剛勇傀儡ガシガシ

登録日:2015/03/31 Tue 21:31:21
更新日:2025/06/25 Wed 16:03:11
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怒ったところで、

戦えなければ意味が無い。




概要

剛勇傀儡ガシガシとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DM-13「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」にて収録。レアリティはアンコモン。

バトルを無意味にする強烈な道連れ効果を持った多色クリーチャー。

スペック

剛勇傀儡ガシガシ UC 闇/自然文明 (3)
クリーチャー:デスパペット/ワイルド・ベジーズ 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーがバトルに負ける時、このクリーチャーを墓地に置くかわりに、そのバトルをしているクリーチャーを2体とも持ち主のマナゾーンに置く。

自然文明のマナブーストと闇文明のスレイヤーが組み合わさった結果、独特な効果となった。

ガシガシがバトルに負けたとき、ガシガシと相手クリーチャーの両方ともマナに送ってしまう。
相打ちの場合では、両クリーチャー共に負け扱いとなるので効果は適用される。

バトルにさえ持ち込めば簡単に大型獣を倒せるこの能力は強い。
しかもスレイヤーなどとは違い、マナ送りなので相手のpigなどに引っかからない点も利点。
ガシガシ自身も、マナに送られることによって多色カードをマナブースト出来ると考えられたら儲け物。
もっとも、相手のマナブーストも手伝ってしまうが、大型獣を倒せたならばあまり気にはならないか。

種族面で見てもデスパペットワイルド・ベジーズと優秀。
どちらも定期的にプッシュされることがある種族であり、比較的サポートも豊富。

だが、イマイチ使いどころが見つかりにくいカードでもあった。
大型クリーチャーを狩るならば、普通のスレイヤー持ちなどでよい。
優秀な種族を活かそうにも、種族が優秀という事は当然競争相手も多いという事でもある。
疑似スレイヤーであり、種族的にもライバルが多いこのカードはあまり注目されなかったのだった。

ところが、2011年の裁定変更によってガシガシの評価は大きく一変する。

なんと、ガシガシの能力は置換効果という扱いになった。
これによって、パワーでわずかに負けている《光器パーフェクト・マドンナ》なども除去できるように。
それどころか、モヤシ持ちや覚醒獣の解除、さらには、あのドルマゲドンX、ゼニスエターナル・Ωも潰せる。

この裁定変更で、さらなる強化に成功したのだった。
ところがこのガシガシは再録されていないため、知名度はイマイチ低い。
だが、デスパペットやワイルド・ベジーズのデッキを組むならば覚えておいて損は無い一枚かもしれない。

相性の良いカード

キサナティック・X R 水文明 (5)
呪文
バトルゾーンにあるクリーチャーを2体選び、タップする。そのクリーチャー同士をバトルさせる。

強制バトルで有名な水の除去呪文。

ガシガシと組み合わせれば、大型クリーチャーを倒せる。
何といってもこの呪文では、ガシガシを恐れる相手プレイヤーのクリーチャーを強制的に道連れに出来る。

ガシガシを安全に除去しようと思った相手の戦略を大幅に崩せるであろう。

偽りの名 ゾルゲ SR 水/火/自然文明 (8)
クリーチャー:アンノウン 8000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある他のクリーチャーを1体選んでもよい。そうした場合、その2体はバトルする。
W・ブレイカー

背景ストーリーではトップレベルの無能として知られるクリーチャー。

ゾルゲが場にいる状態でガシガシを繰り出せば、相手クリーチャーをガシガシでマナに無理やり遅れる。
呪文に近いような感覚で使えるだろう。

その動きは疑似的な《霊騎ラグマール》と言えるかもしれない。

関連カード

両断のスカルセドニー C 闇/自然文明 (3)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スレイヤー
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。

DM-26で登場した闇/自然のスピリット・クォーツ

ガシガシと似たスペックを持つ。
ガシガシでは組み合わされた能力になっているスレイヤーとマナブーストが別になっている。
そのためガシガシとは違い、バトル敗北以外の除去でもマナに行ける点が有利。

ただ、ガシガシの方がpigを発動させない点や除去方法が置換効果であるという部分がある。

剛勇秘宝ライチ・デスサンデー UC 闇/自然文明 (3)
クリーチャー:ワイルド・ベジーズ/パンドラボックス 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スレイヤー
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置いてもよい。

これもガシガシのそっくりさん。というか種族的に見ればスカルセドニーより近い存在。

ガシガシと似たスペックだが、能力的にはスカルセドニーにかなり近い。
違いとしては、マナに行く際の能力が任意となった部分。

ベジタバッタ・パンツァー VR 自然文明 (3)
NEOクリーチャー:グランセクト 3000
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
このクリーチャーがバトルする時、これがNEO進化クリーチャーなら、バトルのかわりにその2体をそれぞれの持ち主のマナゾーンに置いてもよい。

ガジガジと似たような効果を持つNEOクリーチャー。
攻撃を誘導する故にバトルを誘発しやすく、NEO進化によってすぐに相手クリーチャーに攻撃する動きが可能な点が優れている。
一方でNEO進化の状態でないと効果が使えない点や種族や文明の違いなどからガジガジとは互いに差別化出来ている。

デュエル・マスターズ プレイス

剛勇傀儡ガシガシ C 闇/自然文明 (3)
クリーチャー:デスパペット/ワイルド・ベジーズ 2000
このクリーチャーがバトルする時、バトルするクリーチャー2体をそれぞれのマナゾーンに置く。

DMPP-04 第4弾「混沌の軍勢 -REBELLION SYMPATHY-」に初収録。構築済みデッキのDMPD-05「伝説竜の凱歌」にも収録された。
バトルの勝敗に関係なく効果が発動するようになり、テキストが変化したことで置換効果でもなくなった。
このような効果の変更があるのか、レアリティはコモンに格下げされた。

なお、同じくバトルで効果を発揮する《電磁無頼アカシック・サード》を攻撃した際に、アカシック・サードはマナ送りにされた後に別のクリーチャーがバトルゾーンに出る効果を発動するという現象が確認された。
これは公式によって不具合という声明が出される事態になっている。

補足

イラストでは、様々な野菜が混ざり人形の形を作っている。イラストで見える野菜は

  • スイカ
  • カブ(白と赤)
  • ごぼう
  • ニンジン
  • とうもろこし
  • いちご
  • アスパラガス
  • ねぎ

と盛り沢山。

ここまで聞くと完全にワイルド・ベジーズの要素が強いように見えるが、イラストの雰囲気などはデスパペット。
背景ストーリー上の設定では合成獣でもある多色クリーチャーらしさを表わせているといえる。

なお、イラストレーターによると頭をかぼちゃにするのはジャック・オー・ランタンになるので止めたとのこと。
胴体部分のとうもろこしは食いかけのようになっているが、これはあばら骨を表現しようとしたらしい。
だが、イラストレーター自身はあばら骨を上手く表現できていないと語っている。
スイカ頭を欠けさせて怖さを演出する努力もしたようだが、「怖いのかわからんけど」と後に振り返っている。

フレーバーテキストもガシガシの能力を上手く表現した文章。
というか、イラストを見ると確かに戦えなさそうな容姿のクリーチャーではある。



嘆いたところで、追記・修正しなければ意味が無い。

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最終更新:2025年06月25日 16:03