ピエロ・ボルネーゼ

登録日:2011/09/25 Sun 10:53:57
更新日:2024/09/20 Fri 12:49:44
所要時間:約 4 分で読めます






ピエロだからさ!




ピエロ・ボルネーゼとは『焼きたて!!ジャぱん』の登場人物である。
劇中における審査員枠その2だが、奇人変人ぶりでは黒柳と互角という飛びきりの変人。
CV:関智一(少年時代:山崎みちる)


【概要】
世界有数の大サーカス「ケダムサーカス」の団長を勤め、モナコカップにて審査員&司会も勤めていた。
非常にマイペースな性格で周囲の迷惑を顧みず何事も自分のペースに引き込んでしまうという困った悪癖の持ち主。
「~さ!」が口癖で、彼に対しての質問は大体「ピエロだからさ!」で解決する。
なお似たような言葉に某カードゲームアニメ「キングだからだ!」が存在する。
気さくで明るく、日本代表とも親しい中だがオンオフは非常にはっきりしており、審査時は黒柳と同じように苛烈な審査を執り行う。

世界レベールのピエロだからか、なんと135ヵ国語を話せ、世界中から集った10000人の観客の誰もが知らない事を知ってたり、手品や曲芸、食材に関する知識まで世界レベール。
影分身の術よろしく150人まで増えたり白菜(漫画では坂東)を猛獣の様に操る事が出来たりと、最早人間であるのか疑いたくなるレベールである。

文字通りの超人であるが唯一の欠点はカナヅチで水泳が苦手なこと……だったが、作中ではリアクションによりエラ呼吸が可能となり水中を泳げるようになった。*1
ちなみに顔のメイクはメイク時間短縮のためピエロの顔が素顔になるように整形されており、
メイク前の顔は特殊なボディースーツを着て再現している。

また、仕方ない事なのだが、彼のせいで同じ様な役割(解説役)だった黒柳の出番が激減してしまい、豆知識のコーナーすら乗っ取られてしまった。
この事を黒柳は不服に思っていたらしく、最近リアクションが出来なくて寂しいと思っていたらしい。


パンのリアクションでは基本的に自分の過去を延々と語り続ける。
大会開始から初っ端で数時間単位の過去語りをやらかしたせいで参加者からは警戒されている。



実は両親に捨てられた身の上であり、ケダムサーカスの忘れ物として生を受けたハードな経歴の持ち主。
ピエロ・ボルネーゼという名前は団長が付けた物である。


つまり彼は23年間ピエロという本名で生きてきたという事に…そんな名前で大丈夫か?

天性の素質もありサーカス内でも非常に優秀で、最終的には団長まで登り詰めた。
サーカスを大きくする為に努力し、様々な技を取得していた彼だが、実は有名になればいつか両親が見付けてくれると信じていた為である。
リアクション等で周りから馬鹿としか思えない行動をしているのも、そういう気持ちがあったかららしい。
両親が見付けてくれないのは自分が金に汚れていたからという明らかに違う理由を並べてまで両親が見付けてくれるという事に希望を持ち続けていた。
しかし、彼の両親が現れることはなかった。

以下ネタバレ







実は彼の両親はモナコの王様と王妃であり、彼はモナコ王国の正当な王子という事になる。

本名「レオール・レオンハルト」

母親は彼を産んだと同時に他界。
両親が彼を見つけられなかった理由は不可抗力であり、
産まれたばかりのレオール王子がとある事件で行方不明になり、「殺された」と思われていたから。

そんな中両親が見つかったきっかけは、彼が無茶なリアクションを続けて出血多量状態に陥った際、
彼の血液型が世界でも数百人しか居ないとされているボンベイ型であると判明したことから。
ボンベイ型は両親がボンベイ型でないと産まれない事や、年齢などの情報から、王様が自分の子である可能性を見いだした。
意識不明の我が子を救うため、無茶な量の輸血を始める王様だったが…








気がつくとピエロと王様はキャバクラ・ヘヴン(要は天国)に居た。
王様はピエロに対して質問し、自分の子であると確信を持っていたが、「キミの親がすぐそばにいたらどうする?」という質問に対し、ピエロが言った言葉は

もういいさ、あんなヤツらに会いたいなんて、もうコレっぽっちも思っちゃいないさ。

という辛辣な言葉だった。その後もピエロは酒に溺れ、両親を罵倒し続けた。
隣に座っている男が父親と知らずに…

王様はピエロに真実を告げ、ピエロは自分に輸血をした事で王様が死にかけている事を知った。
王様のおかげでピエロは死なない事になったが、王様は死が確定してしまう。

キャバクラ・ヘヴンから死の世界へ旅立って行く王様を追いかけ様にも足が消え、謝罪の言葉を紡ごうにも声が出せない。
だがピエロは最後の力を振り絞り、「お」「と」「う」「さ」「ん」と口を動かす。それは、死の国へ旅立つ王様にしっかりと伝わった。

そして現実世界。王様が亡くなったのと同時、ピエロの目からは一筋の涙が落ちるのだった……。

この111話と112話、及びアニメ49話は涙腺崩壊必至である。














王様の死後、15代目国王となったピエロは命を投げ捨ててでも息子である自分を救おうとしてくれた王様を父親と知らずに両親を罵倒してしまった後悔と、やっと見付けた両親とはもう二度と会えない悲しみを忘れようとしているかのように豪遊していた。
そんな中、東が作ったジャぱん61号を食べて天国で両親と束の間の再会をする……と思いきや、23年前の自分が誕生する前のモナコ王国へタイムスリップしてしまう。(これについてピエロは、大麻ジャぱんとタイムマシンの語感が似ていたからと考察している…まぁジャぱんだから理由がめちゃくちゃでも仕方ないか。)そうして母である王妃の死因を察したピエロは彼女の死を回避するべく奮闘した結果、歴史が変わり両親の死そのものが無かった事になった。

ちなみに両親は実は息子に厳しいタイプ。

また、歴史が変わって本名がピエロ・レオンハルトになってしまったらしい。名前の由来は言わずもがな、過去へ飛んだ自分自身であろう。実際ピエロが過去に干渉した際、王妃と国王はこれから生まれる王子にもピエロの様な立派な人間に育ってほしいと話していたそうだ。

そして、最終章ではモルディブと合体してブラジルとなった。




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最終更新:2024年09月20日 12:49

*1 アニメ板のみで原作ではカナヅチのまま