左沢線

登録日:2015/01/07 Wed 10:58:00
更新日:2024/04/08 Mon 15:13:00
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左沢線(あてらざわせん)は、北山形駅から左沢駅を結ぶ、JR東日本の鉄道路線である。
「フルーツライン左沢線」の愛称が付けられている。
*1

概要

「ひだりさわせん」では断じてない。
実は国鉄時代は起点駅が山形駅であった。
線路名称上と運行上の起点駅が異なるのは乗り入れ等によりよくある事だが、左沢線の場合は少々事情が異なり変更された理由は駅一覧で後述する。
その為、今でも国鉄時代の名残で山形駅が事実上の起点駅となっている。

運行形態

全列車が山形駅始発で、北山形駅を始発・終着とする列車はない。基本的には山形~左沢間通しの列車が中心だが、山形~寒河江間や寒河江~左沢間のみの区間列車もある。また、寒河江で増解結を行う列車もある。
ほぼ1時間1本の運転だが、寒河江~左沢間は3時間ほど運転がない時間帯がある。
また、毎年6月頃に臨時列車でトロッコ列車「さくらんぼ風っこ号」や、蒸気機関車を使用した「SLさくらんぼ号」が運転される。

車両

  • キハ101形
1993年に登場した車両。車内はロングシートで、キハ110系列では珍しい水色基調の専用塗装を纏っている。基本的に2両編成だが、山形~左沢間で朝の時間帯の上り1本・下り2本のみ最高6両編成になる。

駅一覧

山形…山形新幹線奥羽本線仙山線乗り換え。
運行上の起点駅。 山形県第一の都市である山形市の代表駅。ただ、中心街からは少し離れた位置にある。
ここから羽前千歳駅までは狭軌と標準軌の単線並列となっている。

北山形…線路名称上の起点駅。奥羽本線とはここで分岐する。
実は開業直後は奥羽本線の停車ホームが存在しない飛び地駅だった。
その為、起点駅が山形駅と定められていた。
しかし、その後に奥羽本線のホームが出来て飛び地駅問題が解消すると同時に今度は重複区間の問題が発生した。
その為、JR化後にこの駅が左沢線の起点駅となった。
東口に6つの学校、2つの神社、西口に2つの学校の最寄駅となっており、利用客も非常に多い。
一応、山形城にも行けたりする。

東金井…ここまで山形市の駅。

羽前山辺…東村山郡山辺町の中心駅で、北山形、寒河江と並んで数少ない列車交換可能駅だが無人。
駅名は「やまべ」と読むが、町の名前は「やまのべ」である。

羽前金沢…田んぼの真っ只中の駅。

羽前長崎…中山町の中心駅で有人。

南寒河江…周辺は住宅街。駅前にコンビニと新寒河江温泉があるので便利。

寒河江…左沢線内唯一の直営駅にして寒河江市の中心駅。
留置線や検修庫を擁する運行上の拠点駅。
線内では山形、北山形に次ぐ利用客を誇り、付近は寒河江温泉を始め必要最低限の店は揃っている。
2002年に南に100mほど移動した。
交換可能な最後の駅。Suica仙台エリアもここまで。

西寒河江…県立寒河江高校などの最寄り駅。寒河江駅とは1kmちょっとしか離れていない。

羽前高松…かつて江戸時代には約2800石と大身旗本並の所領をもった東北随一の古刹慈恩寺の最寄駅。

柴橋…高台にあり、見晴らしが良い。

左沢…終着駅。大江町唯一の駅。
2002年完成の帽子みたいな建物が特徴。



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最終更新:2024年04月08日 15:13
添付ファイル

*1 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha110a.jpg 日時:2016/01/03