登録日:2014/03/05 Wed 00:58:10
更新日:2024/09/21 Sat 00:33:04
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《
終末の時計 ザ・クロック》とは、
TCG「
デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
ビクトリーロード優勝者賞として先駆けて登場し、後にDMR-09「エピソード3 レイジVSゴッド」にて収録された。
解説
終末の時計 ザ・クロック R 水文明 (3) |
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000 |
S・トリガー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出したとき、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐ始める。) |
相手が1キルの捨身攻撃してきたらこのカード一枚に阻まれ、場に最低一枚以上クリーチャーがいる状態で自分ターンに回ってくるという逆転劇を生み出しかねない強力な効果を持っている。
攻撃の全体処理に加えクリーチャーが登場するというトリガービートが喉から手が出るほどに欲しがるカードである。
なんだ、実質クリーチャー版疑似スーパースパークじゃん、と思うかもしれないが少し・・・どころじゃなく結構違う。
このカードの真価は文字通りターンを飛ばしてしまうことにある。
要はシールドブレイク中であろうがシールドブレイク後の処理が待っていようが、このカードが出てきた瞬間そんなものはお構いなく終わらせてしまう鉄壁の能力なのである。
シールドを一気に4枚も引きはがすQ・ブレイクもこのカードが最初に来てしまえば一枚しかブレイクできないまま終わらせてしまう常識から外れた脅威のスペックである。
※2017年のルール改訂によりシールドトリガーの解決は全てのブレイクを終えてからになった。
初心者はルールを間違えないようにしよう。
逆に注意するべき点は、自分のターンで出すと自分のターンも吹っ飛ばしてしまうことである。
3マナ帯の時は別にいいが、誤ってアニメのように《無限皇ジャッキー》で踏み倒してしまうと取り返しがつかないことになりかねない。
手札に来たら速効マナ送りになるので手打ちされることはまずないだろうけど……
とはいえ現在では踏み倒しメタが増えた事もあり、クリーチャーを踏み倒す際にクロックも同時に踏み倒して誘発型の踏み倒しメタ能力を発動させず安全に着地させるというプレイングも有効な一手である。
ターンを即座に終了させる都合上《
流星のガイアッシュ・カイザー》の踏み倒しタイミングを逃させるのも忘れないようにしたい。
またコスト、パワーどちらも低いスペックが災いしてか《
暴走龍 5000GT》《
ボルシャック・クロス・NEX》がいる状態では出せずじまいになってしまう。
このため、基本的には手札にきたら即マナ送りだが、マナゾーンにコイツがいる時に相手の《リアルとデスの大逆転》や《父なる大地》をトリガーすると、自分のターンを強制終了されることもある。
ほとんどの攻撃を止められるというある意味最強の壁能力を持つが、手軽にホイホイ使うと火傷する。
非常に癖が強いが、それだけに浪漫のあるカードといえるだろう。
その優秀さから再録機会にも恵まれている。
最近のコラボプラモカードでは
真っ黒にもなったとか?
派生カード
破滅の時計 ザ・ストップ R 水文明 (3) |
クリーチャー:アウトレイジMAX 3000 |
シールド・ゴー(このクリーチャーが破壊された時、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに表向きのまま加える。このクリーチャーが表向きで、シールドゾーンを離れる時、かわりに自分の墓地に置く) |
このクリーチャーを表向きにして自分のシールドゾーンに加えた時、このターンの残りをとばす。 |
「オメガ∞マックス」で登場したクロックの進化系と思しきクリーチャー。
シールド・ゴーを持ち、表向きでシールドに送られたときにターンを飛ばす能力へと変わった。
正直クロックほどここ一番の強さは無く、相手のS・トリガーで狙われると目も当てられない状態となるため使いづらさが目立つ。
本家と違い出してからバニラでない点とサポートカードの多さで使い分けたい。
終末の監視者 ジ・ウォッチ SR 水文明 (10) |
クリーチャー:アウトレイジMAX 12000 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、または攻撃する時、クリーチャーを2体まで選び、持ち主の手札に戻す。 |
相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または相手が呪文を唱えた時、ターンの残りをとばしてもよい。 |
「デュエキングパック」で登場した新たなザ・クロック。
ターンを飛ばす能力は健在だが、どちらかというと《
完全不明》に近い制圧用の効果になっている。
その《完全不明》には召喚時と攻撃時のバウンスおよび1マナ軽い点で勝るが、マナチャージやクリーチャーでも呪文でもないカードの使用、そして攻撃を止められない点で劣る。
タマシードの登場もあって制圧力の差は無視しにくいため、10マナを素早く溜めるギミックなどと併用したいところ。
登場からしばらくの間は踏み倒し手段が少ない、コストが重い割にパワーが低め、デュエマのルールの都合上ループコンボデッキには無力といった点から評価が高くなかったが、後に相性の良い《流星のガイアッシュ・カイザー》の登場によって出せるスピードが劇的に早くなり、その制圧力を遺憾なく発揮できるようになり、【アナカラージ・ウォッチ】という専用デッキが活躍するまで至った。
因みに自分のターン中にシールドブレイクによって相手の
S・トリガー獣が召喚された場合効果処理を行わせずにターンを飛ばす事ができるが、相手ターン中ならばできない。これは注釈で触れたデュエマのルールの原則によるもの。
尚、呪文の場合唱えると効果処理がほぼイコールな関係上自分のターンか相手のターンかを問わず処理を終えてからターンを飛ばす処理を行う。
終止の時計 ザ・ミュート R 水文明 (3) |
クリーチャー:マジック・アウトレイジMAX 3000 |
S・トリガー・プラス(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、このクリーチャーにP能力を与える) |
P−このクリーチャーが出た時、このターン、相手はクリーチャーで攻撃できない。 |
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる。 |
「忍邪乱武」で邪神の歴史に進出し、和風の装いとなったクロック。
クロックお馴染みのターンスキップは
そのままだと強すぎたとのことでクリーチャーで攻撃できなくするものに変更され、S・トリガー・プラスの条件が付いた。
《
超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のような既に攻撃中のクリーチャーを止めることはできないのは痛いが、ターン終了時の効果と併用できるため一長一短。
一方でパワー3000は据え置きでcipで手札交換が追加されたため、普通に出す場合の使い勝手は大きく改善している。
どちらも強みとなる部分が異なるため、デッキに合わせて使い分けることになるだろう。
因みにS・トリガー・プラス能力の攻撃制限はクリーチャーにかかる効果ではなくプレイヤーにかかる効果なのでトリガーした後にバトルゾーンに出たクリーチャーにも有効である。流石に
ダイヤモンド状態には無力だが。
卍月 ガ・リュザーク 卍 SR 闇文明 (9) |
クリーチャー:マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング 11000 |
無月の門・絶:各ターンの終わりに、自分の魔導具をバトルゾーンまたは墓地から合計6つ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら6枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。 |
相手のターンのはじめに、相手は自身のマナゾーンのカードを3枚までしかアンタップできない。 |
W・ブレイカー |
「すべて見えているぞ!」 SR 水文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー |
次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。 |
「頂上決戦!!デュエキングMAX 2023」で登場したツインパクト。上面は既存の
マスター・ドルスザクと同じカードで、下面がクロックを意識したものになっている。
呪文版クロックを試してみたがやっぱり強すぎたので、ミュートと同じくクロックの効果を攻撃抑制で再現。1ターン中の攻撃回数・ブロック回数を1度に限定する、既存のカードで言えば《六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》にS・トリガーを付けた形の呪文となっている。
相手の攻撃によってブレイクされた場合はそれ以降の攻撃はすべてシャットアウト可能。自分ターンに発動しても次の相手の攻撃を大きく制限できるのは《クロック》《ミュート》にはない利点だろう。
このカードはデュエキングMAX2023で登場した大型大会の試合がモチーフとなったカードの1つ。元ネタはDMGP7thのZweiLance氏とdotto氏による3位決定戦・第2試合の一幕で、優位に立ったZweiLance側が既に4枚公開領域に見えているクロックに気づかずに途中までクロックケアで1点ずつ刻んでいたシーン。
「全て見えているぞ!」という啖呵はいかにも相手の攻撃を全て見切った勝ち確のセリフに聞こえるが、元ネタ的には「全て見えているからそのまま殴ればあなたの勝ちだぞ!」という降伏宣言だったりする。
アニメでの活躍
「デュエル・マスターズビクトリーV3」第11話でオラクルの因子を受けて暴走し、時の流れを滅茶苦茶にして街をパニックに陥れた。
勝太とのデュエマに負けて以降は形勢を逆転するS・トリガーとして大活躍する。
だがある意味彼の真価が発揮されたのは、青砥礼二によって使用された第23話。
《無限皇 ジャッキー》の効果で山札の上から踏み倒された結果、礼二のターンをすっ飛ばした。
他のアウトレイジに平謝りする彼の姿はシュールである。
アウトレイジが地球から去った後の『
デュエル・マスターズVS』でも強力なS・トリガーとして採用されている。
水単使いである孔明が袖に隠してシールドに仕込もうと試みたが(当然反則)、
既にマナゾーンに3枚、バトルゾーンに1枚あることをべんちゃんに見抜かれたため断念した。
べんちゃんも自身のデッキに複数投入している。
. ,. -‐
'
""¨¨¨ヽ
. (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
. |i i| }! }} //|
. |l、{ j} /,,ィ//| 『おれは黒幕を出して全てのシールドを割ったと
. i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったらいつのまにかターンが終わっていた』
. |リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
. /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
. /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
. ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
. |/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
. // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
. /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ ハヤブサ丸だとかDNAスパークだとか
. / // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
. ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
._/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
我はクロック。追記・修正を強制終了させる。
- 礼二さんの回では毎度ここ一番ってとこで出てくる印象 -- 名無しさん (2014-03-05 01:17:25)
- 要するにキンクリだよなこのカード -- 名無しさん (2014-03-05 17:21:34)
- アニメで自分のターン吹っ飛ばして謝りまくってたのが印象深い -- 名無しさん (2014-03-05 21:34:14)
- アニメでこのカードが時間停止させたり、世界を加速させて終末に向わせたりしてたね -- 名無しさん (2014-03-05 22:07:43)
- イズモ戦や黒零戦で攻撃止めて勝利に献上したイケメン -- 名無しさん (2014-03-05 23:00:28)
- ストップの場合墓地ソースとか攻撃的なデッキに合う、相手の5000GTにメタ張ったり。 -- 名無しさん (2014-03-06 17:18:05)
- 自分のドローフェイズ前に場に出れば、ドローすら飛ばして相手のターンに出来る。 -- 名無しさん (2014-03-06 20:30:18)
- そんなコンボできたっけ? -- 名無しさん (2014-07-20 11:58:44)
- シャチホコの効果で行けるかも -- 名無しさん (2014-07-20 12:36:53)
- ターンの始めに~の効果で出れば何でもいける。 アンタップステップすら飛ばすので場のクリーチャーすらアンタップされない。強制効果の「無法のレイジ・エッグ」なんかと同じデッキには出来るだけ入れないようにした方が良い。 -- 名無しさん (2014-12-22 18:33:06)
- ボアロパゴス&薫風系が場にいればシノビを起点にマナから能動的に使えるのが面白い。 -- 名無しさん (2014-12-22 19:02:11)
- 墓地ソではデスゲやサインをクッションにするとGTいても使える -- 名無しさん (2015-02-12 04:07:04)
- ギャグも熱い展開もこなせる良いクリーチャーだったな -- 名無しさん (2015-03-17 10:07:13)
- 力強い声でアンドゥトロワと言ってたのもシュール -- 名無しさん (2015-05-24 14:16:10)
- 最近、某ゲームの世界にプレインズウォークして某弁護士のスタンドになった模様 -- 名無しさん (2016-01-27 00:42:01)
- これボルバル(2ターン目)の状態で出たらどうなんの? -- 名無しさん (2016-10-31 19:04:41)
- 「ターンの終わり」をすっ飛ばして相手のターンになるから強制敗北を無効化出来る -- 名無しさん (2016-10-31 19:35:15)
- シールドブレイクの裁定に関する記述が昔のままだな -- 名無しさん (2018-09-12 00:51:24)
- クロックが松崎しげるになるという事案発生 -- 名無しさん (2020-01-10 23:14:27)
最終更新:2024年09月21日 00:33