衛宮矩賢

登録日:2012/09/13(木) 17:16:31
更新日:2023/07/19 Wed 14:30:40
所要時間:約 4 分で読めます




「ああ、切嗣、無事だったか。本当に良かった……」










Fate/Zeroの登場人物。
CV.千葉一伸







読みは「えみや のりかた」。
衛宮家四代目の魔術師であり衛宮切嗣の父親。
切嗣が「ケリィ」と呼ばれることからファンに「ノリィ」と呼ばれたり呼ばれなかったり。

4代にして魔術協会から封印指定される域にまで、体内・小因果の時間操作に特化した家伝の魔術を昇華させた天才魔術師。
封印指定を受けたことで魔術協会や封印指定の執行者に狙われており、息子の切嗣を連れて世界各地を逃げながら研究を行なっていた。
なお、妻は切嗣を産んですぐに魔術協会の追手に殺されて失っている。

ある時潜伏先のアリマゴ島で彼の作った試薬で切嗣の想い人であった少女シャーレイが死徒化し、
聖堂教会及びそれにより露見した矩賢の存在から魔術協会の介入を招いてしまい島民が皆殺しにされてしまう。
島を脱出し研究を続けようとしていたが、被害が再び起こることを阻止するために息子の切嗣により射殺された。



正義を憎み呪う切嗣の在り方を決める要因になったトラウマ2号。
自分の作った試薬が作った惨劇への悔恨や慙愧はなかったりと冷徹な面を持つ。
もっとも魔術師はよっぽどの変わり者以外は大なり小なり誰もが非人間的な冷徹さを持つものだが。

ただしアリマゴ島で起きたことは完全な事故であり、矩賢の本意ではない。
「危険だから決して触るな」と言っておいた試薬を、助手代わりとなっていたシャーレイが好奇心から勝手に飲んでしまったことから悲劇が起きた。

死徒化の研究に手を出したのも、彼の目指す根源到達方法である「極小にした結界内での時間加速による宇宙終焉の観測」の完成には長い時間がかかるため、
仕方なく研究を始めた物。
「吸血衝動を抑えられない死徒化など失敗」と言い切るなど、あくまで寿命の問題の解決のためだけのもので、
島で起きたグール化の感染拡大のような惨劇は望んでおらず、自分が完成できなかった時は自分ではなく息子が使うことも念頭に置いていた。

息子に関しても、息子が無事に帰ってきた際には安堵のあまり駆け寄って抱きしめたり、
息子が帰ってくることを信じて、いつ結界が破られるかわからない状況の中待ち続けたりと普段は無愛想ながら愛情は深かった。
父親が心底のド外道ならまだ救いはあったかもしれないが、そうでなかったことを実感していたために切嗣はより苦しんでしまった。
切嗣は父親を惨劇の再来を防ぐために殺したが、
ナタリア・カミンスキーと共に世界を見ていく中で父親が原因で起きた程度の惨劇など世界では日常茶飯事のように起きている事実を知ってしまう。
愛する父親を殺したことが、あまりにも些細な処置に過ぎなかったことを知った切嗣は、
父の死を意味のあるものにするために教会の規範から外れた魔術師を狩る「魔術師殺し」への道を進み始めることになる。














「飲むなよ! 絶対に飲むなよ!」

「私、証明したかっただけなの…先生のお笑いセンスを……!」










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最終更新:2023年07月19日 14:30