登録日 :2014/06/24 Tue 00:12:14
更新日 :2024/11/18 Mon 19:08:52
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エマ(Emma) は、サッカー日本代表
香川真司 が所属していたブンデスリーガのクラブ、
ボルシア・ドルトムント(以下BVB) のマスコット。
よく女の子と間違われる名前だが、その由来は60年代に活躍し、2年連続得点王に輝いたストライカー、ローター・〝エマ〟・エメリッヒから。
プロフィール
ポジション:マスコット兼BVBキッズクラブ会長
背番号:09
誕生日:2005年4月16日
出身地:ドルトムント
身長 :2メートル
体重:普通よりちょっと多め
靴のサイズ:66(もちろんヨーロッパサイズ)
長所:ヘディングといつも陽気なこと
モットー:すべてはBVBのために!
好きな色:黒と黄色
仕事が無い時:黄色と黒の蜂ベッドで寝る
ピッチに入場する時の心情:蜂肌が立つ
そしてその姿は……
あらかわいい。
そのストレートなかわいさとモチーフの分かりやすさは
青い方のクラブのマスコット と天地の差である。
しかしよくよく見るとツッコミ所も。
まずは見ての通り
ノーパン 。
ドイツW杯 の公式マスコット『ゴレオ6世』の悪夢を思い出した方もいるかもしれない。
だがミツバチと言えば黄色と黒の大きなお尻がチャームポイント。
じゃあ何が問題なのかというと、黒い模様が
絶妙な位置 にあるせいで、嫌でも目が行ってしまうこと。
あと、蜂のくせに
翅が見当たらない 。イラストでも翅があったりなかったりバラバラである。
しかし、この子はそれらを差し引いてもあり余るくらいのやり手 なのである。
ここではその例を見てみよう。
まず、エマはフェイスブックを積極的に活用しており、かなりの頻度で更新している。「いいね」の数も6万を突破。
ドルトムントの街で開催されるイベントには積極的に参加しており、フェイスブックを見ていると実に様々なことを行っていることがわかる。
子供達へのサッカー教室にはもちろん、ドルトムントのショップにも登場。
トランポリン、竹馬、スーパーのレジ打ちのバイトなど、
某恐竜の男の子 ばりに何でも挑戦している。
Maskottchen Emmaというアカウントで活動しているので、興味のある方は見てみるといいだろう。
出典:
ドルトムント公式
7月に行われる、新ユニフォームをたくさんの花で表現するという企画。
使われた花はファンにプレゼントするという、心温まるものである。
出典:wo-ist-felipe-santana-bvb-kidsclub-lockt-kinder-in-den-zoo-dortmund-id4562390.html
養蜂にも挑戦。……って、
お前蜂だろ 。
VIDEO
バイエルンショップに
単騎特攻 。
よそのクラブのマスコットが乱入しているというのにまるで無関心な客や店員、
BGMの
Wer wird Deutscher Meister BVB Borussia Dortmund が何ともシュール。
また、エマが持ち込んだ黄色い袋はアドレナリンで、「アドレナリンはBVBのファンから作られる」というメッセージである。
VIDEO
川崎フロンターレのマスコット、
ふろん太 にお誘いの手紙を出すエマ。
漢字こそ使われていないものの、日本語はかなり頑張っている。
ちなみにBVBとフロンターレのスポンサーはプーマ。
この共通点のおかげで親善試合だけでなく、日独のマスコット共演という異色の組み合わせも実現した。
その後もセレッソ大阪のロビーやいわてグルージャ盛岡のキヅール、果ては
NOVAうさぎ とも交流を持っている。
それにしても、なぜエマはここまでやり手になったのか。それはひとえにBVBのイメージ戦略、地域密着活動の賜物である。
エマのフェイスブックには選手や監督、自身の写真だけでなく、老若男女様々なファン の写真が非常に多く投稿されている。
また、BVBではファンに子供が生まれるとエマグッズが送られてくる。
つまりこれは、幼いうちからBVBが身近にある状況を作り出し、慣れ親しんでもらうことを目的としている。
さらに子供の誕生日には、予約さえすればエマを家に招待することができる 。
いかに「ファンとサポーターと共にある」 ことを大切にしているクラブかよくわかるであろう。
「ファンとサポーターと共にある」 、単純だが、最も重要ことではないだろうか。
その一方で、腹黒い 部分が見え隠れする一面もある。
追記修正よろしくお願いします。
最近公開された『ぼくとパパ、約束の週末』という映画で自閉症の主人公からディスられていた。ちなみにその子の母親と祖父母はドルトムントファン -- 名無しさん (2024-11-18 19:08:52)
最終更新:2024年11月18日 19:08