スピリット・クォーツ(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/10/01 Wed 15:54:34
更新日:2024/04/03 Wed 16:31:18
所要時間:約 3 分で読めます








太陽ラゴ、3つの相反する力が不思議な生命を生むきっかけとなった。





スピリット・クォーツはデュエル・マスターズの種族である。

概要

聖拳編

闘魂編の争いに対し平和を求めた火と自然のグループ、「バーニング・ビースト」は光vs火・闇の戦争を止めるため、闇・火・自然のドラゴンを呼び起こした。それがドラゴン・ゾンビボルケーノ・ドラゴンアース・ドラゴンである。

これに対して、光は火・闇の攻撃や水の工作活動をなんとかかんとか、一部リキッド・ピープルを離反させつつ叩き返し、対ドラゴン兵器メカ・デル・ソルを起動させる。いっぽう、水も水で、サイバーロードたちは光についてしまったリキッド・ピープルたちを粛清したあと、開発中のサイバー・ムーンをロールアウトする。

光、水、そしてドラゴンがぶつかりあったとき、突如スピリット・クォーツは誕生した。この由来から多色のみで構成される特殊な種族が生まれたのであった。
実は誕生に関する経緯はしっかり解説されているものの、背景ストーリー上は何をしていたのか不明だったりする。

極神編

こちらは「スピリット・クオーツ」。だが同じ種族として扱われる。

こちらは特にストーリー性はなく、強いて言えば鉱石に魂をゴッドが吹き込んだ存在。

特徴

意思を持つ石(ギャグじゃないよ)という種族であり、見た目は美しい。
また多色しかいないため、種族の平均カードパワーは高い水準にある。
多色種族なのでどの文明にも満遍なくいる……と思いきや水、闇持ちが多く、光文明を所持しているクリーチャーはやや少なめ。

種族的特徴はほぼなく、所持している文明の特色を反映した能力を持たされている事が多い。これはディスタスになっても変わらない。
能力の幅も広く、ビートダウン向けからコントロール、果てはループコンボのパーツになるカードも存在する。
そのため種族デッキを組むよりもデッキタイプやカラーに応じたカードを選択して出張させるのがメイン。

ある意味特徴を持たないのが特徴な種族なので種族デッキは組みづらい。普通に組んでも3〜4色を超えてしまうし、方向性を定めにくいからである。
特にクイーン・メイデンデッキは進化元指定が「スピリット・クォーツ」なのでかなりの苦行。
一方ジャック・ヴァルディビートは進化元指定が「多色クリーチャー」であるため、ロスト・クルセイダーや他の多色を投入することも出来る。

2種類の異なるスピリット・クォーツながら見た目はその来歴故か非常に似ており、統一感は高い。


名前は「特徴を表した2文字熟語」+「の」+「鉱石名(もじってる場合もある)」となる。多色しかいない上多種族も例外的なものしかいないため多種族冠詞は不明だが、《魂晶 リゲル-2》の例から恐らく「魂晶」だと思われる。
進化クリーチャーは2体しかいないため、法則と言っていいのかわからないが、「永遠を意味する単語」+「トランプの絵札」で構成されている。
因みにマイナー気味の種族ながらレアリティ面では割と優遇されており、コモンからスーパーレアまで幅広く存在する。

カード紹介


「俺は勝つまでやるぞ!」
と言いたげな表情だったが、進化した。
一徹のジャスパー 水/火文明 (2)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 1000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
勝つまでやろうというにも、このパワーではクルトやラプソディくらいしか倒せない。
だが軽量かつなんどでも手札に戻るモヤシなので、都合のいい進化元になりうる。フレーバーテキスト通りの性能。
クイーン・メイデンデッキでもジャック・ヴァルディビートでもなかなか愛される。

不屈のウレックス 闇/火文明 (3)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
相手はこのクリーチャーをタップできない。
相手にタップされない、まさに「不屈」のクリーチャー。
ただしスペックは並。序盤に出しておいていいタイミングで進化するのが一番だろう。

俺に触れると、一刀両断!――両断のスカルセドニー
両断のスカルセドニー 闇/自然文明 (3)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スレイヤー
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。
相手を必ず一刀両断し、そのあと自分はマナに行くという噛み合いすぎているアタッカー。序盤の軽量アタッカーとして使ったり自爆特攻の種にしたりと自由自在。相手にとっては対処に困るだろう。

魔魂葬のサードニクス  光/闇/火文明 (5)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 1000+
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。そのターン、このクリーチャーのパワーは破壊したクリーチャー1体につき+3000され、破壊したクリーチャーの数だけシールドを追加でブレイクする。
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
サードニクスビートダウンの核。
味方を大量に食わせれば食わせるだけ強くなるうえ殴り返しを受けにくいが、パワー低下とタップキルに弱い。
おまけに肝心なところでブロックされたりもする。

しかし破壊すれば効果を発揮する《時空の守護者ジル・ワーカ》やそもそも死なない《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》などと組み合わせたり、《時空の不滅ギャラクシー》を覚醒させたりと食いあわせがいいクリーチャーと合わせることでかなりのアドを稼げる。

惨劇のアイオライト 水/闇/火文明 (3)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
素のパワーは低めの火と、そもそも高くなりようがない水・闇の3文明を併せ持つにもかかわらずなぜかハイパワーなクリーチャー。
3色の色構成もメジャーなため、マナ基盤としても優秀である。

ただし性能自体はただのバニラな上その後登場した《虚空の力 レールガン》が水・火で6000パワーをたたき出すため、闇を活かせるデッキ以外では採用は難しい。
もっとも、レールガンは逆にアイオライトを見習うべきだった。お前アウトレイジだろが…(2色の構築済みに投入されているため仕方ないが)

永刻のクイーン・メイデン 水/自然文明 (3)
進化クリーチャー:スピリット・クォーツ 6000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分のスピリット・クォーツ1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カード名を1つ選んで言う。自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それが選んだカードであれば、自分の手札に加える。それ以外のカードであれば、自分のマナゾーンに置く。
W・ブレイカー
既にコスパは優秀な3コスト進化P6000WBだが、さらにドローかマナブーストがついてくる。
だがこのカードの場合、デッキに入ってないカードを宣言しながらマナを貯めるほうが誤算が少ない。
またここで入っていないカードを宣言してブラフをかけたり、どう考えても入れないであろうカードを宣言して笑いをとったりできる。
クイーン・メイデンデッキではこの都合上早出しを心がけていきたい。

永遠のジャック・ヴァルディ 闇/火文明 (4)
進化クリーチャー:スピリット・クォーツ 7000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手の多色ではない、コスト5以下のクリーチャーを1体破壊するか、バトルゾーンにある相手の多色ではない、コスト5以下のクロスギアを1枚選んで持ち主の墓地に置く。
W・ブレイカー
クイーンの次はジャック。次はキングなんだろうかと思うかもしれないがこちらのジャックはむしろアルカ夫妻と合わせたものだろう。

焼ける範囲をコスト指定した上、クロスギアの有力なものは《超銀河剣 THE FINAL》、《至宝 オール・イエス》以外やける(カタストロフィーをデッキに投入する事例が少ないため)こと、そして4コストでWBなのが非常に強い。
除去範囲が比較的広く、自身も軽めなため多色デッキに速攻対策で積まれる他、自身をメインにした水入り3色デッキも多く見られる。


闇鎧亜ジャック・アルカディアス P 闇/火文明 (4)
クリーチャー:スピリット・クォーツ/ロスト・クルセイダー 1000
S・トリガー
スレイヤー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のコスト4以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
こいつもジャックで、ロスト・クルセイダーとの複合。4コストで指定コスト以下なら相手のカードをなんでも墓地に送れるスレイヤーで、S・トリガーまで付いている超強力カード。ちなみに、《キング・アルカディアス》と《クイーン・アルカディアス》の息子らしいが、何故か双方が持たないスピリット・クォーツを持っている。これにコマンドが付いているのは不味いと判断されたか。

結晶龍 プロタゴニスト SR 水/火文明 (4)
クリーチャー:スピリット・クォーツ・ドラゴン/美孔麗王国 5000
相手がクリーチャーを選ぶ時、自分の他のクリーチャーがバトルゾーンにあれば、このクリーチャーは選べない。
自分のターン中、1枚目のカードを引く時、かわりに自分の手札をシャッフルして山札の下に置き、その後、その手札の枚数より1枚多くカードを引く。
自分の「ビビッドロー」能力のコストを最大2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
十王篇でドラゴンになって新登場。ビビッドローを使用するデッキなら、とても心強いカードになってくれる。ちなみに、効果の中の手札シャッフルで音を出したら《シャカパチを許さぬ者 バチお先生》の効果に引っかかってしまう。


追記のアニヲタ 修正文明 (24)
クリーチャー:スピリット・クォーツ 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある立て逃げ項目をひとつ選んで追記・修正する。

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最終更新:2024年04月03日 16:31