アクア・レンジャー

登録日:2014/11/28 Fri 19:23:37
更新日:2024/07/21 Sun 21:47:59
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「コードAGはまだか!早くしないと完成する!」――アクア・レンジャー





《アクア・レンジャー》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

DM-08で登場した水文明クリーチャー。レアリティはベリーレアである。

…DM-08といえば闘魂編、これだけで「闘魂編?水文明…あっ(察し)」という人も多いかもしれないが、とりあえずスペックを見ていただこう。

アクア・レンジャー 水文明 (6)
クリーチャー:リキッド・ピープル 3000
このクリーチャーはブロックされない。
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。

…えーと。

アンブロッカブルとモヤシだけが特徴のクリーチャーです、はい。
…正直使いドコロに困る。

これが《「無情」の極 シャングリラ》のようなフィニッシャーのスペックなら問題はない。だがこの程度のクリーチャーが手札に帰ってきたところで…旨味はなんにもない。ぶっちゃけ墓地に落ちてくれても構わない。

そもそも6コスト圏でこの程度のアンブロッカブルを出したところで相手にとって脅威でもなんでもない。いっそ《クリスタル・ランサー》くらいの奇襲性があれば問題はないのだが、こいつは通常クリーチャー。奇襲なんてできやしない。SA化すれば別だがそこまでして使うまでもない。

まあ流石にこのWikiでさんざん「カスレア」なんてタブを開いて「おいどういうことだほとんどデュエマの記事じゃないか」なんて思った人も多いだろうし、その記事をみてればもう書かなくても「はいはい、闘魂編の水文明は基本セット環境の煽りを受けて高レアリティが軒並み残念なんでしょ?」ってわかってもらえると思う。

だがこいつはそれでもまだ、他のクリーチャーとちがっていいところもある。
それはこいつが、完全上位互換ということ。

アクア・エージェント 水文明 (6)
クリーチャー:リキッド・ピープル 2000
水ステルス
このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれるとき、墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。
そう、この《アクア・エージェント》の完全上位互換。
こちらに比べてパワーが1000高い。エージェントはモヤシが任意だがこいつをむりやり墓地に落としたい場面は少ない(まあどっちみち落ちてくれても構わないのだが)。そして水ステルス。詳しくはステルスに詳しいが、このステルス能力とは、「相手のマナゾーンに指定した色のマナがあればブロックされない」という限定的なアンブロッカブル能力である。…つまりレンジャーのほうが使い勝手がいい。ってかなんで共食いしてんだ。

だがそもそもエージェントはただのコモン
一方のレンジャーはベリーレア

…こんなん、《暗黒の騎士ザガーン》が《黒神龍パープル・ランブル》に勝てたと喜ぶようなもので、全然嬉しくない。
ちなみにエージェントはDM-07。ハズレ弾のコモンに次の弾のベリーレアが競り合ってどうする。

関連カード

アクア・グラップラー 水文明 (5)
クリーチャー:リキッド・ピープル 3000
このクリーチャーが攻撃するとき、バトルゾーンにある自分の他のタップされたクリーチャー1体につき1枚、カードを引いてもよい。
レンジャーが言及している「コードAG」は彼のこと。
こちらもこちらで大して強くないがこちらは普通のレアであるためそこまでがっかり感はない。
こちらには《シンウッチ》なる上位互換がいる。

なぜかプロモーション・カードがある。

クリスタル・ランサー 水文明 (6)
進化クリーチャー:リキッド・ピープル 8000
進化-自分のリキッド・ピープル1体の上に置く。
このクリーチャーはブロックされない。
W・ブレイカー
進化と非進化で大きく差がありすぎるんじゃないだろうか。
ランサーはパワーもWBも備えており、何より進化なのでそこから殴りにいけるのが強み。《アストラル・リーフ》期を陰ながら支えたもう一人の主役。

…むしろそれが原因でレンジャーが酷いスペックなのか?

ちなみにランサーは初出アンコモン。だが能力の図抜けた高さから再録ではレアに格上げ。
それでもベリーレアではない。

海外版

北米版のデュエマである『Kaijudo』では進化クリーチャーとなり、上記のランサーを上回るスペックで登場。
ランサーを5コスト・パワー7000にしただけの単純かつ強力な下位種で、《アドラス》程ではないにせよ大出世と言える。

相棒のグラップラー*1も3コスト2000のアンブロッカブルと小型化。
さらに攻撃時に味方1体をアンブロッカブルにする効果まで付き速攻コンビとなった。

デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」に収録。構築済みデッキのDMPD-01「聖霊王降臨」にも収録された。
スペック的には変更点はないのだが、なんとレアリティがベリーレアからアンコモンに降格した。
レアリティ的には妥当なスペックとなり、ハズレアという身分からは脱却したと言える。

しかし、レアリティが下がったところでスペックが変わった訳ではないので、案の定「使えない」という本家の評価から変化は起きなかった。
ぶっちゃけレアリティを妥当な評価に変更するよりは、コストを下げられるかパワーが上げるかのスペック調整を行った方が使われたかもしれない。

特にプレイスには上述の《クリスタル・ランサー》もいるし、アンブロッカブルがない代わりにこのカードよりもパワーが高くコストが軽い《アクア・ナイト》がいるのも痛い。
前者はレアリティが上がっているので入手しにくいが、後者はBASIC収録で誰でも入手できるという点もある。





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最終更新:2024年07月21日 21:47

*1 こちらは日本でいうプロモ版のイラストが採用された。