神聖騎 オルタナティブ

登録日:2015/07/02 Thu 21:57:01
更新日:2024/04/05 Fri 18:31:24
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そのオラクリオンは、逆らう者へ罰を与える。



概要

神聖騎 オルタナティブとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMD-10「1stデッキ オラクル・ダッシュ」にて収録された。

初めて世に姿を見せた、オラクルが作り出した神であるオラクリオン

スペック

神聖騎 オルタナティブ P 無色 (7)
クリーチャー:オラクリオン 7000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。バトルゾーンに自分の《策士のイザナイ ゾロスター》があれば、その選んだクリーチャーを破壊する。《策士のイザナイ ゾロスター》がなければ、そのターン、そのクリーチャーのパワーは-6000される。
W・ブレイカー

特定条件で効果が変わるcipを持ち、相手のクリーチャーを1体選択する。
その時、バトルゾーンに自分の《策士のイザナイ ゾロスター》がいるなら選んだクリーチャーを破壊。
いない場合は、ターンの終わりまで選んだクリーチャーのパワーを-6000と大幅に低下させる。

どちらの効果を選択することになろうが、基本的に強いのが評価点。

収録されたデッキ的には、高確率でゾロスターで呼び出すことになる。
そのため、確定除去を発動できる確率は普通に高い。

ゾロスターが場にいない状態で出す場合でも、この大きなパワー低下効果は大変役に立つ。
-6000と言う数値ならば、ある程度のクリーチャーを除去することは難しくない。

ちなみに、ゾロスターによる確定除去だと、絶対に除去するクリーチャーを選ばねばならない。
そのため、下手すればpig持ちなどにその除去能力を逆利用されるようなパターンも。
また《光器パーフェクト・マドンナ》などの存在もあるので、場合によってはパワー低下の方が役に立つパターンも多い。

オルタナティブの強みはゼロ文明という所にもあり、効果がゾロスターがいなくとも十分に機能するが故にデッキの文明色などに左右されにくい。
つまり、確実な除去が少ない水や光のデッキに投入するという戦略も考えられる。
コストも軽くは無いが、自然の入っていないデッキでも召喚自体が多大な負担にはならない。

そのため、多くのデッキでオールラウンダーなカードとして働けるパフォーマンスを持つ。
しかし、同時に発売された構築済みデッキの目玉が《百万超邪 クロスファイア》だったことで印象が少し薄い。
オラクリオンという種族自体も、少数ながら超強力なカードがあったことも印象が薄くなっている原因だろう。

だが、オルタナティブもオラクリオンらしい安定した強さを誇るカードである。

相性の良いカード

策士のイザナイ ゾロスター P 光/闇文明 (5)
クリーチャー:オラクル 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
自分のターンの終わりに、自分の他のタップされているクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►自分の山札を見る。その中から、コスト7以下の無色クリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
►コスト7以下の無色クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。

みんな大好きな、オラクルのイザナイ。

オルテナティブは、ゾロスターが場にいることで確定除去を放てる。
基本的にオルタナティブは、ゾロスターの踏み倒しで場に呼ばれることとなる。
収録されたDMD-10のデッキコンセプト的にも、そのような動きになるのは当然とも言える。

ただし、確定除去が強制となる点に関しては注意。
ゾロスターが場にいるからと言って、オルタナティブを踏み倒す前にまず相手の場を見よう。

ちなみに、このゾロスターもアニメではオルタナティブを使用している。
主人公の勝太のクリーチャーを除去するなど、結構な活躍をさせた。

なお、アニメのオルタナティブは何故か人を紙のようにペラペラにさせる力があった。

神聖斬 アシッド ≡V≡ 無色 (7)
クリーチャー:オラクリオン 6000
ブロッカー
自分のターンの終わりに、タップしている自分のクリーチャーを2体まで破壊してもよい。そうした場合、自分の山札を見る。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト7以下の無色クリーチャーを1体、自分の手札または山札からバトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
相手のターン中に、相手がバトルゾーンにある自分のクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーを選ぶことはできない。(ただし、このクリーチャーを攻撃してもよい)
W・ブレイカー

背景ストーリーで不遇ともされたオラクリオンを救うかのごとく環境で活躍したカード。

このアシッドの能力によって、オルタナティブを踏み倒すことができる。
ゾロスターでの踏み倒しと違い、確定除去へと効果を変更できないがパワー低下効果でも十分。

普通に使えば、オルタナティブ+他の無色コスト7クリーチャーと言うような踏み倒し方法になる。
だが、オルタナティブを二体を同時に踏み倒すような方法も可能。
相手のクリーチャー一体に対してパワーを12000も低下させることも出来る。
オルタナティブ一枚のパワー低下でも完全に除去できないクリーチャーがいるなら、挑戦してみるのも悪くは無い。

もちろん、オルタナティブのパワー低下を一体に集中させずに複数体の除去を狙うことも良いだろう。

デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-20「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨- 」にて収録。
スペックの変更は行われなかったがレアリティが設定されており、何と低レアのアンコモンとなっている。
事実上のライバルポジションのクロスファイアがTCG版での再録時に与えられたスーパーレアのレアリティをそのまま持ち越したことを考えるとかなりの格差。
まあカードパワー的には弱い訳ではないと言っても環境の速度的にはアンコモンでも妥当な設定なのも悲しいところだが…。

ところが、低レアリティにはされたがイラストはそのままであるため、アンコモンでありながらもイラストはスーパーレア仕様なのが妙な存在感を放つのに貢献はしている。

補足

オルタナティブの存在が明かされた際に、イラストが結構な話題となった。
イラストの下半身中央部に見える龍のイラストがリンクした際の《創聖神 EVE》と《蒼世神 ADAM》、つまり創世神にそっくりなのだ。
ついでに、イラストレーターも同じ人である。

そのためオラクルという種族の全貌が明らかになっていなかった際に、過去のゴッドとの関係性が疑われた。
しかし、オラクル教団は後にゴッド・ノヴァという新たなゴッドを抱えていたことが判明する。
このゴッド・ノヴァは、ゴッドがオラクルの新たな神として復活させられたという設定の種族のため、オルタナティブも、作り上げられた際に過去のゴッドの存在が意識されていた可能性はある。
その場合、よくオラクル教団も一万年以上昔のゴッドの姿を知っていたなという話にもなるが…。

なお、ゴッド・ノヴァの登場以降は過去のゴッドのデザインに似たオラクリオンは少なくなっている。





追記・修正は、オラクリオンを召喚してからお願いします。

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最終更新:2024年04月05日 18:31