ロスト・クルセイダー(デュエル・マスターズ)

登録日:2015/06/21 Sun 00:12:23
更新日:2024/04/29 Mon 21:42:55
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神に叛きし者達の王と、神のしもべ。二つの相反する存在が今ひとつになる!


ロスト・クルセイダーはデュエル・マスターズの種族である。

概要

極神編で登場した多色種族。
ゴッドが混沌とした世界を作りなおすために世界の一部を切り取って作ったと言われる神の使者。

一見特殊種族にも見える設定をもつが単独所持者のほうが多く、基本的にはスピリット・クォーツ同様通常種族である。
3文明や5文明のクリーチャーも存在するが基本は2文明。
0〜1文明および4文明のクリーチャーは存在していない*1
単種族持ちでは「鎧亜の○○〜」、多種族持ちまたは進化では「○鎧亜」が冠詞となる。

DM-24に収録されているものは
「ロスト・プリズム(バトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。それが多色カードであれば、手札に加える)」
を持つ。

極神編以降ゴッドが登場したものの、それぞれ
という都合上、ロスト・クルセイダーが出る場面はなく、出番だけでは不遇にも見える種族。
一度だけエピソード1再登場しているが、このシリーズには神は存在していない。
エイリアンが多色設定故に登場したのだろう。

…しかし、多色故に多くの文明サポートを受けられ、そしてパワーも高くなっている(極神編は特にパワーインフレも乗っかってきているため余計に)彼らが
出番の意味において不遇ということはまったくなく、プレミアム殿堂に《聖鎧亜キング・アルカディアス》を、
殿堂入りには《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》《鎧亜戦隊ディス・マジシャン》を擁するほどの種族でもある。
特にキリューとマジシャンは2シーズンにわたって、似たようなデッキの中核となったために規制を食らったということもあり、
ロスト・クルセイダーの知名度は若干上昇している…はず。

代表的なカード

聖鎧亜キング・アルカディアス 光/闇文明 (7)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/ロスト・クルセイダー 9000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分の多色クリーチャー1体の上に置く。
W・ブレイカー
相手は、多色以外のクリーチャーをバトルゾーンに出す時、バトルゾーンに出すかわりに墓地に置く。
多色一体とゆるい進化条件に反して、相手の単色を盛大にメタっていくとんでもない王。
というかゴッドには単色クリーチャーもいるのに上司を思いっきりメタってませんかねこいつ。

呪文をメタるクイーンと合わせて「夫妻ロック」と呼ばれるロックを掛けることができ、
その影響力はもはや手が付けられない。
それでいて自分には被害がないという暴れっぷりから、プレミアム殿堂になった。
多色ではあるが数少ない光のプレミアム殿堂でもある(光の単色でプレミアム殿堂が存在しないのだが)。

鎧亜(がいあ)の凄技(せいぎ)ジョゼ・ウィルバート 光/水/火文明 (6)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーが攻撃する時、相手プレイヤーとジャンケンで勝敗を決める。自分が勝った場合、そのターン、このクリーチャーは「T・ブレイカー」を得る。
このクリーチャーが破壊される時、相手プレイヤーとジャンケンで勝敗を決める。自分が勝った場合、このクリーチャーを墓地に置くかわりに手札に戻す。
デュエマ恒例のハズレスーパーレア。
ビートで使いたいところだがビートでは不安定さがあり、コントロールにはハナから向いてない。
そもそもガチンコ・ジャッジのように山札操作してなんとかなるわけではなく、「ジャンケン」。
この色数ならじゃんけんしなくてもいい気がするのだが…
一応他のジャンケンカードと組み合わせることで多少優位にたつことは可能。

鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス 闇/火/自然文明 (5)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー 1000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を得る。そのターン中、それらのクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。
cipで全体にSAとスレイヤーを与え、更に破壊置換効果で自軍クリーチャーをマナにおける。
自身のパワーが1000ではあるが、十二分なスペックと言えるだろう。呪文感覚で使えばいい。
マナ拘束は気になるところであり、かつては面白い効果を持つ出せたらいいなな三色基盤だった。

…だが、《神聖麒 シューゲイザー》の登場で、シューゲイザーで踏み倒せる「コスト5」であることも相まって一気に採用率が急上昇。
自軍クリーチャーを一度にSA化してワンショットキルという【手芸ワンショット】のキーカードになったことで、タカラトミーから目をつけられ、
あえなく殿堂入りしてしまう。その後も《邪帝斧 ボアロアックス》の登場から、自然デッキでは《龍覇 サソリス》、
5cデッキでは《龍覇 イメン=ブーゴ》との組み合わせでキリューが出せてしまうために、今後も殿堂入り解除は見込めないだろう。

……と思っていたら王来MAXに突入し待望の殿堂解除。

鎧亜戦隊ディス・マジシャン 闇/自然文明 (5)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー/エイリアン 4000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
スペース・チャージ:闇/自然
SC-闇:クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。
SC-自然:このターン中、次に召喚するクリーチャーのコストを最大2少なくする。ただし、コストは1より少なくならない。
闇の能力で墓地回収、自然の能力でコスト軽減。両方の色のマナを置ければ最強といえるが、多色カードはアンタップインしてしまう。
まあ、どちらかだけでもマナ置くだけで使えるので強いのだが。

《薫風妖精コートニー》などの薫風効果持ちを採用していれば単色で同じ効果が発動できる。
この状態で《霞み妖精ジャスミン》を召喚すると、ジャスミンを回収してマナブーストして、自然効果でその1マナで
ジャスミンを再召喚というループが可能となる。

…《龍覇 イメン=ブーゴ》がいるときにこれでマナを伸ばしてボアロアックスの効果でマナに落ちたクリーチャーを踏み倒すという
おっそろしいループの核になった。自身がボアロで出せるコスト域であることといい、もはや規制は免れない状況にあったといえる。

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最終更新:2024年04月29日 21:42

*1 もっとも前者は設定上ありえないし、後者はデュエル・マスターズのゲーム性の都合上出しづらいだろう