R-99 ラスト・ダンサー

登録日:2014/05/15 (木) 23:46:00
更新日:2024/03/31 Sun 23:18:52
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R-99 ラスト・ダンサーは、『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
本項では直系機のR-100、R-101についても記載する。


R-99 ラスト・ダンサー

オペレーション・ラストダンスの最終到達目標であり、全R戦闘機の集大成にして頂点に立つ究極互換機。
三度の対バイド討滅ミッションと先行機開発・実戦投入で集積された膨大な戦闘データやバイドの生態などを解析することで生み出された。
その開発コンセプトは

“すべての時空、すべての次元、すべての領域、すべての性能。ありとあらゆる概念においてバイドを圧倒・駆逐可能な異層次元戦闘機を開発せよ!”

という対バイド兵器の真髄であり究極到達点。

これまで開発されてきた98種のRシリーズすべての兵装を任意かつ自在に(さすがにミッション中の換装は不可能だが)選択・運用可能。
加えて機体のキャパシティも桁外れであるらしく、どのような組み合わせでも出撃できる。
各パイロットにとって文字通りのオンリーワンユニットを生み出すことすら可能な、真の意味で完成された万能兵器だ。
あらゆる兵装に対応させるために限界まで絞り込んだ機体フォルムはいっそ芸術的ですらある。

絶対最強のR戦闘機として生み出されたが、反面パイロットを部品扱いするような外道デバイスは一切使用していない、奴ららしからぬ安心設計。
ミッション発令から本機開発までの期間が(性能基準で、だが)非常に短いことを鑑みるに、設計図そのものは発令以前から存在していた可能性もある。
すべてのR戦闘機はこの機体と武器を生み出すための母体であり、データ収集のための実験機ですらあった……あのおぞましくも名状し難きバイドシリーズでさえ。
その名は意訳が許されるならば「最終公演」とでもなろうか。

FINAL2にも2022/03/16のver1.3.0アップデートにてラグナロックⅡともども実装された。
実装後に追加された新規機体の武装ももちろん装備可能であるため、事実上アップデートのたびにカスタムの幅が増える仕様となっている。

武装

○ミサイル管制システム
既存のR戦闘機用であればありとあらゆるミサイルを搭載・運用可能。
たとえそれが目玉ミサイルであろうと、R戦闘機の規格に添ってさえいれば。
FINAL2では当たり前のようにバルムンクも搭載できる。

○波動砲制御システム
既存のR機用波動砲システムであれば何であろうと搭載・制御可能。

○ビットコンダクター
存在しているすべてのビットを接続・運用可能。
FINAL2では当初OFシリーズのポッドがLeoフォース系列と連動できてしまうというとんでもない仕様ミスがあったが現在は修正済み。レーザーを撃てるイエローポッドという束の間の夢に酔いしれたパイロットは数知れず。

○フォースコンダクター
これまで開発されてきたすべてのフォースと接続・制御可能。

最後に蒼穹を舞うもの

本機の開発をもってTEAM R-TYPEは本懐を遂げ、オペレーション・ラストダンスは完了。R戦闘機開発計画は終了と相成った

……かに見えた。

TACTICSシリーズではバイド編の事実上のラスボスユニットとして登場。バイドに侵蝕され、微かに残る記憶を頼りに地球に帰還した「提督」の行く手を阻む。
高性能かつ亜空間潜行機能を兼ね備えた最終鬼畜異層次元戦闘機と化しており、その性能は簡単に言えば、
1.ウォー・ヘッド+レディ・ラヴ(orウェーヴ・マスター)の基本タイプ
2.ウォー・ヘッド+モーニング・スター(orコンサート・マスター)の長距離タイプ
3.ウォー・ヘッド+カロンの重殲滅タイプ
4.ウォー・ヘッド+ワイズ・マンの誘導決殺タイプ(Ⅱのみ)
の4種が確認されている。まさにプレイアブル機の完全上位互換。
さりげなく鹵獲することで作戦中のみ運用可能。

彼らが舞うのは最強最後のバイドへの鎮魂の舞か、それとも滅びゆく地球文明への嘆きの舞か。


R-100 カーテン・コール

R-99開発でR戦闘機開発計画は満了する予定だったが、ここに至るまでの莫大なデータを形に残すために1機の継承機が開発された。それが本機である。
決戦兵器として開発されたR-99とは違い、技術者なら“誰が見てもR-TYPEとわかるように”設計され、限られたリソースをR戦闘機の表現に使い尽くしている。
そのため、その外観はさながらR戦闘機のモザイクキメラと化している。
継承機としてすべてのR戦闘機の装備に適合させるためだけに究極互換機として設計されたにすぎないが、設計元が優秀すぎるためか実戦投入自体は不可能ではない模様。

外観上の特徴はやはりバイド機体を思わせるような後方に張り出した大型ラウンドキャノピーだが、本機は一説によると

『キャノピー部に99機の全Rシリーズの情報を分子レベルで封入し、解析出来るだけの技術レベルがあれば即座に復元・再生産可能なように仕込まれている』

という。トンデモに首まで浸かっているが、件の腐れ開発チームなら嬉々としてそれ以上のことをしでかしかねないのが、何と言うか……
ちなみに現実でも似たような情報記録技術*1を日立製作所と京都大学が共同で開発したと報じられている。

その名は歌劇終演後の舞台挨拶の意。本機そのものがR戦闘機開発計画“終演の舞台”であり、同時に舞台挨拶を任された主演にして脚本家でもあるわけだ。
究極互換機シリーズはどいつもこいつも、あのぐう畜を超えたぐう畜どもにしてはやたら詩的なネーミングだが、ともかく本機の完成をもってR戦闘機開発計画は完全閉幕する

……そのはずだった。

武装

ラスト・ダンサーのそれと同一。


R-101 グランド・フィナーレ

最終公演を滞り無く終わらせ、舞台挨拶を終え、もはややるべきことなどなくなった……にもかかわらず開発されたのが本機。
その外観はR戦闘機とバイド系を捏ねくり合わせたような、異形にして未知のデザイン。
「本機の後にR戦闘機が作られることはない」「本機の完成をもってTEAM R-TYPEは解散した」とだけ記録される、存在そのものが謎の塊。
ゆえに本機に関しては異論異説が乱立しており、際どいものともなると

『Rシリーズの存続というコンセプトの元についに完成した、パーツ一片に至るまで恒常性と自己補修機能を備えた不滅の機体』

『あえて解析できぬように建造されたパンドラの箱。解析できる技術の発展や題目=バイド以上の危機』

というMMRか何かの構成員が唱えそうなものだったりする。

TEAM R-TYPEが何を思い、どのような意図で本機を建造したかは定かではない。そもそもからして只人に理解可能な思考形式ではないのだし。
だが少なくとも、バイドという名の“終わらない悪夢”に対する“大団円”であり“終局”という、詩的かつ満腔の悪意に満ち満ちたネーミングであることだけは確か。
しかし、“大団円”と“舞台挨拶”では前者が先のはずだが……?

そしてFINAL2では最後の一文に「はずだった…」と付け加えられており、この機体の持つ謎や不穏さを一気に強調する形となっている。


武装

究極互換機なので上記参照。
つまりこの3機はゲーム中の能力は全く同じ。デザインの好みで選ぼう。


???



追記・修正は時空跳躍の果てに26世紀の地球を垣間見た方がお願いします。

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最終更新:2024年03月31日 23:18

*1 石英ガラスにレーザーで情報を記録し、億年単位で情報を維持できるとも言われる。読み出しは市販の光学顕微鏡でも可能で、記録密度はBDと同等以上。