光器エレーナ

登録日:2015/05/17 (日) 21:26:30
更新日:2023/04/29 Sat 01:48:00
所要時間:約 3 分で読めます







取捨選択。

精密に作られた動力は瞬時に判断する。

ただ、目の前の敵を倒すために。




概要

光器エレーナとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMC-12「白凰精霊(はくおうホーリー・スピリット)強化拡張パック」にて収録。レアリティはスーパーレア。

メカ・デル・ソルの中でも屈指のハズレア。

スペック

光器エレーナ SR 光文明 (6)
クリーチャー:メカ・デル・ソル 3000+
このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある光のカード1枚につき+1000される。

…光版《ボルシャック・ドラゴン》と言うような能力を持っている。

自分の墓地にある光のカード一枚に付き、エレーナのパワーは+1000される。
ボルシャック同様に勘違いされがちだが、クリーチャー以外の墓地のカードも対象となる。
そのため、呪文はもちろんクロスギアや城やD2フィールドなども一応対象には取れる。

一応酷評しておく前に、フォローしておくべき点がある。

この頃(というか今でもだが)の光デッキは、序盤に小型ブロッカーで時間を稼ぐことが多かった。
それによって、序盤から墓地にブロッカーが溜まっていく。
そしてタップ効果のある呪文でタップキルして、相手を葬る。
タップキルする際には、やはりパワーの大きいクリーチャーで殴っておきたい。

こんな感じで、光文明中心のデッキという奴は意外と墓地にカードが溜まりやすい。
エレーナの墓地の数だけパワーアップするというのも、そこら辺が考えられた物なんだろう。
こういった光文明の特色を生かそうとした発想自体は悪くないものと言える。

だが、「だからなんだよ…」と言うくらいエレーナのスペックは酷い。

まず、元々のパワーがコストに反して3000と低い。
墓地に光のカードが三枚溜まって、やっとパワー6000という標準の数値になる感じである。

しかも、パワーが上がったところでW・ブレイカーが付くとかそういうことは一切無い。
これでは攻撃力のない準バニラと言う感じである、というか下手すれば準バニラとしても性能が低い。
ボルシャックの存在を考えると、一定のパワーになった場合はW・ブレイカーを付与する効果などあっても良かったはずである。
多分そうすれば使用率は多少は上がったし、恐らく「パワー12000以上ならT・ブレイカー」でも文句を言う人は少なかった気がする。

こうなると、エレーナがパワーが上がって利点となる面は火力除去に強くなることくらいしかない。
しかし、エレーナが出せる時点で既に相手は確定除去などを飛ばしてこれるだろう。
つまり、エレーナの性能として評価できる部分が思い浮かばない。

ただし、腐ってもスーパーレアであるため評価できる面もある。
まず、スーパーレアなのでフォイル加工が美しく、イラストも独特の姿ではあるが、メカ・デル・ソルなだけあって迫力や美しさはある。
ついでにエレーナの女神像の部分をよく見てみると、おっぱいが結構大きい。
フレーバーテキストもなかなか奥深い感じの文章となっている。取捨選択をされるのはこのカード自身だろとか突っ込むのはNG

そのため、観賞用として一枚くらい確保しておいても悪くは無い…かもしれない。

関連カード

紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6)
クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をすべてのプレイヤーに見せてもよい。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。
パワーアタッカー+1000

エレーナの収録されたDMC-12とは対象のDMC-11のSR。

バルガゲイザーは登場当時から連ドラの主力として活躍し、現在でも現役級のカード。
どう考えてもエレーナとは真逆の存在であり、ここまでくるとエレーナをいじめているのかという気にすらなる。

このバルガゲイザーの存在によって、エレーナの存在は埋もれていったのであった…仮にバルガゲイザーがいなくとも、エレーナは駄目だったろうが。
一応言っておくと、バルガゲイザーも所持種族が忘れ去られるなど完全に良いことばかりではないので、互いに苦労していると言えなくもない。

補足

  • このカードが収録されたDMC-12は、DMC-10用の強化パックとして、DMC-11と同時発売された。
    ただ、目玉カードがエレーナという時点でこのパックがどういう評価をされていたのかは察してほしい…。
    他の4枚も決して弱いカードとは言わないが、あまり需要のあるカードではなかったというのも悲しい。
    光器サーシャ》以外はアルトアートであるという面はあったが。
    全体的に豪華だったDMC-11と比べ、DMC-12はコレクター向けと称されるくらい目立たないパックとなってしまった…。

  • DMC-11とDMC-12ではイラストが描かれたパズルカードが封入されるのだが、こちらではエレーナがバルガゲイザーと激突を迎えるシーンが描かれている。このイラストがエレーナの一番輝いた瞬間かも
    イラストの構図がバルガゲイザーの視点となっている作りから、絵のメインがエレーナとなっていて全体図が拝める。
    実はシークレットのイラストも存在し、そこでは女性像が黄金に輝いて髪の毛が逆立つというまさかの変身形態が登場している

  • デュエル・マスターズ プレイス』に登場する女性キャラクター・光の守護者 エレナの元ネタではないかという説が存在する。
    エレナはメカ・デル・ソルの所属文明である光文明の使い手である点などもエレーナを連想させるが、容姿にはエレーナを参考にしたと言えるような点は特に見当たらない。ただし、エレナはかなりの巨乳なのでその点では共通点があると言えるか
    まあ「エレナ」という名前自体は珍しくもないし、公式で明言されている訳ではないので「かもしれない」程度の認識で留めておくことが良いだろう。
    一部ファンからはデュエプレへエレーナが登場してエレナが使う構図が期待されているが、現時点ではエレーナは登場していない。仮に登場する場合はスペックの変更が行われる可能性は高いだろう。






追記修正。精密に作られた項目は瞬時に判断する。ただ、目の前の間違いを直すために。

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最終更新:2023年04月29日 01:48