RUNE II 〜コルテンの鍵の秘密〜

登録日:2011/12/08(木) 20:10:32
更新日:2025/06/21 Sat 01:09:02
所要時間:約 6 分で読めます




『RUNE II 〜コルテンの鍵の秘密〜』とは2003年5月23日にフロムソフトウェアからニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして発売された
クリーチャーのカードを召喚し戦う召喚士アクションRPG。

前作のRUNEの続編で、世界観の一部は受け継がれている。
前作ではエンカウント方式による別空間による戦闘で、カード召喚クリーチャーを用いた一部トラップ解除をわざわざエンカウントで戦闘しなければならなかったのだが
今作では別空間ではなくなりフィールド上でのリアルタイム戦闘方式になっておりカード召喚クリーチャーを用いたトラップ解除もシームレスに行えるようになっている。
プレーヤーの代理で戦うクリーチャーが入ったカードは前作は100種ほどから総数236種ほどに増えた。
また
  • 新たに機属性が追加
  • カードのデザインが一新されている
  • そのクリーチャーの姿と力の一部を借りてフィールドを攻略
  • 前作のカードの一部だけ性能が変更されている
と前作とは、全く別物になっている


◇ストーリー
前作の主人公の活躍により大陸が統一されてから200年。
模造品ではあるもののクリチャーのカードが使える世界に1つだけだった道具「鍵」の開発に成功した「コルテン」は周辺諸国に侵攻を開始し、再び戦乱の世になった…

幼い頃に捨てられ盗賊に育てられた少女「リズ」。
「鍵」を使える能力を買われて盗賊団の一員として日々を過ごしていたが彼女に大きな戦いが待っていた…


◇登場人物
リズ
このゲームの主人公。幼い頃に捨てられていたが「鍵」の力は使え、その力に盗賊団「蝶の目団」の頭ヴィクトールに拾われる。
ヴィクトールに利用されるが模造品「鍵」を盗もうと入ってきた鍵精製場にて巨大な怪物により盗賊団は壊滅する。
壊滅後はあてのない旅をするがグリディという魔女と出会い、出生の秘密をたどるがいいと説かれ道中で再会したソルと共にその答えを得るために旅をする…

ソル
剣技が得意な盗賊団の男性。
なにかとリズを気に掛けており、一部のステージで彼と共闘する。
斬り込みの他に、剣から衝撃波を飛ばすなど遠近共に優れているが彼が倒されるとそのステージは強制失敗となるため注意が必要。
ある時までに特殊なアイテムを入手してるか否で彼の生死が変わる。

ヴィクトール
盗賊団「蝶の目団」の頭。リズを利用していたが、コルテンらに襲来され、その腹いせにコルテンの要の鍵精製場を襲撃するのを企む。
だが侵入したのは良かったが、そこは化け物の巣窟となっており化け物の攻撃を受け死亡する。

マッコイ8世
美と富を重んじるコルテン家の末裔で領主。ちょび髭
「鍵」の量産化に成功し、世界征服を目論むがその「鍵」を精製する化け物が暴走し逆に怯えてしまう。
物語の終盤でリズと対決する、機属性中心のためラストドラゴンとか入れば楽、てか弱い。
また本編クリア後に開放されるサブステージでマッコイとの再戦がある。

ラッセル8世
前作の妖精博士の子孫。先祖と同様人と話すことができる赤妖精リムの収集をしておりリズに手伝いを頼む。
先祖と同じくリムを一定数集めていくと貴重なカードをくれる。ただし今作は期間限定の個体が居るので注意。

グリディ
あてのない旅をするリズの前に現れる魔女。「鍵」を持つリズに興味を持ち出生の秘密をたどるよう説く。
あるサブステージで再会し、これまた別のサブステージを解禁させるのに関わってくる。
前作と同一人物であり今作では彼女の素性が明らかになる

女王リュシエンヌ
オランジュ国の女王で祖先は前作の主人公の女王カティア。
リズとはどこか面識があるようだが…

謎の教団幹部
各地にいる、怪しげな呪文を唱える変な格好&行動をし、鍵の力が使える。
『イサマト ウブン』という教団の幹部で全部で7人ほどいる。
シナリオ進行上倒さなくてもいいがあるアイテムを守っている…

カティア
前作の主人公。隠しステージの闘神の間でグロリアと魔導王と共に戦えるスフィンクス、ダークロード、バスケットワームと強力なカードを使う強敵
ヴァッサーやラストドラゴンとこちらも強力なのを使わないと厳しい。ただし召喚した敵味方関係なく即死させるドッペルゲンガーに触れて自滅したりする。


◇カードについて
ルーンストーン(魔力の結晶の様な物)を消費する事でクリーチャーを召喚させ戦わせる。ルーンストーンは敵クリーチャーにダメージ与えたりする事で出現し回収する事で回復するが、
不足していると体力(HP)で不足分を補って召喚を行うため注意が必要(HPが一定値以上減るとリズの動きは鈍くなる)。
またクリーチャーを捕獲するキャプチャーカード、音楽が聴けるサウンドカードなどがある。
カードのタイプには大きく5タイプに分けられている
武器型:瞬時にクリーチャーが攻撃を行う。使用回数はクリーチャーごとに異なるが最低2回以上で発動中は無敵の為、敵の攻撃の回避とかにも使える

召喚型:召喚陣からクリーチャーを召喚しボタン入力で2種類の攻撃のどちらかを使う。強力な分、全体的に魔力消費が多い

自律型:一定時間フィールドに存在し、自律行動で戦うクリーチャー。敵の攻撃を受けるとその分出現時間が減る。また敵も自律クリーチャーに気を引くため、隙が大きい召喚型を当てやすくなったりする
自律型と補助型は投げたカードが地面に付くと召喚されるがそれまでは無敵の為、敵の攻撃を回避するのにも使える他、仕掛けに向けて飛ばすなんて場面もある。

補助型:トラップ、敵を引きつける(身代わり)、回復、パラメーター変化など、設置することで特殊な効果が発生するクリーチャー。こちらも敵の攻撃を受けたりするため扱いには注意が必要。

変化型:プレイヤー自身がクリーチャーに変化し戦闘したり、その特殊能力で障害物の破壊や、高台を飛び越えるなど主に探索に使われる

またカードごとに6種類の属性があり、その属性ごとに優劣がある(ただし属性は優劣が無い)
優劣は、となる。
ここでは一部のクリーチャーの紹介をする

火属性
テラーレイヴン:武器型。攻撃力、消費魔力は低いが使用回数が優秀。終盤でも役立つカード

ヴァルキリー:召喚型。サブステージのイベントで入手可能。
広範囲かつ高威力のメテオバーンが使いやすい。もう1つの技は、消費カードが多い程威力が上がるもの

スザク:補助型。強大なクリーチャーである四聖獣の一角。味方を無敵化にするが消費魔力が多い

水属性
ドラグーン:武器型。消費魔力が低く威力と攻撃範囲も優秀で最初から持っている。終盤でも役立つカード

マインドフレイア:召喚型。消費カードを再び使用出来る様にする技を持つ。ただ消費魔力が非常に多く数もばらつく

ファントムシップ:召喚型。サブステージのイベントで入手。技がどちらも高威力かつ広範囲のため囲まれ時にドカンと

土属性
スケルトン:自律型。持ってる剣で攻撃する。コストは低いので気軽に使える。初期カードの一つで多数の亜種が存在する

リザードマン:武器型。最初から持っている。消費魔力が低く使用回数もあるので障害物破壊にうってつけ

ストーンゴーレム:変化型。中盤のイベントで入手。その巨体で障害物を破壊する。敵の攻撃を無効にする技を持っている

木属性
バンシー:武器型。消費が多く回数は少ないがリーチは長く防御無視攻撃な上にこれで倒すと経験値2倍の効果。呪いの効果もある

バードマン:変化型。終盤のイベントで入手。足場の無い空中を飛んで進む。前作では召喚型だった
実は中盤のサブステージでキャプチャーする事が出来る。成功すると探索範囲が一気に広がる

ヌエ:召喚型。落天破は飛行タイプのクリーチャーを、落雷は機属性だと即死させる効果がある。
有効な対象ならばブラックドラゴンなどの高ランクの連中だろうと一撃で仕留める

異属性
マリオネットマスター:召喚型。攻撃技のマリオネットは広範囲、高威力、魅了の追加効果と優秀。もう一つはその場でデッキ構成ができる

ラストドラゴン:補助型。場に居る間機属性のHPを徐々に減らす他に機属性を即死させる強酸のブレスを出す。
むしろ能力はオマケで素の能力が異常に強い。チートカード

デススタチュー:補助型。身代わりで敵を引き寄せる。耐久力と持続時間が高い。前作では火属性だった

機属性
ガープ:自律型。空中移動しながら爆弾を落とす。空中にいるため敵の攻撃を受け付けにくい

ヴァッサー:召喚型。どの攻撃も範囲と威力が優秀で、特に多段ヒット技のサイクロイドAは強力

アスタロト:武器型。機属性唯一の武器型で全包囲攻撃。威力は60と高く、属性優劣が無いので使いやすい

◇余談
ゲーム雑誌「ニンテンドードリーム」の付録として体験版が存在しており、こちらではリズが製品版とは違う衣装を着ている。
また、最初から持っているカードに製品版には無いものが追加されている


追記、編集は目当てのクリーチャーをキャプチャーしたらお願いします

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最終更新:2025年06月21日 01:09