人志松本のすべらない話

登録日:2011/01/06(木) 00:19:10
更新日:2023/01/28 Sat 16:48:09
所要時間:約 6 分で読めます




人は誰もすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである


べしゃる
べしゃれば
べしゃるとき…
あの夜会が再び開かれる…


べしゃりの達人出てこいやぁ!!




とは、
フジテレビ制作の単発バラエティ番組…もとい、お笑い界の総合格闘技のことである。
または話芸の祭典ともいう。

【概要】

企画者の松本人志やお笑い芸人らが、すべらない話をひたすら披露していく番組。


会員制カジノを模したセットで松本が出演者の名前が書かれたサイコロを振り、出目に当たった人がすべらない話をするというシンプルなものである。


一応ルールはあり、
  • 話す内容は実話であること
  • 同じ内容を何度繰り返し話してもよい
  • カンペ持ち込みあり
  • サイコロの☆マークが出た場合は、立候補orリクエスト

…とまあこんな感じ。そして当然
すべってはいけない。


ただ面白い話を披露するという非常にシンプルな番組故に、テロップなどの余計な演出は一切なく、語り手の実力がそのまま反映する。
そのため出演する芸人はスベってはいけないし、かんでもいけないというプレッシャーから極度に緊張しており、収録現場は異様な空気に包まれるという。

過去には松本が緊張から丸坊主の髪をかき上げたり、居酒屋で出演登録されたことを知った宮迫がトイレで嘔吐するなどといったエピソードがあったらしい。
芸人達にとってはある意味徹子の部屋並に恐怖を感じる番組なのかもしれない。

テレビ番組では珍しく、初回から一貫して番組エンディングのスタッフロールが表示されていない。

【歴史】

2004年12月28日放送開始。以降、3ヶ月に一回の放送だったが、第14回からは半年に一回、第35回以降は年一回の放送となっている。

放送当初は深夜番組だったが、回を重ねるごとに時間枠が変わり、第13回「ザ・ゴールデンSP3」以降は毎回「土曜プレミアム」枠(21:00)で放送されている。
また、ゴールデン化することにより派手なOPで幕を開けたり、各界の著名人らを豪華観覧ゲストとして招いたりと、トーク以外の部分の演出が毎回パワーアップしている。
その雰囲気がそのまま出演者達へのプレッシャーへと様変わりしてしまうわけだが…。
ただ最近は原点回帰かトーク以外の部分の演出は少なくなりつつある。
出演者は当初吉本の芸人が多かったが、近年はGACKT様や古舘伊知郎、三谷幸喜など異業種の人間も登場することが増えている。

松本「もっとこう細々とやる番組だったんですけどねぇ、だんだんこう大事(おおごと)になってきちゃいましてねえ…」

どうでもいいが、第19回の観覧ゲストに某漫画の作者の名があり、「なん…だと……?」とネット内では一時騒然となった。
更にどうでもいいが、第14回には山崎邦正(現・月亭方正)が観覧ゲストで登場している。

【出演者】

第1回から全てに出演しているレギュラーは松本・ジュニア・宮川のみなので、現段階で出演回数が多い人物(準レギュラー)まで紹介。


「すべらない話の真髄を極めた男」
「キング・オブ・すべらない」
★松本人志(ダウンタウン)
ディーラーを務めるこの番組の企画者。
話のジャンルは幅広く「松本が見た夢」や「モザイク消し」「虫歯で留守番」「サウナ」などなど。また、身内ネタが多い傾向もある。
「いや~、すべらんな~!」


「話芸のスペシャリスト」
★千原ジュニア(千原兄弟)
松本のアシスタント的な存在で、初出場者の紹介やルール説明などを行う。
「残念な兄」こと千原せいじや、交流が深い先輩・後輩などのエピソードを語ることが多い。
「お前の頭皮の感覚はどうなってんねん!」


「擬音マジシャン」
★宮川大輔
独自の擬音やアクションを駆使してすべらない話を披露する変態。
「姉の胸」「姉の入浴を撮影」「ほっしゃん。とふたりきりの夜」「宮迫さんとふたりきりの夜」などのアブノーマルな話は宮川を見る目が変わりかねない程。
「僕あの…ほっしゃんにあの…キス、したんですよ」


「お笑いファンタジスタ」
★ほっしゃん。/星田英利
「寄付した星のセーター」「ダイナマイト」など、日常に紛れ込んだ非日常的なすべらない話を語る。また動物の話も多く印象に残りやすい。
「SP5」では「ガス代」で古参メンバー初のMVSを獲得した。
「ガス代って誰よ?」


「家族話の達人」
★河本準一(次長課長)
壮絶な幼少期の実体験に基づいたすべらない話を語る。
「姉がレズ」「犬のタロ吉」「河本の母親(おかん)」は有名な話。ただし最近は家族話を語る頻度は少なめ。
「姉がレズです。」


「お笑いテロリスト」
「バリトンヴォイスの異端児」
ケンドーコバヤシ
「親父」「希望総連おじさん」など、オチを予想できない話を語る。
また「札幌の夜」や「ミキちゃん」などの下ネタも多い。第3回にゲスト出演して以降準レギュラーに昇格。
「もうチンチン湯がき出来へん!」


「激怒マイスター」
「ミスター考えられへん」
★木村祐一
「喫茶店」などの松本にまつわる逸話も語るが、一方で松本やジュニアからエピソードを語られることも多い。「車屋さんのキクチ」で「SP1」初代MVSを獲得。
「そーいうトコやぞキクチ」


「吉本新喜劇最年少座長」
★小籔千豊
一つの話が長めの傾向あり。だが「合コン」や「キョンキョンと…」の様に、先輩相手でも遠慮なく毒舌を織り交ぜる語り口は強いインパクトを残す。
第13回では「略礼服」、「SP3」では「合コン」で2大会連続のMVPを受賞した。
「ワタシこの顔嫌や~!!」


「浪速のエビス顔芸人」
★兵動大樹(矢野・兵動)
「割れたグラス」や「たっくん」「一等兵」など、何でもない日常から生み出されたすべらない話を語る。
その実力は凄まじく、初の2連覇達成者とMVSの複数回受賞者の肩書を持つ。
「あぅあぁぁ゙ー!!」



【歴代MVP・MVS】
第1回/河本準一(次長課長)
「犬のタロ吉」

第2回/黒田有(メッセンジャー)
「オカンのひっくりかえった事件」

第3回/ケンドーコバヤシ
「親父」

第4回/宮川大輔
「コンパでの出来事」

第5回/ほっしゃん。
「ゴミ捨て場のおばさん」

第7回/後藤輝基(フットボールアワー)
「彼女が家に来た日」

第8回/田村裕(麒麟)
「白いご飯」

第9回/千原ジュニア
「ピュア」

第10回/木村祐一
「車屋さんのキクチ」

第11回/兵動大樹(矢野・兵動)
「割れたグラス」

第12回/兵動大樹
「たっくん」

第13回/小籔千豊
「略礼服」

第14回/小籔千豊
「合コン」

第15回/勝俣州和
「欽ちゃん」

第16回/ほっしゃん。
「ガス代」

第17回/兵動大樹
「一等兵」

第18回/宮川大輔
「痛いの痛いの飛んで行け」

第19回/ガダルカナル・タカ
「スズメバチ」

第20回/千原ジュニア
「寿司屋にて…」

第21回/小藪千豊
「スノーボード」

第22回/塚地武雅
「ドランクドラゴン」

第23回/陣内智則
「しばくぞおじさん」

第24回/千原ジュニア
「亀のクラッシュ」

第25回/ほっしゃん。
「おねしょ」

第26回/高橋茂雄
「木村祐一のマネージャー」

第27回/バカリズム
「テレビ局の警備員」

第28回/オードリー春日
「授業参観」

第29回/中居正広
「ジャニーさんの誕生日会」

第30回/古舘伊知郎
「中継先女性記者」

第31回/好井まさお(井下好井)
「結婚式」

第32回/せいや
「女王様」

第33回/アインシュタイン稲田
「女装メイク」

第34回/大悟
「親父の丸い石」

第35回/GACKT
「恐怖のイノグチ先輩」

第36回/三谷幸喜
「甲本雅裕」

第37回/澤部佑
「個室ビデオ」


【スピンオフ】

CSで、普段松本が座っている椅子に他のレギュラー陣が座り「ジュニア千原のすべらない話」などのスピンオフ企画が行われる事がある。
こちらの人選は企画者本人の意向が大きいらしく、若手の本編への登竜門のような場合もあれば、
ベテラン勢がゴールデンでは話せないようなすべらない話を披露していることがある。



ただ、MVPやMVSに選ばれたからといっても笑いのツボは人それぞれなので、一番面白いとは限らないだろう。

すべらない話は尽きない…


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最終更新:2023年01月28日 16:48