登録日:2010/12/31(金) 13:58:30
更新日:2020/08/17 Mon 22:20:08
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コンビニ。
それは、人々の生活に潜むオアシス。
そのオアシスを守る為に、名も無き彼らは戦い続ける。
コンビニとは、コンビニエンス・ストア(Convenience Store)の略。
「便利なお店」というそのものズバリな名前の通り、年中無休、24時間営業(後述)といった非常に便利な特徴を持ち、
現代人にとて無くてはならないパートナーである。
一部地域を除き、徒歩圏内に必ず一件は存在する。
我々とコンビに!なろうと目論む店舗も。
昨今のひらがなブームに則ってこんびに!とかこん★びにとかでメディア化図ればウケが宜しいんじゃなかろうか。
【概要】
コンビニとは、年中無休、長時間で営業される小売店の事。
取り扱う商品は食料品から日用雑貨まで多岐に渡る。
小売店と侮る事なかれ、種類がやたら豊富で、夜中でも空いてる事から下手なスーパーより物が揃ったりする。
コンビニ=24時間かと思いきやの大まかな定義は以下三つ。
・『売場面積30平方メートル以上250平方メートル未満で』
・『飲食物を取り扱う』
・『営業時間が1日14時間以上のセルフサービス販売店。』
・・・あれ、結構溢れてね?近年日本では利便性=コンビニという図式のようだ。
ちなみにセブンイレブンの由来は「AM7~PM11時間での営業」というもの。
コンビニと言えば、利便性の反面量販店より少々値が張る原則定価販売が一般的だった。
しかし、スーパーの夜間営業や(shop99とかね)MOTTAINAI思想を背景に、偉い人達との間で色々頑張った結果、値下に踏み切った商品も見受けられる。
【営業形態】
定義はともかく、治安や現代人のニーズから24時間営業は事実上原則化している。
入り口付近でたむろしておられる
こんな話し方をするお兄さんとか
何者かにより出産された芳ばしさ溢れる素敵なものとか見る辺り、治安(笑)ではある。
こないだフンだし。
娯楽施設が増えた分、昔より
こんな話し方をするお兄さんは減ったらしいが、フンは残った。ふざけんな。
【主な店舗】
セブンイレブン
業界では店舗数も平均日販も頭一つ飛び出ているコンビニチェーンなだけあって都会ではコンビニといえばこれ。サービスも多い。
しかし地方では
四国には一店もなかったなど消極的。
これは、以前はセブンイレブンのブランドが圧倒的であったため、独占を防ぐために他社と協定を結んだことによる。
ただ、最近ではその四国に店舗ができるなど地方進出に積極的になりつつある。
鳥取県や
島根県に店がなかった頃も、なぜかTVCMはがっつり流していた。ナンデ?
2019年に沖縄県に進出したことで全ての都道府県での進出を完了した。
起源はアメリカの氷屋さんだが、会社が傾いたので親子関係を逆転させた。
ローソン
ファミリーマート
ぴろりろりろ~ぴろぴろぴ~
純粋な日本発のコンビニ。
印象的な音が鳴るメロディチャイムは実は個人でも購入できる。
ユニーの子会社だった"サークルKサンクス"を吸収したうえ、ブランドを消滅させてしまった張本人。
2006年に全都道府県に進出。
ミニストップ
ファーストフードや冷菓の加工販売を行っている。
イオンの子会社であり、同社のPB商品マックスバリュも販売されている。
イートイン(店内で食事ができるスペース)を導入した先駆者であり、ツーリングなどではありがたい存在。
デイリーヤマザキ/ヤマザキストア
パン屋のコンビニ。こちらもセブンイレブン同様、地方ではあまり見かけない。
ポプラ
西日本および関東北陸で展開するコンビニチェーン。本社は広島県広島市在住。
赤地に緑の木のシルエットがロゴマークで、スキーなどで田舎に行くと高確率で目にする。
弁当を買うと、レジでジャーから暖かいご飯をよそってくれる「ポプ弁」が特徴。
セイコーマート
北海道のローカルコンビニ。
だが、侮るなかれ。北海道の僻地故に大手があまり手を出さないので、地元の商店代わり(生命線)になっている面もあって地元での支持率が高い。
詳しくは
項目参照
【消えたコンビニ】
全国各地に様々なコンビニが存在するが当然競争に敗れ消えていったコンビニもある。
サンクス
全国で幅広く展開し大都市圏でも比較的多く存在したコンビニ。
末期には
ガールズ&パンツァーとコラボし劇中にも登場しているため実物は知らなくても見たことあるという人も多いと思われる。
ユニー運営によって店舗を拡大したがそのユニーがファミリーマートに買収されたためファミリーマートへと転換され消滅した。
レジ前のスナックが評判がよく、ファミリーマートになっても残してほしいとの声もあったがかなわなかった。
ホットスパー
地方ではかなり強かったコンビニ。
欧州を中心にする小売りチェーン「スパー」の国際スパー本部との提携により日本に進出してきた。
特に高知県ではこれ以外のコンビニが進出してなかったのもありホットスパー一強であった。
しかし、3大都市圏では弱かった上にホットスパー自体多くの小売会社が纏まった烏合の衆だった。
その後運営会社が店舗をすべてをココストアへと転換したたため全てココストアになり消滅。
ココストア
セブンイレブンよりも先にコンビニをオープンさせたと言われる最古のコンビニ。
東海を中心に展開していたが徐々に他社に劣勢を強いられホットスパーを展開していた会社と提携、上記のようにココストアに一本化され生き残りを図った。
しかし最終的にはファミリーマートに買収され子会社となり採算の取れる店舗はファミリーマートに、不採算店舗は閉店する形で姿を消した。
エブリワン
九州を中心に展開していたコンビニ。
店舗に厨房・パン焼き釜を備え出来立ての弁当・パンを提供することで他社との差別化を図っていた。
しかしこのコンビニもココストアと同時期にファミリーマートに買収され、ココストア同様転換or閉店という形で姿を消した。
ファミリーマート買収しすぎじゃね?
【商品】
店頭に並ぶ商品は大まかに分けると大体三種類。
『飲食料品』
弁当、ファーストフード、清涼飲料水等。
季節により
おでんや焼き芋まで並ぶ。
大量消費文明にある現代、廃棄によるロスが最も高い品目。
その額何と月あたり
50~60万にも及ぶ。
おにぎりだと一日辺り180個前後が廃棄される計算になる。
MOTTAINAI・・・
基本的にコンビニにおいて『見切り販売』が行われないのが拍車をかけるようだ。
廃棄狙いで余分に発注する聡明な方々のおかげで今日の飲食業界では『原則売れ残り廃棄』だが、ぶっちゃけ食っても死にません。
『日用雑貨』
整髪剤、 洗髪料等の水回り品、下着、化粧品、食器類、果ては防寒具や電球までちょっとした百貨店並の品揃え。
他店と比べて少々値は張るが、緊急時は重宝する。
また近藤さんと呼ばれるオーパーツもしばしば見掛けられる。
オーパーツの割に安価だが、使用には何らかの条件が必要らしい。
条件を満たさずレジに向かうと店員から『お前が?』といった具合の視線をもろに向けられる注意して欲しい。
<●> <●> <お前が?
『新聞雑誌類』
各社新聞や、ファッション雑誌や少年誌等幅広いジャンルの読み物が揃えられている。
この時、立ち読みできるかは店舗による。紐やビニールで梱包する店舗もあるからだ。
でも確かに消費者側からすれば、黄ばんだ雑誌何て買いたく無いので当然ではある。
ちなみに本のビニールや梱包、袋とじを破ったりすると器物破損です。買い取りで済めばいいですが最悪訴えられますよ!!
成人誌コーナーと隣接する棚の雑誌を立ち読みしつつ、境界線を行ったり来たりする厨房並びにおっさんはサバンナに住むハイエナのそれである。
見ていて非常に滑稽なので、暇なお友達は是非観察してみよう。
この他にもATMが設置されていたり、インターネットを使った通信販売の代理手続きや商品の受け取りや電子マネーでの支払いが出来る。
自動車税などの納税もでき、ちょっとした市役所である。
確実に客の求めるニーズや要望に答えるコンビニは、もはや我々にとって無視出来ない要素なのだ。
できればフンもどうにかして欲しかった。
【他企業間の連動企画】
ローソンの
けいおん!、
FamilyMartの
ハルヒと連動した企画は記憶に新しい。
他にもローソン×ゲオ間のクーポンやポイントカード一元化(Ponta)など、他企業間との協力しての営業は多い。
実際、ローソンに関して言えばけいおん!企画の際は多大な利益を上げただろう。
これは、企画対象商品を規定数購入すれば、それに応じた好きな景品が手に入るという物だった。
この企画で午後ティーや、普段売れ行きの好ましくなかった商品の売上はかなり上昇したという。
そうでもしなければ普段綿菓子やイチゴジャムトースト何て誰が買うのだろうか。
俺は買わされた。
何故彼等がこのような戦法をとるのか。
答えは単純。経営が厳しいからだ。
想像して欲しい。
年中無休24時間営業と言うことは、常に開店していなければならない。
それだけ、それに伴う光熱費や、夜間の賃金上乗せなどによる経費の増加が馬鹿にならないのだ。
どの企業もそうだが店員は社員採用を減らし、学生等による非正規労働者で賄われる。
結果、教育が十分な物とは言えず評判を落とし客足を減らす要因になってしまう。
それだけではない。
前述した飲食料品のロスは、トータルで見ると確実に赤字なのだ。
勿論人件費や必要経費は現状から削れない。
MOTTAINAI思想や、過剰な店舗増加も経営難に拍車をかけている。
高経費と引き換えの利便性は、確実に彼等コンビニの首を閉めているのだ。
事実近年では元々過疎化によって人手不足な田舎ほどそれが顕著に出ており、閉店するコンビニも後を絶たない。
【備考】
この様に、コンビニとは我々現代人にとって無くてはならない要素である。
確かに便利だが、日常的に利用すると出費がかさむのもまた事実。
大量消費にある現代、我々にとって真の『利便性』とは何なのか。
必要性の是非も併せ、一考する事が求められる時代なのである。
【余談】
日本で初めてのコンビニができたのは、東京都江東区の豊洲。セブンイレブンの1号店である…とされているが実際には諸説あり
上記のようにココストアは「日本のコンビニエンスストア発祥の地」の石碑を立てていたりとはっきりしない。
なおセブンイレブン1号店は当日は雨だったにもかかわらず、店内は大賑わいで、初めて売れた商品はサングラスだったという。
ちなみに、24時間営業のコンビニができたのは、福島県郡山市が初。こちらもやはりセブンイレブンだった。
青のりで有名なブリーフ&トランクスの楽曲のタイトルにもなっている。
深夜にコンビニへ出かけた女性の視点で描かれる素敵ソング。
追記、修正よろしくお願いいたします。
- ホットスパーがない件 -- 名無しさん (2013-12-30 13:48:39)
- いつ行っても俺んちの近くのローソンに一本満足バー置いてなくて僕、不満足! -- 名無しさん (2014-01-11 19:12:00)
- ファミマのTカードとローソンのPontaポイントカードは他のお店でも使用出来て便利でお得ですよね。 某スーパーが無い地域でのナナコは微妙。 -- 閲覧者 (2014-02-21 17:55:55)
- しかしTカード、11月1日から個人情報が第三者に提供(しかもデフォルトが提供、停止にヤフーIDが必要)だってさ。今日いきなり知ったよ。 -- 名無しさん (2014-10-30 20:36:50)
- コンビニ猫見てみたいよぉー -- ド田舎九州民 (2014-10-30 20:58:04)
- コンビニが無いと生きていけない体になってしまった……。引越し先はいつも徒歩10分以内にコンビニがある所を選んでるよ。治安悪いけど。 -- 名無しさん (2015-01-27 06:49:10)
- セイコーマートが入ってないだと? -- 名無しさん (2015-01-29 22:26:10)
- バンギャもよくお世話になってます… -- 名無しさん (2015-01-29 23:21:43)
- ↑途中送信しちゃった。チケット取る時世話になってるわ。 -- 名無しさん (2015-01-29 23:22:59)
- 本の立ち読みは防犯対策になるらしいけど店員からしたらやっぱり迷惑ですよね…。 -- 名無しさん (2015-01-29 23:33:26)
- 消費者からすれば天国だが労働者からすればまさに地獄…バイト初心者で3日でレジ業務全部覚えろと言われた時は泣いて辞めた。 -- 名無しさん (2015-01-29 23:56:31)
- 俺は極力コンビニに頼らない生活をしているな 分け合って一時期コンビニに全く寄らなかったんだが、そのあとにコンビニのおにぎりや弁当を食ったらゲロ吐くレベルにマズかった… -- 名無しさん (2015-05-25 17:19:46)
- ↑自分は逆だな。コンビニ弁当は滅多に食べないが、たまに食べるとおいしく感じる。もっとも、3食あれとかはとても耐えられないだろうが。 -- 名無しさん (2016-02-03 17:42:46)
- 食べ物だけ買う場合は近くにスーパーがあるなら使う事は無いな(値段高いし) -- 名無しさん (2016-09-10 20:19:04)
- 最近は20円や30円引きクーポンやボーナスポイントくれる配っているが、個人で使わないやつは微妙なんだよな -- 名無しさん (2018-10-10 13:52:36)
- 昔のミニストップはハンバーガーを、店の中で作ってイートインまで提供してたらしいな -- 名無しさん (2019-12-18 12:13:24)
- 今はもうないけどam-pmでは、冷凍した弁当を販売時にレジで解凍してた。カレーはご飯と別々に扱っていたので、弁当箱に白飯だけ詰め込んで、カレーだけを280円くらいで購入してました。 -- 名無しさん (2020-08-06 00:04:58)
最終更新:2020年08月17日 22:20