大改造!!劇的ビフォーアフター

登録日:2011/07/20 Wed 07:07:48
更新日:2025/05/15 Thu 17:44:31
所要時間:約 6 分で読めます




大改造!!劇的ビフォーアフターは、ABCテレビ制作・テレビ朝日系列で毎週日曜に放送されていたバラエティ番組である。

概要

番組内で「リフォームの匠」(あるいは単に「匠」)と呼ばれる、その悩みに合った建築家・大工が毎週登場し、家のリフォームをする番組である。

司会は所ジョージと江口ともみで、ゲストを含めた出演者のテロップには昔の出演者の写真が掲載されるという演出もあった。
ナレーターはサザエさんで有名な加藤みどり
そのため、18時50分からスペシャル版を放送する回では冒頭10分間を出演者のトークで繋ぐこともあった。

松谷卓作曲のテーマ曲も有名で、完成披露時に使用される「TAKUMI/匠」は他局の類似企画でも使われたので聞いたことある人も多いだろう。

番組の人気から「ビフォーアフター」の言葉が2003年の新語・流行語大賞トップ10に入る等影響力が大きかったが、2004年頃から耐震建築偽装、アスベストといった建築関係の様々な問題が発覚した影響で2006年で終了。
その後、2009年から2016年までシーズン2として再度レギュラー放送が行われたが、編成の問題もあってか2時間スペシャルがほとんどであった。

なお、レギュラー放送の休止・終了後も不定期に単発特番が放送されており、2017年以降は大工見習いのユージ・元軽天屋の尼神インター渚・元解体工の魔裟斗が準レギュラーとなり、作業員として匠を補助する。
また、長らくナレーションを務めた加藤が2020年3月で番組を卒業。キムラ緑子が同年11月放送回から引き継いだ。

番組の流れ

大まかなものは、
●最初にリフォーム前の難題を紹介
●匠があの手この手で解決
●完成した家を見て家族が泣く
といった感じ

見る側は「匠が難題をいかに解決するか」や、「大行事で垣間見られる家族愛」など見どころはあるので、暇つぶしにもってこいである。

依頼主はテレビ番組であるので見世物になるという、どうしようもない点はあるものの、
普通では頼むことも難しい一流の建築家にデザインを任せられる、多少の経費は番組がもってくれるなどの利点がある。


が、必ずしも依頼主に好評という訳ではない。
真っ当に悩みを解決して、依頼主が満足するリフォームを施す建築士・工務店の皆さんも多い点は注意しておくべきだろう。
しかし、その一方で、見ている視聴者にも「これはどうなんだ…?」と思わせる改造や、やらかしを後々ネットで暴露されたというケースも存在する。


  1. 見映えを気にするあまり、見かけだけで実際は意味がない、どころか短所が増える(上③④のように)
  2. そもそも悩みが解決出来ていない
  3. 手抜き

1は、例えば風呂。材質を腐りやすい木にしたり、「開放感を優先」と称して風呂場の壁を全面ガラス張りにして外から丸見えにしたり(一応カーテンで隠せはするが)。

2は『急な階段を何とかして欲しい』という依頼だったのに結局それは変わっていなかったりする(こちらは依頼主自ら番組を批判している)。
ただし階段に限って言えば大抵構造材を兼ねているため予算上解決が難しいこともある。

3は予算は決まっているのに匠はエゴを押し通すのでしわ寄せがどこかに来るという話。

挙げ句の果てには、番組終了後に、リフォームされた家の人が、重要な場所を『○○を置くために』という理由で台無しにしたりすることも少なからず有る。


最後に匠に当たり外れがあるのは確実である。魔改造##劇的ビフォーアフターもあるが、難題を解決し家族に笑顔を与える匠がいることを忘れてはならない。



今回のリフォームに挑む匠はwiki籠り。人は彼を「追記・修正のスペシャリスト」と呼ぶ。

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最終更新:2025年05月15日 17:44