サーチマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/03/07 Sat 08:50:53
更新日:2025/06/29 Sun 20:11:34
所要時間:約 4 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無(カーソル系)。

CV:福山潤(アニメ版)


【概要】

モデルは『ロックマン8』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.061 サーチマン。
本家のような双頭ではなく、イケメン軍人のような風貌になっている。
北の大国シャーロが軍事用に開発したナビで、右手のスコープガンでどんな標的も確実にしとめる。
狙撃の腕以外に情報収集能力にも長けており、複雑なセキュリティも簡単に突破できる。
オペレーターのライカ同様、冷静沈着で感情をあまり表に出さない。
ライカと共に数多くの戦場を切り抜けてきた。

【活躍】

レッドサントーナメントのシャーロ代表として出場。
試合の前にシャーロ軍の軍事ミッションに参加する事になるが、そこに加わっていたロックマンの実力を試すためにウラインターネットで彼らを狙撃する。
それで得たデータを考慮した結果、ロックマンに勝てる確率は「99パーセント」だと導き出す。
だが試合ではロックマンが想定外の力を発揮し、それが加速度的に大きくなっていったためその結果敗北してしまう。

  • ロックマンエグゼ5
炎山の要請で、ライカと共にチームオブブルースに加わるためにはるばるシャーロから駆けつける。
だがネビュラの策略で、鯱城のサーバー暴走の罪をライカと共に着せられそうになる。
サーバー暴走の原因を調べている最中にロックマンに出くわし戦闘になるが、そこに偽サーチマン達が現れた事によって誤解も解け、それを撃退した後で正式にチームに加入した。


【主な技と強さ】

  • スコープガン
相手エリアに照準が出現し、そこに重なった相手をスコープガンで狙撃する。
対インビジ、地中、水中性能あり。

  • サテライトレイ
人工衛星を呼び出し、そこから強力なレーザーを発射する。
レーザーは地面に当たるとそこから十字に広がる。
これも対インビジ、地中、水中性能あり。

  • サーチグレネード
『4』では地面に穴を掘って潜り、そこから手榴弾を2~3個投げる。
爆発すると爆風が十字に広がる。
『5』では直接転がしてきて、爆風はクロス状に広がる。
この爆弾は破壊可能。

  • コウガクメイサイ
『5』のみ使用。
身体を風景に溶け込ませ姿を消す。
ブラインドと同じような効果なので、攻撃は普通に当てる事は可能。

  • パネルサーチ
リベレートミッション専用のブレイン技。
前方の縦10マスをサーチし、そこにあるアイテムを見つけ出しリベレートする。
トラップがある場合はそれを解除する。

銃撃や手榴弾などを使って攻撃する。
こちらの位置を正確に狙って攻撃を仕掛けてくるが、狙いが正確なだけにその場から移動してしまえば簡単に避けられる事も多い。
なので冷静に状況を把握して常にエリア内を移動していればダメージを抑えられる。だが爆風やレーザーの範囲は広いので動きすぎないように注意が必要。
攻撃を避けやすい反面、サーチマンの移動スピードも速いのでこちらの攻撃も当てづらい。
『4』ではエリア内に岩も出現するので、キャノンなどの狙撃系のチップも避けられる事がある。
なのでナビチップなどの暗転するチップや、攻撃範囲の広いチップを多めに用意していると有利に戦える。

彼のナビチップを使うと敵エリアに照準が現れ、Aボタンで止まったパネルに5連続で銃撃を行う。
敵1体しか狙えず照準を合わせるのも最初は難しいが、AとBボタン同時押しで照準を止めると相手の所持しているチップを全て破壊できる。
なのでシナリオよりも対戦で真価を発揮するチップと言える。

【本編以外の活躍】


ロックマンがシャーロ軍の中隊を壊滅に追いやったとみなし、彼を処刑するためにニホンの科学省のメインコンピューターに侵入する。
そこでロックマンと対峙し、原作以上の正確な狙撃の腕で彼を追い詰める。
後にそれがロックマンDSの仕業だと分かるとロックマン達に謝罪し、それ以降は彼らの心強い仲間になる。
ロックマンDSとの決戦では自らが所属する第13部隊を率いて現れるが、既にパワーアップしていたロックマンDSには全く歯が立たず、部隊も全滅してしまう。
共闘するうちにロックマンと絆が生まれ、彼にサーチソウルの力をもたらす。一時退却しようとしたが逃げ遅れてしまい、ブルースと一緒に闇に飲み込まれる。
その後バブルマンから受け取ったリカバリーデータを負傷したブルースに打ち込み、ロックマンDSとの最終決戦に望む。
リミッターを解除した狙撃によってロックマンDSのオーラに亀裂をおこし、反動で自らが傷つきながらもロックマンの勝利を願っていた。

AXESSから登場。
最初は任務遂行のためならどんな犠牲をも厭わない冷酷な性格*1だったが、熱斗やロックマンと出会った事でその考えを改めるようになる。ロックマン側も彼のやり方を批判したことを後に詫びている。
原作同様ライカへの忠誠心が強く彼の命令には忠実に従うが、仲間を犠牲にする作戦はたとえライカの命令であろうとも絶対に従わない。
劇中ではロックマン諸共ダークロイドのデザートマンを撃ち抜くよう命令されたものの、己が攻撃を受けようが頑として従わなかった。信念を貫き通した後、任務終了時には「どんな罰でも受けます」とライカに謝罪していた。

遠く離れた電脳空間に標的がいてもワープ弾による狙撃が可能と、こちらでも原作以上のハイスペックぶりを見ることができる。
この能力を使い、ダークチップで強化されたシャドーマンを容易くデリートした他、この作品で初めてディメンショナルコンバーターを破壊した。

出番はそれ程多くなかったが、その分要所要所で活躍している。
最終話ではサンダーマンらのアシストを受け、リーガルタワーのエネルギーコアを破壊し、地球をディメンショナルエリアから解放した。
主人公の熱斗やロックマンと並んで、実質的にレーザーマンにトドメの一撃を放ったキャラクターと言える。

更に前述のデザートマンの一件で目覚めたサーチソウルは、ロックマンもここぞという場面で活用しており、ソウルユニゾンの中でも活躍の場に一際恵まれている。

続編のStreamからはライカとのクロスフュージョンが可能になり、
本編はもちろんOPや後期ED、更に劇場版ではロックマンやブルースと並ぶ主役格として扱われている。
ブルースとは違い本家がボスキャラの一人だった事を考えると珍しい事例である。

BEAST、BEAST+にも引き続き登場している。


追記・修正はサーチマンの銃撃を回避してからお願いします。

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最終更新:2025年06月29日 20:11

*1 サーチマンをフォローしておくと「ダークチップのせいで暴徒と化した連中を救うにはデリートするしか無かった」とも語っているため、正気を失ったセキュリティナビをデリートしたのは彼なりの慈悲でもあったものと思われる