シャイニング・ティアーズ

登録日:2011/02/01(火) 16:06:00
更新日:2025/05/01 Thu 12:04:15
所要時間:約 6 分で読めます




シャイニング・ティアーズ(Shining Tears)は、2004年11月3日にセガから発売されたプレイステーション2用のゲームソフト。

キャラクターデザインはTony
ファミ通文庫からゲーム内容をアレンジした小説版も発売されている。


○バトルシステム
基本的に戦闘はプレイヤーキャラとパートナーキャラのみで行う。
プレイヤーはパートナーに指示を出しながら主人公を操作し戦闘をこなしていく。

主に使用するのは主人公「シオン」を操作する事になるが、ある特殊な条件下ではシオン以外をプレイヤーキャラとして操作することも可能。

攻撃方法には幾つかの種類があるが、通常攻撃以外はMPを使用するので多用出来ない。


○成長
レベルアップ毎に能力育成用のポイントが与えられ、それを対応するステータスに振り分ける事でプレイヤー独自のキャラにしていく。

能力値は装備品の装備条件にも関わるため、「必要ない」と感じる項目にもある程度割り振る必要がある。


スキル育成に関しても同様でレベルアップ時に入手するポイントで能力を延ばしていく。
ストーリーが進むとある程度の能力のスキルが欲しくなってくるので序盤で適当に振っていくと軽く死ねる。

○キーワード
●双竜の指輪(そうりゅうのゆびわ)
主人公の持っているペアリングの指輪。
1つは主人公が指にはめていて、何故か外れない。もう1つをパートナーが装備することになる。

パートナーに合わせて大きさやが変化し、それに連動して主人公の見た目と性格、戦闘時の能力が変化する。
1人で両方の指輪を装備してしまうと、力に耐えられず破滅してしまうという伝説がある。

●四勇者(よんゆうしゃ)
作中の17年前の戦いで世界を救った英雄。
『神弓のクピード』『聖騎士ケイロン』『賢者アスクレイ』『大魔導師ゼノヴィア』の四人。

●ビーストクォーター
人間と獣人のハーフ。人間でも獣人でもないことから、好ましくない扱いを受けることがしばしばある。

●神器
各地方に設置されている古代兵器。
二機一対であり住人の陰の心に影響され、どちらか一方が属性を陰に変え機動、人間を滅ぼす邪神となる。
もう片方も属性を陽にして機動し邪神と戦闘を行う。

その戦いの余波でその地方の文明をリセットするという最悪のシステム。
ヴァレリアには「獣王」と「竜王」の神器が存在する。


○地理
●夢幻大陸エンディアス
様々な種族が共存する世界。
本作ではそのうちの「ヴァレリア地方」が舞台となる。


○各国家
●シルディア
ヴァレリア地方の都市国家。
「獅子のたてがみ」と言われる三重の防壁に囲まれている。


●聖王国ルーンベール(ルーンガイスト帝国)
シルディアの東にある国。第2王子ガラハッドのクーデターによって国王が幽閉されてからは「ルーンガイスト帝国」と名称を変更した。

人間の王族と、これに仕えるケンタウロス族の聖騎士団によって統治されている。

●百獣連合王国ベスティア
シルディアの北にある獣人の国。

●エトワール神殿
ベスティアの特別自治領。神竜をまつっている。

●フォンティーナ
シルディアの南にあるエルフの国。


○登場人物

○シルディア
遊撃騎士団ヴァイスリッター
主人公やパートナーキャラが所属する部隊。
詳細は項目を参照。


●バルボア
シルディアの国主。
商売や国を治める手腕はあるがルーンガイストの侵攻に対して自己保身を優先させる小物。


●エルアラメイン
シルディアと地理的に近いフォンティーナ北部の領主。
多種族との交流を嫌うエルフの典型。エルウィンの叔父でもある。

○ルーンガイスト帝国
●ガラハッド
ルーンガイストの王子。
以前は気弱だが心優しい少年だったが、ある日を境に人を簡単に殺せる残虐非道な人間になってしまった。

科学の力に心酔し、機械を繰り出し主人公達と激突する。

最終的には体を完全に機械化させ「誰だお前!?」状態になった。

ケイロン
かつての四勇者の一人、『聖騎士ケイロン』。
ケンタウロス族で、圧倒的な機動力と力強さで広くその名を知られる。

ルーンベール聖騎士団団長であったがガラハッドのクーデター以降は彼の命によりシルディア侵攻に駆り出される。


○百獣連合王国ベスティア
●ディオクレス
声:銀河万丈
ベスティアを治める国王、『獣王ディオクレス』

ライオンの姿をした獣人で、獅子王とも呼ばれる。獣王十二将からも恐れられるほど、武人としても一流の能力を持つ。

かつて、獣人でありながら王の玉座を捨てる覚悟で、人間の女性を真剣に愛していたが、彼女がそれを恐れるあまり身を退いたことで結局は王としてベスティアに残った。

●ビビ
獣王十二将の一人。スケイブン(ネズミ獣人)。

「忍者マスター」の呼び名を持ち、素早い身のこなしと手裏剣殺法の達人。平時は密偵として情報収集に努めている。

●バクート
獣王十二将の一人。カラス天狗のような姿をした鳥人。
飛行能力と情報分析・判断力に優れていることから伝令係を任されている。

危険な情報も扱うため、「死の伝達者」という異名もある。


●バラーハ
獣王十二将の一人。イノシシの姿をした獣人。
その外観と、槍の名手として武勲を挙げてきた勇猛さから「ベスティアの黒い牙」とも呼ばれる。

●ビャッコ
獣王十二将の一人。二刀流の達人である白虎の獣人。

ヴォルグの親友でありかつては「ベスティアの双璧」と呼ばれていた。
ヴォルグがベスティアを去った以降は「剣聖」の異名を持った。

●ダイン
獣王十二将の一人。
牛の獣人。巨大な斧と振るい、頑丈な鎧を着こなす屈強かつ巨大な肉体の持ち主。

その攻守ともに優れた実力から「ベスティアの黒い盾」と呼ばれる。

●エゼキエル
ベスティアの軍師である羊の獣人。
ありとあらゆる知識に通じる頭脳の持ち主。
かつて、ピオスの師をしていた。

●アーサー
ベスティアの黒騎士。ケンタウロス族で、黒騎士団を率いる。


○主題歌
『Shining Tears』 歌:保志総一朗


○ゲーム内容
ストーリーこそ一本道でシステムも単調。
しかし、戦闘のバランスが異常にシビアであり初期から時間を掛けて計画的に主人公とパートナーを育成しないと詰む事になる。
また、一部のパートナーは途中で一定期間離脱するので複数同時に育成しておく必要がある。

それ以外の要素についてもロード時間が非常に長いためストレスがたまり、グラフィックも発売時期の割にはは相当レベルが低い。
シナリオも単調すぎて面白みが無いため、キャラ人気に比べゲーム内容は評価が非常に低い。


設定資料集によると本作には非常に裏設定が多く、明かされていない謎もかなり多い。




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最終更新:2025年05月01日 12:04