フッチ(幻想水滸伝2)

登録日:2014/06/28 Sat 23:04:43
更新日:2025/03/19 Wed 05:42:59
所要時間:約 7 分で読めます




フッチとは、PS用ソフト「幻想水滸伝」「幻想水滸伝2」「幻想水滸伝3」およびその関連作品に登場するキャラクターである。

宿星 地微星
武器 ベルセルク→シグムント→シグルト(1.2時)
年齢 14歳
出身 竜洞騎士団領 ゴーヤ
軍役 歩兵隊

1のエピソード

初出は幻水1である。1の頃はなんと10歳。見習い竜騎士であり、序盤から出てくる。
竜騎士は戦力としては申し分なく、最初の方では竜騎士達は味方ではないのだが、話が進むにつれてプレイヤー側である解放軍は
竜騎士を味方につけようと言うことになり、行動をすることになるのだが、策略により竜がほぼ全て眠った状態になってしまう。
ほぼがついているのは二匹だけ竜は起きていたため。フッチのブラックと先輩のミリアの竜だけであった。

何をやっても起きない竜達を起こすために主人公達は薬の材料を集めることになる。
材料は名医、リュウカンから三つ提示される。うち二つは

  • 月下草
  • 黒竜らん

最後の一つについては言葉を濁してしまった。

主人公達が一つ目の材料、月下草を手に入れて帰還するとフッチはブラックと共に二つ目の材料黒竜らんを取りに行ったと
言う話を聞かされる。
黒竜らんがある場所は。

グレッグミンスターの空中庭園

であり、つまりは、敵方の本拠地に材料があるが竜を起こすためにフッチは行ってしまった。
皇帝バルバロッサに見つかってしまったが、事情を話したフッチは黒竜らんを持って行く許可を得る。
持って帰ろうとしたら宮廷魔術師ウィンディに見つかってしまい、ブラックが攻撃を加えられてしまう。

目が覚めたフッチは看病をされ、黒竜らんは無事に手に入ったこと、そして薬の三つ目の材料について聞かされる。

三つ目の材料とは、竜のきも。

フッチは察し、ミリアが説明する。
――フッチを見つけたとき、ブラックはすでに息絶えていたと。

こうして騎竜ブラックを失う。作り出された薬によって竜達は目覚め、竜騎士達は解放軍に力を貸してくれることとなった。
竜を保持しない者は認められないと竜騎士の資格を剥奪されるため、フッチは竜騎士では
なくなってしまった。竜騎士団長であるヨシュアは旧友であるハンフリーにフッチを託した。

そしてトラン解放戦争が終結し、ハンフリーとともに新たな竜を探す旅をしていた。

2のエピソード

1から3年後。

マチルダ騎士団領にある小さな村、街道の村に留まっていた所を主人公と出会う。
フッチはこの村で一人の友達を作っていた。名前はケント。友達思いの優しく純朴な少年だ。
主人公がフラリと村を訪れてハンフリーと出会った翌日、フッチはケントに自分の身の上話をしていた。もともと竜騎士だということ、相棒の竜を失ったということ、竜騎士を辞めさせられたということ。
さらに翌日、事件が起きる。村からほど近い洛帝山に竜の鳴き声がするという噂を聞きつけたケントが、その山に行ったきり帰ってこないというのだ。
その事を知ったフッチはハンフリーと主人公一行と共に洛帝山へ捜索に行く。
一行は山頂付近で倒れているケントを発見。しかしその時、巨大なハーピーが襲い来る。ハーピーを倒しケントとも再会できた一行は帰ろうとするが、
ケントは竜の鳴き声を聞いたと言い、一行を引き止める。仕方なくケントに従って先へ進むとそこには卵があった。
これでフッチはまた騎士になれるんだよねと喜ぶケントだが、当のフッチは浮かない顔。ブラック以外の竜は要らないと言う。
ならばと卵を砕こうとするハンフリー。曰く「竜の子は弱く、死ぬかモンスターとなり人に災いをもたらすか。」しかしその時卵にヒビが入り、一匹の白い竜が生まれる。
竜は竜洞騎士団の洞窟でのみ生まれるもので、こんな竜は見たことがないと驚くフッチ。しかし、フッチはブラックへの想いから新しい竜を受け入れられないでいる。ハンフリーはこうも言う。
「ブラックへの想いは尊いものだが、そのために自分の未来を閉ざすべきではない」と。
その言葉に心動かされたフッチは、新たな竜を受け入れ、育てる事を決める。そして白い竜に名前を付けた……

「今日から、きみは ブライトだよ……」

【輝く】という意味で見つけた白い竜にブライトとつけたのだろう。

ちなみにこのエピソード、順調にやっていけばゲームの中盤にはフリーイベントとしてクリアーすることになるのだが、
序盤でちょっと時間が空いたときにもこなせる。
上手く道を伝っていって、関所があるが関所前で丸ボタンを押して関所の扉を押していけば関所が開くのだ。

これが何を意味するかというと序盤でちょっと装備を調えてフッチとハンフリーたちと全滅をいくつか繰り返しつつ、鍛えればレベル30は軽く超えられる。
ハーピーだって頑張れば倒せる。

余裕を持ってタイムイベントであるクライブイベントとかしたい場合、おすすめ。

3のエピソード

15年が経過した、線の細い少年時代から大きく成長し、顔立ちに面影はまだあるもののハンフリーを思わせる筋肉ムキムキのマッチョマンとなった。彼から武器も受け継いでいる。
ブライトも大きく成長しフッチを乗せて飛べるようにもなった。
今の彼はシャロンという竜騎士見習いの少女と共に旅をしており、かつての導かれる側が導く側となっている。

ちなみに幻想水滸伝Ⅰのデータを引き継いでいると開放される演劇でバルバロッサとの最終決戦の物があるのだが、フッチはバルバロッサの変身後の黄金竜に何故か選択可能。
と戸惑いながら「が、がおー…」と叫び剣を構えるという笑撃の展開となっている。勿論失敗扱い。
一応想定されている成功例としては相棒のブライトがいる。

とはいえブラックを失う事となった間接的な要因であるバルバロッサを演じることになったりやたら脚色されたこの演劇に当事者だったフッチがどう思ったかは語られていない。


  • 協力攻撃
お世話になったハンフリーさんと二人で…と思いきや
美少年攻撃 ルック、サスケと三人で攻撃。敵全体に1倍のダメージ。フッチとサスケが敵に接近して攻撃している所へルックが二人もろとも紋章で攻撃。
フッチとサスケは20%ぶんのダメージを受け、三人とも険悪(協力攻撃使用不可状態の事)になる。
なお、美青年攻撃とか美女攻撃とかもある。

  • 性能 (コナミパーフェクトシリーズ 攻略本より)
力E 魔F 直守F 魔守F 技D 速C 運C HP E

性能は微妙? と想われるかも知れないが、
幻想水滸伝は基本的に主人公が万能でハードコア強いので、パーティー編成に定石が無いのが特徴である。
この属性や魔法でしか倒せないみたいな敵はほとんどおらず、オートモードで殴っているだけでだいたい何とかなる。
主人公と、場合によってイベントによる固定メンバーが必須なだけで、それ以外は自由である。
その為、仲間にしたけど一度も使ったことないキャラがチラホラ居るという事が多々あるようで、
プレイヤーは自分が愛着を持ったキャラで編成し、固定する事が多いようだ。
なので、気に入った人は使い続ける。


武器 槍系 武器レベル16(最大レベル)で140
1と2では槍系であるが、3だとハンフリーさんから大剣を受け継いでそれを使用している。
何があったんだハンフリーさんにとあったかもしれないが、語られてなかった。


1ではじゃんけん形式の戦争で竜騎士団として参加。
2では仲間になるけど戦争には出ない。


  • 注釈 竜について
幻想水滸伝の世界で竜とは、異世界の生物で本来は有り得ない生物。紋章の力によって生まれる(召還?)ものであり、
二十七の真の紋章である竜の紋章がその役目を請け負っている。団長はその紋章を次いだ者。
今回手にしたブライトは現時点では「竜っぽく見えるけどまだ確証はない」とのこと。(コナミ 108星キャラクターガイドより)
それを調べるためにもグラスランドを目指したそうな。



追記・修正お願いします。
この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 幻想水滸伝
  • フッチ
  • 幻想水滸伝2
  • 地微星
最終更新:2025年03月19日 05:42