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Scatman John

登録日:2010/12/14 Tue 22:07:02
更新日:2025/12/09 Tue 16:08:12
所要時間:約 4 分で読めます




♪I'm the Scatman♪


Scatman Johnはアメリカ合衆国出身のミュージシャン。
本名はJohn Paul Larkin(ジョン・ポール・ラーキン)。


元々はジャズピアニストとして活動しており、歌手としては致命的な吃音症をもっていた。

しかしながらその吃りを高速のスキャットへと発展させることで独特の音楽を作り出し、なんと52歳という高齢にしてデビューを果たす。

ひと昔前のプッチンプリンのCMで流れていた


というキャッチーなフレーズが頭に残っている人もかなり多いと思われる。
ちなみにこの曲は氏の楽曲『プリプリスキャット』のサビの一部である。

プリプリって……なんか可愛いよね。
その楽曲の名前の可愛さだけでなく、本人の見た目もかなり特徴的。

口の上に蓄えた立派なヒゲに常にハットを被り、いつもスーツ姿をしている。
よくわからない人は任天堂の超有名な某を思い浮かべ、スーツとハットを着せるといいかもしれない。
その風貌からはとても優しそうな印象がうかがえる。


〜氏の楽曲〜

スキャットマンの楽曲で恐らく最も有名なのは「SCATMAN」であろう。

いきなり高速のスキャットから始まり、「ski bi di bi di bap do…do bam do」など非常に印象的なスキャットが曲の各所に盛り込まれており、一度聞いたら忘れられない曲になっている。
日本でも95年にこの曲でデビューし、一躍時の人となる。


しかし、残念ながらそのあまりに特徴的過ぎる曲故に、いわゆる「ネタ」として認知されることも少なくなかった。

ウルトラマンが歌うスキャットウルトラマンや、加トちゃんのスキャットマンなどのパロディも存在する。一応のためであるが、それ自体が悪いというわけではない。

しかし、SCATMANの歌詞には氏の真摯な思いが込められている。


以下歌詞の一部(※日本語訳)

誰にだって吃ることくらいあって当然さ

いいかい?僕のメッセージをよく聞いて

実際どんなことがあってもそこで身を引いたらいけない

スキャットマンにできるのならば君にだって出来るのさ


いかがだろう……
何か響くものがあるだろうか?


氏は幼少期より吃音症に悩まされており、ピアノを弾くことさえあっても人前で喋ることはほとんどなかった。
吃音の辛さに耐え兼ね、アルコールやドラッグに溺れることさえあった。

しかし、仲間や友人がドラッグで死亡することを目の当たりにした氏は、妻の助けもあり更正する。
更正した彼は吃音と向き合い、自分の吃音を認め、スキャットに生かすことで成功を収めているのである。

SCATMANに込められた思いは「自分と同じように吃音に悩まされる人を元気付け、逆境をも乗り越えられるようになってほしい」というものなのである。
それだけでなくまだまだ様々な解釈をすることが出来るだろう。
いずれにせよ氏の歌詞には、前向きに未来へ向かう気持ちが込められているのである。


このSCATMANの認知度のあまり、一発屋なんてイメージを持つ人もいるかもしれないが、それは違う。
氏のメジャーデビューアルバム「Scatman's World」は世界で600万枚のセールスを記録している。

SCATMAN以外にも
  • Scatman's World
  • TIME
  • Only You
  • Scatmanbo
などなど様々な曲があるがどれもメッセージ性に溢れた名曲ばかりである。

詳しく知りたい方は自分で氏のディスコグラフィーを調べるなり、近くのお店に行って中古のCDを漁ってみるなりしてみるといいだろう。
さて、そんな氏の歌をもっともっと聞きたいと思った人もいるのではないだろうか?








……しかし、非常に残念ながら、氏は1999年にロサンゼルスの自宅において、肺ガンに侵され永眠している。

享年57。デビューしてからわずか5年後の出来事であった。
日本での再デビューも視野に入れられていた中での突然の訃報に、当時の芸能ニュースで大きく取り上げられた。




辛い時、疲れた時、気に入らないことがあった時、皆さんもSCATMANの言葉に耳を傾けてみてほしい。


追記・修正はスキャットを口ずさみながら。

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最終更新:2025年12月09日 16:08