オーレギオン/ミゼルオーレギオン(LBX)

登録日:2014/01/15 Wed 20:52:15
更新日:2024/04/27 Sat 08:11:38
所要時間:約 5 分で読めます




オーレギオン

オーレギオンとは、メディアミックス作品『ダンボール戦機W』に登場するLBXである。山野製LBXの原点である「AX-000(トリプルゼロ)」を素体として開発され、山野博士の持つ技術を集結したLBXである。フレームはナイトフレーム。


◇機体概要

永久機関『エターナルサイクラー』を搭載することで膨大なエネルギーを確保し、余剰エネルギーによる発熱に耐えるため強靭なレアメタル『スタンフィール・インゴット』をコアスケルトンの素材に採用して製造された。可変機構を持つため、機体形状はオーディーンと似ている。現存するLBX全てを凌駕する性能を持ち、ベクターの大軍を一掃するなど強大な戦闘力を見せた。

◇武装

・レギオンランス
三つ又の黄色いビーム刃を発生させる大型の槍。

・レギオンシールド
半球状の形をした大型の盾。後半に登場する機体としては珍しく実体盾であるが、側面から黄色い発光体が見えるので内部でショックアブソーバーの役目をしているのだろうか。

◇飛行形態

オーディーンと似た構造で変形するが、こちらは重厚な外見のせいでロケット、もしくは戦車のイメージを受ける。

◇必殺ファンクション

あらゆるLBXの頂点に立つ性能だけあって、本来別の機体固有の必殺ファンクションを多く使用する事が出来る。

・スティンガーミサイル
両肩、バックパックに搭載されたミサイルを一斉に発射する。元々はハンターやフェンリルが持っていた技で、両肩に6基、バックパックに4基搭載されている。

・JETストライカー
飛行形態になり、相手に突撃する技。元々はオーディーンが持っていた技で、ゲーム内のムービーでは運河の如く迫るベクターを蹴散らしている。

・我王砲
胸部の砲門から強力なビームを放つ技。これはハカイオーシリーズが持っていた技で、唯一山野博士製の物ではない。砲門は大型化しており、エターナルサイクラーからの供給もあって原型機の性能を遥かに凌駕している。

◇本編での活躍

ミゼルの率いるベクター軍団に対抗するため、元イノベーター研究所に潜入してサーバーに残留している設計図の痕跡からデータを回収し、データを復元してエターナルサイクラーなどの開発に必要な素材を収集した事によって実現可能となり、「AX-000」を素体として究極のLBX「オーレギオン」が開発された。

完成後は山野バンに託され、TO社に侵攻してきたベクター軍団を圧倒し、希望のLBXの名にふさわしい働きを見せた。







バン「おかしい、コントロールが利かない!!」








アタックファンクション グングニル








突如としてオーレギオンはバンの制御を離れ、研究施設に巨大な穴を開ける。そして、現れたミゼルの手に渡るのだった。

実はミゼルはこの機体のデータを回収する事見抜いており、「AX-000」のデータにウイルスを忍ばせてからバン達に回収させ、機体が開発されるのを狙っていたのだ。

ミゼルの手の内に渡った後、空母「カール・ジョンソン」を旗艦とするA国第九艦隊を全滅させたり、国防軍によるミサイル空爆を受けても傷一つ付かない等、世界各地で猛威を振るった。

エネルギー基地の制圧戦では後詰として参戦し、ヒロのイカロス・フォースを一蹴する。しかし、新たな希望として開発されたアキレスD9との戦闘で小破した為に撤退した。

その後、修復が完了した後にミゼルが自身の精神(データ)をオーレギオンに転送した事によって機体が変貌していった。






ミゼルオーレギオン

オーレギオンにミゼルのデータを転送し、アキレスD9とオーディーンMk-2に対抗するために改造(改竄)したLBX。

◇機体概要

装甲はミゼルと同じライトグリーンの光を帯びており、バックパックは未知の結晶体に覆われ、頭部には赤色のバイザーが備わっている。ミゼル自身がこの機体にインストールされたことでミゼルの新たな肉体として機能するため、一切の無駄がない動作で稼働する。内部構造も改竄された事で機体出力・強度・機動力が人知を超えた領域にまで引き上げられている。



最早、一種の『機械生命体』と呼べるものに変貌している。


◇武装

・レギオンセイバー
新たに装備された青いレイピア状の武器。

・レギオンガーダー
新たに装備された青い小型の盾。

◇必殺ファンクション

オーレギオンと同じく多数の必殺ファンクションが使えるが、ほぼすべての技がオーレギオンよりも強化されている。また、ミゼル自身であるためか発動時のシステムボイスがミゼルのものに変化している(アニメ版)。

・スティンガーミサイル
両肩、バックパックに搭載されたミサイルを一斉斉射する。結晶体もミサイルとして機能し、ミサイルの数も増えている。

・JETストライカー
飛行形態になり、相手に突撃する技。衝突角が巨大化した事もあり、その威力は倍増しているがアニメ版ではアキレスD9に横槍を入れられた。

・我王砲
胸部の砲門から強力なビームを放つ技。アニメ版ではこの技でミネルバ改を破壊している。

◇飛行形態

艦首となる部分が結晶体で巨大化している。速力ではオーディーンMK-2に少し劣るが、直線での加速力・機体のパワーではこちらが上である。

◇特殊モード

ペルセウス、ミネルバ、エルシオンの特殊モードを使用する事が可能であり、おまけに制限なく連続で使用できる
ゲーム版でも3つのモードを切り替えながら攻めてくるが、逆に言えばモードごとの制限時間自体はそのままで、常時ナイトモードで無敵といったことはできない模様。

【ナイトモード】
エルシオンの特殊モード。接近攻撃無効化、遠距離攻撃反射の防御に特化したモード。ソードビット対策として機能した。

【ストライクモード】
ペルセウスの特殊モード。機動力を極限に高めるモード。元々の機動性も含めて殆ど瞬間移動じみたスピードになる。

【バーニングモード】
ミネルバの特殊モード。攻撃力を極限まで高めるモード。唯でさえ高い攻撃力が倍増し、ミネルバ改を必殺ファンクションも使わずに大破寸前にまで追い詰めた。

◇本編での活躍

ミゼルトラウザー最深部で待ち構え、その圧倒的な性能を持ってバン達を圧倒。アキレスD9を庇ったミネルバ改を我王砲で葬ったが、結果としてバンとヒロの戦意を向上させることとなり、WVモードとWXモードを起動したアキレスD9とオーディーンMk-2の気迫に圧倒され始め、必殺ファンクション「グロリアスレイ」と「ビックバンスラッシュ」を食らって動きが止まった所を合体必殺ファンクション『ダブルレイウイング』を受けて爆散した。

余談

続編「ダンボール戦機WARS」では、外見がオーレギオンに似た「G・シュッツェ」という機体が登場している。
離島の学校を舞台に、いくつかの仮想国(陣営)に分かれて戦争を模した大規模なLBXバトルを行う世界観の中で、G・シュッツェは技術力の高さに秀でた国「グレンシュテイム」に配備。
なおグレンシュテイムにはG・シュッツェのほかに、あのオーディーンの量産型「オーディーンM(ミリタス)」やら、こんなのがベースの「G・レーヴェ」やらが配備されており、過去作を知る者が見ればチートとしか言いようのないメンツが揃っている。
とはいえ、オーディーンMの場合だとオリジナル機と異なる汎用コアスケルトンを用いており性能も抑えられているという設定なので、
G・シュッツェも外見こそ似ていても性能までオーレギオンと同等という事はさすがにないと思われる。
というか一国の艦隊すら壊滅させた機体を性能そのままで普通の学生達にホイホイ使わせるなどあってたまるか。


追記修正は、世界の希望が敵の手に落ちてからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • LBX
  • ダンボール戦機W
  • オーレギオン
  • ミゼルオーレギオン
  • 希望と絶望
  • 人類の英知
  • チート
  • この不完全なる世界のために
  • 機械仕掛けの神
  • 案の定
  • ダンボール戦機
  • ナイトフレーム

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月27日 08:11