海皇紀

登録日:2014/09/19 Fri 15:20:19
更新日:2025/01/31 Fri 13:42:13
所要時間:約 3 分で読めます





『海皇紀』(かいおうき)は、日本の漫画作品である。
作者は『修羅の門』の作者としても有名な、川原正敏氏。

月刊少年マガジンに連載され、全45巻(完結)

科学技術文明崩壊後の遠未来を舞台としたSF・ファンタジー作品であり、また、作者お得意の肉弾戦の描写も多い。

が、本作の最大の見所は迫真の海洋描写とそれに裏打ちされた緻密な頭脳戦だろう。
これには商船高校出身という作者の経歴も存分に生かされている(ちなみに商船高校では、今でも操船の基本を覚えるために帆船に乗ります)。

その迫真の描写を成り立たせるために、作者は「ここはもう一度ほど傾けて」だの「一ミリ下げて」というところまで拘ったという…脱帽。


【あらすじ】

"カガク"を求める少女マイア・スアルとその従者トゥバン・サノオは、ウォルハン王ガザル・シェィ・ロンと謎の男ファン・ガンマ・ビゼンと運命の邂逅を果たす。
彼らは"カガク"につながる情報を持つファンの旅路に同行することになるが…


【登場人物】

  • ファン・ガンマ・ビゼン
本作の主人公。
海の一族の影船八番艦の船長である。
船乗りとしても超一流、策略も天才的、体術にも優れ、女にモテて男に惚れられるという、分かりやすいチートキャラ
飄々とした性格であり、自分自身を「怠け者」と評し、またマイア・スアルには「嘘つき」呼ばわりされる通り何重にも裏があって底の見えない腹黒。


  • マイア・スアル
本作のヒロイン、ツンデレ
ロナルディアに滅ぼされたオンタナの王女。


  • トゥバン・サノオ
かつて誰も叶わなかった森守を撃退したことから、「大陸一の兵法者」の異名をとる。
その名に違わぬ実力者でファンから「おっさんを出して物理で殴れば勝てる」と言われるほど。
単純な戦闘能力ならファンをも超える作中最強で、業物の剣一本でほぼ完全な状態の森守すら戦闘不能の状態に叩き壊した。


  • ガザル・シェイ・ロン
大陸騎馬民族の国ウォルハンのロン(王)。
直情径行型の猪武者で、大馬鹿…もとい愛すべきバカ。
だが「覇王の器」と評されるとおり、そのリーダーシップとカリスマ性は本物。
妹はサリウ。


  • アル・レオニス・ウル・グルラ
元はガルハサンに仕えていた天才軍師。
策略家として超一流だが、お人良し過ぎるのが最大の欠点であり、そのせいでファンたちに敗北。
敗戦後はガザルの軍門に下り、その参謀として活躍する。


  • ギルス・ヴェダイ
「闇の魔人衆(イベルグエン)」の一人。
実力はかなり高いが、流石にチート二人には勝てない。
大陸一の化け物と組手をさせられてる為、後期はギルスに躊躇いが無ければファンでも本気にならなければ手は抜けないくらいの実力になっている。
抜け目ないが人間くさい、憎めない性格。
頭は悪くないが育ちの為か知識は乏しくよくニッカに馬鹿にされる。
最後はメルダーザとくっついた。


  • アグナ・メラ・ジーゴ
海賊ジーゴ・サナリアの大長の孫娘。
なりゆきでファンの嫁になる。
男勝りで血気盛ん。
巨乳。


  • マリシーユ・ビゼン
先代海王の嫁で、その名の通りファン・ガンマ・ビゼンの母親。
ファンが唯一頭が上がらない人物で、自分で「なんでもできちゃうから…私は」とか言っちゃう肝っ玉母ちゃん。
飄々とした性格は息子譲り。
若作りの秘薬を飲んでいるので、年齢不詳のバアサ(ry1


  • ソル・カプラ・セイリオス
海の一族の一人で、ファンとは海王の座を王海走で争ったライバル
ファンには一歩及ばないものの、その器と実力は紛れもなく本物。


  • オンブルワ・ゼ・フォレスト
ロナルディア海軍の軍人にして本作最大の敵
ファンからも「ああいうヤツに大砲とかを使われたら大変なことになる」と警戒されるほどの実力者である。


  • ディアブラス
フォレストの副官で、剣の達人。
その実力は生身であのトゥバン・サノオとやり合える程の化け物




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最終更新:2025年01月31日 13:42