恵みの大地ババン・バン・バン

登録日:2014/12/29 Mon 00:11:52
更新日:2023/07/29 Sat 05:38:45
所要時間:約 6 分で読めます






食えねぇから飢える。飢えるから咬みつく。で、飢ぇる、咬むなのよ。



概要

恵みの大地ババン・バン・バンとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DM-36「覚醒編(サイキック・ショック) 第1弾」で初収録。レアリティはスーパーレア。
DMX-12「ブラック・ボックス・パック」などでも再録されており、プロモーション・カードも存在する。

大型マナブーストの定番となっている大型クリーチャー。

スペック

恵みの大地ババン・バン・バン SR 自然文明 (8)
クリーチャー:ガイア・コマンド 9000
W・ソウル
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにあるカードの枚数を数える。その数だけ、自分の山札の上から、タップしてマナゾーンに置いてもよい。
W・ブレイカー
マナ爆誕9

クリスタル・フュージョン》のクリーチャー版と言えるスペックで、普通に召喚しておけば、16以上のマナが確保される。
逆に考えると、マナが溜まっていない状態で踏み倒す場合は大型マナブーストは期待できない。

基本使い捨てである呪文のクリスタル・フュージョンと比較すると、総合的には使いやすくなっている部分が多い。
相手から見ると無視のできない攻撃力を持つクリーチャーがバトルゾーンに残る状況のため、爆発的にブーストしたマナを支払って更なる大型クリーチャーを投入すれば、ゲーム展開を優位にできる。

大型マナブーストだけではなく、マナ爆誕の存在も大きい。
マナからも召喚ができるために手札の枚数を気にする必要が無く、相手のハンデスよりはランデスを気にする必要があるかもしれない。
マナ爆誕の奇襲性を使えばいつでもマナブーストを出来るだけではなく、ババン・バン・バンを気軽にマナにおいてプレイできる点もデカい。

そしてマナ爆誕はこのカード自体を召喚コストにできるため、「ババン・バン・バン以外に自然文明のカードが入っていないデッキ」でも普通に使用が可能となる。
一見すると自然が入っていないためにマナブーストができないように見えるデッキにも投入できることから、ほぼ自然がないデッキでも大型クリーチャーを召喚できる道筋を作れる。

上述のようなマナ爆誕の仕様などからどんなデッキでも一定の働きは期待できるクリーチャーと言えるが、やはりマナブーストを生かしたデッキに投入されることが多い。
そのため、【ターボバーレスク】や【ターボゼニス】などでは採用候補になることもある。

強いて注意点を挙げるならば、ブーストする際に細かな枚数指定はできないので注意は必要。
能力は任意であるため、大型マナブーストにありがちなライブラリアウトに至ってしまう展開は起きないだろう。
ただし、当然マナブースト故に大量に山札を消費することからライブラリアウトに繋がる可能性はあるので注意してはおこう。

相性の良いカード

聖剣炎獣バーレスク VR 火文明 (9)
進化クリーチャー:アーマード・ワイバーン 8000
進化-自分のアーマード・ワイバーン1体の上に置く。
このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったとき、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。
W・ブレイカー
自分のターンの終わりに、このクリーチャーを自分の手札に戻す。

元祖エクストラターン持ちの進化アーマード・ワイバーン。
やはり進化元とまとめて召喚したいがコストが重すぎるが、そんな時こそババン・バン・バン。出すことも難しくなくなる。
上述の通り、【ターボバーレスク】にはババン・バン・バンを投入する候補になるだろう。

インビンシブル・フォートレス VR 火文明 (13)
呪文
相手のシールドを3枚まで選び、持ち主の墓地に置く。

インビンシブル・アビス VR 闇文明 (13)
呪文
相手は、バトルゾーンにある自分自身のクリーチャーすべてを持ち主の墓地に置く。

ゴッド・サーガ VR 自然文明 (13)
呪文
ゴッドを2体まで、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

ティラノ・リンク・ノヴァ VR 火文明 (14)
呪文
シンパシー:ティラノ・ドレイクとブレイブ・スピリット(この呪文を唱える時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリット1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)
相手は、自分自身のシールドをすべて手札に加える。(相手はその「S・トリガー」を使うことができる)

インビシブル呪文を初めとする13コスト以上の呪文。
こんな呪文もババン・バン・バンのマナブーストに任せれば、唱えることも夢ではない。
基本的にこの手の呪文は何かしらの踏み倒し効果から放たれることが基本戦略だが、ババン・バン・バンで積み上げたマナから通常に唱えるのもロマンがある。

関連カード

クリスタル・フュージョン R 自然文明 (8)
呪文
自分のマナゾーンにあるカードと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンにタップして置く。

DM-09で登場した自然の呪文。
ババン・バン・バンと同じマナブースト能力を所持しているため、ババン・バン・バン登場以前はターボバーレスクなどで利用されていた。

現在は呪文であること以外の差別化が難しく、ほぼ出番をとられている。

馬番の騎手(キッシュ・バン・バン) アリマ&キッカ C 自然文明 (7)
クリーチャー:アウトレイジ 4000
マナ爆誕4(このクリーチャーを自分のマナゾーンから、コスト4を支払って召喚してもよい)

DMX-15で登場した自然のアウトレイジ。

一応ババン・バン・バンが元ネタだと思われるクリーチャー。
でも正直なところ、ババン・バン・バンと違って有能な部分がかなり少ない。コモンカードに高い性能を求めるのも酷ではあるか。

自然星人 VR 自然文明 (8)
クリーチャー:グランセクト/スペシャルズ 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードを数える。それと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンにタップして置いてもよい。
自分のターンの終わりに、自然のパワー12000以上のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。

グランセクトにおけるババン・バン・バンと同型のマナブースト能力を持つクリーチャー。
こちらはマナ爆誕は持たないが、ターン終了時にマナから自然のクリーチャーを回収出来ることで大量に蓄積されたマナを手札補充の場として使えるようになっている。

ババン・バン・バンよりもパワーが高いことから相手への威嚇やアタッカーとしての能力やマナ回収能力で過剰なマナブーストが無駄になりにくい点では自然星人に軍配が上がる。
しかし、自然星人とは違ってコマンドを種族に持つ点やマナ爆誕による動かしやすさで言えばババン・バン・バンの方が優れている。
結論で言えばマナブーストの面以外は割と差別化されているので、デッキに合わせて好きな方を使えば良いだろう。

デュエル・マスターズ プレイス

恵みの大地ババン・バン・バン SR 自然文明 (8)
クリーチャー:ガイア・コマンド 9000
バトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ枚数のカードを、自分の山札の上からマナゾーンに置いてもよい。(この効果によって使用可能マナは増えない)
W・ブレイカー
マナ爆誕9

DMPP-14「爆竜覚醒録 -DIABOLIC CRISIS-」にて収録。
置いたマナに関する処理が微妙に変わったと言っても基本的な能力は変わらないが、デュエプレではソウルがない都合からW・ソウルが削除されている。

補足

イラスト

DMX-12版のイラストは、高橋のぼる先生の漫画「土竜の唄」の主人公である菊川玲二とババン・バン・バンのコラボイラスト。

確かにDMX-12は、様々な漫画家とコラボしたイラストが目立ったが…
まさか、青年漫画とババン・バン・バンがコラボするなんて思った人はいないだろう。

ちなみにDMX-12のフレーバーテキストは「飢ぇる、咬む」と「ウェルカム(welcome)」の掛詞。

漫画での活躍

■デュエル・マスターズ SX

漫画「SX」にてアダムが勝舞戦で使用。

《シークレット・クロックタワー》で山札を操作した後《転生プログラム》でこのカードを呼んだ。
そして5マナから10マナへとマナブーストをしている。

ちなみに、本来ババン・バン・バンは踏み倒すと能力が弱体化する。
しかし、この使用例では5マナの加速に成功しているのであまり問題は無いだろう。

こうしてマナブーストをしたが、返しの勝舞のターン。

勝舞は鬼畜なランデスを行う《超竜バジュラズテラ》を場に出す。
これによってせっかく貯めた10マナが4マナにまで減らされ、マナブーストの意味が無くなった。

その後アダムは《エボリュート・パワー》を使い、バジュラズテラと相打ちとなった。

…余談だが、このデュエルでは、バジュラズテラの進化元が確認できなかったような演出だったが。まあ気にするなよ。

■デュエル・マスターズ覇王伝ガチ!!

漫画「覇王伝ガチ!!」では神鷹が大虎戦で使用。

10マナから20マナにブーストし、大型クリーチャーを召喚しまくった。
一斉攻撃でシールドもブレイクしたが、後に大虎の唱えた《インビンシブル・アビス》で破壊される。

ちなみにこのデュエル、致命的なミスが多い。

何故か山札から覚醒獣が落ちてしまったり、ロマノフ・Z・ウィザードの覚醒時に何故か山札のカードを10枚墓地に送ったり…挙句の果てには《超次元ストーム・ホール》でロマノフZを呼び寄せたりもしている。
こうしたミスが無ければ大虎は神鷹に負けていたかもしれない。




確認しねぇから間違える。間違えるから編集する。で、追記、修正なのよ。

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最終更新:2023年07月29日 05:38