龍覇 セイントローズ

登録日:2014/12/19 Fri 23:52:50
更新日:2024/07/19 Fri 22:07:27
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エバーラスト、いやネバーラストが降臨したその理由、それは光文明に秩序をもたらすためだけではなかった。
ネバーラストとセイントローズには、倒さなければいけない絶対の敵がいた。
その名はザ=デッドマン。
その気配を察し、復讐のために降臨したのだ。





《龍覇 セイントローズ》はデュエル・マスターズのクリーチャーである。

概要

《天命王 エバーラスト》が長いニート生活から復帰し、《天命散華 ネバーラスト》になったのと同時に、《龍覇 エバーローズ》もセイントローズになった。
メタ的なことを言えばネバーラストを出せる光ドラグナーとして、という形だが、《龍覇 アリエース》が愛を説くなどして不和が生まれた光文明を上から正義で押さえつけてしまうために力をつけていたと考えてもいい。

ネバーラストとセイントローズによって、光は正義で再び秩序を取り戻したことになる。なんか無理やりだし、瓦解してもおかしくない気が…

龍覇 セイントローズ 光文明 (7)
クリーチャー:ジャスティス・ウイング/ドラグナー 6500
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、光のコスト5以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンであれば、このクリーチャーに装備して出す)
バトルゾーンに自分の光のドラグハートがあれば、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
W・ブレイカー

グレンモルトやメタルアベンジャーに次いで、6コストドラグナーサイクルでは別形態を取ったことになる。
単体でWBを持つために打点としても寄与できるが、やはり真骨頂は《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を出すことにあるだろう。
…「天国」ではなく「天獄」という時点でそれを出せるセイントローズって…

しかし、セイントローズを使うには、結構な構築とプレイングは要求されると思っていい。

まず、「素でブロッカーを持たない」光の重量級というのはかなりのネック。
光文明お得意の《ヘブンズ・ゲート》が使えない。光の重量級はヘブンズ・ゲートで出せるかどうかで評価がガラリと変わってしまう。それしか踏み倒しもない、というだけの話だが。
だからといって自前で軽減能力を持たない。
ドラゴンでもないので、《ドラゴンズ・サイン》を使うことも出来ない。

現実的には自然のマナブーストの力をお借りすることになるだろうか。だがその場合、光の優秀な味方のマナ武装を活かせるわけでもない。
【ヘブンズ・ゲート】でブロッカーで足止めしつつ出すというのもあるが、時間稼ぎしてる間に殴ったほうが早いかもしれない。 
もちろん出せてしまえばお釣りは来るレベルだが。

正直、ヘブンズ・ヘブンを出せなければ評価には値しないドラグナーである。
しかも、ネバーラストを使うだけなら、ぶっちゃけセイントローズから出す必要はない。同弾のオウギンガから、直接ネバーラストの面を出してしまえば済む話である。
向こうも向こうで10コストマナ武装7と厳しい物が要求されるが、あちらはチャージャーも充足しているし、自然のお力を借りることも光より得意である。
なにより、向こうはドラゴンである。ちなみにセイントローズの宿敵ザ=デッドマンもドラゴン。ひとり置いてかれてる現状にある。
というか素だしも無理ではない1コスト下のエバーローズがブロッカーを素で持ってるんだよなあ。

…まあわかると思うが、最初からもしブロッカーを持っていたら、評価はがらっと変わる。
「ぶっ壊れ」認定確定である。…誰だ、「いままでそもそも天門がトップメタになったことないんだからそれくらいやれ」とかいうやつは。
ヘブンズ・ヘブンが光ブロッカー踏み倒し効果を持つため、セイントローズ自身がブロッカーを最初から持っていると、セイントローズが並んでヘブンズ・ヘブンがならび、複数体のネバーラストによる突破不可能な壁ができてしまう。それにパーフェクトもジャベレオンも出せてしまう自由度がある以上、場によって柔軟に動けるブロッカードラグナー2体は色々とまずいわけである。

…ともあれ、それでも1ターン天門のターンより遅いだけといえばそれもそうなので、天門デッキ使いならそれなりに回せて、ヘブンズ・ヘブンの効果で更にブロッカーを踏み倒せることだろう。
いい感じにデッキを構築できたらいいものである。

余談

背景ストーリーが、漫画版とシンクロし始めたが、やはりというべきか、ほぼストーリーの軸をネバーラストが持って行ってしまっており、セイントローズがやや不遇な気もしないでもない。
ウルボロフも似た境遇だがあちらはその種族柄特に主張する必要はあまりないのに対して、セイントローズは物語の核心に近い存在であるにもかかわらず、あまり目立っていないのである。

今後のパックで活躍を期待したい。

なおワインが名前に使われるジャスティス・ウイングならではというか、名前の由来はノンアルコールシャンパン「セイントローズ」である。しかしセイントとは光文明らしい。

なお未だにアリエースの問いに答えを示せていない。というか、既に正義で支配と復讐心をカモフラージュしただけというのがあらわになりつつあり、このままでは彼の前途には絶望しかなさそうな気がしてならない…。

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最終更新:2024年07月19日 22:07