表記で名前の読みを明記しなければならない為、名前の読みを偽る事は不可能。
逆に読み方は同じで、漢字だけ変えるケースもある。
音読み・訓読みなど1つの漢字に対する読みが特に豊富な日本語だからこそ成立させやすいパターンであるとも言えよう。

ちなみに英語の読み方も地域や国によって違う為、もしかしたらその辺りを活かした偽名もあるかもしれない。


その他、自分で考える


俺の名前はダイゴウジ・ガイ! うるせぇお前はヤマダ・ジロウだ!!

色々パターンを挙げたが、恐らくほぼ多数の偽名はこのパターンであろう。
偽名は創作物のパターンではあるが、逆に言えば平和な日常で使う事はほとんどない。
その為に偽名が必要になった際は大抵咄嗟に名乗る羽目になるだろう。
謎の食通とか、元の名前のイタリア読みとか一体何を思ってそんな珍妙な名前を名乗っていたか語られる事は少ない。少なくともこの2つは、分かっててやっているのだろう。
ちなみにこのパターンの場合は、自称する人間が何を思ってその偽名を用意したかはほとんど語られない。
「本名さえ隠せれば偽名である事は知られても構わない」というパターンの場合、即座に偽名と分かるような珍妙な名前が付けられる場合も。
「その珍妙な名前が実は本名だった」というのも割と定番のオチである。


【偽名キャラ】

本名は「キャスバル・レム・ダイクン」。ご存知の通り赤い彗星。
彼は父親が暗殺された事、自らの存在が強大過ぎるせいもあり、しょっちゅう偽名で行動していた。
一番有名な「シャア・アズナブル」というのも他人の戸籍を乗っ取った偽名である。
とはいえ、基本的に変装含めて雑な為にすぐバレていた。

厳密には逆シャアの流れを汲む小説『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』で登場。
シャアの動向を探る為など、潜入捜査する際に使用された。
元々の2人が地球連邦軍では有名人かつそれなりの地位におり、元の名前では目立つ為に亡くなった戦友の名前を使用している。
ブライトはともかくアムロも日系人、さらにありふれた名前なので効果はあるだろうが、名乗っている一番の理由は彼の事を忘れない為であろう。
……といいたいが、アムロは「とっさに出た」「架空の名前を用意しとくんだった」と内心で慌てていたので、「戦友の形見」などの感傷はないらしい。ついでに、日本語になじみのない住民からは「難しい名前だな」と逆に印象づけられてしまった。
またその後のキッカ・キタモトの取材では「ハイト・コハーシ」という名前でうろ覚えされていた。
そもそもスパイのスキルのないアムロに諜報活動ができるはずもなく、その偽名を名乗った直後に身バレしている。現場を見ていたマスター曰く「インテリ過ぎた」「アムロ・レイは有名人過ぎた」との事。

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』最終盤に突如登場し、『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』以降シリーズレギュラーキャラになった謎の青年……まあ読者視点では明確にバラされる必要もなく、元・主人公とバレバレであった。
作中でも、たまたま出くわした古い知己に一発で正体バレしている。
本来の「カーティス・ロスコ」は木星の人間。その名を戴いたのみならず整形手術まで行ってなりすまし、しかもカーティスになる前からの一人の女性に一途で結婚・子作りまでこなし、五十路でもう一度主人公までやり遂げた超レアケース。本当にガンダム主人公か?

本名は「シュウジ・クロス」。
彼の場合、その称号があまりにも有名になり過ぎて本名を名乗る必要がなくなったというストロングタイプの偽名である。
彼自身も名乗る際はこの名前を使うが、テンションが高まるとしょっちゅう改名しようとする。
しかしそのネーミングは東西南北中央不敗スーパーアジア。シャッフルオブエンペラー。究極・東方不敗と笑いを誘うものばかりである。なお、本人は至って真面目です。
東方不敗となった今では、もはや彼を本名「シュウジ・クロス」と呼ぶのは劇中では皆無だが、外伝作品などの若い頃から付き合いのある人物がたまにその名前を発する事も。

ただし、現在はこの設定が生きているかは不透明。
もはや劇中でもメタでも「東方不敗マスターアジア」というのが彼の名前であり、本質であり、生き様なのだろうか。

外見が瓜二つな少女がイタズラで入れ替わったが、その状態のままはぐれてしまった為、その相手の名前を名乗るタイプ。
ちなみに視聴者的には目のハイライトで区別がつくが、設定的には一切見分けがつかない。

双子の姉妹。本来は「魅音」が妹の「詩音」で、「詩音」が姉の「魅音」だった。
しかし、後取りを決める儀式の日にイタズラで入れ替わったせいで「詩音」に頭首の証である入れ墨が彫られてしまい、以後は詩音が魅音として次期当主として扱われるようになった。

偽名使いの皆様方。
全員登場作品は違うが、「父親が組織の指導者(もしくはそれに準ずるもの)」という共通点がある。
オードリーは主人公に連呼され、モンタークも戦後に知己の店の名前として残ったが、そのモンタークはこちらの主人公にすぐ正体バレし、アレックスはうっかりで正体バレかけた挙句色々あって1話にして元の姿に戻る事になった為に意味のない偽名としてネタにされている。
とはいえ、アレックス名義も外部作品では前作で最強クラスのパイロットだったアスランにリミッターが掛けられた*9状態という扱いで出てくる事もある。
ボブは元々のキャラクターの言動が注目されがちでその割に凄く普通の名前だったり、過去作に同じ名前のキャラがいたりとネタにされていた…
…が、本来起こり得ないトラブルがなければずっとその名前で通せていた可能性が高く、上記のメンバーで一番偽名としての役割を果たしていた。これはミカの勘が鋭いため鉄華団にバレただけで恐らくラスタルたちにはバレていなかったモンタークも同様*10
アイーダは父親が総監を務めるアメリア軍との繋がりを隠す為、名字のみG-セルフのレイハントンコードから取って偽名を名乗ったが、終盤でレイハントン姓こそが本人が知らない本当のフルネームだったと明かされるという伏線回収がなされた。

本名は不明。
戦争中毒の傭兵で、過去の因縁から刹那・F・セイエイを介したガンダムマイスターからは「サーシェス」と呼ばれているが、この名前自体は偽名でしかない。
AEUのフランス・第4独立外人騎兵連隊では「ゲイリー・ビアッジ」として暗躍しているが、当然こちらも偽名。
そもそも本名がないという訳ではなく、本名はあるが一切それを明かさないまま死亡した珍しい存在である。

それぞれ本名は「ソラン・イブラヒム」「ニール/ライル・ディランディ」「リーサ・クジョウ」。
この4人のみならず、「戸籍がまともにあるソレスタルビーイングのメンバー全般」は偽名を使っている*11
「テロリズム同然の武力介入を以て全ての戦争行為を根絶する」という行動の関係上、その従事者はあらゆるデータベースから個人情報を抹消され、組織内でも本名を名乗ることは基本的にはない。このためか、「家族がいない人間」がスカウトされる傾向にある。
ただし、スメラギに関してはブレイク・ピラーにおける作戦においてその正体が「リーサ・クジョウ」であると割れてしまったため、親族が報復に遭わないよう刹那の要請でカタロンに保護されている。
作中では刹那はソランと呼ばれる機会は少なかったが、ロックオンはニールが死んだ後にライルが加入したこと、2人の価値観が違うため他のクルーから別々の人間として認識されていたこと、スメラギは旧知の人間が国家勢力にいたこともあり本名で呼ばれる場面がそれなりにあり、特にライルはファンからも本名呼びが定着している。

自らの生存を隠蔽する為に名乗った名前。
死んだと思われていた事もあり効果てきめんで、劇中の登場人物にはほとんど見破られなかった。
視聴者からは俺の名は」「ガリガリ仮面」「誰リオ・某ドウィン」と言われ続けていた。バレバレじゃないですか。
ちなみに主人公には名乗ったにもかかわらず名前を認識されておらず、「チョコの隣の人」などと呼ばれていた。

家名を隠す為に名乗った。
……のだが、実家のザルムフォート家にしかないはずのガンダム・フレームMSに乗っていたり、ゴッドフィンガーを使ったら「ザルムフォードフィンガー」とか言っちゃったりあんま隠す気がない。

  • ミーナ・セルリアン(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼)
上記に挙げたザザの妹。とはいえ、彼女は苗字しか変えていない。
記憶喪失かつスラムの少女「キム・セルリアンの妹」を装っている為、苗字もそのキムのものである。
ただしそれを逆手に取って、主人公達が彼女の身柄を要求された時には「今ここにいるのはミーナ・セルリアン」という詭弁を用いて跳ね除けた。
ちなみにミーナという名前はちゃんと本名。主人公アルジ・ミラージの妹と顔も名前も同じだが、偶然だったらしい。

亡国の王族ピースクラフト家の生き残り。
軍事国家が牛耳っているアフターコロニーの世界において「完全平和主義」を掲げるピースクラフト家は非常に危険であり、事実リリーナは身元が割れた際に暗殺されかけた。
なお、ピースクラフト家の王女として世間に知れ渡った後も、戦後は外務次官「リリーナ・ドーリアン」と名乗って活動をしている。

元々孤児であり、必要に応じて名前を与えられた(もしくは名乗った)。2人とも死者の名前をそのまま名乗っている。
なお、前者は学校に潜入する際に「デュオ・マックスウェル」、シスターとして女装した際は「リリーナ」と、必要に応じて他人の名前を勝手に拝借している。
とはいえ他人の名前を借りるだけでなく、OZの一兵士として戦う際は「レッド・ワン」という名前を名乗っていた。「緋色・唯」を英語に変えただけというザルな名前だが、意外とバレなかった。
後にリリーナと結婚する際には自分達の子供の出生届において父親が空欄になることを気にしていたが、プロポーズからしばらく経った頃に彼の戸籍が見つかっているので一安心。
後者も本物の関係者の下に潜入する際に、傭兵時代の同僚「ラルフ・カート」の名前を拝借した事が小説版で明かされた。
ちなみにトロワは全てが終わった後「これで名無しに戻ったな」と寂しく呟くが、それに対してデュオは「名前なんか他人が決めるもんで、自分がとやかく言ったって始まらない」と励ました。その事もあってか続編ではようやく見つけたと思わしき本名を名乗っている。

事故に巻き込まれ、戸籍が消えたので便宜上の名前。
ただし、幼少期に「リョウ」と呼ばれていた事だけは覚えているので、その部分のみ本名と合致する。
他にも町の掃除屋(スイーパー)として活動するにあたって様々な偽名を持っており、それに準じた名刺も所持している。
彼が今の名前になる経緯は作品ごとに異なるが、どちらにせよ「冴羽獠」こそが自分の名前と認識しており、「冴羽獠、一生の不覚」と口走った事もある。
また『CITY HUNTER』原作では、恐らく本名だと思われる名前が登場している。

なお、ヒイロや獠は戸籍がないため結婚できないという意味で話題になる。
獠はギャグ的な描写になっているが、割と重い事実なのは言うまでもないだろう。

逃亡のため、エステティシャンの辻彩を脅迫し、背格好が似た普通のサラリーマン・川尻浩作の顔を奪い行方をくらます。
だが、筆跡を模倣しようと名前を書き続けたり、靴のサイズや食べ物の好みが変わったりといった不審な行動から、息子の川尻早人に怪しまれる事となり……

本名は「ディーノ」。
国外追放された際乗っていた船が大破し、拾った養父が残った「D」の文字を見て名付けた。
後に「ディーノ」と名付けた親とも再会し「ダイ、良い名前だ、だが私たちが付けた名前も忘れないでくれ」と言われ、「ディーノ」である事を受け入れる。
とはいえ「ダイ」と呼ばれた年月の方が長く、さらにディーノの名前は呼ばれる事に抵抗があった為、本人としては「ダイが本名」という認識だろう。

本名は「村上征樹」。
死んだと思われた仲間が洗脳され、敵幹部として再登場するというパターン。
イマカラムは「MURAKAMI」の逆読みで、ミラービリスはラテン語で「驚異の」の意。
偽名を考えたのが誰なのかは不明だが、本人かクロノスの総帥かNo.2の可能性が高く、こんなシャレの効いた名前を考えるところを想像すると若干シュール。

この項目で散々ネタにされている3人。怪しい動きをしている企業に研修生として乗り込む際に使用した。
3人とも大会出場者もしくは関係者であり、顔と名前が知られているが故の偽名なのだが、ダニエルが日本人顔、演技を全くしない、自分しか持っていないスターダスト・ドラゴンを使用……とヘマをしまくったせいで偽名の意味がなくなってしまった。
ちなみにダニエルは「大門太郎」という偽名も持っており、ティモシーの元の名前も記憶喪失の為セキュリティから与えられたもの。
その上、さらに別の名前も使い始めるなど、偽名のオンパレードである。

味方になる偽名使い2名。
前者は賊に身を落としながらも貴族に媚び養子となったりなど、壮絶な人生を送っている為、本名を名乗っていない。母親に迷惑を掛けない為でもある。
ただし、仲がいい人間には「この名前は偽名だ」と自分で白状する。
ちなみに主人公が彼とのエンディングを迎えれば本名を教えてくれ、以降も本名で活動した記憶が残っている……が残念ながらプレイヤーには分からずじまいである。
続編で頭文字が「レグ……」「星を捩った名前」というのは判明したがそれっきりである。恐らく「レグルス」にちなんだ名前だろうか。

後者は「イエリッツァ」として味方側として登場するが、ある日を境に死神騎士と名乗り闇試験パスを配ったり甘党少女にワンパンされたり、勝手に動いて内通仲間同士にガチギレされたり敵対する事となる。
条件を満たすと再び「イエリッツァ」として仲間に戻ってくる。
明らかな通り名である死神騎士はまだしも、実はイエリッツァも偽名。
幼少期を知る者には本当の名前で呼ばれるが、反応こそしてもその名前で呼ばれる事を嫌っている。
彼が再び本名を名乗れるかどうかはエンディング次第。

  • ギルベルト=プロスニラフ(ファイアーエムブレム 風花雪月)
かつて主君を守れなかった罪の意識と自責の念から、妻を捨てて出奔した。
妻と娘の世話は人格者の親族に託していたが、それでも実の父に会いたいが為に娘は飛び出してきた。
家族から身を隠すために偽名を名乗っている……のだが、性格や外見から正体が露見。偽名があまり意味を為していなかった例である。
とはいえ、そこから父娘が和解できるかは話は別。元の鞘に収まる事も殺し合いに発展する事もある。
続編の『無双』では偽名を名乗る必要がなくなった為か、本名の「ギュスタフ」名義で参戦している。

  • カリード(ファイアーエムブレム 風花雪月)
詳しくは個別項目を参照してもらうとして、この人物も身分を隠す必要がある為、普段は偽名を名乗っているのだが、ゲームのシナリオ上の都合で「今まで名乗っていたのは偽名で本名を明かす」というシーンをまるまるカットせざるを得なくなり
本来はストーリー内で本名を明かす予定だったのだが、ゲームだけ遊んだプレイヤーには偽名である事すら知りようがないという凄いパターン。担当声優ですら発売後のインタビューで真名を知ったというレベルである。

マジンガーシリーズやスーパーロボット大戦シリーズでお馴染みのコメディリリーフも偽名使い。
劇中の誰からもボスと呼ばれており、自分の作ったロボットに「ボスボロット」と名付け、挙句の果てには「本名は俺も作者も知らない」などと言い出す。
『スパロボ』では本名を名乗ろうとするが、そこで暗転するのでプレイヤーには分からずじまい……と、本名不明が近年の持ちネタとなりつつある。
一応「Zマジンガー」において「棒田 進」、「マジンサーガ」では「ボスマン・ベンソン」と名がついているが、作品ごとに別の本名があるという時点で色々おかしい。

アレクサンドリア王国の王女。物語中盤に断髪と共に名乗り出す。プレイヤーが入力できるため、別の名前にすることも可能。ガーネットと名乗らせ続けさせることも可能。
決定後はエンディングまでこの名前で通すため、ある意味で初見プレイヤー泣かせ。
本名は「ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世」……とされているが、実際は拾われ子で幼くして亡くなったブラネ女王の娘の名前を付けられただけの為、こちらも偽名と言える。
出生名は「セーラ」。周回プレイヤーはこの名前にすることもある。

発売当時は割と賛否両論だったが、現在は
「命をテーマにしたFF9であえて死を与える武器の名前を名乗る重さ」
「安直なネーミングがいかにも飾らない偽名っぽくて良い」
「女性には似合わない物騒な名前が世間知らずな彼女を表している」
……といった理由で比較的受け入れられている。いややっぱダサいよという声もあるにはあるけど。

元々偽名使いがめっちゃ多い作品であるが、主人公からして偽名である。
前者は元々が「高校生探偵」として有名だった事もあり、調べれば住んでいる場所や友好関係がすぐ分かる状態だった。
とある事件に巻き込まれて「死んだ」と認識された事で難を逃れたものの、生きている事が分かれば再び命を狙われる。それどころか周りの人達を巻き込む事になる。
そんな事ををさせない為に、名前を聞かれた際に本に書いてあった「江戸川乱歩」「コナン・ドイル」を咄嗟に組み合わせて「江戸川コナン」と名乗る事となった。
その際に「僕の父親がコナン・ドイルのファン」という理由付けも一瞬で思いつく辺りはさすが名探偵と言うべきか。
また偽名であるコナンの名前が使えなくなり、今度は「アーサー・ヒライ」という偽名を名乗りだした。
こちらの名前の由来はコナン・ドイルのファーストネーム「アーサー」と、江戸川乱歩の本名「平井太郎」。要するに由来自体は「江戸川コナン」と全く同じである。
推理オタクの新一らしい偽名だが、聞いた毛利蘭が推理小説に明るかったらやばかった。もっとも、その辺も見越しての名乗りと思われるが。

後者は黒の組織の研究員*12であり、同じく生きていると分かれば命が狙われるという立場の為、引き取ってくれた阿笠博士*13によって名付けられた。
由来に関しては作者の青山剛昌先生は「アイリーン・アドラー」から取ったと言っているが、作中においては「コーデリア・グレイ(グレイ=灰)」と「V・I・ウォーショースキー(I=あい)」。
名前の「哀」に関しては元々は「愛」であるが、本人の希望でこうなった。
2人とも体が小学生くらいにまで縮んでいる事もあり効果は絶大で、彼ら(特に哀)を狙っている組織にも全然気づかれていない。

そんなコナン名物、偽名使いの1人。
しかし彼は創作では非常に珍しい「法的手続きをしっかり行って戸籍上の本名を変えた」キャラクターである。
なので厳密には偽名ではないのだが、この項目では戸籍変更による変名も扱っているので表記する。
元の名前は読みは同じで「貞治」。
その改名理由は本人が異常なまでの左右対称フェチというのも驚きである。
ただメタ的に言えば、その「もりやていじ」という読み自体が彼の役割を表している。
なお「偽名使いがめっちゃ多い」と言ったが、それはレギュラーだけでなくゲストキャラにも非常に多く、この映画の冒頭に出てくる犯人もまた偽名使いである。

復讐を成し遂げるべく、人間世界に一時的に溶け込む為に使用した。
町を吹き飛ばしたり警察を廃止したりと大暴れしたピッコロ大魔王の生まれ変わり。
だが、外見はそんなに変わっていないせいで孫悟空達には速攻で疑われており、明かされた正体は案の定ピッコロそのものであった。
その後は改心し、悟空達の味方になった後も「ピッコロという名前はまずい」という理由で外部には「マジュニア」と名乗っている。
なお、偽名の由来は「魔王の息子だからマジュニア」という事で、本人もかなり気に入っている。

このピッコロというキャラクターは色々とややこしく、大魔王だった頃と生まれ変わった後は同一人物ながら別キャラのような存在である。
なので読者の間では生まれ変わった方を「ピッコロ(マジュニア)」と呼ぶ事もあり、偽名もかなり浸透している。
ちなみにピッコロというのは我々の世界では楽器の名前だが、ナメック星においては「外の世界」を意味する言葉であり、同時にあの星の命名基準(カタツムリ関係)から外れるのでこれも偽名の可能性がある。

そんなピッコロの半身的存在である「地球の神」が、彼の動向を探る為、人間の体を借りて潜伏した際に名乗った名前。
シェンというのは中国語で「神」を意味するが、描写的には憑依した人間の名前だった可能性が高く、またマジュニアのように再利用されていない為、神様が「シェン」という名前で呼ばれるのは稀。
そもそも作中では「カタッツの子」「神様」としか呼ばれておらず、地味に本名不明。
だが、彼の場合は「神」である事が存在意義の為、名前は意味を為さないのだろう。

そしてピッコロ(マジュニア)と神が再融合を果たした際、悟空に「神コロ様」と呼ばれたが「名前まで合体させる必要はないだろう」とツッコまれ、以降はピッコロと名乗るようになる。
珍妙な名前なのでギャグのような扱いであるが、悟空としては合体した2人に気を遣った結果で、さらに反応したピッコロ共々神の事は「という名前」として無意識に扱っていた証拠とも言えるだろう。
以降呼び名としては「ピッコロ」が定着しているが、本人曰く「もう神でもピッコロでもない…本当の名もわすれてしまったナメック星人だ」と述べている為、心の底では「俺は名も無き戦士」という解釈をしているのだろう。
ピッコロ本人のネーミングセンスがいまいちなのもあって、いい名前が思いつかなかった可能性もあるが。

ガルパンは基本的に誰もかれもがあだ名やニックネーム、ソウルネームを名乗りがち。
例えば最初に戦い、以降もほぼレギュラーと化す聖グロリアーナ女学院の面々は、伝統に乗っ取りダージリンといった紅茶名のコードネームを名乗っており、他の学園のメンツからもその名前で呼ばれる。だが本名は不明。
アンツィオ高校も隊長のアンチョビ以外はコードネームで本名不明。カルパッチョが「ひなちゃん」と呼ばれるくらいである。
基本的にコードネームを認めていなさそうな黒森峰にもバウアーという日本人離れした名前の生徒がおり*14、どうにも名前という概念が軽めな世界観となっている。
事実、本名が判明しているキャラは数えるほどしかおらず、また「よく見る顔だが名前が不明」という半モブキャラも多く存在している。

そもそも主人公達の所属する大洗女子学園の戦車道チームも、カバさんチームアリクイさんチームは本名ではなく通り名を使用している。
とはいえ、この2チームは本名も分かっている設定で、カバさんチームのカエサルはとあるキャラクターに「たかちゃん」と呼ばれており、アリクイさんの3人も本名をもじったあだ名である。
……と思いきや、『最終章』で登場したサメさんチームは恐らく全員コードネームとなっており本名不明である。いつか判明するのだろうか。

本名は「トム・マールヴォロ・リドル」。
ヴォルデモートとは本名である「Tom Marvolo Riddle(トム・マールヴォロ・リドル)」のアナグラムでI am Lord Voldemort(俺様はヴォルデモート卿だ)という意味。
ヴォルデモートは魔法使いの一族のみが魔法を使う資格があると考える純血主義者だが、彼自身は魔法族の母親・メローピー・ゴーントとマグル(非魔法族)の父親・トム・リドル・シニアから生まれた半純血。
本名の「トム・マールヴォロ・リドル」も父親の名にあやかって名付けられたモノだった事から忌み嫌っており、ヴォルデモートへと改名した。

メルメルメ~!
……詳細は個別項目を参照。

本人が作中で何度も本名を言おうとしたのに、その度に遮られてしまい、結局最終話に至るまで本名が分からなかった珍しい例。
本作品には外見がそっくりというだけでフレディとあだ名されるキャラクターもいるが、そうしたあだ名もなく北斗武士に付き従っている子分だから設定としてつけられているだけで、作中ですら一貫して「お前」「君」など三人称呼びされている。

主人公の羽藤(けい)と同じ名を持ち、桂と同じ名前である事に対しては「この名前は自分のための名前」と語る百合の間に挟まらない空気の読める謎の少年。
正体は桂の双子の兄「羽藤白花」。桂の実家の柱に「ケイ」の名前と共に刻まれていた謎の人物「ハクカ」その人であった。
桂は知らなかったが、実は元々兄が「桂」、妹が「白花」となるはずだった。しかし両親が出生届を出す際に「桂」と「白花」を取り違えてしまい兄が「白花」、妹が「桂」となってしまった。
ケイが本名ではなく「ケイ」を名乗っているのも、「親からもらう名前はこちらのはずだったから」という理由。



上にも述べたが、サーヴァントは歴史上や伝説の人物である為、真名がバレると戦い方、弱点、ちょっと恥ずかしい逸話も全て判明してしまう。その為、基本的に真名は伏せるものである。
特にジークフリートは生死に直結する弱点なので、手掛かりを出さないようマスターと2人きりであろうが一言も喋らないという徹底振りを見せた。
しかし名前がないのは不便な為、マスターとの意思疎通などにはクラス名を使っている。
また、敵にはクラスを名乗る義理もない為、自身の真名、武器、クラスまでもを伏せたり、あるいは積極的に他人の名や偽りのクラスを名乗るケースもある。

下のセリフを言った岡田以蔵(真のクラスはアサシン)は、真名を偽る事で自分の剣術を北辰一刀流だと思い込ませ、それを信じた相手に一撃必殺の示現流で切り掛かるというセコい上坂本龍馬に親しい相手にも逆に知識のない相手にも効果の見込めない微妙な策を見せた。
本人的には単なる龍馬さんへの嫌がらせだったのかも知れないが。

ソシャゲ媒体の『Fate/Grand Order』では、基本的にバトルのあるキャラクターは全て実装される為、プレイヤーは登場するサーヴァントの真名をだいたい知っている。
プレイヤーが知っている事を登場人物が必死に推理するというシュールな光景になってしまうので、サーヴァントが自身の真名を伏せたり、偽名を名乗ったりする事は少ない。


メインストーリー1.5部では物語を進めるまで、ゲームにおいても名前が解放されないという「真名隠し」のシステムが実装されたが、イベントに出しづらいとか、イラストのタグなどが分散する*15など不評であった為、2部ではなくなった。
ちなみにストーリーで判明するまではガチャで引いても「不夜城のアサシン」などと表記されていた。
それに代わって……かは分からないが、2部では実装された名でも偽名を名乗っている連中の『プリテンダー』なんてクラスができた。

かつてのカルデアAチームの一員であり、クリプターの一角。
半島の名前+唐辛子なんて名前だが、これは偽名。劇中でも明らかに偽名と判断されている。
本名など詳細は個別項目を参照。

作中で名乗る「ゴルゴ13」が任務の際のコードネームである事はご存知の通りだが、市井に潜伏する際によく名乗る「デューク東郷」も実は偽名であり、本名は不明。
作中で確認できるだけでも20以上の偽名を使っており、デューク東郷はその中で最も使用回数が多い名前であるに過ぎない。
なお、デューク東郷以外の偽名でも「東郷」「トウゴウ」の姓を使う事が多く、彼の本名あるいはルーツに深く関わるものではないかと考えらrドキュゥゥゥゥ……ン

願いを叶える「ミセ」を営む「次元の魔女」。
魔術師として身を護るため「真名」を隠しており(なので本名は不明)、主人公四月一日君尋への自己紹介時この名前を名乗るも、即偽名とぶっちゃけた。
なお「侑子」という呼び名自体は付き合いの長い占い師も知るくらいには多用しているもののようだが、異世界からの客には「次元の魔女」の二つ名のみで呼ばれている。
また四月一日も後に、「『四月一日君尋』という名は後から新しく付けられた名前で、出生名ではない」という事実が発覚(こっちは少なくとも名字の推測は可能)。
とうの本人も「元の名前」を覚えてないのだが、後に力ある「人ではない存在」達への自己紹介の際「偽名」扱いされてしまった。

  • クイーンローズ(ミストトレインガールズ)
主人公達「特鉄隊」と敵対する組織「レジスタンス」の幹部。
圧倒的な剣術の腕と公式で「クソダサい」と言われた仮面が特徴的な麗しき女騎士である。
一見冷酷な剣士に見えるが、「次に会う時がどちらかが命を落とす時」とかっこいい事を言って割とすぐに再会したので、それを律儀に撤回するなど天然ボケな一面も見せており、その言動も敵対組織にしては不可解な部分が多かったが……
どうやら彼女は主人公にキングスウェイがかつて世話になった「ローザ」とそっくりらしいが……って名前とその事を話すタイミングから割とバレバレであり、案の定であった。

だが、実はその「ローザ」という名前も偽名であり、本名は「メアリー・ローズガーデン」。
プレイアブルとなった時の名義も「メアリー」である。
全ての名前の元ネタが、イギリスにある国立公園「リージェンツ・パーク」内の薔薇園「クイーン・メアリー・ローズ・ガーデン」から取られている。
とはいえ偽名の方も気に入っていたらしく、メアリーとしての正体を表した後もキングスウェイからは「ローザ」と呼ばれており、「クイーンローズ」はクソダサ仮面と共に必殺技名に使われている。

表向きは反政府組織が起こした爆弾テロ(その真相は2つのニンジャ組織の武力抗争)に巻き込まれて死亡したとされていたが生き延びており、ニンジャソウル憑依により「ニンジャスレイヤー」として生まれ変わる。
その後は死者の名を名乗るのは非常に危険という事で、普段は「イチロー・モリタ」を名乗り潜伏している。
この名前、忍殺世界ではいわゆる「山田太郎」めいて普遍的な名前らしく、その名乗りを聞いた者の多くは即座に偽名の疑いを抱いている。
また、ドラゴン・ユカノやナンシー・リーなど特に信頼を寄せている相手には本名を名乗っている。


怨念(Grudge)の意味を持つこの偽名は、ザイバツ・シャドーギルド所属のニンジャが身分を隠して権力闘争に関わる際に用いる偽名であり一種の符丁。
ゆえに作中でも複数人のニンジャがグラッジを名乗り、ギルドの下級ニンジャや外部のフリーランスニンジャに汚れ仕事を斡旋するなどの暗躍をしている。

自分自身ではなく、所有する斬魄刀に偽名を与えている。
弓親の斬魄刀は「瑠璃色孔雀」という鬼道系斬魄刀だが、彼が所属する護廷十三隊十一番隊には「戦闘は直接攻撃のみで行い、鬼道系斬魄刀は持っているだけで腰抜け扱い」という風潮がある。もっとも、隊長の更木剣八はあまり気にしていないっぽいが。
そこで彼は瑠璃色孔雀が嫌う色である藤色を冠した「藤孔雀」という偽名で呼んで瑠璃色孔雀を拗ねさせ、刀身をショーテルのような形状に変形させ、さらに4枚刃に分裂する直接攻撃系斬魄刀に偽装してる。
逆に、斬魄刀が持ち主を認めていない時に真の名前を教えないケースもある。

  • ネモ艦長(海底二万里)
主人公より有名かもしれない、謎の潜水艦ノーチラス号の艦長。とある事情により人間界と縁を切っており、名前を持たずに過ごしている。
この「ネモ」という偽名も、呼び名がないと不便だというアロナックスの要望に応えたもので、艦長自身が用いる事はない。東京ディズニーシーでは思いっきり自己紹介しているのは内緒。
ちなみにラテン語で「何者でもない」の意。
同じ作者の『神秘の島』にも登場し、本名はそこで明かされる。

神室町で窃盗団として活躍していた青年。そちらでも「ジェスター」という名前(もといコードネーム)を使っていた。
主人公の八神隆之のピンチを幾度となく救い協力関係になるも、人を食った態度を取っており、なぜ協力するかはいまいち不明。
彼の語った目的もどこか不可解で謎の多い存在だったが、実は彼は八神にとって重要なキャラクターの弟であり、名字もそのキャラクターと同じである。
正体を隠して八神に近寄るには姉と同じ名字であると怪しまれる為に「杉浦」を名乗っていたが、家族と過ごした日々が忘れられないのか下の名前はそのままであった。
続編の『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』にも登場するが、その時も何故か「杉浦」と名乗っており、周りにもそう呼ばれている。
決着がついたとはいえ、旧姓を名乗るのは彼の中ではまだ難しいのだろう。
メタ的に言うと『LOST JUDGMENT』は前作を遊んでいなくてもプレイ可能であり、杉浦がその名前を名乗っていたらネタバレに繋がるので、この形に落ち着いたと思われる。

  • 榎田(博多豚骨ラーメンズ)
福岡を拠点に活動する凄腕ハッカー兼情報屋。
しかしてその正体は有名政治家の父を持つ家出息子で、本名は「松田千尋」。
福岡に来た最初の頃、ある人物から自身の髪型をキノコに例えられた事からこの偽名を名乗るようになった。
…だが最終巻では「ある願い」を父に頼むのと引き換えに実家に戻り政治家の道を行く事になり、本編後の世界を描いた『百合の華には棘がある』では新人議員の松田千尋として(ハッキングスキルと情報屋時代の人脈は色々と生かしつつ)生活している。

主人公ユーリ・ローウェルが住むザーフィアスの下町の水道魔導器(超簡単に言うと水の流れを調整する機械)を盗んだ男。
ユーリが旅立つ理由がその「モルディオ」を探す為であるが、その過程で見つけたモルディオは別人であった。
やがてその事で偽モルディオの裏に潜む巨悪の存在に気付いて……という事で、偽モルディオはこのまま正体も分からずフェードアウトする事となる(なお、PS3版の追加イベントにてようやく成敗された)。

彼がなぜ「モルディオ」を名乗ったかというと、リタ本人が魔導器マニアな一面がある事と、そのリタの才能を我が物にしようと黒幕が彼女に与えた屋敷がザーフィアスにある(ただし、リタはその屋敷に住んでいない)事から、都合が良かったのだろう。
ちなみにその事を踏まえてか、『ヴェスペリア』公式サイトではリタの名字が伏せられているが、その直近のバーサスHPでもそのまま隠されていた。
なお、劇中の描写的に「リタ・モルディオ」というのは本名で間違いない。

同作の主人公。
機械の型番めいた名前だが、これは「第4世代強化手術を受けた、621人目の強化人間」といった感じの意味合い*16で、当然ながら本名ではない。支援者であるハンドラー・ウォルターからは「621」と呼ばれる。
そんな彼の初仕事は、物語の舞台である惑星「ルビコン3」に密航し、破壊されたACの残骸を漁って失効していない傭兵ライセンスを拝借する……いわば「偽名探し」である。
そこでめでたく使えるライセンスを手に入れて生還する事ができれば、621は「登録番号:Rb23 識別名:レイヴンという新たな偽名で活動する事になる。

主人公である勇者の父親・オルテガが「ムオル」という地方で名乗っていた名前。
ムオルは最果ての地と呼ばれるほど辺境にある地方で文化が違うらしく、オルテガはここでは「ポカパマズ」と呼ばれていた。
その理由だが、かつては「読み方を変える」の補足で触れられている通り、ムオル地方では「オルテガ」の発音は「ポカパマズ」になるという設定だった。
だが令和になってリメイクされた際には「ここに来る頃には『オルテガがいる』というだけで魔物達が襲撃してくる為、偽名を名乗っていた」という設定となった。
『勇者』であるオルテガらしいエピソードとなった反面、何を思ってそんな珍妙な名前を名乗ったのかという新たなネタ要素が増えた。
ドラクエシリーズの主人公の父親はネーミングセンスがおかしい。

本名も最初に名乗り、隠す意味もないのに偽名を名乗っているという珍しい例。
理由は単純で本名が人類に発音できないから。
彼はマリオ世界では実体のない存在であり、スターロードを修復する為にやってきた使者である。
本名は「スター語」で「£☆§@」であり、これはマリオ世界の人間には発音が難しいらしい。
その為、彼が宿った人形の名前「ジーノ」を名乗るようになったのである。

本作の準主人公にして狂言回し担当。
大学生の副業としてキャバ嬢をやっており、「マミ」はキャバクラでの源氏名。
そして主人公の「みいちゃん」こと中村実衣子に本名を尋ねられた際に咄嗟に「山田」と答えた事で、それ以降みいちゃんだけでなく他のキャバ嬢からも「山田さん」と呼ばれるようになる。*17

一般人を装って作戦区域に正面から入る場合、組織から与えられた「トバイアス・リーパー」という偽名を名乗る場合がある。
ここでのリーパーは「Rieper」であり死神(Reaper)ではないが、暗殺者に相応しく死神に似た偽名を与えたのかも知れない。*18

サファイア竜族で、本名は青金(ルリ)こっちの竜は関係ない
親しい間柄の者には本名を教えているが、その名で呼ばれると怒る。
偽名を使う理由は単純に「本名がダサいと思ってるから」。

後鳥羽上皇の側近にして、幕府にも仕える特殊な立場の在京御家人・源仲章(みなもとのなかあきら)(演:生田斗真)が用いた偽名。
北条家の台頭を快く思わない仲章は、義時を失脚させるため、「信濃の御家人・泉親衝」を名乗って和田義盛一族を謀反へ誘い込み、鎌倉を大混乱に陥れようと画策した。
やがて和田義盛の甥や息子たちが計画に関与していたことが発覚するが、黒幕である仲章本人はしれっと京へ帰還する。大江広元(おおえのひろもと)は「西からの雅な匂いがしますな」と評し、この一件の背後に後鳥羽上皇の意向があることを察していた。
ちなみに「泉親衝=源仲章」というのはドラマオリジナルの解釈であり、史実では確認されていない。







追記・修正は、偽名で仲間になるキャラクターの名前を本名に変えた人がお願いします。

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最終更新:2026年06月28日 11:18

*1 ただ本国の方でも「ル」は発音しないor曖昧な事が多いとか。

*2 特に幕末の志士が偽名を名乗る理由はこちらが圧倒的に多い。例:坂本龍馬→才谷梅太郎、西郷隆盛→菊池源吾/大島三右衛門

*3 ちなみにこの事例では、拝借した奴も故人からもらった名前を偽名としており、拝借された方も自分で考えた偽名である。

*4 治癒の力を持つ高名な尼僧「八百比丘尼」を殺し、発覚を恐れて彼女に成りすます左近介(こんな名前だが女性)→実は殺害直後に過去にタイムスリップしており、長い年月を経て八百比丘尼に身も心も成り切った左近介の元に、若い頃の自分がやってきて…というお話。

*5 例に挙げた2人は後から入った方が本名を忘れていたというのもあるが。

*6 とはいえ、この世界の「ジューダス」という名前が裏切り者を意味しているかは不明。ちなみにこの台詞を発した「リオン・マグナス」も偽名である。なお「ジューダス」という名前は気に入っている様子。

*7 ヨシュアのこのイベントは3つの名前から選ぶ方式だが、彼の姉の名前である「カリン」を選ぶと少し好感度が上がるおまけつき。ちなみにこの時点でエステルはカリンの存在を知らないはず。なお彼の「ブライト」という苗字もまた偽名である。

*8 モクバは初登場時は名前を名乗らず、終始「海馬瀬人の弟」で通していた。

*9 というかSEEDが封印された。

*10 実際鉄華団との商談の条件に「モンタークの正体が何なのかは他言無用」と付け加えている。

*11 公的な名前がわからなくなっているアレルヤ・ハプティズムや、戸籍そのものがないマリー・パーファシーやティエリア・アーデ、アニュー・リターナーは当てはまらない。表舞台に出る必要がある王留美やアレハンドロ・コーナーも同様(逆にCBとの関わりを秘匿する)。またヴァスティ一家や色々あってガンダムマイスターとなったグラハム・エーカーは武力介入に従事しながら本名を秘匿しているのかどうか怪しい(グラハムには家族はおらず天涯孤独の身ではある。ヴァスティ一家の娘のミレイナは時系列的にソレスタルビーイング内で育ったと思しいため戸籍があるかどうかが微妙)。

*12 そこでもシェリーというコードネームを名乗っており、組織では実質的な呼び名となっていた。

*13 この阿笠博士、こんな名前だがちゃんと本名である。正式な読みは「あがさひろし」だが周囲からは「あがさはかせ」と呼ばれることが多い。

*14 本名かどうかは不明だが、黒森峰所属の生徒が聖グロをバカにする際に「実は全員日本人」という文言を使っている為、逆説的に考えると海外の人間と思われる。

*15 実際にこのアニヲタWiki(仮)でも項目名がややこしくなっている。

*16 劇中には「C1-249 スッラ」、「C4-617~620」などの強化人間も登場する。

*17 夜職の人間は客にも同業者にも本名を明かさないのが暗黙の了解である

*18 Rieperはドイツ語圏で実際に使われている姓。47のルーツはルーマニアにあり、ルーマニアでは一部でドイツ語も使われているのでドイツ語圏の姓を与えられてもおかしくはない