龍秘陣(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/12/25 Thu 22:06:01
更新日:2023/01/17 Tue 06:47:54
所要時間:約 3 分で読めます




ここでは、デュエル・マスターズにおける『龍秘陣』と名のついた呪文サイクルについて述べる。

概要

DMR-15で登場したマナにあるドラゴンの数を参照する呪文。
ドラゴンを大量に積んだデッキであれば効果を発動しやすいことから、ドラゴン・サーガのデッキにおいて活躍しやすいカードデザインとなっている。…はずなのだが

単色でなくても使えることから、一部のカードは混色のドラゴンデッキにも採用される事例もある。

設定上は各文明の有力者が生み出したそれぞれの文明の奥義。

サイクル紹介



ザ=デッドマンの気配を察知し、ネバーラストとして復活したエバーラスト。そのあふれんばかりの正義の力は、光文明に龍秘陣をもたらした。

龍秘陣 ヘブン・アンセム 光文明 (4)
呪文
自分のマナゾーンにあるドラゴン1体につき、自分の山札の上から1枚目を見る。その中からカードを1枚裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

《天命王 エバーラスト》が《龍覇 ザ=デッドマン》に対抗しようと《天命散華 ネバーラスト》になったとき、正義の力で生まれた龍秘陣。
ドラゴンの数だけ山札をめくり、その中から一枚を仕込める呪文。

《ヘブンズ・ゲート》や《DNA・スパーク》など、光のトリガー呪文は豪快な能力を持つため、このへんを仕込むといいだろう。
多色デッキでは《終末の時計 ザ・クロック》のようなのもいいかもしれない。


龍脈術で長らく研究されていた、マナ武装の技術をドラゴンに応用する方法。完成したその奥義は、龍秘陣と名付けられた。

龍秘陣 龍知の計 水文明 (5)
呪文
自分のマナゾーンにあるドラゴン1体につき、カードを1枚引く。

龍脈術の一派が作り上げたことから、龍脈術と同じ命名ルールになっている。
5コストのドロー呪文といえば《トリプル・ブレイン》がちらつくため、マナにドラゴン3枚で互換となることを踏まえて、できるだけ3枚以上マナに置きたい。
リキッド・ピープルを軸にするタイプのデッキでもドラゴンをそれなりに入れておけば使えることは使えるが、シンパシーを利用してクリーチャーを残しつつドローできる《龍素記号iQ サイクロペディア》がいることを考えると、呪文であることの強みをなるべく活かして使いたいところ。


ウルボロフは数々のドラグハートを使いこなすだけでなく、龍の力を引き出す秘陣すら完成させた。

龍秘陣 滅殺の咆哮 闇文明 (6)
呪文
このターン、自分のマナゾーンにあるドラゴン1体につき、バトルゾーンにある相手のクリーチャー1体のパワーは-1000される。

何が悲しくてこんな呪文を使わなければならないのか。

龍覇 ウルボロフ》が生み出した龍秘陣。だがそのカードパワーは、どう考えても低い。

  • 《炎獄デス・サンライズ》の「闇のカード」を「ドラゴン」に置き換えた呪文だが、闇のカードのほうがあきらかに貯めやすい。単色推奨のドラゴン・サーガ環境において、闇単コントロールに容易には大量にドラゴンはつめない。おまけに、闇ではメリットになる「自分のクリーチャー」の破壊はなぜか取り払われており、《炎獄デス・サンライズ》のようなスーサイド戦略が取りにくい。
  • このコストでありながら単体選択する形の呪文。一応《光器パーフェクト・マドンナ》などは焼けるがだからどうした
  • しかも割り振り火力ではない。特定のどいつか一体にしかパワー低下を適用できない。もはや翻訳ミスを疑われてもしょうがない。
  • そもそもドラゴンのマナを大量に揃えるのが難しいことを勘案すればパワー低下も1枚毎に2000にするとかできたはずである。あるいは全体除去。
  • 一つ下のコストに《魔狼月下城の咆哮》がある。
  • 同じコストに《デーモン・ハンド》がある。
  • 闇デッキでドラゴンを大量に積めるようなデッキがあるなら《凶英雄 ツミトバツ》を投入すればいい。全体に-7000ものパワー低下をかけることができる。
  • それ以外のデッキでドラゴンを大量に積めるようなデッキがあるなら真実の王 ヴィヴァルディ》を使えばいい
  • なぜかレアリティがレア。しかも同弾のコモンに《狼牙獣銃拳》がある。こちらはウルボロフの個人技でありながら5コストで一体を-6000、更にはトリガー付きとどう考えても滅殺の咆哮よりも取り回しがいい。なぜ龍秘陣より個人技のほうが使いやすいのか。その完全下位互換の《吸魂バキューム》よりも更に弱い。

あきらかにサイクルでも群を抜いて使いづらい…というか黎明期の基本セット闘魂編ですら通用するか微妙な呪文である。


オレの力をみんなに貸す!だから、ドラゴンのみんな、オレに力を貸してくれ! ---ジャックポット・バトライザー

龍秘陣 ジャックポット・エントリー 火文明 (6)
呪文
自分のマナゾーンにあるドラゴン1体につき、自分の山札の上から1枚を見る。その中からコスト8以下の進化ではないドラゴンを1体、バトルゾーンに出してもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

まさかの《ジャックポット・バトライザー》が生み出した龍秘陣。確かにかなりの実力者なのかもしれないが…

めくって8コストを1体選択して出せる呪文。いっきにだかっと並べられるわけではないので注意。
とはいえ、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》《真実の王 ヴィヴァルディ》《竜星バルガライザー》《連鎖類寄生目 パラスレックス》《R.S.F.K.》《永遠のリュウセイ・カイザー》などがいる8コスト以内のドラゴンは優秀であるため、それを的確に出せる点ではかなりの魅力的な呪文と言える。

もちろん本人も出せます。

ドラゴンデッキでは積んでおくと潤滑油になりえるカードと言えそうである。特にバルガライザーとパラスレックスを引っ張れるのは強み。

発売前は赤いキューブとか呼ばれたこともあったがあちらとは性質も役割も全く違うので区別しておこう。


マナ武装と龍解によって激化した『デュエル・マスターズ』が、Wマナ武装と龍秘陣によってさらに激しくなるんです! ---アクア実況者 オガブー

龍秘陣 古代龍万歳(ジュラシック・パニック) 自然文明 (6)
呪文
自分のマナゾーンにあるドラゴン1体につき、自分の山札の上から1枚目を見る。その中から好きな数のドラゴンを自分のマナゾーンに置く。残りを好きな順序で山札の一番下に置く。

誰が作ったかは知らないが、パニックを起こしかねないのは例の慢心マンくらいではないだろうか?

龍秘陣サイクルでは最強と言われる一枚。
一応、「(マナにあるカードの枚数)≧(マナにあるドラゴンの枚数)≧(山札からめくれたドラゴンの枚数)」になるため、単純な倍々ゲームにはならないが、それでも6コストで唱えれば3マナくらいは増える。しかもドラゴンを落とせる都合上、各種ジュラシック・コマンド・ドラゴンや《始原塊 ジュダイナ》《邪帝斧 ボアロアックス》などと相性がよく、更に龍解条件が特殊な《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》もらくらく龍解できる。

普通のドラゴンデッキでも必要なマナを揃えることが出来、《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》の素出しも夢ではない。
ターボだけで多くのドラゴンを出せるため、二種ベートーベンを軸にしたタイプの連ドラも組みやすくなる。


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最終更新:2023年01月17日 06:47