ジャック・アトラス

登録日:2009/06/14(日) 15:57:22
更新日:2021/06/05 Sat 06:11:04
所要時間:約 27 分で読めます


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キングは一人!この俺だ!


【名前】ジャック・アトラス
【性別】♂
【年齢】19→20
【出身地】ネオドミノシティ:サテライト
【Dホイール】ホイール・オブ・フォーチュン

遊戯王5D's及びARC-Vに登場するキャラクター。
主人公・不動遊星のライバルであり彼と同じシグナーと呼ばれる存在。

●目次

概要

フォーチュンカップ編まで


元々は遊星・クロウたちと一緒にサテライトで暮らしていた孤児。
彼らとはその頃からの幼馴染であり、後に鬼柳京介を加えて満足同盟で暴れたりしていた(この辺は鬼柳の項目を参照)。

その後暫くして、イェーガーからシティのライディングデュエルキングにならないかと誘われる。
ただし、その代わりに遊星の持つスターダスト・ドラゴンを奪取してくるという条件を提示される。
仲間との友情と自身の栄光のどちらを取るかでジャックは後者を選び、最終的に一緒に住んでいた少年のラリーを島流しにする。
遊星がラリーを助けに行っている隙に彼のバイク試作品のD・ホイールとスターダスト・ドラゴンを奪った現代の盗☆賊☆王。
遊星を心から裏切ったわけではないため、彼には事情を全て話している。

この事件のため遊星の仲間達からは非常に嫌われている。
遊星との友情は後に取り戻したものの、最終回のセリフからするにラリー達(少なくともラリーには)には嫌われたままらしい。
裏切り・命の危険もそうだが、デッキ(カード)は命よりも大切であることは言うまでもないので、むしろ遊星が異常に寛大と言って良いだろう。

以降、レクス・ゴドウィンの統治下のシティでライディングデュエルの頂点の座に君臨していた。自他共にキングと称される。

第4~5話にてシティにやってきた遊星と激闘を繰り広げ、赤き竜と呼ばれる未知の存在を出現させる。
このデュエルは赤き竜の出現によって無効試合となったが、続けていれば彼は負けていた。
後に収容所から出所した遊星にスターダスト・ドラゴンを返却している。最初から助けてやれとか言ってはいけない。

FC編ではあまり目立たず(挑戦を受ける立場の為デュエルをしないので仕方ないが)、ボマーには「可哀想なキング」と呼ばれた上にパンチまで止められてしまう。
空気だのキングソスなどと不名誉な噂を流されるが、ファイナルにて再び遊星と激闘を繰り広げ赤き竜を呼ぶ。
赤き竜の力で異空間に飛ばされ、エースモンスターがガチンコで戦うという熱い展開を繰り広げるが、一進一退の攻防の末敗北し転倒。病院送りになる。
ライディングデュエルの本編初の事故者である。

ちなみに番外編OVA「進化する決闘!スターダストvsレッド・デーモンズ」でも遊星と戦っているが、こちらはIF世界の話である。*1


ダークシグナー編


遊星に敗れたことでキングの座を失い、ジャックに対しネオドミノシティの住民は得意の手のひら返しを披露。一気に落ちぶれていくことになる。
主演映画であるロード・オブ・キングのイベントに出席した際のモブキャラの会話内容とその後のカーリーとのやり取りの結果、
視聴者からの呼称も「キング」から「元キング」へと降格処分された。

「タイトルもロード・オブ・ザ・元キングに変えるべきだぜ」

この辺りから、ダークシグナーとのデュエルで病院を爆破したり、
変装して街を歩き回ったり、切符を知らず改札機にキレたり、先述した若さ故の過ちを視聴者にさらけ出したり、
11歳の少年相手にムキになったりと次第に視聴者からネタキャラ扱いされるように。

しかし、シグナーの一人として他のシグナーとの交流が増えていったほか、何かと気にかけてくれたカーリーとの間には仄かな愛情が芽生え始めていた。
だがそんな矢先、カーリーがスクープネタを求めて潜入したアルカディアムーブメントのビルに地縛神が出現しているのを感知。急行したジャックは瓦礫の中でカーリーのメガネの残骸を見つけてしまう。
彼女が地縛神の生贄にされてしまったと考えたジャックはダークシグナー打倒への闘志を燃やすも、その後、死亡しダークシグナー化していたカーリーと悲しいデュエルを繰り広げることに。
一時は闇神輿への相乗り搭乗…もとい、ダークキングとして世界を支配するという幻影を見せられて、非常にノリノリでもあったのだが、
すんでのところでこれを振り払い、カーリーの心を取り戻す。

しかし地縛神に体を乗っ取られたカーリーはデュエルを続行。
ジャックはカーリーへの愛を打ち明け、心中する覚悟で「破壊輪」とほぼ同じ効果の罠カード「ショック・ウェーブ」を発動。その効果により、セイヴァー・デモン・ドラゴンを自爆させ、ライフを同時に0にすることでカーリーを葬り自らも道連れで死のうとしたが、わずかに意識を取り戻したカーリーはジャックを守るべく、それにチェーンしてセイヴァー・デモンを破壊するトラップを発動。結果強制効果で無効になった上に攻撃力分の反射ダメージを受けて敗北、消滅してしまった。

遠くからジャックの勝利を感知した仲間が喜ぶ中、ダークシグナーの宿命によって消滅したカーリーを思い、ジャックは悲嘆の叫びを漏らしていた……。

ダークシグナーとの戦いの中で遊星との絆を取り戻し、自身のことを見つめなおすことで人間的に成長する。
ゴドウィン超官との3vs1戦では途中でリアルダメージにより事故って抜けたものの、勝利の決め手を作り出した。


WRGP編

ここから短気な性格と世間知らずぶりがより強調されるようになる。誰が言ったか「ジャック・アホラス」。
前の回で世界の危機を救ったと思ったら、すぐに遊星の試作品のホイールを大爆発させてクロウとケンカ、
大家さんをババア呼ばわりして追い出されかける、と本格的にコメディキャラ化。
なおこの話ではクロウが「ジャックと俺は資金稼ぎ」と話しており、
視聴者から何の仕事に着いてるか疑問を抱かれてたが、後の69話で無職のまま散財してることが発覚。

詰めデュエルの回では伏せカードが分かっているにも関わらず攻撃し、罠にかかってしまうというプレイングを披露。
曰く「伏せカードが変わっていないか確認しただけだ!」

そして自身の偽者が現れた際、1VS1のバトルで自分に向かって過去の迷言を連発される羞恥プレイ。
さらに「ジャック・アトラスですらありはしない!」と言われ、しかも(初戦は)敗北する。これが原因で『元ジャック』と呼ばれることも。
しかし、再戦では見事にリベンジし、本物の貫録を見せつけた。

ちなみにあれほどの愛を表したカーリーだが、ダークシグナーであった頃の記憶を無くした為か、ジャックも以後はそのことに全く言及せず、関係は以後進展しなかった、というか出会ってしばらくの頃に戻ってしまっていた。
一応フォローすると、カーリーはダークシグナーに目覚めた際にディヴァインを殺害(実際は未遂)し、地縛神召喚で多くの人々を生贄にし、我を取り戻した時はその罪悪感に苦しんだことを考えれば、ダークシグナーになったこと以外何も覚えていない彼女にそれを突きつけられないのも当然である。

WRGP一回戦では場内アナウンスで思いっきり「元キング」と呼ばれたので視聴者にネタにされた。
その後チームユニコーンの角ビームを食らい敗北、ものすごい勢いで事故る。
事故ってもカッコいいジャックだったが、冷静に考えるとこの事故の原因はジャックにあったりする(WOFの不調を無視して続行した結果案の定クラッシュ。もっとも、遊星とブルーノという天才メカニック二人が徹底整備したマシンになぜ不調が起きるのか、という疑問はあるが)。
その後の決勝トーナメント1回戦で敗退しかけたのもだいたいジャックがキーメイスではなくジャグラーを攻撃したせい。
なおジャックは「チーム太陽など敵ではない」と言っていたが、実際は古いカードばかりで遊星をあと1ターンで倒せる状態まで追い込み、更に彼らの切り札撃破と直接攻撃に使ったカードも3枚と多く、しかもそれらのどれか1枚でも欠けてたら負けと、チームユニコーン並みのとんでもない強敵であった。

WRGPの中断期間中、自身の戦術が現状のパワーデッキでよいのか思い悩む。
ナスカまでDホイールで旅して少年とのデュエルでまたもやクラッシュしたり、紅蓮の悪魔のしもべの罠にかかったりするも、
伝説のシグナーの力を得て『パワーを超えた最強のパワー戦術』を開拓する。…あれ?

こうして“バーニング・ソウルの境地”に辿りついた。

と思ったら翌週の第一声がカップラーメンの売り切れに対する発言だったりとネタに事欠かないキャラ。

WRGP編後半チームラグナロクのドラガンの発言で、キングの称号はイェーガーが仕組んだ八百長デュエルで手に入れた事が判明した。
このこともネタにされたりするが、サテライト時代は遊星に勝ってる他、ムクロ、氷室相手には間違いなく八百長していないためむしろドラガン戦ぐらい八百長してないんじゃね? とちょっぴり見直された。
というよりも相手が勝手に負けようとしただけで彼は全く関知しておらず悪くない。

ドラガンにも事情があったとはいえ、率直に言えば勝手に八百長に乗っていただけであり、報酬もちゃんと受け取っているため、ジャックを責める言い分は完全に逆恨みである。
とはいえ彼に対してジャックとしても思うところはあったのか、「八百長に乗っといてよく言うよ」との龍亜の意見には「奴がどれほどの想いでデュエリストのプライドを捨てねばならなかったのかわかるのか!!」と激怒。
チーム・ラグナロク戦ではそのドラガンと激突、当時の対決を完全に再現した結果、ちゃんと自力で勝利している。

WRGPではチーム・カタストロフ戦を除き、先鋒を担当。
ただそれゆえか、華々しく勝利を飾ることもあれば相手の都合でわざと勝利を譲られたり、フルボッコにされたりと浮き沈みが激しかった。


アーククレイドル編、エピローグ


アーククレイドルでは龍亞、龍可とともに行動。チーム・5D'sとしての戦いであることを二人に告げている。
アポリア戦では自責の念に駆られる龍亞を奮い立たせ、更にアポリアに対しても心理フェイズで説得を試みるなど、以前の扱いが嘘のような成長した姿を見せつけた。

最終決戦後はプロリーグ進出のための武者修行に出ていたようで、ボマー・シェリー・鬼柳といった強豪決闘者を下していた。
進路に悩むチーム・5D'sの仲間と異なり一人だけ明確に道を決めており、仲間たちの前に現れると遊星に宣戦、ライディング・デュエルを行った。

前述の修業の成果もあり、遊星よりも少ないカードで場を整える、反撃されても即座に返しのターンで切り返す等、
ほぼ優勢にゲームを進めていたが、遊星の自分の未来を賭けた大博打によって形勢が逆転。

僅差で敗れたものの再戦を誓い「真のキング」となるべくネオ童実野シティを後にした。

8年後の未来ではプロリーグのチャンピオンになっており、最終的には自分の力で「真のキング」となったようだ。


人物

ライバルということで海馬瀬人を思わせる、プライドが高く高圧的な性格。
キング時代は更に傲慢であり、自身こそが頂点であると豪語し敗者への思いやりは皆無に等しかった。
またそれ故口下手なところもあり、何かと素直になれない、誤解されやすいところも。
そのプライドの高さ故に、正当なキングたるべく遊星とは改めて正式に決着をつけようとすることもあるが、
逆にキングの道を行くために仲間を裏切ったりと、何かと極端な人物である。

その傲慢さと口下手から、基本的に他人からの頼みや言葉を素直に受け取れず突っぱねる傾向にあるが、煽り耐性も低い。
同棲して理解していったカーリーは逆にうまく挑発して情報を引き出していた。
但し、マーサやゾラなど年配で気が強い女性には、借りがあることも相まって頭が上がらなかった。

公式ホームページでの『デュエル・ワンポイントレッスン』ではツンデレキャラとして定着している。
因みに本編でツンデレ台詞を吐いてみたものの、遊星には全力スルーされるという羞恥プレイを受けた。

ただ、本編での活躍を見ればわかるとおり、仲間想いで熱い性格でもある。
満足同盟時代には確かな絆を持っていたし、チーム・5D'sのメンバーとも次第に絆を結ぶ。
出会った当初はぞんざいな扱いをしたブルーノについても、彼の真実を知った後は「仲間を盾に使われて、このまま黙っていられるか!」と啖呵を切った。

また「応援してくれる子供たちを、決して裏切りはしない!」と語っているように、子供には大体優しい(ラリーの件もあるが)。
マックスとアニー(ボマーの弟・妹)や、最終決戦での龍亞・龍可との会話からも彼なりの思いやりが読み取れる。

デュエル・精神面とは別の特徴として恵まれた体格からか(満足同盟時代の経験も生きているかも)、リアルファイトはやたらと強く、暴力を振るう事にも抵抗はないため過去~現在を問わず、荒事になれば大概相手をまとめて始末するリアルファイト要員を務めている。

ネタキャラ扱いされることが多いが、そちらの人気だけではなく、シリアスな場面では誰よりもカッコよく決めてしまうのが彼の人気の秘訣と言える。

端整な容姿かつ長身の為、黙ってればモテる。カーリー渚を含む3名にフラグがたっている。
チアガールズが存在するなど女性ファンも多い。

ブルーアイズマウンテン(1杯3000円!)とカップラーメンが大好物(これは遊星もだが)。
孤児として貧しい生活を送る中、マーサハウスで仲間とともに食べたカップラーメンが思い出になっており、カップラーメンを盗まれた時はマジギレする。
ちなみにこのカップラーメンがジャックの唯一にして最大の収入源
でもそれをすべてカップラーメンに費やすという本末転倒。

序盤にキングフィギュアとかあったので他にも稼いでそうなのだが...
まぁジャックの性格的にキング時代は貯金せず豪遊、あるいは金銭感覚(と常識)が備わってないので散財しまくって今は何も残ってないとかものすごくありえそうだが。

なお犯罪を一人一回以上起こしたチームサティスファクションのメンバーの中で唯一マーカーが最後までついてない。
盗みは治安維持局の意向の下で行っており、また被害者の遊星も特に訴えも起こさなかったためお咎めがなかったからである。
また後々にも前述の偽者による濡れ衣で逮捕された事もあるが、最終的には無罪が公に証明され、
他の3人と違い現行犯逮捕された訳では無かった為、結果として付けられ無かった。
そして満足同盟で唯一、腹パンを喰らっていない。

よくも悪くもデュエルに全振りした生粋にして骨の髄までのデュエリストであり、デュエルを離れると途端にダメ人間になる。


ライディングデュエルのキング経験者でありながら、ライバル→団体戦の先鋒、となった立場の都合でやたらとよく負ける。そしてクラッシュする。
しかし逆にスタンディングデュエルでは数年間の放映中で無敗という好成績を残している。
なお、良く「力押し」「パワー厨」と言われることが多いが、ジャック本来の戦術は「魔法・罠を駆使して相手の反撃を封じ込め、シンクロモンスターによる高い打点で押し切る」という基本を踏まえたものであり、単なる力押しではない。
……のだが、WRGP編が始まってからバーニング・ソウルの境地に至るまでは本当にただの力押しに傾いており、迷走気味だった(ガロメとの戦いではマルコのデッキを使用、偽ジャック戦ではほとんどミラーマッチ)。
スカノヴァ取得後に元のスタイルに戻った。


ついでに、ダークシグナー編の終盤の回想で、カーリーが占いをやったシーンで《みんなのキング》というモンスターカードが出てきたが、これのステータスが星0で属性なし、攻守不明の人間族と、他のカードにはない特徴を備えていた。







以下、称号の変遷


チームサティスファクション

キング

元キング

ニート(ヒモ)

地獄の覇者ダークキング

みんなのキング

ニート

容疑者ジャック・アトラス

元ジャック

天性の野獣

ニート

伝説の男

八百長キング

卒キング

世界のキング


なお、視聴者から散々ニートニート言われるが、細かく言えば渋々ながらも一応仕事を探してはいるので「無職」が適当ではある。
また、「レッドデーモンズヌードル」等の権利で収入自体はある。前述したとおりアストラルもビックリな無限ループが発生しているが。

ちなみに、ニート(NEET)とは現在の日本では俗に無職の人全般を指して使われることも多いが、
本来「Not Education(教育を受けること), Employment(労働), or Training(職業訓練・就職活動)」の略で、いずれも行っていない状態を指す。

この面から見ればジャックは他人の世話にはなっているが、一応就職活動はしている。
しかも面接自体は受かっている。どちらかといえば、やはり公式で明言された通り無職か、フリーターと呼ぶのが正しい。


【フィール版】

完全に別人。

アニメ版の魅力の一つであるコミカル成分が完全に消滅し、その分がシリアスと威厳に全振りされている。
その分人を見下すような言動も多く、悪役スレスレのその態度はまさに絶対王者(キング)。

この「絶対王者」というのはニックネームのようなもので、ネオ・ドミノシティで行われた大会で前人未到の10連覇を達成し、その無茶苦茶な実力を畏怖されてこの名がつけられた。本人も気に入っているらしく自称として度々使用している。*2

ネオ・ドミノシティ長官レクス・ゴドウィンの養子だが親子の情は欠片も抱いていない。
ただ同じ「仮想立体触感研究所」で共に過ごした鬼柳さんとはライバルとしてどことなく友情を感じていたようだ。

「頂点は常に一人」であり、その頂点こそ自分だと豪語する。このため、仲間の力というものをとことん拒絶して己の力で勝ち続けることに拘っている。また絶対王者としての自分には高いプライドを持っており、自分がいる限りライディングデュエルはどこまでも加速すると断言する。

相手のフィールを自身のフィールで相殺しダメージを殺す「フィール・バニッシュ」が得意技。これはフィール実験の被験者となっていた時期に独力で身につけたもので、仲間や友の存在を否定するスタンスもこの時期に培ったもの。

遊星とは当初こそアニメと比にならないほどの悪印象の出会いだったが、究極神に立ち向かうべく次第に共闘。
互いに力を認め合いながらも、群れあうことはなく、アニメとはまた違った形で絆を結ぶことになった。

ちなみにこっちのジャックは読みきりの遊星戦で負けた以外はほぼ全勝(ゴドウィン戦は互いにライフ0だが、走行時間の差で勝利)。

中身はアニメとは全くの別人であるものの、使用するカードにアニメ版の要素が垣間見える。

  • 罠カード「王者の鼓動」、速攻魔法「天地鳴動」(レッド・デーモンズ・ドラゴンのシンクロ口上)
  • 通常魔法「インスタント・チューン」(イラストがカップラーメン)
  • チューナー「絶対王バック・ジャック」(アニメで時々出てきたデフォルメバージョン)
  • 速攻魔法「バーニング・ソウル」(スカーレッド・ノヴァ召喚時の境地)



【遊戯王ARC-V】

クロウと共に過去作から再出演した。
これは5D'sの牛尾さん以来の事である。

シティ最大の大会「フレンドシップカップ」で優勝し、原作でのサテライト住民を思わせる「コモンズ」出身ながらもシティのデュエルキングとして君臨している。
その姿は子供たちに希望を与えているというが、OPではとても満足しているとは思えない物憂げな表情を浮かべていた……。
ギャグ要素は皆無で立ち位置は5D's初期のジャックに近い状態であるが、愛機ホイール・オブ・フォーチュンの装備はボルガニック仕様に近い。

本編の3年前、コモンズ(下層民)出身者として初めて世界チャンピオン「キング」となり、トップス(上層民)へ成り上がった。(貧しい身分の出身であることを隠していない点が5D'sとの相違)
幼少期、何の変哲もないカード「調律の魔術師」がトップスの街から落ちてきた際、そのカードに衝撃(天啓)を受け、それを元の場所に戻すことを志したのがキングを目指すきっかけであった。
以降キングの座を守り続け、トップスからは「勝ち続けている限りジャックはトップスの仲間」(失冠したらどうなるか想像したくないが)とおおむね好意的に見られている一方で、コモンズからの評価は「コモンズの憧れであり英雄(ユーゴ、リン等)」だったり「トップスに媚を売る裏切り者(クロウ、サム等)」とかなり両極端。
しかしジャック自身は「コモンズは自身の誇りであり、原点」としており、会食の席で零羅に「何かを成し遂げようとしているなら、怯むな」と激励の言葉をおくる(これが巡り巡って、遊矢が自身のデュエルで勝つという覚悟を決める後押しになる)。

デュエルの実力は文字通り「別格」と言えるほどで、遊矢に予告KO宣言をしこれを見事に成し遂げた。
その際も絶体絶命のピンチを演出し、鮮やかに逆転するというエンタメのポイントの1つを抑えたうえでの勝利であり、遊矢も悔しい思いに沈みながらもその実力を認めざるを得なかった。
当初こそ遊矢のデュエルを「エンターテインメントには程遠い独りよがりなデュエル」と断じたが、調律の魔術師を使いこなし勝利するなど成長を見せる遊矢に笑顔を見せつつあった。

その後、出場辞退扱いとなったユーゴに代わり、ロジェの思惑でフレンドシップカップ準決勝にてセルゲイと対決。デュエルマシンと化してしまった彼から決闘者の意志を引き出し、暴動を起こしていたコモンズをも魅了するデュエルを繰り広げた。コモンズ・トップス双方から「シティの星」と称され、彼らを1つにするジャックのデュエルを見た遊矢は驚きを隠せずにいた。

その後、サムを通してジャックの言葉を聞いた遊矢をデュエルパレスで迎え、決勝戦を開始。前夜祭と同じ布陣で遊矢を試す。
―が、遊矢はジャックの期待ほどの成長を見せられなかった(スマイル・ワールドを用いたコンボ自体は悪くないし、何より作中では前夜祭から数日しかたっていないのだが)。これに非常に厳しい言葉をぶつけ、一時はロジェが乱入させたセキュリティもろとも遊矢を敗退させようとした。


「借り物の言葉で語るな!」

「俺と話したければ、お前自身の言葉で―デュエルで語れ!」


様々に成長しながらも、デュエルについては「父の真似」から抜け出せていなかった自身に、ようやく気付いた遊矢。
そして、もがきながらも「ペンデュラム召喚」という、誰からの借りものでもない自身の力に気づいた遊矢が、シンクロ・ペンデュラムモンスター「涅槃の超魔導剣士」を繰り出したことで、流石のジャックも表情を変えた。
現状で出来ることを精一杯力を尽くし、自身のデュエルをものにしようとする遊矢を認めたジャックは、デュエルとは「相手との対話」であることを語り、更なる高みを目指すものとしてダブルチューニングにより「レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント」を繰り出す。

ようやく実現した、遊矢とジャック、それぞれの力を限界まで引き出したデュエルのぶつかり合い。
それにより観客たちだけでなく、暴動を起こしていたコモンズ(ランサーズが一部止めに行っていたというのもあるが)も、更には意外な人物までも、シティ中の人がデュエルに魅了されていた。

そして激戦の末、決勝戦を制したのは―遊矢。
(パラレルワールドとはいえ)実に3度目のキング失冠であったが、デュエルで語り合える相手であり、自身を高めてくれる強敵にようやく巡り会えたジャックの顔は、それまでの憂い顔や不満足顔とは打って変わって、晴れやかなものであった。

「新たなデュエルキングとなったのは遊矢、お前だ」

「シティの諸君!この榊遊矢こそ、俺が探し求めていた、デュエルで語り合える本物のデュエリストだ!」


シティに笑顔を齎すことができた遊矢。しかしそれは遊矢自身が振り返っている通り、ジャックとのデュエルだからこそ実現したものであった。
厳しい言葉を掛けながらも遊矢を理解し、認める姿勢があったジャックとは打って変わって、遊矢は新たな舞台で、最初から分かり合う気を全く抱いていない相手の心を開くことに苦心することになる。



使用デッキ


デッキ構成は基本的には【闇属性】かつドラゴン、悪魔、岩石の混合デッキ。
メインデッキに入るモンスターには貫通効果を持つものが多い。

力でのごり押しが基本戦術となるが、罠や魔法を絡めた直接ダメージ戦術も使用。
因みにチーム満足の他3人は現実のOCGでも大会レベルのガチなデッキなのにキングだけごちゃごちゃのデッキのせいで公式戦で名を挙げたことはない。
(遊星も一応非カテゴリデッキだが、カード同士のシナジーが高いので下手なテーマより強い)

当初はいろいろな召喚方法でレモンを召喚したが、
中盤からバイス・ドラゴンとダーク・リゾネーターによるシンクロに目覚めた。
通称バイスリゾネーター。

スタッフもさすがにあんまりに思ったのか、(非公式だが)ツイッターでジャックの強化案を募集したりした結果、
終盤はリゾネーター+レモンサポート特化のデッキという形に落ち着いた。ちなみにほぼ同じデッキを使用した偽ジャックはソリティアコンボによるレモン3体同時召喚という離れ業を披露しているため、レベル8のシンクロが他にもあればジャックにも出来ると思われる。
OCGでは、単体で活躍したカードが多い。

【漫画版】

使うデッキは「王」という名前のモンスターで構成されたビートダウンデッキ。エースモンスターの決闘竜「琰魔竜 レッド・デーモン」は当初鬼柳が持ち逃げしていたため手元になかったが、D1GP2回戦で返却され、以後切り札となっている。
実は基本的なところはシナジーの薄さも含めてあまりアニメと違わない。

ちなみにチューナーの中には、明らかにジャック自身をモデルとした、メカジャックというべき外見の「絶対王 バック・ジャック」がある。

【アニメARC-V】

あまり多くは登場していないが、モンスターは「レッド」と名のついたカードで統一されている。新エース「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト」以外は炎属性で統一されている。
手札には、5D's時代から使用していた魔法・罠カードも一部確認できる。

アニメの再登場に伴い、OCGにて新規カードと未OCGだったカードが実装され、以前と比べて大きくデッキが強化された点はファンにはうれしいところ。


【代表的なカード(アニメ)】
ダーク・リゾネーター をはじめとする「リゾネーター」シリーズ
バイス・ドラゴン
バトルフェーダー
レッド・デーモンズ・ドラゴン
セイヴァー・デモン・ドラゴン
スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン
クリムゾン・ブレーダー
デモンズ・チェーン(罠)

【代表的なカード(漫画)】
絶対王 バック・ジャック
変容王 ヘル・ゲル
灰燼王 アッシュ・ガッシュ
幻影王 ハイド・ライド
風来王 ワイルド・ワインド
呪炎王 バースト・カースド
奇術王 ムーン・スター
天刑王 ブラック・ハイランダー
天狼王 ブルー・セイリオス
琰魔竜 レッド・デーモン
王者の疾風(罠)
王者の覇気(罠)
王者の鼓動(罠)
王者の威光(魔法)
王者の陣営(罠)
天地鳴動(速攻魔法)
インスタント・チューン(速攻魔法)

【代表的なカード(アニメ『ARC-V』)】
レッド・スプリンター
レッド・リゾネーター
レッド・ウルフ
レッド・ワイバーン
レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト
レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント
幻影同調(罠)


使用D・ホイール


「ホイール・オブ・フォーチュン」(運命の輪)という、巨大な単輪の中に席などがあるD・ホイールを使用。
前方が見えにくくて仕方ないと思うのだが、よく見ると前方のモニターの背景に前面の景色が映し出されている。カメラがついているのだろう。
当初はほぼ白一色のカラーリングだったが、WRGPでB&C社の強化を受けた後は青い塗装が一部に施された。

遊星号に負けず劣らずの高性能で、ターンバック双方で全力逆走したり、ビルの階段を普通に登ったり、ビルからビルへ飛び移ったり、バック宙を披露したりする。
一方クラッシュがやたら多い。

「世界にただ1台だけ」の代物らしいが、アニメでは偽ジャック、漫画ではゴドウィンが同型機を使用し、いずれもジャック本人と対決した。

ARC-Vではデュエルディスクの仕様が変わった為、Dホイールも当然ながらディスク部分がARC-Vの仕様に変わった。
本作の仕様は型式番号が公開されており、『(type-FSC)HOF-01/R』となっている。*3

ちなみにこの形のバイクは実在する。


【余談】

デュエルキングとして大会に出場していたためか、ライディングスーツを当初から持つ(遊星などはWRGPから)。
彼の服とかなり似ている(違いは長い裾が無い点)が、実は大会等でなくともWOF使用時は結構頻繁に着替えている。一方で普段着のまま騎乗することもある(アーククレイドル編等)。

視聴者からの愛称は「キング」「元キング」「元ジャック」など色々。上記の称号の変遷の中のどれかが使われることが多い。というか多すぎる。

中の人である星野貴紀氏は、かつてアニメ遊戯王GXでオネストの声を担当しており、彼自身もデュエリストである。
アンデシンクロ全盛期は「レッドデーモンズが(ゴーズ対策などとして)ちゃんと戦術として使える」と喜んでいた。
テレビ出演時には、レギュラー出演者のシモッチバーンを圧倒したことも。
余談だが星野氏は後に、某ゲーム夢の国の王様役を演じることになる。

テレビや自身のブログで「元王者」「レモン」「250円」などと言っているため、
視聴者や決闘者の俗文化に詳しい様子が伺える。ニコニコ動画にも投稿している。
また、ジャックの身長は星野氏の身長と同じであるという裏設定が存在するとかしないとか。






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最終更新:2021年06月05日 06:11

*1 ジャックがキングとして無敗神話を更新中+アキが仲間入り済みという状況だが、本編ではアキが本格的に遊星たちに同行し始めたのはフォーチュンカップ後=ジャックのキング陥落後である。

*2 フィール版にはこの手の「漢字にカタカナのルビ」というネーミングが多いが、これは文字数を削るための工夫。ただし「絶対王者」については逆に文字数が増えるという失敗である。

*3 これはホイール・オブ・フォーチュンのフレンドシップカップ仕様である事を指している。なお、WheelなのにWじゃなくHである。