セレナ(遊戯王ARC-V)

登録日:2015/03/11 (水) 00:46:28
更新日:2023/10/20 Fri 19:57:48
所要時間:約 5 分で読めます







邪魔立てするなら

お前から始末する!!


セレナとは遊戯王ARC-Vの登場人物。
CV稲村優奈 ※柊柚子との二役


【概要】

メインヒロイン柊柚子と同じ顔立ちをした謎の少女。私はセレナだ。瑠璃などという名前ではない!
素良はもちろん、幼馴染の遊矢も間違えるほどに柚子とそっくりである。
そっくりなのである。髪型の違いなんて些細なのです。

柚子がストロングながらも思い遣りや優しさを備えているのに対し、
彼女は攻撃的で苛烈な性格をしている。しかし根は素直な様子。
口調もやや男性的だが一人称は「私」。
長らく軟禁されていたためか、世間ズレした言動も見られる。美少女ながらも生足がセクシーな美脚を持つ。

服装はオシリスレッドを思わせる赤いジャケットを着ており、身に着けているブレスレットは柚子とは形状が異なる。
最初こそ変装のためかアカデミアのものと思われるフード付きのトレンチコートを着ていたが自分から脱ぎ捨てて、拾いもしないままその場を立ち去ったため、それ以降着られることはなかった。
服に頓着しないセレナらしいといったところか。ランサーズに加わってから服装は赤いジャケットに白のミニスカートを着用している。


融合次元の人間で、赤馬零王の計画にとって最も重要視された特別な存在の一つであるらしく、
長年に渡り絶海の孤島であるデュエルアカデミアで軟禁状態を強いられていた。
その存在はアカデミアでも一部のメンバーを除き隠匿されているもよう。
素良は初めて彼女の画像を見た時、柚子と間違えた。

デュエルのレベルは非常に高いとされていながら零王の命令でエクシーズ次元(およびシンクロ次元?)への出撃を許されず、
他のアカデミアの戦士が次々と戦場で活躍する様に鬱憤を溜め込んでおり、本編開始の3年前に自分の力を試そうと脱走を企てている。

その際に教官たちに追い詰められていた所を、
スタンダード次元から迷い込んできた赤馬零児が見かねて助太刀し、2人で逃走するも結局は捕らえられ失敗。
より一層厳しい監視体制に置かれ、以降も何度か脱走を試みたが悉く失敗していたらしい。
ポジション的には完全に囚われのお姫様である。


舞網チャンピオンシップの裏側に置いて紫雲院素良が強制送還をされた後、
彼を倒したほどの腕前を持つ“エクシーズの残党”を倒せば零王は自分の力を認め最前線に赴けると勝手に思い、
本来なら監視役であるバレットも同様の目的を秘めていたことが幸いし、2人でアカデミアを脱走した。

スタンダード次元に来てからは手当たり次第にエクシーズ使いのデュエリストを襲撃しており、倒した相手はカードにしている。
おかげで志島北斗はLDSトリオ唯一の勝ち星を挙げていたにも関わらず二回戦開始前に襲われ、不戦敗という憂き目にあった。

再会した零児に対しては邪魔さえしなければ敵対意志はないが、
既に何人ものデュエリストに危害を加えていることから「舞網市で騒ぎを起こすなら敵とみなす」と釘を刺されていた。
一方で、真っ先に打倒零王の同志に勧誘されり、監視されながらも随所で気にかけられている場面も見受けられる。

自らの行いに対する後ろめたさや責任感は持ち合わせておらず、
力を思う存分に使う事しか頭に無いなど、柚子に比べてかなり身勝手で自己中心的な行動や振る舞いが多い。
(自分の監視役としか思っていなかったとはいえ)バレットが零児に倒された後も、気にかける素振りも見せず立ち去ろうとしている。
アカデミアの一方的な侵略を崇高な目的とし、敗者をカード化する行いの非道さも「誇り高きデュエリスト同士の戦いの結果」として考えていない。


しかし、奇妙な宿命で結ばれた柚子との邂逅によって色々な意味で転機が訪れる。


元々、必死に探し求めているエクシーズの残党を見過ごしては全くの人違いなのに、
「お前がエクシーズの残党だとはわかっている!」と自信満々に語っており、「実はアホの子では?」と指摘されていた。

だが、第46話で忍者に抱えられ尻を正面アップにしながら放せ放せと叫ぶ所謂「くっ殺」的な姿。

柚子から追手を攪乱すべく服装交換を提案されると
男性である忍者の前で全く躊躇せず服を脱ごうとし、それを止められた理由を理解していないといった具合に羞恥心ゼロ。

そして…


「家族とはデュエリストではないのか!?」


勝鬨と似た迷台詞を発言したことで、ポンコツっぷりから滲み出ていたズレた感性を決定的にしてしまい、話題を呼ぶ羽目に。

フォローすると、融合次元による侵略の被害がデュエリストの家族にも及んでいることを柚子から聞いた時の反応であり、
「非戦闘員が戦争に巻き込まれているのか?」という意味で使った言葉である(セレナは家族のほうもデュエリストだと思っていたということ)。
でも字面だけ見ると完全にデュエル脳。


また、彼女自身はアカデミアによる侵略行為の実態は知らないことが判明。
ゲスな笑いを浮かべてハンティングゲームのように人を狩るような真似は馬鹿なことであるらしく、
アカデミアのデュエリストが戦地でそんな愚かなことをする筈がないと断言している。

敗者をカード化する処遇も『正々堂々と戦った誇り高いデュエル』であることが前提で(なんやかんだで北斗戦でも正々堂々だったのだろうか)、
アカデミアがエクシーズ次元においてデュエリストの家族までも手にかけたという話を耳にした際は驚愕していた。
ネタにされている上述の迷台詞も、裏を返せば彼女の良心の証明である。


このように決して冷酷非情な戦闘狂の悪人ではなく、“異世界の柚子”に相応しく根は純真。

年頃の女の子らしからぬ恥じらいの無さやデュエル脳や天然さは、
隔絶された環境で育てられマトモな一般知識や倫理観を与えられなかった悲劇性の表れだとする声も挙がるように。

第46話で見せた素直な姿の影響はかなり大きく、これまでのイメージは一変し、
すっかり世間知らずの箱入り娘として大勢の視聴者から生温かい目で見られるようになった。

割と人の話にも耳を傾ける姿勢を見せ、出会って間もない柚子の語るアカデミアの実態に半信半疑ながらも真相を確かめようと考え行動を開始。
そして、侵略を受けた当事者である黒咲のもとへと向かい……。瑠璃!? 瑠璃なのか!? なぜ瑠璃がここに!? 逃げたのか!? 自力で脱出を…
盛大に味方化フラグが立っている

ちなみに、敵対組織の一員と見るや速攻で喧嘩売ったり、台詞回しやエースモンスターの全体攻撃能力が黒咲さんと共通している。
しかし彼女は瑠璃ではない。
ユーリの言葉を聞く限り、柚子シリーズの性格が似ているのかもしれない。

柚子が行方不明になったあとは、彼女がシンクロ次元に行ったのではないかということを聞いて彼女を助けるために向かうことを早々に決め、
更に早いところエクシーズ次元の復讐を遂げたい黒咲さんを理論的に説得したりするなど、融合次元きっての「話ができるデュエリスト」でもある。
常識以外は常識人であった。

余談だが、ランサーズの紅一点、かつED3の彼女の姿からいつの間にか彼女には「槍サーの姫」という愛称がついている。



【使用デッキ】

月光(ムーンライト)」と言う女性型の獣戦士族が中心。
主力は融合モンスター「月光舞猫姫(ムーンライト・キャット・ダンサー)」、「月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー)」。
切り札は「月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオ・ダンサー)」。

エースの融合モンスター達は相手モンスター全体に2回ずつ攻撃できるという攻撃的な効果を持つ。
基本的にこの効果を持つカードの攻撃力を上げ、一気に攻め立てる戦法をとる。脳筋だこの子

「月光蒼猫(ムーンライト・ブルー・キャット)」を多用する。
実は3年前に零児と共闘した際は「月光蒼猫」と「DDケルベロス」で、
スタッフが狙っていたのかは不明だが犬猫のコンビになっていた。

余談だが、柚子がエースカード的に『花』、セレナがカード名通り『月』。

鳥獣族を使う黒咲隼の妹である黒咲瑠璃が『鳥』だと仮定して、
過去回想で風属性・デュアルモンスターの「幸運の笛吹き」を使用してたリンが『風』だとするならば。
4人を合わせると『花鳥風月』になるのではないかという予想も……

なお、第三期EDでの遊矢シリーズと柚子シリーズのカードが並ぶ場面があるが、
現状、「柚子」「柚子」「柚子」「セレナ」と並んでいる部分は遊矢シリーズの並びに合わせた場合、
「柚子」「瑠璃」「リン」「セレナ」という順番になり、上記の「花鳥風月」説に真実味を帯びさせている。




アカデミアには崇高な目的がある

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最終更新:2023年10月20日 19:57