ヒゲ

登録日:2012/01/20(金) 18:28:26
更新日:2023/08/30 Wed 11:10:25
所要時間:約 6 分で読めます




某M「クリナップクリンミセス!エブリワン!

僕は、某W高校に通う、普通の男子高校生だ。けど、先日、伊豆の温泉に行った際、ふと、ワサビ園の横を横切ったんだ…。
それはもう、水清く、美しく、水や曙だった…。心が洗われたよ…。

そこで、僕は決意した訳だ…!

皆に、ヒゲの説明をしてあげようとね…!


■概要

ヒゲとは、髭、髯、鬚などとも表記される、思春期以降の男子のアゴ下からもみ上げにかけて生える、最高にセクシーで素敵な憎いあいつの事さ。
漢字がいくつかに読み分けられると言ったが、口回りのヒゲが「髭」、アゴ下のそれが「鬚」、頬が「髯」と、明確に分類出来る。

青春真っ只中の男子が、熱血教師と殴りあったり、部活で青春の汗を流したり、盗んだバイクで走り出したり、白いクヌソを吸引してみたりするような熱い日々の間、
つまりは思春期以降に、ニュニュニュ!!と、奴は発生するんだな。
ちなみに、下の毛や脇毛に比べれば、意外にも大分遅れる事が多い。
もっとも、個人差や民族での差はかなり激しいがね。

何故、ヒゲは生えるのか?
地球が寒冷だった時代に、吐息で顔が凍るのに対応するためだとか
(そういう地域の民族は未だに女性でもヒゲが生える)、ただ単純にセクシーなアピールポイントとして生えてくるだとか、実は未だに結論は出ていない。

女性のヒゲが無くなったのは、巨大な狼を拘束するための道具として小人が材料として全て利用したという神話がある。

かつて、日本の武士は、ヒゲを生やしておくのが、チョンマゲを結うのと同じ位に当然だった。
かの豊臣秀吉は、馬鹿にされたくなくて、付けヒゲをしていたとされる。全く…。ヒゲシップに乗っ取っていない、お下劣な奴だぜ…!

へ?そう言う僕だって、ヒゲヒゲ言ってる割りに、何故生やしていないかって?

…君たち、ハーランド・デーヴィッド・サンダース (Harland David Sanders、1890年9月9日 - 1980年12月16日 )を知っているか?
そう、あのファーストフードチェーンの創始者だ。あの店の前に必ず立っている、彼の人形…。立派な白いおヒゲを生やしているな…?

だが、彼の眼鏡は、それでもちゃんと度が入っているんだ…!

よし、よく分かった所で、次だ。


■現代人とヒゲ

現代社会では、ヒゲは、もはやファッショナブルな意味合いしか無くなりつつある。だが、むしろ、大抵の人間は、剃っているのが現状だな。
これは、現代社会では、ヒゲをきちんと剃っておく事=清潔感がある事と言うアピールになるからだ。
むしろ、公の場では、ヒゲなんて生やしていかないのが常識ですらある。
確かに、ヒゲってのは、ただ闇雲に生やしているだけじゃ、見た目にも不快な「無精ヒゲ」になるだけだからな…。
間違ったヒゲの生やし方をして、うちの部活のマネージャーの父さんは、逝っちまった…。

お、思い出しちまったぜ…。

おろろ〜ん…」

(ふと差し出されるハンカチ)

某T「良い男が何を泣いてるさー、これで拭くといいさー」

某M「ん、ああ…。ありがとう…。…ハッ!

(無精なようでいて、見事に先端が整えられたヒゲだ…!まろやかだし、コクも十分だ…!それでいて、色艶には全く下卑た所が無い…。どこまでもエレガントだ…!
何より、あからさまに、さっきトイレに行ったけど、紙が無いからこれで拭きましたと主張するこの茶ばんだハンカチ…。この男、ただ者じゃない…!)

某T「む、どうした?そんなに俺はいい男か?」

某M「あ、いえ…。あんまり素敵なおヒゲなものだから、つい見とれてしまって…。

あ、何を言ってるんだ僕は…!み、みっともない…!」

某T「いや〜それは照れるさ。ヒゲといえばヒゲリンピックを思い出すさ、決勝は他を寄せ付けない勢いで勝利したさー」

某M「ええ!あの世界的に権威のあるヒゲマニア達の祭典…!?まさか貴方はあのリーダー的な…!」

某T「俺の筋肉とかも惚れたか?なぁ」

某M「あの、会えて光栄です!是非サインを…!」

某T「悪いけど俺はブリーフにはサインをしない主義さ〜。

それより、ヒゲについて説明していたと言う空気がウンコ後のトイレの臭気の如く漂っているな…

よし、俺も少し参加するさ」


■ヒゲとファッション

某T「古代エジプトのツタンカーメンの黄金像にアゴヒゲがあったり、中国の皇帝の絵に大抵ヒゲがあったって何かで読んだ気がもりもりするぞ。
ヒゲは、男性の象徴として、昔からファッションセンスを磨いてきたわけだな。まぁ俺ほどのおしゃれヒゲはなかなか見ないけど……

今の日本でもファッションそのものを売りにする業界人なんかは、お洒落にヒゲをたくわえているさ。

だけど、オダギリジョーや浅田忠信、ショーンコネリーなど、かっこよくヒゲを生やしている人々に共通しているのは、
けして生やすままに生やしてはいないのがポイントだ。

ヒゲは服やアクセサリーと同じ、その人に「似合うヒゲ」と「似合わないヒゲ」があるわけさ。
少なくとも、無計画にボーボーと生やしたヒゲならば、「無精でかっこ悪い」以外のものにはならない胸騒ぎがするさー。

「たかがヒゲ……されどヒゲ」……
ジョン・レノンの有名な言葉さ。

ここでは、いくつか種類を説明するさ

◆カイザルひげ
鼻下に生やしたヒゲの両端をピンとはねあげたアレさー。
インテリジェンスに見えて少しキザに見えるぞ。

◆コールマンヒゲ
鼻下に太く濃く伸ばすさ〜。
ダンディさを表現して、あの娘もイチコロさ〜。
俺の友達はこれの付けヒゲをしているさ。

◆カコミヒゲ
鼻下からアゴにかけて口を囲むヒゲさー。
ファッショナブルだけど手入れが大変な上級者向けさー。
俺のヒゲはこれに近いさ。

◆フジヒゲ
アゴ下に少しだけ生やすヒゲで、自由奔放なイメージがあるさー。
アゴの形に自信ある人は勿論、自信無い人も印象が30パチミソンは変わるっぽいぞ!

◆カストロヒゲ
カコミヒゲから更にもみ上げまで伸ばしたヒゲさー。三國連太郎なんかがこれだな。
とてもダンディだが下手すると下品になるから、ヒゲ修行を31年4ヶ月3日くらい積んでからやるといい匂いさー。


■剃り方

勿論、煩わしいかったら全部剃ってしまうのも1つの選択さ。
下手に生やしても不潔なこと山の如しだからな。

でも、安物のカミソリでアゴを傷だらけにしたら、それはそれでみっともないし、清潔感を出すつもりが不潔になるさー。
今は横滑りしないよう工夫された良いカミソリが売ってるから、多少高くてもそれを買うさー。
ケチってアゴに傷をつけてたら、ヒゲ剃りの度にまだ傷口が開く悪循環がありまくるぞ。

ヒゲは体毛の中でも最も固くて、同じ太さの銅線にすら匹敵するから、カミソリの切れ味も重要さ。
切れ味落ちたカミソリだと、何度もガリガリして危ないから、ちゃんと新しいのを使うさ。
まぁでも俺のような鋼のヒゲを剃れるヒゲ剃りはなかなか無いけどな。

とにかくヒゲは男のシンボル、投資はケチっちゃだめってことさー」

某M「す、素晴らしい!ところで、貴方は、どちらのヒゲ師様ですか?」

某T「ん?俺はただの小学一年生さー」

某M「ええ!(ガビーン!)

ヒゲ長き小学生に勝るもの無し…。か…!」

ひげの独身♪
ラララつまりはひげ独身♪
さみしくなんかないさひげがあるから……
ひげの独身♪
ラララつまりはひげ独身♪
さらに略せば「ひげ独」♪
よろしく「ひげ独」♪

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ヒゲ
  • 関羽
  • マリオ
  • ダイノーズ
  • イリーガル
  • ∀ガンダム
  • 次元大介
  • セクシーコマンドー部
  • 藤村忠寿
  • ヒゲゴジラ
  • 播磨拳児
  • 坂口博信
  • 植松伸夫
  • 糸鋸圭介
  • リンカーン
  • 大久保利通
  • たかがヒゲでしょ
  • ヒゲ独身
  • デブでヒゲはえてたらダメなのかよ
  • まるでわけがわからんぞ
  • 氷室幻徳
  • 仮面ライダーローグ
  • 伊藤博文

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月30日 11:10