アジール(ロックマンX2)

登録日:2011/11/09(水) 19:43:23
更新日:2025/04/29 Tue 05:49:47
所要時間:約 4 分で読めます




やはり 来ましたねエックス…。
この『アジール』がお相手いたしましょう。

アジール (Agile)とは、カプコンから発売されたスーパーファミコン用アクションゲーム『ロックマンX2』の登場キャラクター。

【概要】
カウンターハンターの一人。敵地の諜報活動および戦闘時の切り込み隊長を担当し、巧みな剣技を誇る達人。スピードに突出しており、高速で移動しながら斬りつけてくるほか、剣から衝撃波を放つこともできる。カウンターハンター随一の実力を持ち、戦いにおいて彼に地を這わせた者は一人もいないと言われた程。また理知的で言葉使いも丁寧であり、シグマを崇拝している。

カウンターハンターステージでは、空中からの攻撃に特化した「アジールフライヤー」という全く異なる形態で現れる。
(Wikipediaより抜粋)













………と、真面目に説明文を書いた所で本題に移ろう。
上記の通り、公式にはカウンターハンター最強とか真の実力者とか言われているが、実際にゲーム中での彼の実力は……







ぶっちゃけそこまで強くない


奴はカウンターハンターでも最弱である。


一回目の戦いでは素早い動きと剣を使った攻撃に初見では面食らうものの、実は地上では突進斬り、壁ではジャンプして衝撃波という単調な2パターンしか持たない。
そのため、慣れてしまえば衝撃波を使わせて下をくぐり、バスターを弾かれない様に着地際を攻撃する繰り返しで簡単に誘導して倒せるようになる。
むしろ、トリッキーなサーゲスや運ゲー上等なバイオレンの方がずっと強く感じるだろう。
しかし、プレイヤーは後に気付くことになる……このくらいの実力でも、まだアジールが強かったということを……



◇アジールフライヤー
シグマステージ3にて現れる、アジールの飛行形態。
見た目こそ変わっていないが着実に強化されたネオバイオレンや巨大砲台を持ってくるサーゲスタンクとは異なり、顔以外は全く原型を留めていない。こんな姿になった理由も語られないまま。

ファンからの通称は名前を略して「アジフライ」

最終決戦のためにパワーアップした姿で、巨大なミサイルやトゲ付き足場を使ってエックスに挑むが……

強化前より明らかに弱くなっている。

コイツの攻撃はミサイルも含めてとにかく当たり判定が少ないのである。
しかも、壁キックでアジフライより高い位置にいれば電撃が飛んでくる程度で、他の攻撃を当てることすら不可能。画面の外で待っていればその電撃すら届かない。
後は足場を出さない隙を見ながらバスターや後述のマグネットマインを当てていくだけの簡単なお仕事である。

まさに、真の実力者(笑)

しかし、彼の一番の不幸はアジフライ戦直前にエックスがチート技を入手してしまったことにある……
ボスの扉が開き入ってきたエックスに対して、意気揚々と挑むアジールフライヤー……

次の瞬間

エックス「→↘↓Y」(やべっ、間違えた)
エックス「→、↓、↘、Y!!」
シュッ


zズ バ シァ!!

「まさか…こんなはずでは……!!」
「シグマさま!どうかわれわれのかたきを…!」

哀れアジフライ、戦闘開始から一瞬の内に一撃でその生涯を終えた……

そう……あのアジフライキラーと名高い、隠し武器(技)の昇龍拳(通称:ファイヤー昇龍拳)である。

アジフライはその配置と形状から、昇龍拳の絶好の練習台なのである。
多くのプレイヤーが直前に入手した新技の試験運用代わりにアジフライをワンパンしていった。

もはや、アジールフライヤーの存在自体が昇龍拳を試すためと言っても語弊は無い。

そんな彼の断末魔は……

「まさか…こんなはずでは……」

いったい彼はこの程度の実力でどんな結果になると予想していたのだろうか?

ちなみに、彼との戦いで昇龍拳を打った場合は高確率でトゲトラップに落ちる。
…だがしかし
なんと、落ちる前にアジールに当てさえさえすれば、その後トゲに落ちても即死せずにステージクリアとなる

…もうこれわざとだろスタッフ。
完璧に避けられるとトゲに落ちて死ぬが。


また、昇龍拳に隠れがちだが正規の弱点武器であるマグネットマインにも滅法弱い
この武器は上下に動かすことができるので、開始位置からでも上に浮いてるアジフライにガンガン当てられるのである。
昇龍拳ほど高威力ではないので瞬殺とは行かないが、前述の避けやすい攻撃を適当に避けながら上に飛ばし続けるだけで驚くほどあっさり死ぬ。
しかもチャージ版は弾速の遅いブラックホールを飛ばすので、アジフライのクソデカ当たり判定と左右に素早く動き回ると言う挙動の所為で下手すれば一撃で勝負がついてしまう。
もはやどうあがいても絶望である(アジフライが)。
せめて自慢の剣術を捨てなければもう少しまともな強さのボスになっただろうに…シグマは一体何を考えてこんなパワーアップ(笑)を施したのだろうか?

漫画版アジール
今なおファンが多い岩本版ロックマンXにも、X2編で登場。
雑誌掲載当初は一人称は「俺」で、飄然とした態度のキャラクターだったが、第三話からゲーム本編通りのキャラクターになった。

X2編第一話にて、エックスの戦いぶりを本拠地で同僚二人と観察する形で初登場。
フレイム・スタッガーの残骸を切り裂き、余波で基地を真っ二つ。はるか遠くの山を切り崩すという衝撃的且つ本格的なデビューを果たす。
最終決戦ではエックスのダブルチャージによって撃破寸前だったバイオレンの窮地を救う形でサーゲスと共に登場。
そのまま、三人がかりでフル装備のエックスを痛めつけ、彼を窮地に追いやった。
エックスが一か八かの起死回生を狙って放った8ボスの特殊武器の乱れ打ちを受けてさえ無傷だったが、続けざまにエックスが放ったギガクラッシュによってセンサーを破壊されて視力を失った直後、チャージショットを受けて破壊された。
死後、エックスが彼のビームサーベルを使ってバイオレンを倒した。

漫画版のエックスは、X3発売前に既にビームサーベルを使っていた!
前作でもまともな使い方じゃないとはいえシグマ相手にやってるので今更だが

尚、漫画版ではサーゲスタンクやアジフライは登場しない。
流石の岩本先生もアレをシリアスに組み込むのはムリだったか………。


このわたしの記事をここまで充実させられるとは…
信じられん!

あなたを甘く見ていたようですね エックス。
次に追記・修正できる日を楽しみにしていますよ……。

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  • 漫画版では普通に強キャラ
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最終更新:2025年04月29日 05:49