シロノノロイ

登録日:2013/12/15 Sun 14:34:15
更新日:2024/01/30 Tue 23:33:54
所要時間:約 2 分で読めます





『シロノノロイ』とは、namahage2氏によるフリーのホラーゲームである。
…なのだが、このゲーム全くと言っていいほど怖くない
作者自身も分類には悩んだようで、「一応ホラーだけどこれはもはやノロイゲー」だそうな。
システムはスタンダードな探索系。イベント→アイテム探し→謎解き→イベント…を繰り返してエンディングを目指す。
難易度自体はそこまで高くないが、三種類あるエンディングのうち、ベストなエンドに辿り着くには難しい(というかわかりにくい)フラグを立てなければならず、自力で発見するとなるとかなり難しくなる。
作者HPにヒントがあるので詰まったら見に行こう。


あらすじ

早くに母を亡くし、父と二人で暮らす少女、真白。
父の仕事の都合で祖母の家に預けられることになった真白は、夏祭りの日に父と会う約束をする。
そして迎えた夏祭りの日。父と待ち合わせをした神社で真白は不思議な影に襲われる。
なんとか逃げだせた真白だが、突然声が出せなくなってしまった。
その後出会ったハチと名乗る少年から、影は「ノロイ」と呼ばれるものであること、声が出ないのはノロイに魂の一部を奪われたためであることを聞く。
真白はハチ、そしてハチの友人であるという幽霊少女ハルと協力して魂を取り戻すために行動することにするのだった。


キャラクター

◆真白
主人公、11歳の女の子。
『ノロイ』と呼ばれる物に魂の一部を奪われた。
優しい少女で、母がいないことや、父が仕事で忙しくなかなか一緒にいられないことにも不満を言うことはない。

◆ハチ
真白を助けた、左が赤、右が青い目の少年。ツンデレ
自称「ノロイの専門家」、真白にノロイの事を教える。
ややぶっきらぼうだがところどころに優しさが垣間見える…かも。
ちなみに少しの間ハチを操作出来る場面があるが、彼のステータスは異常に高い。システム上意味はないが。
『俺がいいって言ってるから、いいんだよ。』
というジャイアニズムな発言もする。
余談だが、玉ねぎが嫌い。

◆ハル
夏になっても満開の桜に居た幽霊。ハチの友達……らしい。
幽霊なのだがおどろおどろしいところは一切なく、むしろ癒しキャラ。
若干天然で、どこかふわふわした印象を受ける。超かわいい。
だが、ノーマルエンディングでは……
『あたしだって美味しいもん!』


2014年1月にはMF文庫よりnamahage2氏自身の筆による小説版が出版された。
このゲームが持つ世界観や雰囲気、ストーリー、ここでは詳細は省くが、namahage2氏がシロノノロイに込めた思いが評価され、多くのプレイヤーに愛された証であるといえよう。
まだプレイしたことがない人に自信をもって勧められる一作であるといえる。



追記修正はハルちゃん萌えな人がお願いします。

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最終更新:2024年01月30日 23:33