頑駄無超将軍(SD戦国伝)

登録日:2011/11/23 Wed 08:37:40
更新日:2022/02/02 Wed 07:17:46
所要時間:約 3 分で読めます





大将軍は天宮から離れることが難しい。

龍帝は影武乱夢を離れることは厳しい。

王は赤流火穏から出られない。

確かに、武者頑駄無たちは強い。しかし頑駄無軍団最強の長らは、また将頑駄無にあたる者たちはなかなか自国からは出られない。

だが、悪の芽はそこかしこに芽吹き、大将軍らの手の届かぬ所で弱者から力を吸いとってゆく。

超将軍とは、大将軍らに代わって諸国を旅して悪の芽を刈り取る存在である。

一部、あまり移動しない者もいるが。

以下、超将軍もしくはそれに近い存在を紹介する。

◯七人の超将軍

  • 荒鬼頑駄無
閃光結晶に選ばれた七人の超将軍、そのリーダー格。
正義の鬼将軍、四代目大将軍の生まれ変わりとも言われている。(背中に地・雷・天の神器が装備できる)
「飛勇鶴」という飛行形態に変形する。
冷静沈着を装っているがマントと仮面を付けて、高くて逆光当たる位置から登場という格好良い演出が好き、しいたけが苦手など子供っぽいことがある。

デザインモチーフは、ガンダムNT-1ことアレックスと推測されている。

プラモであるBB戦士は主人公の武者飛駆鳥よりも先に発売され、デザイン大元が四代目大将軍こと荒烈駆主であり、バードモードに変形出来るなど序盤のおまけ程度だった飛駆鳥よりも主人公っぽく見えると評判だった。
この度、主人公の武者飛駆鳥よりも先に「ガンダムビルドファイターズトライ」にてアニメ出演決定。

ゲームの方では、伝説の大将軍編をベースにした「大将軍列伝」で子供時代がゲスト出演。まだ白銀の鬼面を装備してないのが特徴で、残念ながら仲間にならない。続編の「機動武者大戦」でも出演。現役で戦っている。


  • 雷鳴頑駄無
高貴な家柄の出ではないかと噂の頑駄無。
見るものを圧倒する高価な武具と強力な砲「雷砲」を操る姿から二代目大将軍の生まれ変わりとも言われている。(武者七人衆の種子島・大砲を装備できる)
ちなみに二代目頑駄無大将軍の幼名は「雷鳳」である。
超将軍の中では火力の高い「雷砲」による後方支援を担当する。
尚口癖は「下品な方は嫌いです!」 

モチーフになった機体は「ガンイージ」と推測されている

ゲーム版では「大将軍列伝」で一応出演しているが、戦えず会話だけで登場。続編の「機動武者大戦」では参戦可能。現役で超将軍として戦っている。

  • 獣王頑駄無
自然を守り、その中で修行した頑駄無。
自然に認められた彼は伝説の四獣王と会話・神器を借り受ける力を持ち、そこから初代大将軍の生まれ変わりと言われている。(四獣王の兜を装備できる)。

デザインモチーフは不明であるが全体的に初代頑駄無大将軍と四獣王がベースになっている。

劇中では斬首(ザンネック)の面をつけられて洗脳された千力を救うべく、怪獣にも似た「四聖獣モード」となって戦い斬首の面を破壊。
そして斬首の面から正体を表した黄虎璽(おうこジオング)を撃破している。


ゲーム「大将軍列伝」では悪無覇域夢山(あなはいむさん)の茶屋で会話するだけのゲスト出演。一応能力等は設定されており、もしかしたら参戦する予定だったのかしれない。続編の「機動武者大戦」では無事参戦している。

  • 千力頑駄無
この世の悪を一掃すべく旅していた頑駄無。親しみやすく、各地で歓迎され様々な逸話を残し「世直し将軍」と呼ばれている。
が、その知名度から闇の軍勢に操られ、利用された事もある。好物は南蛮の果物「ばなな」。
その姿と諸国漫遊ぶりから後述の千生大将軍の生まれ変わりではないかとされる。(千生大将軍および雷帝千生神将軍の鎧を装備できる)
と説明書では書かれていたが、下記の爆流の設定を見る限りだと千生将軍その人であり、コミックワールドの爆流の兄達と別れた後に遮光(シャッコー)の闇の結界に敗れてしまい洗脳されてしまったようである。

デザインモチーフは、千生から考えたらF91とザクレロだと思われる。ちなみに斬首の面はまんま「ザンネック」からである

劇中では、初登場は洗脳されており、その後は闇邪神となった遮光による闇の結界で味方がピンチの陥る中で、魔断の炎を用する烈堂馬虎(レッドバトラー)の鎧により唯一自由に動けていた。がしかし、闇邪神の攻撃が動けない飛駆鳥に向けた際に、それを庇ってやられてしまい、最後まで気絶しているとやや不遇気味な活躍である。(一人だけ大将軍やら神将軍になったりしたからだろう)

ゲームの「大将軍列伝」では子供の頃の「千生頑駄無」として登場。能力が低く槍使いということもあり火力がないが、最後まで連れていける。続編の「機動武者大戦」では超将軍の千力として登場し参戦する。

ここまでは元より超将軍。

  • 爆流頑駄無
武者駄舞留精太を祖とする『からくり一門』の三男。からくり武者の創造者。
まさに文武両道でどちらも極まっている。
胸には炎水の珠と呼ばれる宝珠を装備しているが、後に弟子である武威丸に譲ることになる。武威丸が號斗丸に成長した後は彼の象徴となるため、彼は超機動大将軍の影の立役者と言える。

デザインモチーフは、シャイニングガンダム

劇中では、上記の千力がやられた怒りで必殺の「爆狼疾風拳」を闇邪神に放つも、結界の中で無理したためかそのまま倒れてしまう。とここまでだけだと不遇気味だが、この後に下記の鉄斗羅による自爆攻撃から飛駆鳥の怒りの覚醒シーンなどコミックワールドの作者である今石先生が気合を入れたという怒涛の展開なので一読の価値あるので是非手にとってもらいたい。

ゲームの「大将軍列伝」では、千生と同じく子供時代での登場。からくり装備などはまだないが中々の能力で使える技も威力高めということもあり序盤ではありがたい戦力の一人である。続編では超将軍としてフル装備で登場した



  • 天地頑駄無
山賊などから商人たちを守る義賊をしていた。
「子供は嫌いだ」と言いながら、武威丸が死んだことで悲しむ飛駆鳥を思いブチ切れるなどツンデレであり、民衆に慕われ、彼らの為に全力を出すその姿に三代目の姿が被る。(背中に新生武者五人衆の武器を装備できる)

デザインモチーフは不明だが、三代目頑駄無大将軍をベースをしている。

劇中では、敵味方構わず巻き込んだ地獄牙羅刹(ベルガギロス)のやり方に怒り、必殺の「激震怒涛切り」で一騎当千の活躍をした。

ゲーム「大将軍列伝」では、子供の頃の時代で登場。能力が低く攻撃力が低いが貴重な土系の術が使えるのが特徴。ぶっちゃけ技よりも術使っていたほうが戦力になる。続編の「機動武者大戦」では超将軍としてフル装備で登場。

  • 鉄斗羅頑駄無
元は闇軍団が新世大将軍を暗殺するために送り込んだ刺客・牙忍鉄斗羅だったが、大将軍の話を聞き改心した。
後に光と闇の力を自在に操る武者頑駄無に転生する。
聞くところによると、かつての闇軍団首領・殺駆頭の面影を感じるというが、真相は定かではない。(牙忍鉄斗羅形態で新生闇将軍の闇のかけらを装備することにより鉄斗羅闇将軍となる)

デザインモチーフは、牙忍鉄斗羅はガーベラ・テトラ改で鉄斗羅頑駄無はGP-04Gとなっている。
BB戦士では両方を再現しており、後にGFFで発売されたGP04よりも先に両形態へと換装できるキットとなっている。

劇中では、闇邪神の闇の結界で次づきと倒れてゆく味方を救うべく、新世大将軍の言いつけを破り封印させた闇の力を復活させ、光と闇のエネルギーをぶつける自爆技「光魔重撃破」を放ち闇邪神を道連れにしようと自爆した。その後頑駄無へと転生し復活。超将軍へと覚醒した飛駆鳥に閃光結晶を渡し八紘の陣を完成させ、飛駆鳥大将軍誕生へと導いた。

ゲームの「大将軍列伝」では牙忍鉄斗羅が敵として登場するが、烈光頑駄無の説得ですぐに撤退するために人によっちゃあんまり戦わないし仲間にもならないので不遇であるが、続編の「機動武者大戦」では持っている光魔の盾が重要なアイテムになっていたり、物語に関わってくる。

  • 飛駆鳥超将軍
武者飛駆鳥が自分の無力さに怒りを覚え甘えを捨てて覚醒して八人目の超将軍となった姿。
超将軍ながら大将軍の証「頑駄無結晶」を持っておりまさに大将軍になるために生まれてきたと言わんばかりであり、この状態でも巨大化した闇邪神の攻撃を受け止めているなどの「歴代最強の力を持つ」に説得力がある所以である。

彼らは『閃光結晶(ビームクリスタル)』=新星大将軍の頑駄無結晶が砕け散り生まれた結晶鳳凰(クリスタルフェニックス)の欠片に導かれ七人の超将軍となった者たちである。

◯からくり一門
  • 大牙頑駄無超将軍
  • 飛天頑駄無超将軍
爆流の兄であり、からくり武具で戦う猛者。
千生と共に鬼ヶ島で鬼を倒すなど、爆流に負けない活躍をしている。
(大牙の魂大牙、飛天の魂駆羅星、爆流の魂嵐弾亜それぞれが互換性を持ち、装備を交換できる)

性格はかなりフランクであり、千生頑駄無のことを「千ちゃん」と読んでいる。(彼らのコミックワールドのストーリーはギャグ主体なのでそのせいかもしれないが)

この二人が超将軍の元祖である。
初出は『超ガンダム野郎』だが、後にSD戦国伝へ正式参加した。

◯その他
  • 闘刃丸
武者紅零斗の兄。
後に魂武者になってしまう。そう、彼は一度死んでしまうのだ・・・なので、劇中ではあまり超将軍として活躍できていない。

◯超将軍に近い存在
怒りでサラマンダートップと言われる形態になれる世直し将軍。
サラマンダーと合体して千生大将軍に、超伐折羅曼蛇(スーパーバサラマンダー)と合体して雷帝千生神将軍になれる。あくまでもギャグ主体のストーリーなために正式な大将軍達に比べたらどれほどの強さかは不明。しかし大将軍状態では倒せなかった武者怪獣を神将軍では一撃で倒しているのを見る限りだと千生頑駄無の場合は大将軍<神将軍ということになる。
が、前者は三ヶ月、後者は半年も全身に火傷をおってしまう。棚から牡丹餅で大出世したからその代償であろう…。


○余談
隠密頑駄無や武零斗頑駄無、烈破なども超将軍に近い、旅をしながら悪を切っていた。

更に大光帝の使者である臥龍頑駄無、新慈絵丸、龍・牙髄らもそれに近い。
武者頑駄無たちは、常勝の軍団に所属している。しかしそのために、自由には動けない事が多い。

しかし部下はなく、兵力には劣れども、自由に動けるからこそ最も危ない先陣をきり、民衆を守る事が超将軍にはできるのだ。


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最終更新:2022年02月02日 07:17