偽りの名 スネーク

登録日:2012/06/04 Mon 13:11:01
更新日:2023/01/13 Fri 00:34:39
所要時間:約 5 分で読めます




スネーク、忙しいところすまないがビッグニュースだ!

なんだ?また無茶を言うんじゃないだろうな。

君は「デュエル・マスターズ」を知っているかね?

あぁ……あの タカラトミー の。

実は君に出場の招待状が届いているのだ。スネーク、参加してみる気はないか?

……。

ところで君は今、どこにいるんだね?
         ____
       /  ./  /|   偵察任務中だ。
     _|  ̄ ̄ ̄ ̄.|  |___
   /  |_薔薇城_.|/  /
    ̄ ̄‾         ̄ ̄

偵察?一体何を?

         ____
       /  ./  /|   敵を知ることこそ勝利への近道だからな。
     _|  ̄ ̄ ̄ ̄.|  |___
   /  |_薔薇城_.|/  /
    ̄ ̄‾         ̄ ̄


ショウタイムだ。

華麗なる潜入工作員……





偽りの名 スネーク VR 自然文明 (8)
クリーチャー:アンノウン 11000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引き、その後、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地のカードを裏向きにしてシャッフルし、山札の一番下に置く。
■W・ブレイカー

概要

《偽りの名 スネーク》とは、DMR-4「エピソード1 ライジング・ホープ」で登場した6体目のアンノウンである。やはり他のアンノウン同様大型クリーチャーである。

E1のアンノウンの例に漏れず、名前の元ネタはスパイ。ただし実在のものではなく、上記のダンボールコメディからもわかるとおり、コナミのゲーム「メタルギア」の主人公ソリッド・スネークから。

解説

このクリーチャーを含む自分のクリーチャーを召喚する度、ドローおよびマナブーストを行うと言う、実にらしい堅実かつ強力な能力を有する。
手札ドロー、マナブーストともにデュエル・マスターズでは必要不可欠と言える能力であり、それを永続的に使用できるのは非常に強力である。

自身の基礎パワーもパワー11000のW・ブレイカーと強力であり、バトルゾーンにいるだけでアドバンテージを生み続けてくれる。

一方効果は強制のため、山札の消費が激しくなると言う欠点もあるが、自身の攻撃する時、墓地のカードをシャッフルして山札の1番下に置く能力で、フォローすることが可能。

山札の下に置く能力でシャッフルすると言うのはこのクリーチャーが初。墓地利用はできなくなるが、このクリーチャーの場合豊富な手札を利用するのが基本のため、あまり気になる所ではない。

猛威をふるう《ヴォルグ・サンダー》等での山札破壊を受けても回復可能なため、現環境ではかなり使える能力だろう。


大喰の超人》との相性は特筆すべきもの。能力により、大量展開する度マナブーストが可能で、さらにドロー効果により息切れがない。
ブーストしたマナは超人の能力で3コストとして扱えるため、たいていのカードは使用できる。
加えて普通はデメリットとなりがちな3倍使用のマナの破壊も、スネークがいる場合はむしろ余剰なマナの整理となり、スネークの効果で山札回復へと利用できる。

難点は強力ゆえにコスト8であること。能力的に早めに召喚されるほど効果は大きいため、できるだけ早期召喚を狙っていきたい。
幸いスネークの色はマナの使用&コスト踏み倒しが得意なの為、早期召喚はそれほど難しくない。

序盤のマナブーストで早期召喚できたら、途切れることのない手札とマナで相手を圧倒するのは容易いであろう。

また、《ミラクルとミステリーの扉》を使用した「ミラミスホーガンデッキ」との相性も良い。
このデッキは踏み倒しが基本となるが、《恵みの大地ババン・バン・バン》やこの《偽りの名 スネーク》を入れておけば、マナブーストにより通常召喚も狙える。

こちらはババン・バン・バンに比べ爆発的なマナブーストは難しいが、途切れることのない手札と、上記のヴォルグ等をくらった時の山札回復が図れる。

ちなみにドローとマナブーストは相手のターンでも使用できるので、ニンジャ・ストライクとも好相性。また、スペース・チャージとも非常に相性が良い。

《激次元!グレンジュウ》など強力なスペース・チャージを持つクリーチャーが増えているので、こちらの方面でも輝くであろう。


と言うように、少々ロマンまたは使いにくいクリーチャーが目立つアンノウンの中では、単純明快かつ非常に堅実な能力を持ったクリーチャーである。
が、それゆえに他のアンノウン達のように一芸特化しているわけではないので、微妙に影が薄い。また、後述する背景ストーリーもあってか、他のアンノウンに比べ扱いが悪いように感じる。

実際のところはアンノウンの中でも使いやすく、かつ強力なクリーチャーである。デッキに入れておくだけで普通に活躍するので、戦術が合う方はぜひ採用を検討してほしい。


しかしDMR-05 「エピソード2 ゴールデン・エイジ」にて、そこそこ使いやすかったこのクリーチャーにもついに出会ってはいけない相棒が登場してしまった。

ヒラメキ・プログラム R 水文明 (3)
呪文
自分のサイキックではないクリーチャーを1体破壊する。その後、自分の山札の上から、その破壊されたクリーチャーよりコストが1多いクリーチャーが出るまで、カードをすべてのプレイヤーに見せる。そのクリーチャーをバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
上記の通りである。このカードによりこのカードの評価は激変した。ヒラメキスネークというコンボの誕生である。

コストが1多いクリーチャーを場に出せるのである。つまり早期にコスト7のクリーチャーが出せて自分のデッキのコスト8のクリーチャーが《偽りの名 スネーク》のみであれば《ヒラメキ・プログラム》を唱えることでほぼ確実に場に出すことができるのである。

コスト7のクリーチャーを出すだけなら容易であり、なかでも《予言者ローラン》と《光姫聖霊ガブリエラ》とは相性が良い、細かな説明は省くが《予言者ローラン》はこちらのシールドが割られていなければ2ターン目に、《光姫聖霊ガブリエラ》は《デビル・ドレーン》を唱えることにより3ターン目に出すことができ、その次のターンに《ヒラメキ・プログラム》から暴れまわることができるのである。

実際どうなるのかというと(ヒラメキスネークの《デビル・ドレーン》始動の場合)・・・

1、2ターン目:ブースト
3ターン目:《デビル・ドレーン》発動、自分のシールドを0枚にし《光姫聖霊ガブリエラ》をG・ゼロで召還する。

4ターン目:
《ヒラメキ・プログラム》を発動。山札の上から(ほとんど意味のない)坊主めくりを行い自分の場に《偽りの名 スネーク》を出す。
その後は、《巡霊者ウェビウス》 や《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》等のG・ゼロで召喚ができるクリーチャーや《黙示賢者ソルハバキ》等のコストの低い使い勝手が良いクリーチャーを展開しながら《偽りの名 スネーク》でブーストとドローを繰り返し、《ダイヤモンド・ソード》 を使いこのターン、もしくは次のターンに物量で押し切るのである。

上記のコンボは実際のデュエルでも決まりやすいコンボであり、

ガブリエラヒラメキスネークシャドウシャドウサグラダハバキソードアザッシター
はよく見る光景である。
《予言者ローラン》始動の場合は3ターンでの勝利も目指せる。
赤単や緑黒等の速攻もビックリな速さで勝ちにいける恐ろしいコンボである。

ただ《デュエマの鬼!キクチ師範代》や《禁術のカルマ カレイコ》等のクリーチャーがヒラメキスネークの強烈なメタとして存在しているため、これらのカードへ対策が
日々研究されている。

やがて2019年7月1日に《ヒラメキ・プログラム》がプレミアム殿堂に指定されたことにより、デッキ自体が組めなくなってしまった

ツインパクト

偽りの名 スネーク VR 自然文明 (8)
クリーチャー:アンノウン 11000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引き、その後、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
■このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地のカードを裏向きにしてシャッフルし、山札の一番下に置く。
■W・ブレイカー
アンノウン・プログラム VR 闇文明 (4)
呪文
■自分のクリーチャーを1体破壊し、それよりコストが1大きいクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。
DM22-EX1「黄金戦略!!デュエキングMAX 2022」にてツインパクト化を果たした。
呪文面は新規呪文となっており、自軍のクリーチャーの自壊させて1コストだけ上のクリーチャーをリアニメイトする。
名前的に明らかにかつての相棒の《ヒラメキ・プログラム》を意識したと思われるが、能力は《蝕王の晩餐》の下位互換。

関連カード

縫合 デスネークニア VR 自然文明 (9)
クリーチャー:ディスペクター/アンノウン/クリスタル・コマンド・ドラゴン 9000
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
マッハファイター
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引き、その後、カードを1枚、自分のマナゾーンまたは墓地から手札に戻す。その後、自分の手札を1枚、相手に見ないで選ばせる。自分はそれをコストを支払わずに使ってもよい。
《水晶邪龍 デスティニア》と縫い合わされたスネークのディスペクター。
ドローとマナか墓地からの回収をスネーク、その後の運次第でのカード使用をデスティニアから受け継いでいる。

クリーチャー以外でも使用できるという部分はデスティニアから進歩しているが、ドローが挟まるため運次第である点はあまり変わっていない。本体スペックも9マナディスペクターとしてはかなり控えめな部類のため、ツインパクトなどで外れを可能な限り減らす工夫をしておきたいところ。

背景ストーリー

スネークもエピソード1におけるアンノウン故に「演偽のアンノウン」という肩書を持っており、襲来をいつもプログラム通り行うとされている。

《偽りの名 シャーロック》の勝利により、アンノウンが支配するようになったクリーチャー・ワールド。
しかし、それでも希望の双子をはじめとしたハンター、エイリアン達は団結し、抵抗活動を続けていた。

そんな抵抗活動を続ける残党に対し、アンノウンは量産型である《偽りの名 スネーク》たちを派遣する。
彼らは荒廃したクリーチャー・ワールドを我が物顔で歩き回り、今日も残党狩りへと繰り出している。

なお、別冊コロコロの背景ストーリー漫画では、希望の双子の1人《問答無用だ!鬼丸ボーイ》と従者《ガイアール・ベイビー》が2体の《偽りの名 スネーク》に遭遇している。

しかも鬼丸ボーイからは「いけるなこりゃ!」と完全に舐められている。

また、本誌コロコロでの付録漫画では、《無限鉄拳オニナグリ》によりやっぱりやられている。どうやら背景ストーリーにおいてパワーは関係ないようだ。

余談

イラストレーターのNottsuo氏によると、コンセプトは「穴のあいたキャラ」。氏のPixivで紆余曲折の過程を見ることができる。初期原案では某アンドロイドの「んちゃ砲」を撃つような考えもあったらしい。


追記・修正は残党狩りの後で。

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最終更新:2023年01月13日 00:34