三木のり平

登録日:2011/08/29 Mon 19:37:33
更新日:2025/05/19 Mon 20:59:31
所要時間:約 3 分で読めます





三木のり平とは、昭和を代表する日本の喜劇役者・コメディアンである。
桃屋のアニメーションCMでお馴染み。


本名、田沼則子(たぬまただし)
東京都中央区日本橋の生まれ。
1999年、肺腫瘍のため満74才で逝去した。

昭和に活躍したコメディアン・俳優の1人。
名前の由来は
三木→作詞家の三木鶏郎
のり平→本名で舞台に出てた際、印刷業者が「子」を「平」と間違えて、プログラムに則平と印刷してしまったから。

日本大学法学部芸術学科を卒業後、コメディアンを目指し始める。
ラジオドラマと舞台を中心に活躍し、映画デビューも果たした。

その後活動の幅を広げ、ドラマや映画に出演。

「パァーッといきましょう」という流行語も生み出した。

演技力は非常に高く、役者はのり平とまで言われた程。
旅浪記に長年出演している森光子は、今でも彼を尊敬している。また、あの吉永小百合のファーストキスの相手でもある。

ちなみに人柄としては演技へのこだわりと江戸っ子気質による照れ隠し、それに加えてだいぶ気難しかったようで、インタビューや周りのエピソードからその片鱗が見て取れるので、気が向いたら探してみるとまた違う一面が見られて感慨深い。

代表作に「社長シリーズ」等があるが、今現在、氏のイメージと言えば桃屋のアニメーションCMであり、40年も出演した。
名前は知らなくても、桃屋の人と言えば伝わる程である。
彼の死後は、息子である三木のり一(現・小林のり一*1)が声を務めている。



とまぁ、ここまでは偉人としての紹介。

実はとある作品にゲスト出演した事がある。



テレビ番組「焼きたて!!25」第6回戦のサンピエール側の選手として登場。東達から「桃屋の人」と言われている。
東との接触時には、ごはんですよ!に合うパンを振る舞い、これを食べた後、作品名が「焼きたて!!ジャぱんですよ!」になる前代未聞のリアクションが起こった。
(該当エピソードが収録された単行本18巻「焼きたて!!ジャぱんですよ!」になっている)

戦いの場所である島根県十六島では、東達の一歩上を行くアイディアで海苔に合うパンを作り上げる。

のり平のパンを食べた審査員である黒柳のお…兄さんは、とんでもないリアクションをした。
なんと、劇中の絵柄が徐々に印象派となっていった。*2最終的に河内は顔がピカソ風で固定される事に…。


結果はのり平の圧勝。サンピエール側で唯一の勝者となった。
試合後、東に海苔のレシピを渡し、これからの健闘を祈り去っていった。
のり平に負けた東達だったが、清々しい気分で次の戦いに備えるのであった。


流石に原作だけの登場かと思いきや、アニメにも登場。(CV:青野武
アニメ版でのリアクションは、なんと新聞の番組欄まで変えてしまった。

諏訪原いわく、次元が違う相手だから負けても仕方ないとの事。
なお、漫画もアニメも桃屋から許可はとってあるので、著作権上問題ない。


追記・修正ですよ!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月19日 20:59

*1 2022年逝去

*2 桃屋→モネやから。