ホイルジャック(プライム)

登録日:2013/11/25 Mon 06:13:16
更新日:2023/06/26 Mon 01:36:02
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ホイルジャックで候

この項目では『超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム』に登場するシリーズ定番キャラ、ホイルジャックについて解説する。
役職は侍。戦時中はオートボットの精鋭部隊レッカーズに所属していた。
今作のホイルジャックは高い戦闘技能と戦闘に関する技術を取得した特殊工作員という位置付けで
オプティマスプライムと同じく初代デザインに合わせたバトルマスクを持つ。
声優は日本版が泰勇気、海外版がジェイムズ・ホラン。

・劇中の活躍(シーズン1)

第8話にて登場。スペースシップ-スターハンマーを愛機に解散したレッカーズの仲間を探す旅を続けており、
同じレッカーズ出身で義兄弟の契りを交わした親友バルクヘッドを訪ねて地球を訪問する。
到着後は通信を傍受して襲ってきたディセプティコンのビーコン部隊を蹴散らしてチームプライムに合流。
豪快ながら要所で生真面目さを見せ、チームにすぐに馴染み昔話や現在の状況について語り明かすこいつは真っ赤な偽物
オートボット基地の位置を探るために送り込まれた擬態能力を持つディセプティコン、潜入兵メイクシフトである。

本物のホイルジャックはディセプティコンの母艦ネメシスに囚われていたが、監視のビーコンを倒してあっさり脱走。
スタースクリーム率いるネメシス本隊を相手に単騎無双を繰り広げる。
展開したグランドブリッジにこれ幸いと飛び込んだ先でバルクヘッドと再開。
偽ホイルジャックと同型同士の戦いを繰り広げ勝利しBAKUSATU(爆殺)、ディセプティコンの作戦を打ち破った。
単独行動を好む本物はチームへの勧誘を拒否。逆にバルクヘッドを引き抜こうとするも断られ、再会を約束して再び宇宙に去る。

・劇中の活躍(シーズン2)

第32話にて登場。再会した戦友シースプレーを殺害した爆撃参謀ドレッドウイングを追って地球に再来。
穏やかムードだった前回から一変、レッカーズスタイルを全面に押し出し、被害無視の戦闘や命令無視でオートボットを引っ掻き回す。
その過程でオプティマスを信用できるリーダーとして認め、チームへの参加を承諾(ただし緊急時の遊撃部隊として)。
地球滞在用のビークルモードであるアリタリアカラーのスポーツカー(ランチア・ストラトス)を獲得する。

同時多発古代遺産争奪戦(38-42話)にて召集に応じ、ラチェットと組んで情報参謀サウンドウェーブと対決。
遺産は奪われるがレーザービークを通してウィルスに感染させる。
休む間もなくミコとのタッグで、バルクヘッドに重症を追わせたレッカーズキラーハードシェルを誘き出し復讐に成功する。
シーズン2ラストを飾るディセプティコンによるオートボット基地&ジャスパー襲撃にもスターハンマーで駆け付け、絶望的な戦力差の中撤退の時間を稼ぐもスタースクリームに撃墜され消息を立つ。

・性格

日本刀を愛用し侍という役職を与えられているが、その性格を一言で表すならSUMRAI、荒くれ者、ハリウッド映画に出てくるヒャッハー軍人。
自由と無茶を愛し所属した部隊に誇りを持ち規律なんて糞食らえ、上層部は臆病者で非戦闘員はヘタレだと思っている。
エゴが目立つ一方で戦友や一度認めた相手には非常に甘く称賛を惜しまず礼を尽くす。
バルクヘッドが重症を折った際には激戦のダメージを推して不眠不休で復讐に殉じた。
この「認める」という敷居がかなり低く、多くの欠点より1つの長所に食いつく性格もあって劇中ではコンビを組んだ後に認める確率100%。
あまりの豹変ぶりにツンデレだのちょろいだの言われている

・実力


安心のレッカーズクオリティ。歴戦の実力者であり、参謀格のサウンドウェーブやドレッドウイングとも渡り合うほどの実力を持つ。
戦法は多彩で背部に内蔵した二対の日本刀による格闘、両碗に内蔵したブラスターによる射撃、小型爆弾による爆破を状況に応じて使い分ける。
スペースシップの操縦技能も取得しており、それなりのスペースと武装を備えたスターハンマー(宙空航行可)を愛機として個人保有している。
飛行機能を持たないオートボットでありながら好き勝手に活動できるのはこれのおかげ。

・他キャラクターとの関係

前述の通り兄弟分のバルクヘッドとは非常に仲が良く、チームへの考え方で意見が対立しようとも揺るがない。
また、海外版では「ホイルジャック」ではなく「ジャッキー」という独自の愛称で呼ばれている。
バルクヘッドの現相棒であるミコは馬が合いつつも戦士としては認めていなかったが、
ハードシェルを殺害したことで「レッカーズの一員」にランクアップ。
直に会ったことがなかったオプティマスプライムを「臆病者」と決め付けていたが、共に命をかけてバルクヘッドを救ったことで「司令官殿」にランクアップ。
軍医のラチェットを「先生」とからかっていたが、ウイルス仕込みのダーティさで「ラチェット」にランクアップ。
ナンバー2剣闘士サウンドウェーブに対して劇中初めて傷を追わせ、勝利寸前まで追い込む健闘を見せる。
互いにサウンドウェーブ(バルクヘッド)戦の敗戦を引きずって決闘したハードシェルにはレッカーズスタイルを見切られ、
殺害寸前まで追い込まれるがミコによってSATUGAI成功、自身は大量の部下をBAKUSATUして溜飲を下げた。
そしてライバル扱いで登場し復讐の相手で同じ爆弾魔でもあるドレッドウイングとは



初登場回以外特に絡みなし。


以下、日本未放送分(シーズン3)のネタバレ









・劇中の活躍(シーズン3「ビーストハンターズ」)

ダークマウント要塞に囚われていたが案の定脱走、レッカーズプロトコルに従いお花畑でバルクヘッド&ミコに合流する。女子力たけーな精鋭部隊
その勢いでエースビーコン部隊シーカーズをBAKUSATUし、ディセプティコン鉱山も爆破しようとした所でチート竜プレダキングの襲撃を受ける。
絶体絶命に陥るが、元レッカーズ隊長ウルトラマグナスに助けられ、無事にチームプライムに再合流した。
ダークマウント要塞攻略戦ではバルクヘッドと組んでアタッカーを担当。シーカーズ相手に無双し科学参謀ショックウェーブと対決。
軍事参謀より遥かに強いショックウェーブに苦戦するが、復活したオプティマスとファウラーが決定打を撃ち込むまで持ちこたえてみせた。

その後はスターハンマーを失ったこともありチームプライムに正式参入。自称一匹狼ぶりは変わらず
  • レッカーズ(ウルトラマグナス、バルクヘッド、ミコ)
  • 一匹狼コンビ(アーシー)
  • 簡単な工作(ラフ)
など様々なチームを組んで戦い抜いた。

・戦闘シーン

レギュラー化で出番が大幅増加。マグナス配布の追加装備は電気鞭(エレクトロウィップ)を選んだ。アクション面で非常に優遇されており、
  • ドダイ扱いしたジェットビーコンを次々乗り換えて巨大要塞から悠々脱走
  • プレダキングを鉱山内部に誘い入れ一人脱出、月をバックにトランスフォームして爆破
  • 追走中にロボットに変形、一瞬の抜刀で切り裂きまたビークルに戻る
などいちいち出来が良い。
その集大成がウルトラマグナスと組んでのVSプレダキング。
熟練の連携で追い込んでいくレッカーズと圧倒的な身体能力でそれを覆すプレダキングの対比が見事の一言。

・ウルトラマグナスとの対立とその結果

念願の新レッカーズである筈のマグナスとは非常に折り合いが悪く、規律を重んじるマグナス隊長を徹底的に口撃する。
ウルトラマグナスを否定する原因はレッカーズの末路にある。
バルクヘッドと入れ替わりでレッカーズに着任したウルトラマグナスは規律で縛る指揮を実施、本領を発揮できなくなったレッカーズは衰退し解散した。この経緯から部隊長を務めたウルトラマグナスをレッカーズとして認めていない。

再会したウルトラマグナスがオプティマスの元のらりくらりと運営してきたチームプライムも規律で縛ろうとした為反発。
見せ付ける為にもホイルジャックは過剰な独断専行に勤しむ…と思われていたがアーシーのカウンセリングで微妙に違うことが発覚。

見せ付けていた相手は親友のバルクヘッドでマグナス自体は気に入らない時は無視すればOKと開き直っている。
レッカーズでありながらマグナスを支持する姿が軟弱に見えて嫌だった。向き合うのが恥ずかしいから矛先がマグナスに向いた
というのが事の真相。アーシーに叱咤されバルクヘッドと和解。幸いマグナスも執念深い性格ではなかった為、対立は収まった。

その後は事務的に接し合い、プレダキング戦での抜群のコンビネーションで互いに認めあう。以降はマグナスを真のレッカーズ認定。
負傷したマグナスを心配げに見つめ、出撃を希望した際には自分が守るから問題ないと軍医を説得した。ウインク付きで

・他キャラクターとの関係

糞真面目な司令官、愚痴っぽい軍医、今時のギャルに加えて無二の親友、クールな姉御、委員長な隊長、天才ショタにも攻略された(した)。
声優、侍、単独行動好きと共通点が多いタイガトロンと比較すると完全に自称一匹狼状態で、
同じ一匹狼だったアーシーに「なんで孤独ぶるの?」とばっさり切られ、「取り残される」「必ず後悔する」と強く念押しされる。

自分の女々しさに気付いたホイルジャックは強く猛省。
元レッカーズではなくチームプライムの一員としてバルクヘッド、ウルトラマグナスを初めとしたメンバーとの絆を深めることになる。
特にアーシーとの急接近は「ジャックが(ホイル)ジャックに(相棒を)ジャックされた」とおおいにミコを楽しませた。

・完結編(プレダコン・ライジング)

スペースシップの運転手として担ぎ出されアシストキャラに。
戦闘に参加しなかった為、得意の剣術によるアクションを披露することはなかった。

・玩具

海外ではシーズン2に合わせて展開されたRIDシリーズにてデラックスクラスで発売。二対の日本刀が付属するがブラスターと腰の爆弾は再現されず。恒例の車型オートボットだが足回りの変形が面白いと評判。
後に日本で発売されたAM版はシール式であり、シール未貼付だと驚きの白さが評判。アームズマイクロンのウージが付属するほか、基本的に海外版の武器が付かないAMシリーズでは珍しく、海外版に付属した日本刀も付くためお得感がある。

ビーストハンターズ時には他のキャラ同様、RIDのリデコ版が発売。トゲトゲしくなっているうえ、武器が刀から「ファルコンスピア」というリング発射機能が付いた武器に変更。リングは手に持たせることも可能。
日本では『参乗合体 トランスフォーマーGo!』の商品「ハンターホイルジャック」として発売。武器は「ファルコンスピア」と同型だが、ディスク発射を主軸とした拘束武器に設定が変更されている。侍モチーフという事でソードボット侍チームと絡みがあるのかと思いきや、そんなことは無く、劇中未登場だった。


追記・修正はホイルジャックに認められた方にお願いします。

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最終更新:2023年06月26日 01:36