登録日:2012/02/09 Thu 21:51:47
更新日:2025/01/09 Thu 16:12:04
所要時間:約 3 分で読めます
人
ノ/|\
///|\\
///|!|\|!ヽ
|!(◎)(◎)!|
||▽▽▽▽▽▽||
\|△△△△△//
ガブガブガブガブガブ
目次
概要
タマネギ(玉ねぎ)とは、ネギ科に分類される野菜の一種である。
英語ではOnion(オニオン)と表記する。
タマネギの調理法
後述するが世界中で食べられている野菜であり、その調理バリエーションは豊富というレベルではない。
特性上煮込み料理との相性がよく、
日本では
ジャガイモや
ニンジンと一緒に「
カレーライス」「
シチュー」「
肉じゃが」等の煮物に入れられる事が多い。
味噌汁の具としても使えるし海外でもオニオンスープが極めてメジャーな汁物料理として知られる。
また、炒め物にも頻繁に使われており
野菜炒めは勿論、
牛丼、
豚肉の生姜焼きなど一部の肉料理には欠かせないサブキャスト。
細かくみじん切りにすれば
ハンバーグや
コロッケの具材にもなってくれる。
豚肉炒めの中に薄切りタマネギが混ざっているのをよく見かけるだろう。
豚肉に対してタマネギの甘味が良相性というのもあるが、豚肉とタマネギを合わせると、タマネギに含まれるアリシンが豚肉のビタミンB1を吸収させやすくしてくれる効果がある。
ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変換してくれる働きがあり、元気が出る上、炭水化物による肥満を防止してくれると良いことづくめなのだ。
また、脇役として活躍するばかりでなく、時にはオニオンリングフライやかき揚げとしてメインで食べられることもある。
更にはソースの具材になったりもする。汎用性が高すぎるぞ!
タマネギの歴史と産地
歴史は古く、紀元前の古代メソポタミア文明から食べられていた。
その後ローマ人によってヨーロッパに広められ、中世ヨーロッパでは安い手頃なハーブとして重宝された。
中国などにも伝わったが、ニンニクなどと同様に「食べてはいけないにおいの強い植物」扱いであり、古代中国では虫よけなどに使われていたらしい。
ローマ帝国の滅亡後に野菜として積極的に栽培されるようになり、安価で保存も効くつよつよ食材としてヨーロッパの庶民の間で欠かせないものとなっていった。
その後大航海時代にアメリカ大陸へ玉ねぎが渡り、大英帝国の政策に伴ってインドなどでも精力的に使われるようになっていった。
日本はちょうど玉ねぎが食材として全世界に伝わる頃に鎖国政策をやっていたため、玉ねぎは食材として流通することはなかった。
江戸時代の末期に長崎に伝わったものの、観賞用とされ食べられることはなかったらしい。
明治時代になると北海道開拓が行われたが、その過程で寒冷地でも育つ玉ねぎが注目されることになる。北海道はもちろんのこと本州の気候にも適合した玉ねぎは、
西洋文化を持て囃す風潮も相まって一気に生産が進むことになり、初めて栽培されてからわずか15年ほどで国内でも安価な野菜という位置付けに至るまでになる。
ちなみに、当時コレラが蔓延しており、「予防策には生野菜を大量に食べればよい」という風聞がまことしやかに伝播されたことも理由の1つとされる。
主な産地は
北海道といった寒い地域。他は
佐賀県、
兵庫県(淡路島)など。
寒冷な気候でも育つが逆に言えば高温には弱く、日光の当り具合によって味が変化しやすい。主な栽培地が寒い所なのはこのせい。
(北海道については前述の通り、日本における玉ねぎ生産発祥の地であることも理由ではあるが)
タマネギの特性
タマネギといえば……
タマネギを切っている時
め…め…
∧.,∧ ゚。゚゚_人_
( ∩ω;)゚。ミ/ (())/|
/ ソ つ=|ニニ|)/
し⌒J" /((儿儿/サクッ
| ̄ ̄ ̄|
_____
/ )\
/ 彡ノノ 丶丶
| _ノ | |
| _( _ |ノ
ヒ(6" ̄(_)^イ ̄)
|Y _厂|
|| __ /
| \  ̄ /
/\ 丶__ノ
_/|\ ̄ ̄\/〉
丶_三三フハ\
という経験は誰もが通る道。
漫画でも玉ねぎを切って
涙が止まらなくなる、という描写も多い。
これはタマネギに含まれるアリルプロピオンという成分が原因。
タマネギを切ると、この成分が気化し、目や鼻の粘膜を刺激する。
これが涙が出る原因である。
予防法としては、アリルプロピオンを弱める為に、冷蔵庫で数時間冷やしておくのが良い。
切る時は換気扇を回し、
目を閉じ息を止め鼻を押さえながらやると涙が出にくくなる。
玉ねぎや
包丁を水に濡らしたりすると成分が水に溶ける。
他にも様々な方法があるが、自分の好きなように対策してみよう。
なお、刺激物質の大半は鼻から体内に侵入するため、一度"なみだがとまらない"状態になった後で目を洗っても効果は薄い。
タマネギの味と成分
タマネギは辛いというイメージがあるが、熱を通すと甘くなる。
タマネギはもともと糖度が高い野菜(
イチゴに匹敵)で、実は加熱前後で糖度の変化はない。
辛み成分が熱によって崩壊(変質)することで甘く感じられるようになる。
逆に言えば、生の状態では甘さが辛みで相殺されて、あるいは辛みのほうが勝り甘さを感じづらくなっているということ。
ちなみにそんな「辛味品種」が日本ではメジャーだが、南ヨーロッパなどでは生でも辛みがあまりない「甘味品種」も生産されている。
日本だと「湘南レッド」という品種がそれに該当する。サラダなどに入っている赤紫の縞模様が綺麗なやつがそれ。
野菜の中では日持ちする部類なので、長期保存にもむいている。
日が当たらず、風通しのいい所に置けば数ヵ月程度は余裕で持つ。床や地面に重ねると腐りやすいので軒下などに吊るして保存するのが基本。
同じく日持ちし、寒冷地でも育つジャガイモとの
食べ合わせはこれまた相性が良い。カレーにシチューにと具体的に上げればキリがない。
長ネギ、ニラ、
ニンニク等にも言える事だが、
犬や
猫にとって致死的な影響を齎す成分が含まれている。
なのでこれらはペットに絶対に与えてはならない。冗談抜きで
死に至るので注意。(タマネギ中毒)
厄介なことに加熱などでも一切取り除けないので、ハンバーグ等を与えるのもNG。
ビーフ100%ならば問題ないが。
ちなみに猿やヒトではこの症状は起こらないが、あまりに過剰に食べ過ぎると体には良くない。
余談
- 生のタマネギを52秒以内に食べきればギネスブックに載れる。
だが、やるには生でも平気で食べられる程甘いタマネギではなく、一般的なタマネギじゃないといけない。
興味があれば是非やってみよう。
- 実はあの害虫の大好物でもある。
奴らは我々同様に中毒にならず、ただの糖分の塊でしかなく、その匂いにつられて寄ってくるほど。
ホウ酸ダンゴに直接混ぜたり、各種駆除アイテムにタマネギ由来の香味成分が使われていたりするのはこのため。
保存の際には奴らの動向に対しても警戒する必要がある。
- 世界中で食されているが、バラモン教とヒンドゥー教についてはニンニクと同様に「食べてはいけない」野菜扱いされているらしい。
- THE ALFEEの高見沢俊彦はライブパンフレット付属DVDの企画「ALFEE KITCHEN」でカツ丼を作った際には玉ねぎを丸ごと煮ようとした事がある。
それを見た桜井賢「玉ねぎの姿煮じゃねぇんだよ!」
一応玉ねぎの姿煮という料理は存在するが、カツ丼に入れるものではない。
- 爆風スランプの曲に『大きな玉ねぎの下で』というタイトルがあるが、この「大きな玉ねぎ」とは日本武道館の屋根の上に乗っている擬宝珠のこと。
断じて巨大化した黒柳徹子ではない。
もしかして、これ以上の追記・修正は人頼みかい?
立て主君、君は本当に卑怯だね。
)\
/ハ从\
/ \
/ ⌒ ⌒ ヽ
|⊂・⊃⊂・⊃ |
|∴ し ∴ |)
ヘ (ニ) ノ
\____/
うるせぇたまねぎお前の家燃やすぞ
`____ニ=二二__ `″
| ,,″ _,- 、 ̄`″ |
|-″r″`, 'ー―--`= L_
.| ム-″′i | |
r| ノ | |
| | f ゝ | ノ
ヽ」 ` ̄′ |′
| r=`=-.、 ii
- 飴色に炒めた玉葱はルーにコクを与える -- 名無しさん (2013-11-27 00:32:26)
- あと切るときに、ちゃんと押し引きを意識して、包丁の切断能力を十分に発揮すれば涙は出ないよ。玉ねぎの組織をつぶさずに切るから、その何とかって成分が飛び散らないから。 -- 名無しさん (2014-07-10 13:53:49)
- 切った後15分放置しておくと、空気とタマネギの酵素が反応して血液をサラサラにしてくれる成分が増える。 -- 名無しさん (2014-07-10 14:48:08)
- インドじゃ店に玉ねぎが無いという理由で人を銃殺した事件があったらしいね。 -- 名無しさん (2014-07-10 15:14:25)
- 昔はわざわざ水中メガネをかけて切ってたなあ… -- 名無しさん (2014-11-29 20:03:04)
- ↑そんなアホな事してる奴が俺以外にいたとは -- 名無しさん (2014-11-29 20:49:32)
- 個人的には一番嫌いな野菜。ニンジンやピーマンは平気だけど、タマネギは苦手。カレーでは平気だけど。 -- 名無しさん (2016-09-19 17:24:39)
- 煮て良し焼いてよし -- 名無しさん (2016-09-20 16:49:48)
- ↑2同じく。つか子供の嫌いな野菜な代表としてその2点が挙げられるが、個人的には2つとも大丈夫で生(に近い)の玉ねぎは子供の頃から苦手でそれは今も治ってないなぁ。こんな癖のある味と臭いと触感なのに苦手な子供少ないのが昔から不思議でならない -- 名無しさん (2016-09-25 12:06:03)
- 同感、カレーやミートソースとかはまだたべれるが、味噌汁や天ぷらとか未だくえん -- 名無しさん (2017-12-10 05:53:31)
- 玉ねぎを使わない、かき揚げが好物なんだけど全然見かけない -- 名無しさん (2017-12-10 06:35:18)
- 火を通してとろとろになるととても甘い。しゃきしゃきの歯ごたえを残したり、同じ料理でも違うキャラクターになれる逸材。品種によって味が全然違うので、野菜の○○が嫌いという場合は色んな品種を試すのがいい。野菜の品種改良は日々進歩を遂げているから、昔とは野菜自体の味が変わっていることもある -- 名無しさん (2018-07-26 01:18:37)
- 玉ねぎは生でサラダに入れるか、しっかり火を通して濃い目の味付けすれば美味しいと感じる。だが野菜炒めに半生状態で入ってる玉ねぎだけはごめんだ。 -- 名無しさん (2019-05-26 13:00:40)
- わりと万能食材 -- 名無しさん (2019-07-11 02:00:38)
- ネギは一切食べれないけどタマネギは食べれるんだよな -- 名無しさん (2020-09-21 01:01:37)
- 段落作ってちょこっと整理してみました、先人の筆者の方たちの文章消したりはしてません -- 名無しさん (2020-09-21 01:49:35)
- おかあさんといっしょで有名な「串カツはいっぽん」を聞いてて思うけど、串カツのタマネギって苦痛かな? -- 名無しさん (2023-05-04 16:39:53)
- 昔、小学校の給食で出たタルタルソースが玉ねぎ激辛でゲロってから、生の玉ねぎがトラウマになった -- 名無しさん (2023-05-17 21:24:49)
- 家族や恋人からピーマンやシイタケが苦手だから食卓に出さないでくれと頼まれたら承諾できるけど、タマネギで同じこと頼まれたら無理だと断る。そのぐらい便利な野菜。煮物と炒め物作ろうとするとだいたい入れちゃう -- 名無しさん (2024-10-24 07:26:12)
最終更新:2025年01月09日 16:12