デザートマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/03/04 (水) 12:36:33
更新日:2025/05/30 Fri 10:12:58
所要時間:約 4 分で読めます






ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無。

CV:梁田清之(アニメ版)


彼の名前の「デザート」は「砂漠」を意味しており、食後の甘いおやつの事ではない。
身体全体が電脳砂という特殊な物質でできており、姿を自在に変える事が可能。
砂を盛り上げたような頭部と両手だけを地上に出しているという特異な姿をしている。
本来の姿のときは「ゾォォォォォォォ…」といった言葉しか話せないが知能が低いという事はなく、翻訳システムを使えばちゃんと会話はできる(一般ナビの姿に擬態していた時は身体が固形化されていたためか普通に会話できていた)。
歯向かうものは容赦なく流砂に飲み込む残酷さを持つ。


【活躍】

第4話でネット犯罪組織「WWW」の幹部でDNN(デンサンニュースネットワーク)のディレクター・砂山ノボルの持ちナビとして登場した。
砂山が企画したN1グランプリの予選で一般ナビにデザートメタモルフォーゼ(擬態)し、謎のネットバトラー「Q」に扮した砂山と共に出場した。
予選ではやいとのグライドを破り、セミファイナルで炎山ブルースと対戦するが苦戦。
その試合にエキサイトしすぎて砂山の制止を無視して勝手に擬態を解いた後は、デザートミラージュという技でブルースを蜃気楼の世界に引きずりこもうとするも失敗に終わる。
その後は試合を放棄して、砂山の命令でロックマンにネットバトルを挑むも敗北しデリートされた。

第8話ではワイリーによって復活させてもらいパルストランスミッションシステムにより精神データ化した砂山と共にWWW本拠地の防衛ロボを操り熱斗の前に立ち塞がる。
砂山とのフルシンクロを果たし地中からの奇襲を行いロックマンを翻弄するがガッツマンが起こした衝撃波であぶり出され、その隙にバトルオペレーションを組まれて倒され再びデリートされた。


【主な技と強さ】

  • ライオンヘッド
巨大な手をライオンの形に変形させて相手目がけて突撃させる。
バージョンが上がる毎に突撃するスピードが速くなる。

  • アリジゴク
相手エリアにアリジゴクを2つ発生させる。乗っかるとダメージ。
エグゼ4』にも似たような地形が登場するが効果は別物。

  • ヘビーサンド
手を巨大な砂の塊に変形させ、相手の頭上目がけて落下させる。


砂漠にまつわる技で攻撃してくる。
デザートマン自身は動く事はないが、両手は常に列を上下しており、並ぶとすかさずライオンヘッドに変形させて突撃させてくる。
他にも砂でできた柱を2本出現させており、その柱でデザートマン自身を守っている事も多い。なのでキャノン系は少々当てづらい。
手と柱は破壊可能で、攻撃を当てるのに邪魔になる場合はチャージショットなどで破壊するといい。
デザートマンに攻撃を当てるとすぐに地面に引っ込んでしまうため、コガラシやヨーヨーのような連続ヒット系のチップでダメージを与えるのは困難。
だが最初に水属性の攻撃を当てておけばそれによってしばらく固まってしまうので、その状態の時なら連続ヒット系の攻撃でも安定したダメージが与えられる。
またガッツマンやショックウェーブといった地面を伝って貫通する攻撃も有効。
両手を破壊しながら本体にもダメージを与えられ、手が復活するまでの間に反撃の体制を整えればいい。

しかしその性質上ロックバスターのみで敵を倒す縛りプレイで戦う場合は最悪の相手であり、倒すには攻撃を回避しつつバスターを一発ずつ当てることを繰り返す羽目になるので相当な忍耐力が必要になる。
最前列に腕がある関係でタイミングを測らないとエリアスチールも使いにくく、成功しても腕がない1マス分しか奪えない。
ただし奪えた場合はライオンヘッドを凌げるため、ケースバイケースだが。
またV3戦になると足元のパネルが全て砂パネルになり移動が遅くなってしまう。
こうなると攻撃が避けにくくなるので、フロートシューズをナビカスで組み込むかパネルリターンなどで地形を変えておくと有利に戦える。

ちなみにV2をビーチエリア1で倒すと今度は旅館にある古いテレビの電脳にV3が現れるようになる。
恐らくアナログテレビで発生する「砂嵐」という現象が関係してそこに出現するものと思われる。
もしくはオペレーターの砂山がテレビ局の関係者だったのでテレビ繋がりとも考えられる。

彼のナビチップを使うと両斜め前に手が現れ、ライオンヘッドに変形して前方に突撃させる。
基本は直進する事しかできないが、手が変形する前に「十字ボタン右上とAボタン」を同時に入力すると手前の手が右上に、「十字ボタン右下とAボタン」を同時に入力すると奥の手が右下に進むようになる。
なお、手が通過したパネルは砂パネルになる。


【それ以外の活躍】

漫画版(鷹岬版)には闇のナビを纏める「闇の四天王」の一員として現実世界のオフィシャルセンターに現れる。
原作よりも一回り大きくなっており、目元のデザインも変更されている。というか怖くなった。
センターにいたネットバトラーを全員アリジゴクに飲み込み、別の部屋で会議中だった熱斗達も始末しようとする。

壁の中を自在に移動できる強敵で、名人やパンクを飲み込もうとするが、そこに炎山とブルースが現れる。
その後はブルースの得た力「ムラマサスタイル」によってデリートされた。
これでも四天王では最弱らしいが残した爪跡は大きく、彼が壊滅させたオフィシャルセンターの復旧にはかなり時間がかかっていて、ネビュラグレイ編の冒頭まで影響は尾を引いていた。

なお、彼のオペレーターの砂山は未登場。


アニメ版ではAXESSから登場。アニメでは本来の姿でも言葉を伸ばすような口調で話すことが出来る。
ダークロイドとしてロックマンやブルースと対峙するが、徐々にダークチップの禁断症状が出始める。
最後はダークチップを求めて彷徨っていたところを炎山に捕獲され、シェードマンの指令を受けたフラッシュマンの手によってデリートされた。

Streamではアステロイドとして登場し、原作通り砂山のナビになる。
初戦では、水属性の攻撃を受けても固まらなくなるというアステロイド化によるパワーアップを見せた。…はずだが、以降の話では普通に通用してたりする。
砂山と共に様々な悪事を働くが、軌道エレベーター「ユグドラシル」での最終決戦でCFロールと戦い、ラッシュホールで外の宇宙空間に投げ出され、デリートされた。
デリートされる間際に砂山の名前を叫び、砂山もデザートマンがデリートされたことに大きなショックを受けていたので両者の信頼関係は深かったと思われる。

劇場版『ロックマンエグゼ 光と闇の遺産』では冒頭アニメにてCG化されて登場。
熱斗と『デュエルマスターズ』の勝舞の連携により撃破された。




追記・修正は流砂に飲み込まれないようにお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月30日 10:12