雛といっしょ

登録日:2014/05/08 (木) 18:19:30
更新日:2018/03/26 Mon 16:52:28
所要時間:約 3 分で読めます







―だから、結婚しよう。




雛といっしょは2013年12月27日に発売されたEx-itのエロゲー。
クソゲーオブザイヤーinエロゲー板(以下KOTYe)2013次点作品。通称「雛遺書」。
前作『ひよこストライク!』のファンディスクで、ヒロインの1人であり人気投票1位だった神楽鳥雛にスポットライトを当てており、物語は前作ハッピーエンド後からスタート。
公式サイトが謳うように基本的に雛しか出てこない。キャラ紹介ページも雛と主人公のみというシンプルさ。雛ファンには待望?のファンディスクだった。

…が、12月13日にマスターアップ宣言し20日発売予定だったが、18日に発売延期を発表、発売日は27日になった。
マスターアップ後に発売延期発表というアクロバットを見せつけたEx-itだったものの、これで3作品連続マスターアップ宣言後の発売延期ということで特に波紋はなく、
寧ろ「またか」「知ってた」と本スレ住民は受け流した。
12月27日、その日にとんでもない内容を見せられるとも知らずに…。


ストーリー

兄妹の垣根を飛び越え、想いを結び合ったあの春の日。
それから続く、夢のような日々。
幸せで、幸せで。
暖かい日差しに包まれて、
いつまでもこの大切な時間が続くことを信じて。
……でも、現実はそればかりじゃ成り立たなくて。

ゆるやかに移ろう季節の中、
俺たちはどんな未来を選択するのだろう?
(公式サイトより引用)



概要

12月27日という正真正銘のド年末の発売、同年発売の『逃避行GAME』にて充実のメニュー画面、イラッシャイマセー、特典CDがフリスビー化、
明らかな未完成品の発売強行などをやらかして『ひよこストライク!』で得たユーザーからの信頼を裏切ったという経歴から薄々嫌な予感が渦巻いていた。
結果から言うと、その予感が最悪の方向に的中してしまった

総評曰く「格別に瘴気の濃い逢魔が刻」に降臨したそれをまず手に取らずとも、しわしわでくったくたの梱包が目に飛び込んでくる。
これは一度開封して詫び状を入れ、また手作業で梱包し直したのが原因なのだが、その詫び状は「不具合によりパッチを当てるまでゲーム進行不可能」という旨が記載されていた。
取り敢えずプレイし始めると。10分足らずのプロローグ終了後、ルート分岐の選択肢が表示され、どれを選んでもエラーで強制終了する

大切なことなのでもう一度。




10分足らずのプロローグ終了後、ルート分岐の選択肢に関わらずエラーで強制終了する。




後入れされた詫び状の内容を抜粋すると

「プレス製造工程にてファイルの受け渡し中にミスが生じてしまい、この影響で『雛といっしょ』本編のゲームプレイ中、
エラー表示と共にゲームがストップしてしまう症状が本日、確認されました」

といった具合で、ここまでわかっているならいっそ4度目の延期発表をした方が良かったのではないのか、という意見もあった。
しかも今作の開発自体は『逃避行GAME』より先に着手されており、製作発表は2012年1月で予定通りだったなら夏頃発売予定だったが2年延期した結果がこれである
(2010年据置機KOTYに1年以上計5回以上、2008年度家庭用機KOTYに2年延期した結果ずっこけた女傑が2名ほどいたが)。


笑おうにも笑い飛ばせない―というか笑い飛ばすネタすら見れないゲー無さ、肝心の本編(中身)がパッチを当てない限り覗けない、という重篤っぷりに
シュレディンガーのエロゲー」「パンドラの箱」終いには「 ー 」と呼ばれ、
「電気外祭り参加で28日配布は無理、29日中に修正して30日にパッチを配布する」と公式日記で宣言しておきながら、


「バグの原因が突き止められない(29日発表)」
「やっぱパッチ配布は31日20時にさせてください(30日発表、延期確定)」
「ミラーサイト担当者と連絡がつかないので1月1日15時にさせてください(31日発表)」


とあんまりな釈明(総評曰く「宿題を忘れた小学生並みの釈明」)と共に延期を連発、元旦に漸く修正パッチ1.10が公開されたものの、まだ特定ルートがエラー落ちすることが判明。
翌日の1月2日、公式日記で「本日の夜~翌日の早朝にVer1.20を公開する」と発表したものの、同時にVer1.10修正パッチを公開停止。
3日12時時点で修正パッチは来ず、18時に漸く1.20が公開された。
その後アップグレードパッチ配布を予告するも、2月7日時点で14日20時公開予定が当日になって15日20時に延期した上に15日の公開はなく、
16日に漸くVer1.30を仮設ページで公開した後、正式に1.31が公開された。ちなみに今度の延期理由は「大雪のため、代表者が北海道から事務所に戻ってこれない」。


…が、スレの解析班によって1.20修正パッチが解析された結果、シナリオやイベントCG以外にもスタッフロールの画像まで出てきたという事実が発覚。
(Ver1.10の修正パッチを当てても、EDは「ED曲が流れず無音で作中で使われた背景画像を垂れ流す誰得スライドショー」と化しており、
1.20修正パッチも「各ルートをOPからEDまでフルスキップすると10分以内でコンプリート可能」「前作の体験版と同じぐらいの長さ」というぺらぺらぶりである)

『逃避行GAME』で特典ディスクのフリスビー化(内容がほぼダミーファイルで実質空っぽ)をやらかしたEx-itだったが、
今度は本編ディスクがプロローグのみという体験版以下の極限まで薄い内容と分かっていながらの発売強行及びフリスビー化をやらかしたのだ(現在はパッチで修正済み)。

この事実にスレは「新たな伝説の誕生か!?」と騒然となり、本編がこの体たらくと分かっていながら、パッチ配布よりイベントを優先したり小学生レベルの言い訳を連発しながら
未完成であることを隠そうとしたのは擁護不可能としか言いようがない。この事実その他諸々を指して総評いわく「血統書付きの魔物」。
例えるなら、「ショーケースに並んでるデコレーションケーキ買ったと思ったら、一切合切が食えない食品サンプルのデコレーションケーキを買わされていた」といったところか。

定価4200円のミドルプライスで、パッチを当てたら内容は薄いもののネタ性や破綻要素がなかったのが不幸中の幸いというべきだろうか…
(同年KOTYeノミネート作の8~9割はフルプライス)。
同年の大賞はこれを凌ぐ細菌兵器だというのだから恐ろしい…。



追記・修正は、雛と一緒に過ごせた人にお願いします。



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